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2024.02.16鉄道JR四国 伊予西条―今治間開通100周年記念式典 など【今週の交通新聞より】

2024年2月13日~2月16日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東海鉄道倶楽部 ファン考案グッズでクラファン 目標達成なら返礼品に
・JR四国 伊予西条―今治間開通100周年記念式典
・JR北海道 ラッピング列車 日高・室蘭線版お披露目
・JR西日本 グループ挙げ北陸支援 送客や地域の消費促進

2月13日 火曜日

JR東海鉄道倶楽部 ファン考案グッズでクラファン 目標達成なら返礼品に


交通新聞 鉄道音の目覚まし時計


交通新聞 新幹線トイレットペーパー

JR東海は7日から、鉄道用品などの販売ウェブサイト「JR東海鉄道俱楽部」で、鉄道グッズの製作資金を募集するクラウドファンディング(CF)を実施している。3月25日10時まで。

同サイトは、昨年10月の販売開始6周年を記念して、鉄道ファンの〝部員〟から鉄道グッズに関するアイデアを募集。158件、360案を超える応募があった。

この中のアイデアを基に、グッズ製作の候補2件を選定。CFで製作資金を募集し、目標金額に達した場合、CF参加者に対象の鉄道グッズを返礼品として発送する。

一つ目の候補は、鉄道に関する音を収録した大 音量目覚まし時計「ライデン」。ハイブリッド方式の特急車両HC85系をモチーフにしたオリジナルデザインで、「ワイドビューチャイム」やATS―STの鳴 動音、車掌の声などが収録されている。製造元のセイコータイムクリエーションが協力した。目 標金額は1560万円。

もう一つの候補は、東海道新幹線0系行先標の字幕や、同新幹線開業初期の線路図を印刷したトイレットペーパー。日本製紙クレシアの協力。目標金額は780万円。


2月14日 水曜日

JR四国 伊予西条―今治間開通100周年記念式典


交通新聞

JR四国は11日、予讃線今治駅1番線ホームで伊予西条―今治間開通100周年の記念式典を開催した。同日は、同区間の開通100周年と愛媛県今治市の合併20周年を記念する共催イベントが同駅と伊予桜井駅、菊間駅周辺で開催。伊予桜井―今治―菊間間では0系新幹線を模した「鉄道ホビートレイン」が運転された。

伊予西条―今治間は、伊予西条方から1923年5月に壬生川、10月に伊予三芳、12月に伊予桜井と順次延伸し、24年2月11日に今治まで開通。高松方面と結ばれた。

式典には西牧世博社長、毛利真也同駅長、毛利淳也伊予西条駅長、来賓の徳永繁樹今治市長、玉井敏久西条市長らが出席。

西牧社長は沿線利用者に謝意を表し、「伊予西条―今治間は今も昔も四国の鉄道の大動脈。これからの100年も鉄道が地域の一層の発展に貢献できるよう取り組んでいく」とあいさつ。

徳永市長は「まちづくりにおいて今治駅は欠くことのできない大きな存在。市民や多くの皆さんに絶えず、快適さ、正確さ、安全さを届けてくれたJR四国に敬意と感謝を表する」、玉井市長は「予讃線の延伸が両市の人の往来を生み、圏域の発展に大きく寄与したことは言うまでもない。伊予西条―今治間と周辺圏域のますますの発展を祈念する」と述べた。

続いて、プロサッカーチーム「FC今治」を運営する今治.夢スポーツの青木誠執行役員が毛利今治駅長にFC今治のロゴ入り駅名標(レプリカ)を贈呈。西牧社長から両市長に100周年記念乗車券を進呈した。なお、同駅の駅名標は同ロゴ入りに変更されている。

この後、毛利駅長と両市長が、伊予桜井駅周辺で開催される「四国家(しこくけ)のお宝」ツアー参加者を乗せた鉄道ホビートレインに出発合図を行い、列車を送り出した。


2月15日 木曜日

JR北海道 ラッピング列車 日高・室蘭線版お披露目


交通新聞 日高線ラッピング

交通新聞 室蘭線ラッピング

JR北海道が国(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)と北海道の助成・補助を受けて導入を進めているH100形ラッピング列車第2弾のうち、室蘭線長万部―苫小牧間、室蘭―東室蘭間で今月から順次運転開始する「日高線ラッピング」「室蘭線ラッピング」が12日、日高・室蘭線苫小牧駅で一般公開された。

各沿線地域の特色を表現した外装を採用する全8種類からなるラッピングシリーズ。昨年度から導入を進め、本年度はこのほか、根室線、宗谷線の各バージョン投入も計画する。車両はいずれも観光列車としての利用も視野に、着脱可能な木製テーブルなど通常仕様とは異なる車内環境を整えた(8両共通)。

日高線ラッピングは、旧国鉄一般気動車標準色を基調色に、日高・胆振地方のアイヌ文化、馬産地文化、むかわ町が誇る恐竜化石「カムイサウルス・ジャポニクス」を描いた。室蘭線ラッピングは、往年の石炭車「セキ3000」をモチーフに採用し、同線沿線自治体の文化財やスポットのイラストを添えている。

この日の一般公開イベントは、「JR北海道の維持困難線区に関する東胆振首長懇談会」(構成自治体=苫小牧市、むかわ町、厚真町、安平町、白老町)の主催で行われた。

各首長らが出席したセレモニーで、萩原国彦JR北海道常務は「こういう形で室蘭線、日高線がPRできることを大変うれしく思う。皆さまに乗っていただくことが、線路を維持していく上で大変大切になる。ぜひお願い申し上げたい」とあいさつした。


2月16日 金曜日

JR西日本 グループ挙げ北陸支援 送客や地域の消費促進


交通新聞

JR西日本の長谷川一明社長は14日の定例会見で、「令和6年能登半島地震」の影響を踏まえて、同社グループを挙げて北陸への送客や地域での消費を促進する取り組みを推進すると発表した。3月16日の北陸新幹線金沢―敦賀間延伸開業の告知展開をはじめ、「北陸おでかけtabiwaパス」の特別価格での販売・利用条件の緩和、北陸周遊パスと「e5489」の利用でポイントバックするキャンペーンなど各種施策を実施。地震による直接的な被害がなかった地域を含めて、北陸全体の支援につなげる。

金沢―敦賀間開業の告知については、開業1カ月前となるきょう16日から、駅・車内などのポスターに加えて、テレビCM放映や新聞・ウェブ出稿などを実施。新幹線の延伸開業に伴う新しい輸送体系、運転時刻、価格などを利用者に確実に伝わるようにする。

また、北陸地方が新幹線で「つながる」ことから、「人の移動とともに人の想いもつながっていく」という意味を込め、「つながる北陸」というキーワードを通じて周知を図っていく。

北陸地域での利用に便利な「北陸おでかけtabiwaパス」(1日間有効)は、通常は大人2450円のところ、今月14日から3月14日まで大人980円(子ども同額)で発売。利用期間はきょう16日から3月15日まで。利用開始日の前日まで購入可能。利用期間中の曜日制限も撤廃して、幅広い目的で利用しやすくする。

北陸周遊パスと「e5489」の利用でポイントをバックするキャンペーンは、北陸地域のtabiwa周遊パスと、北陸を発または着とするJR西日本完結のe5489を利用した人を対象に、両方の利用金額の10%相当をWESTERポイントで還元する。

このほか、旅行会社と連携した旅行商品の設定、北陸の動画視聴キャンペーン、北陸地域のJR西日本グループ会社各店舗によるプレゼントキャンペーンを行う。

旅行商品は、主な旅行会社が地域の状況を踏まえながら順次発売するが、新幹線延伸開業による新しいルートでの旅も登場。地域産品の特典をセットした商品の設定なども検討していく。同社グループの日本旅行では、地震の被災地・被災者への支援金を組み込んだ旅行商品の発売を予定する。

動画視聴キャンペーンは、「tabiwa by WESTER」のtabiwaチャンネルで公開している「よりみちさんぽ」の「北陸特集」特別動画を、JR西日本公式アプリ「WESTER」で視聴するなど条件を満たすと、抽選で2万人にWESTERポイント(基本)200ポイントをプレゼントする。開催期間は3月1~31日。

北陸地域のグループ会社各店舗が開催するWESTERポイントのプレゼントキャンペーンは、購入金額に対して総額最大2億円相当の同ポイントを抽選で進呈するもので、多くの人に地域産品を購入してもらえるように取り組む。対象店舗、参加条件などの詳細は後日発表する。

会見で長谷川社長は「地域の状況を踏まえながらではあるものの、復旧支援に加えて北陸地域に足を運んでいただくこと、地域での消費、経済活動を促進することも、私たちにできる支援ではないかと考えている。まずは現在の状況でできることにしっかり取り組みたい」と述べた。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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