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2023.06.09鉄道JR東日本 上野、秋葉原、新宿駅に大型サイネージ整備へ など【今週の交通新聞より】

2023年6月5日~6月9日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR首都圏本部 「上野駅開業140周年」イベントの詳細発表
・ジェイアール東海パッセンジャーズ 東海道新幹線700系中古座席を販売
・JR北海道 「えきねっと」をPR 松本選手起用のプロモ第2弾
・JR東海 リニア・鉄道館 夏のイベント 「こどもパスポート」特別開館日設定
・JR東日本 上野、秋葉原、新宿駅に大型サイネージ整備へ

6月5日 月曜日

JR首都圏本部 「上野駅開業140周年」イベントの詳細発表


交通新聞


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7月28日、上野駅開業140周年

12系客車で団臨、縁日など

JR東日本首都圏本部は1日、7月28日に開業140周年を迎える上野駅の記念イベントの詳細を発表した。「昭和レトロ」をコンセプトに開業日に12系客車を使用した団体臨時列車を運転するほか、同駅社員考案のオリジナルグッズ販売やアトレ上野との縁日イベントなどを実施し、同駅の魅力を発信する。

団臨「上野駅・高崎線開業140周年記念号」は、昭和40年代から運行されていた12系客車をEF64形電気機関車がけん引。入社5年目の同駅社員がデザインしたヘッドマークを装着し、同日開業の浦和、上尾、鴻巣、熊谷を経由して高崎を目指す。出発前には木製改札からの入場や出発式、見送り、同駅社員考案のノベルティーを配布する。

上野発11時30分ごろ、高崎着14時32分ごろ。具材から掛け紙デザインまで駅社員が考案したオリジナル記念弁当付き。1人3万8000円、2人参加は1人当たり3万3000円など。企画・実施はJR東日本びゅうツーリズム&セールス(VTS)。あす6日12時から駅たびコンシェルジュ上野またはVTSの「日本の旅、鉄道の旅」ウェブサイトで販売を開始する。

また、出発前にノベルティー配布などを行う140周年記念の「カシオペア紀行」(8月18日運転)は、今月20日13時から専用ウェブサイトで発売する。

オリジナルグッズは、アクリルキーホルダーや定規、マグネットシートなど。第1弾は7月1日、第2弾は同28日から、上野駅の一部のニューデイズ、ニューデイズキオスクで取り扱う。

中央改札外グランドコンコースでは7月29、30日に「パンダと電車の縁日~2023夏~」を開催。アトレ上野で当日2000円以上購入したレシートを提示すると、マジックハンドを使用した「つかみ取りゲーム」などが楽しめる。同24~28日は鉄道グッズ販売会を行う。

このほか、同日開業の王子、浦和、上尾、鴻巣、熊谷の各駅とコラボレーションした駅名標キーホルダーの6駅限定カプセルトイ(500円)を7月1日から6駅で発売する。


6月6日 火曜日

ジェイアール東海パッセンジャーズ 東海道新幹線700系中古座席を販売


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ジェイアール東海パッセンジャーズ(JRCP)は、2020年3月に引退した東海道新幹線700系の中古座席を抽選で販売する。引退後、屋内の訓練などで使用されていた18台を用意した。

内訳は、普通車2列座席5台(1台8万円)、同3列座席5台(9万円)、グリーン車2列 座席7台(10万円)、同座席で背面下部が一部破損している1台(9万円)。

申し込みはウェブ上のチケット販売サービス「ライブポケット」へ。締め切りは12日23時59分。18歳以上限定。


6月7日 水曜日

JR北海道 「えきねっと」をPR 松本選手起用のプロモ第2弾


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JR北海道は今月から、「えきねっと」のサービス内容やメリットを紹介するプロモーション「えきねっとでゴー!」を展開している。プロ野球・北海道日本ハムファイターズの松本剛外野手を起用したプロモーションの第2弾。ポスター掲出や特設ウェブサイト開設、サイン入りユニホームなどが当たるプレゼントキャンペーンを企画する。8月31日まで。

プレゼントキャンペーンでは、期間中にえきねっとに登録した道内在住の新規会員を対象に、抽選で555人にQUOカードPayを贈る。内訳は1000円相当が200人、500円相当が355人。

松本選手のサイン入りユニホーム(5人)、ボール(10人)の抽選については、既存会員も含めた道内在住者の全会員が対象。期間中にえきねっとで5000円以上のきっぷを予約して利用した予約番号一つにつき1回応募できる。商品の選択はできず、QUOカードPay500円相当(40人)も当たる。



JR北海道は、えきねっと会員向け商品「とかち『お先にトクだ値』(乗車券つき)」について、今月30日までだった設定期間を9月30日(乗車日)まで延長した。

特急「とかち」(札幌―帯広間)の普通車指定席が55%引き、グリーン車指定席が25%引きで利用できる割安商品。乗車日13日前の1時50分まで取り扱う。「えきねっと事前受付」にも対応する。


6月8日 木曜日

JR東海 リニア・鉄道館 夏のイベント 「こどもパスポート」特別開館日設定


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JR東海のリニア・鉄道館(名古屋市)は今月から8月にかけて、夏のイベントを開催する。技術展示「列車用トイレのひみつ」と「THE こどもパスポート DAY」を初開催するほか、特別イベントやガイドツアー、親子向け体験など超電導リニアや鉄道、バスに関する企画を豊富に用意した。

技術展示は、独特な音とともに動作する東海道新幹線のトイレが搭載された歴史や、家庭用とは異なる仕組みを写真や展示物で紹介する。来年6月10日まで。

休館日の8月29日に開催する「こどもパスポート DAY」は、同パスポートを持つ子どもと同伴者のみが特別に入館できる。普段は座ることができない0系、100系新幹線の食堂車の座席で車内販売のアイスクリーム(340円)が食べられるほか、「ドクターイエロー」(922形新幹線電気軌道総合試験車)の運転台を特別公開。在来線運転シミュレーターを無料開放する。

7月26日~8月7日には「プラレールフェスティバル」を開催。体験型のプラレールジオラマ展示に加え、同5、6日は「レール博士」と一緒に名古屋近郊の線路を組み立てるイベントを行う。

特別イベントでは、館長による同館開設の経緯と取り組みについての講演(今月17日)をはじめ、子ども向けに現役運転士による「在来線シミュレータ運転教室」(7月24日)、経験者による新幹線車内販売の仕事紹介と模擬販売体験(8月24日)を企画した。

ガイドツアーは、スタッフによる見どころ紹介(今月10、17、24日、7月1、8、9、15、22日)、企画展に合わせた「国鉄バスガイドツアー」(今月10、24日)、「切符の歴史を体験しよう!」(7月1、8、9、15、17、22日)、同社のSDGs(持続可能な開発目標)の取り組み解説(同29、30日)、「ドクターイエロー運転台潜入ツアー!」(8月26、27日)がある。

親子向けワークショップは、「超電導リニアの模型をつくって、うかせよう!」(今月11、25日)、「オリジナルバッジをつくろう!」(今月18日、7月2日、8月13日)、交通新聞社協力の「『JR時刻表』の読みかた、楽しみかた」(7月16、23日)、「ミニジオラマをつくろう!」(8月19、20日)を開催する。

このほか、実写映像の在来線運転シミュレーター(今月9~30日の平日)、「TOICAのひよこ」のクイズラリー(8月10、11、14~18日)、子ども向けの鉄道模型運転体験(8月12日)、在来線乗務員の仕事紹介(8月21、25日)を実施する。

さらにミュージアムショップでは、昨年、国の重要文化財に指定された国鉄バス第1号車の館内限定グッズを販売している。

休館は火曜日(祝日の場合は翌日)。8月15日は開館する。


6月9日 金曜日

JR東日本 上野、秋葉原、新宿駅に大型サイネージ整備へ


交通新聞

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発見・体験・交流の場 創出

JR東日本は6日、上野、秋葉原、新宿の3駅に今冬から順次、大規模サイネージを整備すると発表した。サイネージが提供する魅力ある映像と、それに連動したさまざまなコンテンツが体験可能な、駅ならではの「没入」できる「イマーシブなメディア空間」を創出する。リアルな空間で、デジタルと融合した新たな発見・体験・交流の場を創出することで、駅の価値増幅を図る。

上野駅には今冬、広小路口駅前広場に立体感ある映像放映が可能な大型曲面サイネージ(約50平方㍍)と、イベントスペース(約140平方㍍)を整備。立体的なコンテンツ放映と連動した参加型イベント展開やオブジェ設置など、広場で一体的な体験を演出する。

さらに、13番線に来年春、ホーム形状や高架下の細長い空間を生かして、プロジェクターなどによる映像が表現できる約100㍍の壁面「PLATFORM13」を整備。JR東日本が推進する「Yamanote Line Museum」の一環として、アートプラットフォームとしても活用していく。

秋葉原駅は来春、中央改札外に大型サイネージ(約60平方㍍)と商業空間が一体となった駅型ショールーミングスペース(約150平方㍍)を開業する。同スペースでは、連動した商品やサービス、XR(クロスリアリティー)などを体験・購入できる。バックヤードには軽飲食用の簡易厨房(ちゅうぼう)設備なども持ち込み可能。

新宿駅は来春、南コンコースを改装予定。南改札脇の店舗上部に長さ約60㍍の天井ロングサイネージを整備するほか、48面の柱サイネージや7番・8番線ホームとつなぐエスカレーター付近に大型3面サイネージ(約55平方㍍)を設置する。三つの特徴あるサイネージによるコンテンツ放映とともに、各種イベントやキャンペーンなどと連動した展開を行うことで、空間全体でダイナミックな情報発信を可能とする。

整備する3駅については、東京都のキャップ&トレード制度などを活用して、年間550㌧の二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにした「ゼロカーボンメディア」として運用。また、上野駅ではエキナカ商業施設「エキュート上野」の改装、秋葉原駅ではエキュートの新規開業を予定しており、新宿駅を含めた各駅でリアルとオンラインの融合サービスを拡大し、グループ経営ビジョン「変革2027」に掲げる「心豊かな生活」の実現を目指す。

同日の定例会見で深澤祐二社長は「交通広告の新しい形として、サイネージとショールーミングの体験を組み合わせる。従来、交通広告に接点がなかったクライアントとの接点もできるのではないか」と期待を寄せた。



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鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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