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2023.08.04鉄道JR首都圏本部 上野駅で開業140周年記念セレモニー など【今週の交通新聞より】

2023年7月31日~8月4日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR九州 9月23日に西九州新幹線開業1周年記念プロジェクト
・JR首都圏本部 上野駅で開業140周年記念セレモニー
・JR盛岡支社 岩手県出身の作家が描いたアートをラッピング キハ110系2両に 今秋ごろより運行開始
・JR東海 「東海道新幹線再生アルミ」使用 子ども用金属バットを共同開発
・JR四国 「伊予灘ものがたり」9周年イベント

7月31日 月曜日

JR九州 9月23日に西九州新幹線開業1周年記念プロジェクト


Tシャツきっぷ発売など

JR九州の古宮洋二社長は27日の定例会見で、西九州新幹線開業から1周年を迎える9月23日に、「~西九州が真っ赤に染まる日~『GO WEST』」と題し、記念プロジェクトを実施すると発表した。同日限定で同新幹線が乗り放題となる真っ赤なTシャツ型きっぷを発売するなど、1周年のお祝いムードを盛り上げる。

Tシャツ型きっぷの名称は「GO NORI―HODAI~真っ赤なTシャツきっぷを着てかもめに乗りまくろう~」。武雄温泉―長崎間の全5駅を巡り、各駅で開催されるイベントを楽しんでもらう。価格や発売枚数など詳細は後日発表する。

また、1年間頑張ったN700S「かもめ」をみんなで丸洗いしようと、大村車両基地でお掃除イベント「GO MARU―ARAI」を実施。150人を公募し、車両側面をデッキブラシなどで洗ってもらう。

参加無料。応募は同社LINE公式アカウントから受け付ける。同伴者5人まで可能。8月10日締め切り。参加者は特典としてTシャツきっぷがもらえる。

各駅の駅前広場などで開催される1周年記念イベント「GO OMATSURI」は、武雄温泉、長崎は9月23、24日の2日間、残る嬉野温泉、新大村、諫早は23日のみ。諫早は諫早市役所前、商店街「アエルいさはや」でも行われる。


8月1日 火曜日

JR首都圏本部 上野駅で開業140周年記念セレモニー


交通新聞

JR東日本首都圏本部は7月28日、同日開業140周年を迎えた上野駅で、記念のセレモニーや12系客車を使用した団体専用臨時列車の出発式などを実施し、詰め掛けた大勢の駅利用者と共に節目の日を祝った。

上野駅は1883年7月28日、当時の日本鉄道上野―熊谷間の開業とともに誕生し、北の玄関口として発展を遂げてきた。

記念セレモニーは、中央改札外グランドコンコースで駅利用者ら約200人が見守る中、開催した。第42代駅長の齊藤裕司上野営業統括センター所長・上野駅長が「開業当初は1日3200人強、2019年は約37万人のお客さまが利用している。サービスを充実させ、次の150年、160年に結び付けていきたい」、小泉暁同本部マーケティング部長が「これからも愛されて発展していけるように皆さまと歩んでいきたい」とあいさつ。

ミニコンサートとして、同駅社員らで構成する吹奏楽アンサンブルが「銀河鉄道999」など3曲を演奏したのに続き、地元の寛永寺幼稚園の園児が「線路は続くよどこまでも」など2曲を元気いっぱいに歌った。

団臨「上野駅・高崎線開業140周年記念号」は、同社高崎支社に所属する12系客車5両をEF64形1000番代電気機関車がけん引。13番線ホームから齊藤駅長と同駅公式キャラクター「うえぱん」の出発合図で送り出した。

グランドコンコースではこのほか、寝台特急「あけぼの」「北斗星」などの特別古物展示や、鉄道グッズ販売会が行われ、終日にぎわいを見せていた。


8月2日 水曜日

JR盛岡支社 岩手県出身の作家が描いたアートをラッピング キハ110系2両に 今秋ごろより運行開始


交通新聞

交通新聞

JR東日本盛岡支社と福祉実験ユニット「ヘラルボニー」(盛岡市)は、岩手県出身の作家が描いたアートをラッピングした列車を、今秋ごろより運行開始する。

ラッピング施工車両は、釜石線の快速「はまゆり号」で主に使用されているキハ110系2両。約2年間の運行を計画(詳細は決まり次第発表)。走行区間は主に釜石線花巻―釜石間、東北線花巻―盛岡間を予定する。

鉄道車両を生かした新しい文化の創造と、利用客や沿線住民に鉄道の旅の魅力を発信することが目的。アートを通じて旅に彩りを添えるとともに、同列車を見る人々の暮らしを豊かにし、沿線地域の活性化に貢献する。

ラッピングに採用するアートは、同県出身の作家が描いた作品の中から、「岩手らしさ」「東北の豊かな自然」をイメージできる作品を起用。1両目には田﨑飛鳥氏の「森の道・赤い森」を、2両目には同氏の「森の道・青い森」をそれぞれラッピングする。

ヘラルボニーは「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、福祉を起点とした新たな文化の創造を目指すスタートアップ。


8月3日 木曜日

JR東海 「東海道新幹線再生アルミ」使用 子ども用金属バットを共同開発


交通新聞

JR東海とジェイアール東海商事、ミズノは1日、東海道新幹線N700系車両(一部700系車両)に使用していたアルミをリサイクルし、子ども用の金属バットを共同開発したと発表した。10月14日からミズノ直営店と同社公式オンラインストアで販売する。バットには「夢を追い掛ける少年少女を応援していきたい」というJR東海グループとミズノの思いが込められており、今後も地球環境保全を通じた持続可能な社会の実現に向けて取り組みを進めていく。

JR東海グループの東京ステーション開発は、廃車となった新幹線車両に使用されていたアルミから不純物を除去し、高純度のアルミ合金のみを抽出する新たなアルミのリサイクル技術を開発。特許を取得し、ジェイアール東海商事が再生アルミの製造・販売と新たな用途の開拓を手掛けている。

「東海道新幹線再生アルミ」は、アルミを新製する場合と比べて製造時に必要なエネルギーを抑えることができ、二酸化炭素(CO2)排出量を97%削減。環境負荷の低減につながる。また、新幹線車両に使われていた強度の高いアルミの再生素材のため、幅広い用途で使うことができる。

今回、バットに適した材料にするためにミズノが成分調整を行い、同アルミを約95%使用したバットを商品化した。同社がリサイクルアルミでバットを製造するのは初めて。これから軟式野球を始める小学校低学年の利用を想定して、子どもが使用しやすい長さと質量にこだわり、しっかりと振り抜きやすい仕様に仕上げた。

商品は、JR東海の新幹線カラーを忠実に再現したデザインの「N700 KONG」(ホワイト×ブルー、シルバー×ブルーの2種類)、「Dr.YELLOW KONG」(イエロー)の全3種類で、それぞれ長さ74㌢(重さ440㌘)、76㌢(450㌘)、78㌢(460㌘)の3サイズを用意した。

1本1万4300円。再生アルミから製造したドッグタグ付き。販売本数は合計1400本を予定。予約はミズノ公式オンラインストアで受け付け中。

同日は東京都千代田区のJR東海丸の内中央ビルで共同会見が行われ、中村明彦JR東海副社長・事業推進本部長、稲葉秀夫ジェイアール東海商事社長、中田匠ミズノ執行役員、寺下正記同社グローバルイクイップメントプロダクト部長が出席。

中村副社長は「東海道新幹線エリアを走り込んできた車両が、子どもの夢と希望の詰まったバットへと生まれ変わる素敵な企画になった。これからも環境負荷の低減に努めながら、子どもに夢を与えていける取り組みをしていきたい」とあいさつ。

中田執行役員は「リサイクルアルミを使ったバットの製造は技術的に難しいとされてきたが、今回商品化できたことを大変うれしく思っている。この商品をきっかけに野球の裾野をさらに広げていきたい」と述べた。


8月4日 金曜日

JR四国 「伊予灘ものがたり」9周年イベント


交通新聞

JR四国は7月29、30日、観光列車「伊予灘ものがたり」(予讃線松山―伊予大洲・八幡浜間)各編で、同列車の運転開始9周年記念イベントを実施した。主な駅での見送り、乗客への缶バッジ、うちわ進呈などを行ったほか、伊予長浜駅では地域住民らが七福神、ピエロなどにふんして歓迎した。

同列車は2014年7月26日にデビューし、昨年4月からは2代目車両で運転されている。イベントでは、松山、下灘、伊予大洲、八幡浜各駅ホームでオリジナル横断幕による見送り、車両側面の行先表示幕の「Happy Anniversary」への変更、車内装飾などが行われた。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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