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2023.06.16鉄道JR東日本 東京駅グランルーフ2階を「GRANROOF GARDEN」としてリニューアルオープン など【今週の交通新聞より】

2023年6月12日~6月16日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR四国 「アンパンマン列車」累計利用者100万人に
・JR盛岡支社 「SL銀河」ラストラン
・JR東海 「南紀」キャンペーン第2弾 新型車両「HC85系」運転開始で7月から
・JR北海道 「富良野・美瑛ノロッコ」運転開始 9月下旬まで
・JR東日本 東京駅グランルーフ2階を「GRANROOF GARDEN」としてリニューアルオープン

6月12日 月曜日

JR四国 「アンパンマン列車」累計利用者100万人に


交通新聞

〝お祝い企画〟多彩に

 ゆうゆうアンパンマンカー 京都鉄博展示など

JR四国が2000年10月から管内各線区で設定している「アンパンマン列車」で、累計利用者が14日に延べ100万人を達成する見込みとなった。同社ではこれを記念して、同日から9月30日まで各種記念事業を展開。同事業の一環として今月29日~7月11日に「ゆうゆうアンパンマンカー」(キロハ186形)を京都鉄道博物館(京都市)に特別展示する。

アンパンマン列車は2000年10月、土讃線で2000系特急気動車(4両1編成)が登場したのが最初。現在は「土讃線あかいアンパンマン列車」「同きいろいアンパンマン列車」「予讃線8000系アンパンマン列車」「同宇和海アンパンマン列車」「ゆうゆうアンパンマンカー」「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」の合計21両が活躍している。

記念事業では今月14日、土讃線高知駅で記念出発式を開催。同日~18日には、「予讃線8000系アンパンマン列車」「土讃線あかい・きいろいアンパンマン列車」の「アンパンマンシート」を利用、または「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」に乗車した子どもにアンパンマングッズを進呈する。

このほか、高知駅階段ラッピングのデザイン変更、主要駅でのぼり設置、同社グループ全従業員(一部を除く)の記念ネームプレート着用、旅行商品設定などを行う。

キャンペーン期間中、同社グループの四国キヨスク、JR四国ステーション開発では、対象商品購入者に「オリジナル缶マグ」を1個進呈。JRホテルクレメント高松(高松市)では「アンパンマンルーム」宿泊者にドリンクチケットを配布する。

京都鉄博での「ゆうゆうアンパンマンカー」特別展示は、JR西日本と同館が協力。リクライニングシートとプレイルームがある車内を見学できるほか、車両前に設置するステージやアンパンマンシートでの記念撮影、関連展示などが楽しめる。

期間中の今月30日~7月2日と同7~9日は、会場内の臨時売店で水筒付き「アンパンマン弁当」(1250円)、「げんき100ばい!アンパンマン弁当」(1350円)を各日50個限定販売。玩具、雑貨なども取り扱う。弁当の事前予約はJR四国ステーション開発=電話087(851)7710=へ。


6月13日 火曜日

JR盛岡支社 「SL銀河」ラストラン


交通新聞

花巻-釜石間、ナイトクルーズも 各駅で別れ惜しむ

JR東日本盛岡支社は11日、東日本大震災からの復興の象徴として2014年4月にデビューした釜石線の〝のってたのしい列車〟「SL銀河」(花巻―釜石間)の最終運転を行った。定期運行は4日に終了。10、11の2日間は団体臨時列車として設定され、10日は花巻発釜石行きの昼間時間帯、11日は釜石発花巻行きとして営業運転開始以来2回目となる「ナイトクルーズ」として運転された。

[[震災復興の象徴]] SL銀河は同支社が現在運転する唯一のSL。C58239号機がキハ141系4両編成をけん引。沿線にゆかりの深い童話作家・宮沢賢治の作品「銀河鉄道の夜」をテーマにデザインされた。運行開始以来、約480本を運転し、これまでに約7万4000人が乗車した。

2日間のラストランは、同支社とJR東日本びゅうツーリズム&セールス(VTS)による旅行商品として設定され完売した。沿線や各駅には最後の雄姿を見届けようとする多くの鉄道ファンや家族連れらが駆け付けた。

11日の釜石駅ホームでは、達増拓也岩手県知事、野田武則同県釜石市長、髙橋恒平駅長が出発合図を行い、県内観光関係者やご当地キャラクターらが見送る中、14時40分、花巻に向けて力強く走り出した。終点の花巻駅には多くのファンが訪れた。宮守、遠野、上有住、花巻の各駅でも、郷土芸能の披露や横断幕による出迎え・見送りなどのおもてなしが行われた。


6月14日 水曜日

JR東海 「南紀」キャンペーン第2弾 新型車両「HC85系」運転開始で7月から


交通新聞

JR東海は、7月1日から紀勢線特急「南紀」で新型車両HC85系を運転開始するのに合わせ、三重、和歌山両県の沿線自治体などと連携して「Hello!New NANKI」キャンペーンの第2弾を展開する。「南紀・熊野古道フリーきっぷ」の利用者特典企画のほか、名古屋駅での観光PRイベント、地元高校の生徒による書道・美術作品の車内展示などを行う。

このうち、7月15日~9月30日出発の「南紀・熊野古道フリーきっぷ(中辺路コース)」の利用者には、和歌山県新宮市、田辺市、那智勝浦町、太地町、串本町などと同社で構成する「南紀観光宣伝協議会」から、1500円相当の特典を進呈する。

特典は、地域で使える商品券や地産品、カヌー体験や道の駅直売所の割引券など。なくなり次第終了。同きっぷの子どもと伊勢路コースは対象外。

また、ウェブサイト「JRで南紀へ」では、同きっぷを使った熊野古道を巡るモデルコースを紹介している。特急「南紀」の運転を担当する伊勢運輸区の乗務員が、沿線自治体や観光協会からアドバイスを受けて考案した。

このほか、名古屋駅では7月1、2日、中央コンコースで同協議会と三重県による観光PRイベントを開催。パネル展示や自治体のパンフレット配布を行う。8~17時(2日は10時から)。

南紀のHC85系車内では同1日から、三重県立尾鷲高校の書道部、美術部の生徒が制作した作品を順次展示する。11月下旬まで。


6月15日 木曜日

JR北海道 「富良野・美瑛ノロッコ」運転開始 9月下旬まで


交通新聞

臨時駅「ラベンダー畑」開設

JR北海道の「富良野・美瑛ノロッコ」の運転が10日から、富良野線旭川・美瑛―富良野間で始まった。ラベンダーなど沿線の花々が旬を迎えるのに合わせて走らせる、富良野・美瑛エリア恒例の観光列車。9月下旬まで1日上下6本を設定する。

今年の運転日は、10、11、17日~8月13日の毎日と8月19日~9月24日の土曜日・休日。客車はトロッコタイプの3両編成で、指定席1両、自由席2両。

美瑛―美馬牛間の「赤い屋根の家」など見どころでの減速運転、凝ったデザインの乗車証明書配布など、恒例のお楽しみ企画も用意した。期間中は、ファーム富田の最寄りとなる臨時駅「ラベンダー畑」も開設する。

また、261系5000番代「ラベンダー編成」を使ったアクセス特急「フラノラベンダーエクスプレス」(札幌―富良野間、1日1往復)の運転も同日に始まっている。

初日は旭川、美瑛、上富良野、中富良野、富良野各駅で見送り・出迎えイベントが企画された。このうち旭川駅2番線ホームでは、初便となった10時発の「ノロッコ1号」の出発に合わせて、上野剛駅長をはじめ、地元観光関係者らが横断幕や手旗を掲げて見送りを実施。今季の運転開始を祝った。


6月16日 金曜日

JR東日本 東京駅グランルーフ2階を「GRANROOF GARDEN」としてリニューアルオープン


交通新聞

交通新聞

JR東日本クロスステーションの商業施設 名称は「グランスタ八重洲」に

JR東日本は14日、7月1日に東京駅八重洲口グランルーフ2階のペデストリアンデッキを「GRANROOF GARDEN」としてリニューアルオープンすると発表した。電源付きテーブルやカウンターを増設するなど、パブリックスペースの利便性を向上し、緑あふれる屋外空間を創出する。併せて、JR東日本クロスステーション(JR―Cross)は7月10日、グランルーフ内で運営する商業施設の名称を「グランスタ八重洲」に変更する。

グランルーフは、東京駅周辺整備事業「東京ステーションシティ」の一環として建設され、2013年9月に開業。八重洲北口のグラントウキョウノースタワーと同南口のグラントウキョウサウスタワーをつなぐ長さ234㍍の大屋根、にぎわい空間と歩行者ネットワークを形成するペデストリアンデッキは、同駅八重洲口のランドマークとなっている。

今回のリニューアルは、東京五輪・パラリンピックに合わせて21年7月に、北側エリアの全長65㍍に電源付きテーブルやカウンターを暫定整備したのを、234㍍のデッキ全体に拡大。フリーWi―Fiや電源コンセントを整備し、約100種以上の関東圏在来の植物を取り入れた緑豊かな空間を創出する。

また、15種類以上のベンチやカウンター、緑化プランターを組み合わせ、一部を可動式とすることで、さまざまなイベントに対応した空間配置を可能にする。

グランスタ八重洲は、「グランルーフ」として運営していた地下1階―地上3階と、「グランルーフ フロント」だった地下1階の名称を変更。分かりやすさという視点に立ち、東京駅構内の商業施設の名称を「グランスタ」ブランドに一本化する。

7月10日当日は、2階に薪炭(しんたん)を使った料理が楽しめるイタリアンレストラン「Osteria IL VIAGGIO」(オステリア イル ヴィアッジオ)が開店。広さ約345平方㍍、160席(店内102、テラス58)。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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