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2024.03.08鉄道JR四国 瀬戸大橋線3億人キャンペーン ヘッドマークお披露目式 など【今週の交通新聞より】

2024年3月4日~3月8日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東日本など 「サフィール踊り子」 4月から新メニュー
・JR高崎支社 「EL両毛」「ELあしかが」を運転
・JR四国 瀬戸大橋線3億人キャンペーン ヘッドマークお披露目式
・JR東日本 「TAKANAWA GATEWAY CITY」を拠点「広域スタートアップエコシステム」構築
・JR東海 リニア・鉄道館 春のイベント 蒸気機関車の企画展、特別開館で小学生仕事体験

3月4日 月曜日

JR東日本など 「サフィール踊り子」 4月から新メニュー


交通新聞

熱海市「美虎」 五十嵐美幸シェフ監修

JR東日本とJR東日本サービスクリエーションは4月1日から、伊豆エリアへの観光特急「サフィール踊り子」(東京・新宿―伊豆急下田間)の4号車カフェテリアで新メニューを提供する。メニューは引き続き、静岡県熱海市に本店を構える中国料理「美虎―Miyu―」の五十嵐美幸シェフが監修。新たに持ち帰り可能なオリジナルスーベニアとして、「ドリップコーヒー」と「ティーバッグ」の販売も開始する。

新しいメインメニューのうち、丁寧に火入れをした厚みのある豚肩ロースに、かつお節を衣のようにまぶしたステーキ「極厚ポークステーキ~かつお節仕立て~」(3000円、中華風蒸しパン、ミネラルウオーター付き)は、「ワサビ茶醤」や出汁辛子(だしからし)とあえたミニトマトと一緒に食べることでさまざまな味が楽しめる一品。

「特製肉味噌炸醤麵」(2000円)は、特製肉味噌(みそ)あんと平打ちの復興麺をあえて賞味する。このほか、栃木県産黒毛和牛のもも肉とタケノコをあんかけ仕立てにしたカレーライス「美虎風黒毛和牛あんかけカレー」(2800円)、定番の「大ぶりエビワンタン復興麺」に桜エビを添えたアレンジメニュー「大ぶりエビワンタン復興麺~桜海老を添えて~」(1900円)をラインアップした。いずれもパン、ミネラルウオーター付き。

また、持ち帰り可能な商品として、車内でも好評を博している「オリジナルドリップドコーヒー」(3パック入り、900円)、五十嵐シェフ監修の「ティーバッグ~華美幸茶やまとうみ~」(5パック入り、1800円)を新たに提供する。

「サフィール踊り子2号」「同3号」限定メニューは、濃厚な甘みと爽やかな酸味のハーモニーが特徴の「マンゴーとナッツのカッサータ」を用意する。ソフトドリンクとのセットは1700円、スパークリングワインとのセットは2350円。

各メニューは、1号車のプレミアムグリーン車、5~8号車のグリーン車の利用者にはカフェテリアで提供。2、3号車のグリーン個室はデリバリーを行う。メインメニューは、専用モバイルオーダーサービス「サフィールPay」で事前予約・決済が必要。


3月5日 火曜日

JR高崎支社 「EL両毛」「ELあしかが」を運転


交通新聞

JR東日本高崎支社は2月23日、両毛線で臨時列車「EL両毛」(高崎発・足利行き)と「ELあしかが」(足利発・高崎行き)を運転した。

列車は、12系客車4両編成の前後にEF64形とEF65形を連結。両毛はEF64形、あしかがはEF65形がけん引した。EL両毛が停車した前橋、伊勢崎、岩宿、桐生、足利の各駅では、地元マスコットキャラクターの出迎えや和太鼓演奏、駅社員らによる出迎え・見送りを実施した。

復路の足利駅では、2番線ホームで「ELあしかが」の出発式が行われ、岡崎真弓前橋営業統括センター副所長・足利駅長、早川尚秀栃木県足利市長が参加。岡崎駅長と早川市長が出発合図を行い、列車は高崎に向けて発車した。


3月6日 水曜日

JR四国 瀬戸大橋線3億人キャンペーン ヘッドマークお披露目式


交通新聞

JR四国は3日から、瀬戸大橋線(岡山―高松間の愛称)を走行する快速「マリンライナー」(岡山―高松間)、特急「しおかぜ」(同―松山間)、同「南風」(同―高知間)で、「瀬戸大橋線ご利用3億人キャンペーン」のロゴマークを掲出した車両の運転を開始した。このうち「マリンライナー」には、同ロゴをあしらったヘッドマークを掲出し、高松駅5番線ホームでお披露目式を開催した。

同線の名称は1988年4月10日、瀬戸大橋を渡る本四備讃線児島―宇多津間の開業に伴い、宇野線岡山―予讃線高松間の愛称として付けられた。キャンペーンは、同線の利用者が今年春に累計3億人に達する見込みとなったことから、3日から12月31日まで展開する。

ロゴは謝恩企画第1弾の一環で、瀬戸大橋を渡る際の広大な海を思わせる青を基調に信頼や安定感を表現。これまでの軌跡を表す三つのグラデーションに感謝の気持ちを込めた「3」の文字と、同橋を渡る列車をあしらった。

掲出は同日から順次開始し、「マリンライナー」は全6編成の高松方先頭車両にヘッドマークで、「しおかぜ」などの8000系(一部を除く)、8600系は松山方先頭車両の側面、「南風」の2700系(同)は高知方先頭車両の側面にステッカーを貼っている。

第1弾ではこのほか、チケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」(スマえき)限定「四国あちこちきっぷ」発売(5月29日まで)、3億人達成日を当てるクイズ(キャンペーン特設ウェブサイトで今月15日まで)などを実施中。

お披露目式は企画第2弾で、長戸正二専務・鉄道事業本部長と佐々木龍次駅長が出席。ロゴを除幕後、長戸本部長は「瀬戸大橋 線の開業は当社の歴史を語る上で最大の出来事。本州と四国を結ぶ大動 脈として、なくてはならないものであり、引き続き安全で快適な輸送サービスを提供していく」とあいさつした。

この後、佐々木駅長がヘッドマークを掲出した岡山行き「マリンライナー26号」に出発合図を行った。


3月7日 木曜日

JR東日本 「TAKANAWA GATEWAY CITY」を拠点「広域スタートアップエコシステム」構築


交通新聞

100社以上のビジネス創造サポート

JR東日本の深澤祐二社長は5日の定例会見で、2025年3月下旬にまちびらきを控える「TAKANAWA GATEWAY CITY」を拠点とした「広域スタートアップエコシステム」の構築に取り組むと発表した。来街者約10万人を対象に、環境・モビリティ・ヘルスケアを重点テーマに新たなソリューションを生み出し、社会実装するための日本最大規模の実験場として、100社以上のスタートアップによるビジネスの創造をサポートする。また、施設開発の進捗(しんちょく)に伴い、各棟の名称を「THE LINKPILLAR(ザ リンクピラー)」などに決定した。

同システムは、スタートアップをサポートする多様な人材や支援制度が相互に関連しながら活動することで、継続的にスタートアップが生まれ成長し続ける仕組み。世界中の社会課題に対して、多様で先端的な知とのコラボレーションの機会や、鉄道データを含む街のデータ基盤(都市OS)による分析、多様な資金サポートの提供により、ソリューションを生み出し、育て、社会実装までサポートする。

具体的には、東京大学、シンガポール国立大学(NUS)、博報堂、リバネス、ジェイアール東日本企画などを運営パートナーに迎え、国内外の100社以上のスタートアップを支援する施設「TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub」を開設する。

施設はスタジオ(1~3)とラボからなり、「環境」「モビリティ」「ヘルスケア」の三つの重点テーマを設定。環境では次世代型物流やビルイン型バイオガス設備の実装、モビリティはロボットによるフードデリバリーサービスや次世代モビリティの実装、ヘルスケアは睡眠コンシェルジュや感染症検査のサービスなどに取り組む。

今夏ごろから順次、東京大学、NUSをはじめとする街のパートナーと共同で、各ビジネス創造プログラムを開始する。東大はプラネタリーヘルスにつながるビジネスの創造をサポート。NUSは海外のスタートアップ企業を対象とした日本進出支援プログラムを開催する。

一方、建物名称は、「あらゆるものをつなぎ、共創し続け未来に向けて成長する」という意味の「Link」と、「100年先の心豊かなくらしのための実験場として、その支柱となり伸び続ける」という意味を込めた「Pillar」を掛け合わせた。

来年3月下旬に開業する品川駅寄り4街区の複合棟Ⅰは「THE LINKPILLAR 1 NORTH/SOUTH(ザ リンクピラー ワン ノース/サウス)」。SOUTHの地下1~2階、6階に約2000人収容のコンベンションホールを核としたMICE(国際会議、研修、招待旅行)施設、1階にトラベルセンター、8階にオフィスワーカー向け食堂が、NORTH1階には保育園が入る。

25年度中に開業する部分は、3街区の複合棟Ⅱが「THE LINKPILLAR 2(ザ リンクピラー ツー)」、1街区の住宅棟は「TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE(タカナワゲートウェイシティ レジデンス)」に決まった。2街区は文化創造棟。

また、同シティは昨年12月に大阪・関西万博が主催する「TEAM EXPO2025」のプログラム・共創パートナーに登録。24年度から具体的プログラムを実施していく。


3月8日 金曜日

JR東海 リニア・鉄道館 春のイベント 蒸気機関車の企画展、特別開館で小学生仕事体験


交通新聞

JR東海の「リニア・鉄道館」(名古屋市)は今月から5月にかけて、春のイベントを開く。20日から「第13回企画展 リニア・鉄道館の蒸気機関車たち ~貴婦人とシロクニ~」を開催するほか、特別開館を含む体験イベントなど、親子で楽しめる企画を多彩に取りそろえた。

企画展は、SLが誕生した経緯や日本への導入、国産化など発達の歴史を解説。〝貴婦人〟の愛称で親しまれたC57139号機と、C6217号機の仕様や功績、両機が所属した名古屋機関区の歴史を紹介する。来年1月27日まで。

イベントの目玉の一つとして、今月26日の休館日を特別開館し、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス「EXサービス」(エクスプレス予約、スマートEX)の会員とその子どもの小学生限定で、業務経験がある社員が説明する「鉄道のお仕事体験」9種を実施する。内容はシミュレーター教室、駅・車内のお仕事体験、鉄道メンテナンス体験。プランは一部を除き販売中。

このほか、3件の特別イベントを設定。15、23日の17時30分からは、屋外展示のN700系新幹線車内で天井にプラネタリウムを投影、ブラックライトを使った演出で「映えスポット」をつくり出す。愛知大学の学生や名古屋市などの協力。

4月13、14日は踏切キャンペーンで、安全教室やクイズ、非常ボタン押下体験などを実施する。

5月19、26日には「こどもパスポート」所有者限定のイベントを開催。通常は入れない収蔵車両エリアに潜入できる。パスポートは4月1日から1年間、何度でも入館可能で、今月13日から10月7日まで販売。幼児400円、小中高生1000円。

ガイドツアーは、「切符の歴史を体験しよう!」(今月9~24日の土曜日・休日)、スタッフが見どころを紹介するツアー(同~24日の土曜日・休日、4月20、27日、5月11、18、25日)、「ドクターイエロー運転台潜入ツアー!」(4月1、3~7、20、27日)、「新幹線運転台の歴史」(5月11、18、25日)を実施する。

親子向けワークショップは、N700S新幹線のペーパークラフト製作教室(今月9~24日の土曜日・休日、27~31日)、模型製作を通じて超電導リニアの仕組みを学ぶ企画(4月28日、5月12日)を設定する。JR東海音楽クラブのコンサート(4月21日)、「TOICAのひよこ」のクイズラリー(4月29日~5月6日)もある。

火曜日休館(祝日の場合は翌日)。4月30日は開館する。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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