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2023.09.04鉄道花嫁のれんの予約方法は?車両の特徴や料金体系、楽しむコツについて紹介

和と美のおもてなしをコンセプトにした観光列車で、北陸の伝統工芸をイメージしたデザインが特徴の「花嫁のれん」。車両の特徴や予約方法、楽しみ方を知った上で、間違いなく予約したいと考えている方は少なくないでしょう。

花嫁のれんは、2両編成で1号車に半個室、2号車にボックス席やカウンター席が配置され、車内デザインや設備が異なるのが特徴です。

全席指定席で、乗車日1ヶ月前の午前10時からJRのみどりの窓口や主な旅行会社、インターネット予約システム「e5489」「えきねっと」などを利用して座席の予約ができます。

また、花嫁のれんをさらに楽しむためには、お弁当やスイーツセットの予約、車内販売の利用、季節限定のイベントへの参加がおすすめです。

この記事を読めば、花嫁のれんの特徴や運転区間、料金体系、予約方法、楽しむためのポイントをおさえた上で、充実した列車旅ができます。

1.花嫁のれんは和と美のおもてなしをコンセプトにした観光列車


花嫁のれんは北陸の伝統工芸である輪島塗や加賀友禅などをイメージしたデザインが特徴の観光列車です。「和と美のおもてなし」が列車のコンセプトとなっています。

列車のロゴは石川県の伝統工芸である加賀水引がモチーフで、花嫁のれんをくぐる神聖で幸せな気持ちと、「女性の幸せを願う列車」であることが表現されています。

1-1.特徴の異なる車両が2車両ある

花嫁のれんには、特徴が異なる2つの車両があります。ここでは、花嫁のれんの車両の特徴について、詳しくチェックしましょう。


1-1-1.1号車には8つの半個室がある


花嫁のれんの1号車には8つの半個室が設けられており、ゆったりとくつろぎながら列車旅を思う存分に満喫できます。半個室は友禅をあしらったデザインになっており、通路には日本庭園の飛び石をイメージしたじゅうたんが敷かれているのが特徴です。

乗降口のあるエントランスには、金沢の豪華絢爛な金箔の装飾や石川の伝統工芸品の展示があり、乗車した瞬間から北陸旅行を実感できる造りとなっています。

また、車内販売のブースがエントランスにある点も覚えておきましょう。

1-1-2.2号車にはボックス席・カウンター席がある


花嫁のれんの2号車にはボックス席とカウンター席が配置されており、車内イベントが実施されるスペースもあるのが魅力です。

内装には輪島塗の図柄があしらわれ、通路は流水がイメージされています。紅色の生地と背面に木製の格子があるデザインの回転いすも特徴的です。


イベントスペース

2.花嫁のれんの予約に必要な4つの情報

花嫁のれんを予約するためには、以下の情報を確認しておく必要があります。

この章では、花嫁のれんの予約に必要な基本情報を見ていきましょう。

2-1.主な運転区間

花嫁のれんの運転区間は、金沢駅〜和倉温泉駅間です。花嫁のれん1号・3号が和倉温泉駅方面行きで、花嫁のれん2号・4号が金沢駅方面行きの列車となっています。

2-2.運転日・時刻表

2023年8月時点では、金曜日〜月曜日を中心に毎週運転される予定です。具体的には、下記のような運転スケジュールが公式サイト上で公開されています。

月別 運転スケジュール
9月 1~3、8~10、15~18、22~25、29、30日
10月 1、2、6~10、13~16、20~23、27~30日
11月 3~6、10~12、17~20、23~27日
12月 1~4、8~11、15~18、22~25日
1月 5~8、12~14、19~21、26~28日
2月 2~4、9~12、16~18、23~25日

また、時刻表は下記のとおりです。

発着駅 花嫁のれん1号 花嫁のれん3号
金沢駅 10:15発 14:15発
羽咋(はくい)駅 11:10発 15:02発
七尾駅 11:36発 15:25発
和倉温泉駅 11:42着 15:31着
発着駅 花嫁のれん2号 花嫁のれん4号
和倉温泉駅 12:06発 16:30発
七尾駅 12:14発 16:36発
羽咋(はくい)駅 12:40発 17:01発
金沢駅 13:21着 17:54着

2-3.料金体系

花嫁のれんの座席は全席指定席となっており、乗車券のほかに指定席特急券を購入する必要があります。金沢駅~和倉温泉駅間の通常期の運賃・料金は下記の通りです。

  • 乗車券:大人1,410円、子ども700円
  • 指定席特急券:大人1,490円、子ども740円

大人の場合は合計金額が2,900円、子どもの場合は合計金額が1,440円となります。

2-4.予約方法

花嫁のれんは、JRの主な駅にあるみどりの窓口や主な旅行会社、インターネット予約システム「e5489」「えきねっと」などで乗車日1ヶ月前の午前10時から予約できます。

ちなみに、「e5489」ではチケットレス特急券1,290円とeチケットレス特急券850円を購入可能。お得に予約したい方におすすめの予約方法です。

最新の運行情報は、JR西日本の公式サイトや移動生活ナビアプリ「WESTER」からチェック可能です。空席情報については、お近くのJR駅で尋ねてみてください。

3.花嫁のれんの列車旅を充実させる3つのポイント


花嫁のれんの列車旅を充実させるなら、下記のポイントを知ることが重要です。

この章では、これらのポイントを確認して列車旅を充実させていきましょう。

3-1.列車ごとに特徴のある食事を楽しめる

花嫁のれんでは、乗車日1ヶ月前の午前10時から乗車日の4日前までに「tabiwa by WESTER」で食事券を購入することで、列車ごとに特色のあるお弁当やスイーツセットを楽しめます。

  • 花嫁のれん1号・3号:スイーツセット(税込2,000円)世界的なパティシエ監修のオリジナルセレクトスイーツ。ラルムやサブレブール、バウムなど。
  • 花嫁のれん2号:和軽食セット(税込2,900円)旬の食材をふんだんに使用したメニューや加賀の郷土料理を楽しめる。かまぼこや揚げ物、酢の物、お菓子など。
  • 花嫁のれん4号:ほろよいセット(税込2,300円)料亭が手がける和惣菜や純米吟醸酒。

tabiwaで食事券を購入する際には、乗車券と指定席特急券が必要です。

3-2.沿線にゆかりのある商品の車内販売

花嫁のれんの1号車にあるエントランスには車内販売のブースがあり、沿線の地域にゆかりのある飲み物やお菓子、珍味などを楽しめるのが特徴だといえます。

具体的には、下記のようなメニューが提供されています。

  • 輪島サイダー 里海(税込270円)天然塩・米エキスを使用した微炭酸サイダー
  • 金沢百万石ビール(税込400円)白山の伏流水と豊かな大地の恵みによって生み出された豊かな味わい・風味が特徴
  • 能登牛ビーフジャーキー(税込540円)能登牛100%のビーフジャーキー

ご当地の豊富な飲み物・食べ物から好きなものをチョイスできるのが魅力です。


3-3.季節ごとのイベントが盛りだくさん

2号車にあるイベントスペースでは、観光地のPRや沿線に関するガイドアナウンスなど、日程や列車、運転区間によって内容が異なるイベントが盛りだくさん。時間に余裕があればイベントスペースに立ち寄ってみましょう。

4.まとめ

この記事では、花嫁のれんの車両ごとの特徴や予約に必要な4つの知識、列車旅を満喫するために知っておきたい3つの情報について解説しました。

花嫁のれんは全席指定席で、1号車が半個室、2号車がボックス席とカウンター席という座席配置になっており、幅広いお客様のニーズに対応しています。

乗車日1ヶ月前の午前10時からJRのみどりの窓口や主な旅行会社、インターネット予約システム「e5489」「えきねっと」などの予約方法で席を予約可能です。

お弁当やスイーツセットを食べたいなら、乗車日4日前までにtabiwaで予約購入しなければなりません。列車によって異なるので、内容は詳しくチェックしておくのがいいでしょう。

また、エントランスエリアの車内販売や季節限定のイベントも開催されるので、時間があれば立ち寄ってみるのがおすすめです。

花嫁のれんの特徴と予約方法を知って、列車旅を満喫しましょう。

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