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2025.08.22鉄道JR東海「推し旅」 「響け!ユーフォニアム」10周年でコラボ企画 など【今週の交通新聞より】

2025年8月18日~8月22日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・ゲレンデを彩る GALA湯沢スキー場で「夜祭り」
・JR四国 「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」乗車5万人記念缶バッジ進呈
・JR九州・JR西日本 「かわせみやませみ」京都鉄道博物館で展示 来年のDC本番へ魅力PR
・JR東海「推し旅」 「響け!ユーフォニアム」10周年でコラボ企画
・JR九州 レールメモリアルNFTを発売

8月18日 月曜日

ゲレンデを彩る GALA湯沢スキー場で「夜祭り」


交通新聞

夜景ビアガーデンと花火大会を初開催

JR東日本グループのガーラ湯沢が運営管理するGALA湯沢スキー場(新潟県湯沢町)で12~14日の3日間、ゲレンデなどを舞台に「夜祭り」が開かれ、新規メニューの花火大会、ビアガーデン効果もあり、カップル、家族連れなどでにぎわいを見せた。

7月19日から今月31日まで開催中の「GALAサマーパーク2025」の目玉イベントとして、帰省客らで最も盛り上がるお盆期間に企画した。夜祭り開催は3年連続となった。

通年型のスキー場運営を標ぼうする同社では、「夜祭りのさらなる周知を図る」(鴇澤良次社長)の観点から、サマーパーク開催前からSNSをはじめ、地元の湯沢町観光協会、さらには東京・渋谷駅前の大型広告ビジョンなどでの情報発信に取り組んだ。

また、地域住民を対象とした特別料金の設定など、例年以上の営業施策を展開した。同社のまとめによると、初日は雨模様となったが、3日間で1161人が来場した。


交通新聞

中央エリア・レストハウス「チアーズ」では射的、スーパーボールすくい、型抜きといった屋台の遊びを提供。初めて設営された湯沢町の夜景が望めるビアガーデンでは、クラフトビールのほか、2台のキッチンカーによる牛すじ焼きそば、ぐるぐるウインナー、肉巻きおにぎりなどが販売され、購入希望者の長い列ができた。

メインイベントとなった花火大会は19時45分から開始。来場者によるカウントダウンコールを受けて、地元の花火師による〝大輪の花〟が漆黒の空に浮かび上がった。終了後、家族連れなどから「ありがとうございました」「最高でした!」といった感想が同社社員に寄せられていた。

ビアガーデンと花火大会について、同社では一定の集客力があるとみており、来年以降の夏の定番メニューとして検討していく、という。

なお、4日間開催となった昨年(24年8月11~14日)の夜祭り来場者数は322人で、単純比較による前年比は361%、12~14日に限定すると462・5%に達した。


8月19日 火曜日

JR四国 「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」乗車5万人記念缶バッジ進呈


交通新聞

JR四国は22~24日、観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」(土讃線高知―窪川間など)の乗車5万人達成を記念し、乗客と沿線のおもてなし関係者にオリジナル缶バッジ=イメージ=を進呈する。

記念缶バッジは、車両側面に描かれている太平洋の海と空を表す水色や〝日本の夜明け〟を象徴する太陽、1号車「KUROFUNE」の正面、感謝を表す文字をあしらった。

同列車は2020年7月4日に登場し、今年で5周年。7月5、6日には今回のものに近いイメージの缶バッジを進呈しており、同社では「両方集めてデザインの違いも楽しんでいただければ」と話している。


8月20日 水曜日

JR九州・JR西日本 「かわせみやませみ」京都鉄道博物館で展示 来年のDC本番へ魅力PR


交通新聞

熊本-広島 乗車ツアーも

JR九州とJR西日本は、9月末まで共同展開している「熊本デスティネーションキャンペーン2026・プレキャンペーン」(熊本DC・熊本プレDC)に合わせて、JR九州のD&S(観光)列車を初めて九州外に遠征させる特別企画を9月に実施する。豊肥線など熊本県を中心に臨時列車として運用する「かわせみ やませみ」を、18~23日に京都鉄道博物館(京都市)で特別展示するほか、展示期間前後に熊本―広島間を特別運転する列車の乗車ツアーを催行する。

「かわせみ やませみ」は2017年3月に鹿児島線熊本―肥薩線人吉間で運転開始したキハ47形2両1編成。外観は、1号車がかわせみカラーのメタリックブルー、2号車がやませみのメタリックグリーンで異なる表情を見せる。

車内は熊本県球磨地方の「森」をコンセプトに、床材や天井に杉材、座席、テーブルにはヒノキ材など、地元素材をぜいたくに用いた温かみのある空間が特徴となっている。20年7月の豪雨災害で肥薩線が不通となって以降は、豊肥線など熊本県内を中心に臨時列車として運転している。

今回の共同企画は、大阪・関西万博も開催中の関西エリアで、熊本の魅力が詰まったD&S列車をPRすることで、来年7~9月に同県で開催される「熊本デスティネーションキャンペーン」の機運醸成を図るのが目的。関西―九州・熊本間における更なる相互送客の活性化を目指す。

京都鉄道博物館の特別展示は、9月18~23日の6日間、本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアで実施。車内公開など各種イベントを計画中で、詳細は決まり次第、発表する。展示初日はセレモニーを予定する。

9月13日と27日に催行する乗車ツアーは、いずれも団体臨時列車の片道商品。13日は熊本・博多―広島間で、熊本を9時48分ごろ、博多を12時38分ごろに出発し、鹿児島線、山陽線を経由して広島に19時51分ごろ到着する。オリジナル記念乗車証付き。

席種・プラン別に料金設定し、熊本発ベンチシート・山側プラン1人4万5000円など。博多発は一律1000円引き。申し込みは「JTB BÓKUN 予約サイト」で受け付け、定員に達し次第終了する。

27日のツアーは広島発9時40分、熊本着19時28分で、列車は途中に筑豊線を経由するルートを走る。詳細は今月下旬ごろ発表し、商品は「tabiwaトラベル」内の「鉄道ファンの宝箱」ページで取り扱う。


8月21日 木曜日

JR東海「推し旅」 「響け!ユーフォニアム」10周年でコラボ企画


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9月1日からラリーなど 新幹線車内と宇治舞台に多彩なコンテンツ・企画

JR東海が展開する「推し旅」では9月1日から、京都アニメーション(京都府宇治市)が手がける人気アニメ「響け!ユーフォニアム」シリーズのテレビ放送開始10周年を記念したコラボレーション企画を展開する。11月30日まで。同シリーズとのコラボ企画はこれまで3回実施しており、JR東海では「いずれも大変好評で、今後も作品に親しんでもらえるように、物語の舞台である京都府宇治市と協力して応援していく」としている。

東海道新幹線車内でキャンペーンウェブサイトにアクセスして楽しむ限定コンテンツでは、出演声優による「10周年記念座談会」を配信。主人公・黄前久美子役の黒沢ともよさん、高坂麗奈役の安済知佳さん、塚本秀一役の石谷春貴さんの3人が、10周年への思いや同新幹線に関するトークを繰り広げる。

座談会を聴いて獲得条件を満たすと、「お茶と宇治のまち歴史公園 茶づな」(同市)で、オリジナルデザインの「硬券切符風キーホルダー」が進呈される。デザインに使用するキャラクターは毎月変わり、9月は黄前久美子。なくなり次第終了。


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さらに、10周年を記念したオリジナルのマンホールのふたを製作し、同市内で展示。宇治の茶畑を背景に黄前久美子を大きく配置し、楽器のユーフォニアムや新幹線車両を描いてコラボ感を打ち出している。期間中は「茶づな」で展示される。

このほか、同市と京都市を舞台に実施するデジタルスタンプラリーでは、物語に登場する北宇治高校吹奏楽部の幹部3人(黄前、高坂、塚本)が過ごした地を巡り、全3種類のスタンプを獲得すると、「茶づな」で記念マンホールふた柄のオリジナルステッカーがもらえる。なくなり次第終了。

丹羽社長も参加作品中の楽曲演奏 JR東海音楽クラブ公式ユーチューブで

また、同社社員を中心に構成するJR東海音楽クラブでは、作品の中で取り上げられた吹奏楽の曲を演奏し、クラブ公式ユーチューブチャンネルで公開中。会長を務める同社の丹羽俊介社長も演奏に参加している。

  • Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会2024

8月22日 金曜日

JR九州 レールメモリアルNFTを発売


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新たな体験価値提案

JR九州は、NFT(非代替性トークン)プロジェクトの一環で「レールメモリアルNFT」(2万円)を発売している。取り換え予定の現役レールを活用した試みで、スライスしたレール実物とレールの位置情報や来歴を記録した画像NFTをセットしたリアルとデジタルの融合商品として、新たな体験価値を提案する。

対象のレールは、今月29日に交換を予定する博多駅1番線のキロ程79㌔226㍍~79㌔318㍍部分(博多口側)。商品は厚み1㌢程度、重さ約500㌘のスライスレールと、構内設置時の画像に使用記録を記載したNFTで構成し、10月以降の引き渡しを予定する。

プラットフォームサイト「JR九州NFT」で10月31日まで発売。限定30個で、なくなり次第終了する。

購入特典として、10月以降に鹿児島線香椎駅または遠賀川駅で予定するレール切断イベントに無料招待。対象レールを現地で切断し、その場で受け取ることができる。



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鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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発売日/日刊(土・日・祝日休刊)


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