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2024.01.26鉄道JR東日本 上野駅に「上野広小路口ビジョン」などを開業 など【今週の交通新聞より】

2024年1月22日~1月26日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR九州博多駅 受験生と地元バスケットボールチームの応援イベント開催
・JR四国など 「ザ・ロイヤルエクスプレス 四国・瀬戸内クルーズトレイン」体験乗車取材会
・JR西日本 大河ドラマの舞台 大津PR ラッピング列車「びわこおおつ 紫式部とれいん」運転
・JR東海 315系投入 年内に東海道、武豊、御殿場、身延線へ
・JR東日本 上野駅に「上野広小路口ビジョン」などを開業

1月22日 月曜日

JR九州博多駅 受験生と地元バスケットボールチームの応援イベント開催


交通新聞

JR九州博多駅は18日、大塚製薬とバスケットボールBリーグ2部のライジングゼファーフクオカとの共同企画として、中央改札口前スペースで受験生と同チームを応援するイベントを開催した。

イベントは、駅利用者が受験生とチームへの応援メッセージを書いたカードを巨大絵馬に貼り付けるもの。参加者には、鐘ケ江理恵駅長や同チーム所属の寒竹隼人、加藤寿一両選手から栄養調整食品がプレゼントされた。

また、この日は同駅応接室で寒竹選手が鐘ケ江駅長にチームの宣伝ポスターを贈呈。鐘ケ江駅長が「1部昇格を目指して盛り上げてください。応援しています」とエールを送ると、寒竹選手は「精いっぱい頑張ります」と決意を語った。


1月23日 火曜日

JR四国など 「ザ・ロイヤルエクスプレス 四国・瀬戸内クルーズトレイン」体験乗車取材会


交通新聞

JR四国と東急は21日、予讃線松山―伊予西条―今治間で、「THE ROYAL EXPRESS~SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN~」(ザ・ロイヤルエクスプレス 四国・瀬戸内クルーズトレイン)の報道機関向け体験乗車取材会を行った。

同トレインは、両社とJR西日本、JR貨物などの協力により、26日から3月4日までの計6回運転される。ツアーは岡山を起終点とした3泊4日コース。列車乗車区間は、1日目は岡山―琴平間(瀬戸大橋線経由)、2日目以降は予讃線を走行し多度津―松山間、3日目は松山―伊予西条―今治間、4日目は今治―高松間。行程中では専用バスや貸切クルーズ船も利用し、各宿泊地では高級旅館を用意した。参加は1回当たり15組30人、旅行代金は96万円から。全6回分が完売している。

取材会には新聞、テレビ、雑誌、ウェブ媒体など18社27人が参加。水戸岡鋭治ドーンデザイン研究所主宰のデザインによる豪華な車内空間で、バイオリニスト・大迫淳英氏らの演奏を聴きながら、愛媛の食材を使ったすしを味わうなど、本番同様、瀬戸内の旅を体験した。


1月24日 水曜日

JR西日本 大河ドラマの舞台 大津PR ラッピング列車「びわこおおつ 紫式部とれいん」運転


交通新聞

東海道線米原-山陽線上郡間 石山詣や紫式部描く

JR西日本と大津市、「大津市大河ドラマ『光る君へ』活用推進協議会」は23日、NHK大河ドラマ「光る君へ」の放映を観光振興につなげる取り組みとして、ラッピング列車「びわこおおつ 紫式部とれいん」(225系1編成6両)を登場させた。東海道線米原―山陽線上郡間で3年程度運行する予定。

大河ドラマ「光る君へ」の主人公は、源氏物語を執筆した紫式部。大津市の石山寺は、紫式部が源氏物語を書き始めた地とされる。

ラッピング車両のデザインは、紫式部が石山寺に参籠して本堂から琵琶湖に映る月を眺め、源氏物語の一節を思い付いたとされる場面を描いた「石山寺縁起絵巻 巻四第一段」をモチーフにした。車体には、平安時代の人々に人気のあった都から石山寺に詣でる「石山詣」の様子や、石山寺から満月を眺める紫式部の姿などをあしらっている。

車内では、大津で受け継がれてきた組みひもで作ったカーテンや、昔の人々が詠んだ和歌でうたわれてきた大津の美しい景色などを紹介する掲示物が取り付けられている。

この日は京都駅0番線ホームで出発式が行われ、佐藤健司大津市長、平川良浩同協議会会長(びわ湖大津観光協会会長・京阪電気鉄道社長)、財剛啓JR西日本理事・近畿統括本部副本部長・京滋支社長、来賓の三日月大造滋賀県知事らが出席。

あいさつで佐藤市長は「ラッピング列車を通じて、京阪神の方々に広く紫式部ゆかりの地・大津を知っていただきたい」、平川会長は「びわ湖大津へ多くの方に来ていただき、その魅力を再発見してほしい」、財支社長は「平安時代の優雅なイメージにふさわしい格調高いデザインが施されている。市や県と連携して、観光にお越しいただけるようしっかりと取り組んでいく」とそれぞれ述べた。

続いてテープカットが行われた後、JR西日本の武田照幸京都駅長、田中佐奈恵大津駅長が出発合図を送り、関係者が乗車したラッピングトレインを送り出した。


1月25日 木曜日

JR東海 315系投入 年内に東海道、武豊、御殿場、身延線へ


交通新聞

JR東海は、中央線や関西線で運用している新型通勤電車315系について、3月から12月ごろにかけて投入線区を順次拡大する。3月からは東海道線大府―大垣間、武豊線全線(大府―武豊間)、6月からは東海道線熱海―豊橋間、11~12月ごろには御殿場線沼津―御殿場間、身延線富士―西富士宮間に投入する予定。315系は、2025年度までに総計352両を投入する計画で、既存の211系、213系、311系の置き換えを進める。

22年3月に中央線名古屋―中津川間で営業運転を開始した315系。同社の新型通勤電車としては、1999年の313系以来の投入となった。昨年10月には、同区間の全ての普通・快速を315系8両編成(22編成)に統一した。

同社グループの日本車輌製造が立ち上げた鉄道車両の新ブランド「N―QUALIS(エヌクオリス)」の製作第1号として、両社で共同開発した先進技術などが盛り込まれている。

安全面では、台車枠の溶接箇所を313系比で6割削減した「安全性向上台車」のほか、常時状態監視システム「DIANA(ディアーナ)」を導入。同社在来線車両では初めて、停電時に安全な場所まで走行できる非常走行用蓄電装置を採用した。

旅客への安全面では、1両につき車内防犯カメラを5カ所、非常通話装置を3カ所設置してセキュリティーを高めた。

環境面では、211系比で電力消費量を約35%低減。冷房能力は約3割向上した。冷房装置には、AI(人工知能)による自動学習・制御最適化機能を国内で初めて導入している。

全車両に車いすスペース、全編成に車いす対応トイレを設置。同社在来線車両で初めて、フルカラー液晶ディスプレーの車内案内表示器を各乗降ドア上に配置した。

昨年6月には関西線名古屋―亀山間で、車両側面にカメラを設置した315系4両編成の営業運転を開始。2026年をめどに、画像認識技術の確立に向けた精度検証を進めている。

計画によると、静岡地区への新型車両の投入は06年以来。24年度中に211系を315系に置き換える。これにより、同地区では全ての列車がトイレ付きとなる。


1月26日 金曜日

JR東日本 上野駅に「上野広小路口ビジョン」などを開業


交通新聞

交通新聞

デジタル技術融合した文化創造サービス展開

JR東日本は24日、上野駅広小路口駅前広場に大型サイネージ「上野広小路口ビジョン」などを開業した。同社グループが進める「Beyond Stations構想」の一環。上野の街で愛される「パンダ」をリアルに再現した3D映像と音声を組み合わせた迫力ある演出など、同時開業したイベントスペースなどとともに、デジタルやテクノロジーを融合させたイベントや新たな文化創造サービスを展開する。

同ビジョンは、1932年に完成した2代目上野駅舎のファサード横にジェイアール東日本企画(jeki)が設置。高さ5・0㍍、幅9・5㍍、曲面角度110度の大型曲面サイネージで、同社開発の屋外型サイネージとしては最大級、初の曲面サイネージ。

10分間のロール放映を採用し、jekiが制作した時報コンテンツとオリジナルコンテンツが定期的に放映される。時報コンテンツはjeki初のコンテンツコラボ商品としても販売する。放映時間は7~23時。音声出力も可能。

この日から放映が開始され、平面映像に交じって、3Dのパンダが通行人に向かって手を振る映像や、開業記念で松竹(東京都中央区)と連携し、歌舞伎俳優の中村獅童さんが監修した「歌舞伎」を演じるパンダの3D映像(10分に2回程度)を放映。3D映像が流れると撮影する人の姿が見られた。

このほか、同広場にはイベントスペース「ポレイア広場」、13番線ホームの壁面にデジタルアート映像を投映する「PLATFORM13」(一部)が開業した。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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