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2023.12.28鉄道JR盛岡支社 新観光列車「ひなび(陽旅)」の営業運転開始 など【今週の交通新聞より】

2023年12月25日~12月27日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR西日本など 「バーチャル大阪駅3・0」開業へ 24年3月上旬から
・JR盛岡支社 新観光列車「ひなび(陽旅)」の営業運転開始
・JR東海 リニア・鉄道館など3館でスタンプラリー コンプリートでリニア体験乗車

12月25日 月曜日

JR西日本など 「バーチャル大阪駅3・0」開業へ 24年3月上旬から


交通新聞

ユーザーや企業とコラボ

JR西日本とJR西日本コミュニケーションズ、JR西日本イノベーションズ、REALITY XR cloud(東京都港区)は20日、来年3月上旬にスマートフォンのアプリ「REALITY」で「バーチャル大阪駅3・0」を開業すると発表した。リアルの大阪駅をバーチャル上に再現する「バーチャル大阪駅」の第3弾で、通年開催は初。これまでの取り組みで証明された集客力を背景に、初めて企業・団体の出展を広く募り、リアルの駅を超えたビジネスの場として新たな価値創出に挑戦する。公開期間は2025年3月下旬まで。

JR西日本グループでは、初のXR(クロスリアリティー)施策として昨年8月13~28日に「バーチャル大阪駅」、今年3月8日~4月23日に大阪駅(うめきたエリア)の開業に合わせて「バーチャル大阪駅 うめきたワールド」をオープンした。

第2弾の「うめきたワールド」では、うめきたエリアにある顔認証改札機や世界初のフルスクリーンホームドアをバーチャルならではの表現で再現したほか、ユーザーの自律的な発信活動を可能とするさまざまな仕掛けを構築。来場者数は約600万人に上った。

第3弾 初の通年開催

今回の第3弾では、2度の試みをさらに深化。バーチャル大阪駅は、アプリ「REALITY」で展開されている他のバーチャルワールドの入り口となり、リアルの駅と同様にさまざまな目的地へつながる「旅立ち」の場として機能する。

具体的には、改札上の発車標で行き先を確認し、ホームを経由して他のバーチャルワールドに移動できるようにする。ユーザーの自己表現・発信の場としては、ステージや展示エリアを設けて、リアルの駅では難しい個人が主催するイベント、情報発信を可能にする。

また、多くのユーザーから支持されるなど優れたコンテンツには、リアル大阪駅と連携したイベントを用意し、リアルと掛け合わせた表現機会の提供も計画している。

企業・団体に対しては、メタバース内の広告、ブース出展、リアルでは困難な駅をジャックした宣伝、大阪ステーションシティの実際の店舗との連携販売などを通じて、これまでにないプロモーションフィールドを提供する予定。

4社では「リアルの大阪駅を超えた多様なお客さまとの出会いの場としてぜひご活用ください」とPRしている。


12月26日 火曜日

JR盛岡支社 新観光列車「ひなび(陽旅)」の営業運転開始


JR東日本盛岡支社は23日、新観光列車「ひなび(陽旅)」の営業運転を東北線盛岡―釜石線釜石間で開始した。初日は、岩手県と盛岡市、県内各自治体、同支社などで組織する「いわて観光キャンペーン推進協議会」が来年1月1日から展開する観光キャンペーン「しあわせな予感♥いわて冬旅キャンペーン」のオープニングとして、団体臨時列車「ひなび釜石デビュー号」を運転した。

この日は盛岡駅6番線ホームで出発式が行われ、久保公人執行役員・盛岡支社長・同支社鉄道事業部長、庄司裕二同支社盛岡営業統括センター所長・盛岡駅長、来賓の菊池哲岩手県副知事、内舘茂盛岡市長らが出席。

冒頭、久保支社長は「北東北の魅力である『豊かな自然』や『地域と地域のつながり』をコンセプトに、ゆったりあたたかい鉄道の旅を皆さまに提供していきたい」とあいさつ。この後、テープカットに続いて、庄司駅長、菊池副知事、内舘市長らが出発合図を行い、「ひなび」を送り出した。

今月30日からは臨時列車として、土曜日・休日を中心に盛岡―釜石間を1日1往復する。当面は今月30、31日、1月3、6、7、8、20、21、27、28日、2月17、18、23、24、25日の計15日間の運行を予定している。


12月27日 水曜日

JR東海 リニア・鉄道館など3館でスタンプラリー コンプリートでリニア体験乗車


記念きっぷ型ノベルティ

東海道新幹線モケットネックピロー

JR東海は、リニア・鉄道館(名古屋市)と鉄道博物館(さいたま市)、京都鉄道博物館(京都市)の3館を巡り、鉄道の歴史や未来を楽しみながら学ぶことができるデジタルスタンプラリー「楽しく学ぼう!わく鉄スタンプラリー」を実施している。在来線、新幹線、リニア中央新幹線の3世代の鉄道について、より深く知ってもらおうと企画した。来年2月29日まで。

デジタルスタンプは、3館と東海道新幹線東京―名古屋間、名古屋―京都間の車内の計5カ所で、特設ウェブサイトにログインしてクイズに正解すると獲得できる。

参加特典は、新幹線車内2区間でスタンプを獲得するごとにそれぞれオリジナル壁紙、3館でスタンプ2個を獲得すると限定の「記念きっぷ型ノベルティ」がもらえる。

さらに全スタンプを獲得すると、「東海道新幹線モケットネックピロー」を進呈するほか、学生向け特典として「超電導リニア体験乗車&中央新幹線計画特別授業」への参加に応募できる。

体験乗車と特別授業は来年4月4、5日に山梨実験センター(山梨県都留市)で開催。特別授業では、同社社員が中央新幹線計画の概要や超電導リニアが動く仕組み、開業後の未来について15分程度説明する。抽選で学生(小学生以上)各日40人、計80人を招待する。乳幼児・小学生は同行者が必要。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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