2024.07.26鉄道JR新潟支社・新津鉄道資料館 「SLばんえつ物語」25周年記念特別展 など【今週の交通新聞より】
2024年7月22日~7月26日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!
交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。
【今週注目のニュースはこちら】
・JR東海 リニア・鉄道館 「トーマス」と初コラボイベント
・JRグループ旅客6社 「TRAIN TRIP」をリニューアル
・JR新潟支社・新津鉄道資料館 「SLばんえつ物語」25周年記念特別展
・JR北海道旭川支社 塩狩駅100周年記念入場券 「塩狩峠記念館」と連携 入館無料など購入者特典
・JR四国 「伊予灘ものがたり」10周年記念乗車券・グッズを発売
7月22日 月曜日
JR東海 リニア・鉄道館 「トーマス」と初コラボイベント
絵本出版記念 ラリー、パネル展示など 24日~9月23日
JR東海は24日から、絵本「トーマス、リニアしんかんせんと はしる」(ポプラ社)が8月上旬に出版されるのを記念して、「リニア・鉄道館」(名古屋市)を舞台に「きかんしゃトーマス」とのコラボレーションイベントを開催する。9月23日まで。
絵本は日本オリジナルストーリーの第3弾で、トーマスが京都鉄道博物館からリニア・鉄道館へ旅をしてきた話が描かれ、同鉄道館の車両たちが登場する。さらにトーマスは山梨リニア実験線も訪れる。
イベントは館内スタンプラリーを実施。ラリースポットは館内5カ所に設置し、コンプリートした小学生以下の子ども先着1万人にミニ賞状をプレゼントする。2階には、絵本に登場する新キャラクターで、超電導リニアがモデルとなっている「リュウセイ」のフォトスポットがお目見えする。
さらに、トーマスが同館を訪問したシーンを集めたパネルや、絵本の制作過程を紹介する展示を行う。館内の鉄道ジオラマには16番鉄道模型のトーマス車両を置く。
東海道新幹線利用者に特典
東海道新幹線を利用した来館者への特典も用意。抽選で超電導リニア体験乗車会に参加できるプレゼント企画に応募できるほか、リニア中央新幹線建設工事で採取した「リニアの土」を、「リュウセイ」のプリント入りオリジナルデザインケースとセットで家族1000組に先着でプレゼントする。在来線シミュレーター体験も優先して利用できる。
同新幹線車内では期間中、一定速度に達すると乗客自身のスマートフォンで再生できるシステムを使い、2017年公開の「映画きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち」が視聴可能。移動時間を楽しみながら来館できる。
7月23日 火曜日
JRグループ旅客6社 「TRAIN TRIP」をリニューアル
「いきもの」テーマに120個 新スタンプ 「図鑑」機能も新たに搭載
JRグループ旅客6社が「鉄道開業150年キャンペーン」の一環として2022年から展開しているデジタル版スタンプ「TRAIN TRIP」が19日にリニューアルされた。今年のテーマは「鉄道と、いきもの?」。全国各地に生息する「いきもの」をモチーフにした新スタンプ120個を追加するとともに、「いきものスタンプ図鑑」機能も新たに搭載している。
「TRAIN TRIP」は22年4月28日に開始し、今年6月末時点で延べ利用者数20万人を突破。サービス提供開始以降、「あなたの『推し駅』」(22年11月)や、各地の景観や文化などの「まだ見ぬ『宝』」(昨年4月)、「駅弁スタンプ」(同11月)などさまざまなテーマのスタンプを拡充してきた。これまでに全938種類(ログインボーナスのおしごとスタンプ50種類を除く)を公開している。
今年は「鉄道と、いきもの?」のコンセプトの下、全国各地に生息する「いきもの」をモチーフにした新スタンプを展開する。
JRグループは日本全国に鉄道網を保有しており、鉄道による旅を通して日本各地にまつわる「いきもの」に出会い、日本の新たな魅力に気付いてほしいという思いを込めた。19日から追加した新スタンプ120個の中には、地域にまつわる伝説や幻の「いきもの」も登場する。
新スタンプは、千歳線千歳(シマエナガ)、中央線中野(イヌ)、東海道線西焼津(オオグソクムシ)、関西線奈良(ニホンジカ)、予土線打井川(カッパ)、大村線大村(マナマコ)など。
さらに、降車駅でスタンプを押すと、スタンプのモチーフになっている「いきもの」の豆知識や情報を掲載した「いきものスタンプ図鑑」 が入手できる新機能も搭載した。「冬の北海道にいる、ちいさな鳥。中でも、千歳では高確率で出会える。夏には、スリムになるが、同じ鳥。ご注意を!」(千歳駅「シマエナガ」)といったように、「くすっと笑えて、目からうろこ」のエピソードが紹介されている。
7月24日 水曜日
JR新潟支社・新津鉄道資料館 「SLばんえつ物語」25周年記念特別展
軌跡を振り返る
JR東日本新潟支社と新潟市新津鉄道資料館(新潟市秋葉区)は27日から、同館で「SLばんえつ物語」25周年記念特別展「『SLばんえつ物語』・25年の軌跡」を開催する。1969年の引退から30年の年月を超え、99年に復活運転を果たした四半世紀の軌跡を写真やパネルで振り返る。10月21日まで。
沿線観光の柱として活躍
特別展では、磐越西線沿線の季節ごとの風景の中を走行する写真作品とともに、沿線観光の大きな柱として活躍してきたSLばんえつ物語の軌跡を改めて整理。パネルなどでその特徴や果たしてきた役割について展示する。
関連企画として、磯部正昭館長による特別展記念講演会「SLばんえつ物語と新津運輸区」(9月23日14時~15時30分)を同区の新津地域学園201研修室で開催する。定員80人。申し込みは8月7日から受け付け開始予定。
また、SLばんえつ物語の車内(4号車展望車)で同館学芸員による出張講座(8月24日、9月29日、10月27日)も開く。事前申し込み不要。
会期中、今年発行分の同列車使用済み指定席券や、有効期間内の「えちごワンデーパス」「えちごツーデーパス」を提示すると、観覧料(一般300円)が団体料金(240円)に割引となる。
同館は信越線・磐越西線新津駅東口からバス5分、「新津工業高校前」バス停下車徒歩約2分。開館時間9時30分~17時、火曜日休館。同駅にはレンタサイクル(Akiha観光案内所「あ!キハ」内、貸出料金・協力金100円)もある。荒天時と熱中症アラート発令時は貸出中止。
7月25日 木曜日
JR北海道旭川支社 塩狩駅100周年記念入場券 「塩狩峠記念館」と連携 入館無料など購入者特典
JR北海道旭川支社はあす26日、宗谷線塩狩駅が11月25日で開駅100周年を迎えることから、今年5月に開館25周年の節目を迎えた同駅徒歩2分の「塩狩峠記念館」(北海道和寒町)と連携し、永山駅と士別駅で「塩狩駅開駅100周年記念入場券」を発売する。台紙は小説「塩狩峠」の文庫本を連想させるデザインを採用。記念入場券を提示すると同館の入館料が無料になる。
同記念館は、作家・三浦綾子さんの代表作の一つで映画にもなった「塩狩峠」の舞台の地に立ち、同作品に関する資料などを展示する町営施設。建物は三浦さんの旧宅を復元したもので、デビュー作「氷点」なども手掛けた当時の執筆部屋も再現している。
記念入場券は5枚1セット1000円。永山、士別駅でデザインが異なる。いずれも表面は季節ごとに異なる表情を見せる塩狩駅と列車の写真を用い、裏面は5枚をつなげると1枚の写真になる仕掛け。台紙には同記念館の紹介文や写真も掲載した。発売期間は来年3月末まで、通信販売は実施しない。券番0001と0002は沿線地域に進呈する。
同記念館では、記念入場券を提示すると開駅100周年記念グッズ(不織布バッグ、クリアファイル)をプレゼントする。開館期間は11月30日まで、開館時間10時~16時30分(10月以降は15時30分まで)、月曜休館(月曜祝日の場合は翌日)。和寒駅横の観光情報案内所と和寒町役場でも、入場券提示で同グッズを贈呈する。
■協定で三浦綾子作品コラボ検討
同支社はこのほど、同記念入場券制作を縁として、「三浦綾子記念文学館」(北海道旭川市)と地域活性化・相互発展を図る連携協定を締結した。
同文学館で桜井一成同支社長と田中綾館長が協定書を交わした。今後、三浦綾子作品全般とのコラボレーションを検討していく。
7月26日 金曜日
JR四国 「伊予灘ものがたり」10周年記念乗車券・グッズを発売
JR四国はきょう26日から、予讃線の観光列車「伊予灘ものがたり」運行開始10周年記念入場券と、同列車と土讃線「四国まんなか千年ものがたり」「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」の3列車を併せた「ものがたり列車」10周年記念グッズなどを発売する。
記念入場券は、松山、伊予大洲、八幡浜駅の入場券をセット。570円、計500セット限定。26日10時から松山、八幡浜駅で発売。購入は1人1回5セットまで。通信販売は実施しない。
ものがたり列車10周年記念グッズは、「オリジナルお箸」(列車ごとにデザイン違い、6日から発売中、2000円)と、「ピンバッジ」(列車ごとに色違い、1000円)を各列車内で発売。
このほか、伊予灘ものがたり10周年記念グッズとして、B6リングノート(1000円)、シール(450円)、クッキーアソート(1500円)、巾着おかき(500円)を車内限定で用意する。
交通新聞
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