トレたび JRグループ協力

2023.10.06鉄道E653系リバイバルカラーの特急「ひたち」「ときわ」も! 茨城を走る列車をまとめてご紹介

茨城を縦横無尽に乗り尽くす! 鉄道の旅

北から南、東から西へ、茨城県内各地をつなぐ鉄道網。

茨城県の列車は、水郡線や鹿島臨海鉄道大洗鹿島線といったカラフルなデザインが特徴。さらに、特急「ひたち」「ときわ」は、期間限定でE653系電車のリバイバルカラーに。

また、太平洋沿いを走る常磐線から眺める大海原や水戸線から見えるさまざまな表情の筑波山など、車窓からの風景も魅力の一つ。

そんな茨城県内を走る列車や車窓の魅力を、路線ごとにご紹介!

JR常磐線 特急「ひたち」「ときわ」

ひと味違うE657系「ひたち」「ときわ」に乗車しよう


フェリー「さんふらわあ」と。日立駅周 辺も線路が海に近づくポイント(写真:PIXTA)

車窓から望む雄大な大海原

常磐線は、水戸駅を出発するとすぐに那珂川、続いて久慈川を越え、太平洋沿いを一路北上する。

品川駅・上野駅を出発していわき駅・仙台駅に至る「ひたち」と、勝田駅・高萩駅まで走る「ときわ」は、車体の一部に鮮やかな紅梅色を配し、車内のシートには水戸の梅や霞ヶ浦のうねりをイメージした柄をあしらった特急列車だ。

磯原駅と県内最北端・最東端の駅である大津港駅の間は最も海に近づくポイントの一つだ。

E653系電車のリバイバルカラー編成が運行中


2013年まで常磐線で運行していたE653系。常磐線沿線(茨城県・福島県の各地域)のテーマカラー5色を車体に施したそのデザインが、特急「ひたち」、特急「ときわ」で運行中のE657系で復活。

リバイバル塗装および車両側面へのシンボルマークを5編成(各1色)に施し、茨城DCを盛り上げる。運用区間は常磐線経由の品川駅~仙台駅間。


列車情報

運転日 毎日運転(特急「ひたち」は1日15往復 特急「ときわ」は1日18往復)
運転区間 特急「ひたち」:品川駅~いわき駅・仙台駅間 特急「ときわ」:品川駅・上野駅~土浦駅・勝田駅・高萩駅間

特急「ひたち」をもっとくわしく

特急「ひたち」 -品川・東京・上野から水戸・日立・湯本・いわき・原ノ町・仙台を目指す。精悍なスタイルの特急列車(THE列車)

JR常磐線 普通列車

車体のグリーンが沿線の自然になじむ「E501系」でのんびり旅へ


神立駅周辺を走るE501 系(※)

のどかな風景の中に点在するビューポイント

水戸駅から千葉との県境に横たわる利根川の手前にある取手駅までが茨城県内。田園地帯や住宅街をひた走る中にも、見逃せないビューポイントが点在する。

まずは高浜駅を過ぎてすぐ、恋瀬川橋梁から見える筑波山。牛久駅手前では左側にぽつんと小さく牛久大仏の上半身だけが見える。

さらに龍ケ崎市駅が近づくと、すぐ右側に牛久沼が。のどかな風景に癒やされつつ、茨城ならではの車窓を見逃さないで。

  • E501系の運行区間はいわき駅~土浦駅間です。現在、水戸駅~土浦駅間は10両編成のみで運行しています。

列車情報

運転日 毎日運転
運転区間 品川駅・上野駅~いわき駅・仙台駅間

JR水郡線

カラフルな気動車「キハE130系」で沿線観光!


紅葉の中、久慈川沿いの下小川駅付近を走るカラフルな気動車(写真:PIXTA)

県北の大自然を満喫! 旅情あふれる路線

水郡線は、水戸駅と福島県の安積永盛(あさかながもり)駅(列車は郡山<こおりやま>駅まで乗り入れ)を結ぶ路線と、その途中の上菅谷(かみすがや)駅で分岐して常陸太田駅までを結ぶ路線に分かれる。

沿線を流れる久慈川にちなみ「奥久慈清流ライン」の愛称で呼ばれ、山方宿駅を過ぎたあたりから川の美しい眺めが続く。

勾配やカーブの連続する様子は山岳路線の趣ながら、沿線には常陸野ネストビールなどを醸造する木内酒造(最寄り駅は常陸鴻巣<こうのす>駅)など観光スポットも多い。


列車情報

運転日 毎日運転
運転区間 水戸駅~郡山駅・常陸太田駅間

JR水戸線

交直両用電車「E531系」で筑波山を望む


E531系を見守るように、筑波山のシルエットが浮かぶ

車窓に筑波山を眺めつつ県央から県西へ

茨城と栃木を東西に結ぶ路線。友部駅~小山駅間を走るが、一部の列車は常磐線に乗り入れている。

小山駅構内が直流電化のため、小田林駅~小山駅間で走行中に電源を切り換えられる交直両用電車E531系などが使用されている。

旅のおともは筑波山。ビルや家屋の間からちらちらと見えたり、川や田園の背景として佇んだりと、さまざまな表情の筑波山が車窓から旅路を見守ってくれる。


列車情報

運転日 毎日運転
運転区間 友部駅~小山駅間

鹿島臨海鉄道大洗鹿島線・JR鹿島線

エンジン音も楽しみな、2016年に導入された鹿島臨海鉄道の新型車両「8000形」


田園風景に映える8000形(写真:PIXTA)

人気のローカル線から水郷地帯を走るミニ路線へ

水戸駅から大洗駅を経由して鹿島サッカースタジアム駅までの全15駅を結ぶ(※)鹿島臨海鉄道大洗鹿島線は、ディーゼル車のどこか懐かしいエンジン音が鉄道ファンに人気。近年はアニメの聖地としてアニメファンの心もつかんでいる。

鹿島サッカースタジアム駅からは、千葉県の香取駅に至るJR鹿島線に。水郷地帯を見下ろしながら主に高架を走り、特に鹿島神宮駅~延方(のぶかた)駅間の北浦橋梁からの景色は絶景。空を飛んでいる気分に!

  • 鹿島サッカースタジアム駅~鹿島神宮駅間はJRに乗り入れ(直通)。

列車情報

運転日 毎日運転
運転区間 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線:水戸駅~鹿島神宮駅間 JR鹿島線:鹿島神宮駅~佐原駅間

茨城の列車に乗るなら「茨城デスティネーションキャンペーン」

旅の手帖 2023年10月号(特別付録「茨城デスティネーションキャンペーン公式ガイドブック」)


公式ガイドブック『いばらきー想像超えの「体験」が盛りだくさんー』

茨城デスティネーションキャンペーンの公式ガイドブックとなる一冊です。「想像超えいばらき」をテーマとした、多くのイベントやスポットなどを掲載しています。

特集は「体験王国いばらきが呼んでいる!」。サイクリングロードの「つくば霞ヶ浦りんりんロード」や、秋の真っ赤なコキアで知られる国営ひたち海浜公園など、茨城県が誇る多くのお宝やアウトドア体験などを紹介しています。

ほかにも、鉄道の旅、エリア別ガイドなど、茨城県が丸ごと一冊詰まっています。

旅の手帖 2023年10月号
定価 1,100円(税込)
※ガイドブック単体での販売はしておりません


詳細・ご購入はこちらから

茨城デスティネーションキャンペーン公式サイト


2023年10~12月は「体験王国 いばらき」をキャッチコピーに、茨城県全域で茨城デスティネーションキャンペーン(茨城DC)が開催。

茨城DCのテーマは、茨城県の強みである「アウトドア」「食」そして「新たな旅のスタイル」。この3テーマに沿ったコンテンツを組み合わせ、一人ひとりの“ものさし”に寄り添える新たな“茨城観光のカタチ”を提案する。

また、茨城DCのロゴマークは緑豊かな茨城県をイメージした深緑色を基調に、筑波山や各地に点在するキャンプ場、サイクリング、海や霞ヶ浦の水辺といったモチーフを取り入れている。


茨城デスティネーションキャンペーン公式サイト


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