2024.09.06鉄道JR四国・東急 「THE ROYAL EXPRESS」新コース設定、2期目運行 25年1~3月 など【今週の交通新聞より】
2024年9月2日~9月6日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!
交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。
【今週注目のニュースはこちら】
・JR西日本 10月5日デビュー 新観光列車「はなあかり」 京都鉄道博物館で報道公開
・JR東日本クロスステーション 「コレもう撮った?」キャンペーンの第2弾 16店舗で
・JR四国・東急 「THE ROYAL EXPRESS」新コース設定、2期目運行 25年1~3月
・JR九州・JR西日本 南九州3県への誘客キャンペーン 10月から「超回復」
・JR北海道 NFT第2弾 「2024工場公開限定!記念カード引換権付NFT」
9月2日 月曜日
JR西日本 10月5日デビュー 新観光列車「はなあかり」 京都鉄道博物館で報道公開
優雅な旅を演出
JR西日本は8月29日、10月5日にデビューする新観光列車「はなあかり」(キハ189系、3両編成)を、京都市の京都鉄道博物館本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアで報道公開した。JRグループ旅客6社などが10~12月に開催する「北陸デスティネーションキャンペーン」(北陸DC)に合わせて、敦賀―城崎温泉間(小浜線、舞鶴線、京都丹後鉄道宮舞線・宮豊線、山陰線経由)を片道約5時間かけて結ぶ。
同列車はキハ189系を改造した3両編成で、全車グリーン車、定員54人。1号車は、グリーン車よりもさらにグレードの高い「スーペリアグリーン車」とし、2人用の個室10室を設けた。
「地域の華(はな)を列車に集めて、お客様と地域の縁を結ぶ列車」をコンセプトに、車内インテリアに日本の四季を彩る草花をモチーフとした華やかな和の色彩をあしらうなど、優雅な旅を楽しんでもらえる空間を演出している。
外装デザインは、西日本の自然と風景になじみ、懐かしくも華やかでモダンな車体デザインに仕上げた。車体のロゴマークは、地域に光が当たり、地域が華やぐイメージとし、西日本のさまざまな地域のとっておきに「あかりを灯す」列車であること、地域を明るくする列車であることを表現している。
スーペリアグリーン車のシートは本革を採用。高いプライベート感とともに、さまざまな姿勢でゆったりと過ごすことができる。車内各所には、天平時代から続く出雲の鉄文明・たたら製鉄を活用した「出雲たたら製鉄一輪挿し」、越前和紙を用いたフラワーアート、丹後織物を活用した丹後テキスタイルアートなど、随所に「とっておき」の逸品がちりばめられている。
2、3号車は座席が360度回転する仕様の1+1列の座席と、ゆったりくつろげる広いボックス席を配置。2号車にはフリースペースのサロンを設け、特産品の販売やイベントなどに使用する。
同日は落成を記念して同館で式典が行われ、岡田学JR西日本理事・マーケティング本部鉄道マーケティング部長、車両のデザイン監修を担当したイチバンセン代表取締役・デザイナーの川西康之氏らが出席。
岡田部長は「途中駅では地元の皆さまからおもてなしをいただき、お客さまと地域を結ぶ。ぜひ一度ではなく、二度、三度と地域に訪れていただきたい」、川西氏は「車内インテリアだけでなく、地域の皆さまにお迎えいただくために、外装がより華やかに見えるようデザインした。お客さまと地域の皆さまで一期一会の対話をお楽しみいただければ」と話した。
同館の同エリアではあす3日まで、同列車が展示されている。
9月3日 火曜日
JR東日本クロスステーション 「コレもう撮った?」キャンペーンの第2弾 16店舗で
JR東日本クロスステーション(JR―Cross)リテールカンパニーは1日から、思わず撮影したくなる・食べたくなる逸品、限定商品を販売する「コレもう撮った?」キャンペーンの第2弾を開催している。15日まで。
期間限定でブランドが入れ替わるショップ「コレもう食べた?」首都圏駅ナカ16店舗で実施。第2弾は「欲望の世界編」と銘打ち、バターたっぷりのあんことリンゴを重ねて焼いた「あんバターアップルパイ」(五反田店、GRANNY SMITH APPLE PIE &COFFEE、1ホール2800円)や、重さ1㌔を超えるプリン「夢のバケツプリン」(西川口店、サンタクリーム、2980円)、これでもかというくらい生チョコをトッピングしたクレープ「生チョコまみれ」(シャポー新小岩店、クレッチ、3000円)などを販売する。
9月4日 水曜日
JR四国・東急 「THE ROYAL EXPRESS」新コース設定、2期目運行 25年1~3月
JR四国と東急は2日、両社とJR貨物、JR西日本の4社協力で来年1~3月に東急の「THE ROYAL EXPRESS」(ロイヤルEXP)を四国で運行すると発表した。今年1~3月の初運転(第1期)に続く2回目(第2期)の設定。今回は第1期のプランに加え、JR四国の「藍よしのがわトロッコ」乗車を組み込んだプラン、徳島、淡路島といった新たなエリアを訪問し、クルーズ船宿泊やラグジュアリーバスをセットしたプランを用意する。
両社をはじめとする4社では今年1~3月、四国・瀬戸内エリアの観光振興、地域活性化を目的にロイヤルEXPを四国で初運転。乗客に好評だったこと、両社とも今後も続けたい意向があったことなどから、2期目の運転を決めた。
列車は、岡山―高松間はJR西日本、高松以降の四国内はJR貨物の電気機関車がけん引。ロイヤルEXPの車内サービスは東急が行う。
今回のプランは①「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN(クルーズトレイン)」②「同LIMITED(リミテッド)」③「同PREMIUM(プレミアム)」の3コース。いずれも3泊4日の行程で、各コース合わせて6回催行する。
「クルーズトレイン」は1月31日~2月3日と2月7~10日の2回設定。ロイヤルEXP乗車区間は今年同様、1日目は岡山―高松―琴平間、2日目は多度津―松山間、3日目は松山―今治間、4日目は今治―高松間。
「リミテッド」は2月14~17日、21~24日、28日~3月3日の3回。ロイヤルEXP乗車区間は、1日目は岡山―高松―多度津間、2日目は多度津―松山間、3日目は松山―菊間間、4日目は同―詫間間。1日目は多度津―大歩危間で「藍よしのがわトロッコ」に貸切乗車する。
「プレミアム」は3月7~10日の1回。ロイヤルEXP乗車は2日目の多度津―松山間、3日目の松山―伊予西条―今治間、4日目の今治―詫間間。1日目は神戸出発で、専用バスで淡路島を経由し大塚国際美術館(徳島県鳴門市)を訪問。3日目はクルーズ船「ガンツウ」に宿泊。専用バスはラグジュアリーバス「ゆいプリマ」「ゆいプリマOLIVIA(オリビア)」を使用する。
各プランとも、宿泊先は各地の高級旅館・ホテルなど。ロイヤルEXP車内では、バイオリンとピアノの生演奏を聴きながら、日替わりで沿線地域(高松市、香川県坂出市、松山市、愛媛県伊予市)の4人の料理人によるこだわりの昼食を味わう(「プレミアム」の1日目は淡路島の料理店でふぐ料理)。
旅行代金は、「クルーズトレイン」と「リミテッド」は2人1室1人当たり96万円から、「プレミアム」は同145万円から。募集人員は1回当たり最大15組30人。申し込みはロイヤルEXPホームページや郵送で受け付け後、抽選となる。問い合わせはツアーデスク=電話03(6455)0644=へ。
9月5日 木曜日
JR九州・JR西日本 南九州3県への誘客キャンペーン 10月から「超回復」
JR九州とJR西日本は10月1日から、熊本、宮崎、鹿児島3県への誘客キャンペーン「南九州 DE 超回復~HEALING JOURNEY in 熊本・宮崎・鹿児島~」を開催する。来年3月31日までの期間中、各県の観光の魅力を発信するとともに、南九州エリアを周遊できるお得なきっぷの発売やイベント開催、山陽・九州新幹線を利用する商品販売などを展開する。
キャッチコピーの「超回復」には、南九州で「疲れるほど遊んで、思いっきり休んで、旅前より元気になってほしい」との意を込めた。既に開設した専用ウェブサイトでキャンペーン情報を随時更新するとともに、今月下旬から両社管内の主要駅でパンフレットを配布する。
キャンペーン開始に合わせて、3県内の駅やD&S(観光)列車、観光施設など計60カ所を対象に、JR九州アプリを使用したチェックインラリーを開催。12月1日からはインスタグラムでリフレッシュした様子の投稿を受け付ける。いずれも来年1月31日まで。
10月5、6日は熊本駅前で3県の交通事業者が一堂に会する「南九州レイルウェイフェス」を開催。来年1月12日には鹿児島線八代駅で、南九州で活躍する五つのD&S列車が集結する「南九州D&Sサミットin八代駅~〝鉄〟分補給DE超回復~」が開かれる。
キャンペーン商品第1弾として、3県を周遊できる「南九州 DE 超回復!きっぷ」を発売中。期間中の連続する3日間、3県内の新幹線、在来線特急の普通車自由席が乗り降り自由。普通車指定席を3回まで利用可能。利用開始日の7日前まで購入できる。大人1万5000円、子ども6000円。
同きっぷ利用者を対象に、九州新幹線新八代駅と日豊線宮崎駅を結ぶ高速バス「B&Sみやざき」にお得に乗車できる割引きっぷも発売。さらに「超回復レンタカー特別プラン」を設定し、Sクラスが24時間3000円(以降1日3000円)で利用できる。
このほか、MaaS(マース)アプリ「my route」でデジタルチケットなどの発売も予定している。
9月6日 金曜日
JR北海道 NFT第2弾 「2024工場公開限定!記念カード引換権付NFT」
JR北海道はあす7日まで、NFT(非代替性トークン)プロジェクト第2弾商品「2024工場公開限定!記念カード引換権付NFT」(550円)をKDDIの「αU market」で販売している。
札幌市東区の苗穂工場で7日に開催する一般公開(9時30分~15時、入場無料)と連動した特典を付けた。限定600個。決済は「αU wallet」から。
NFTは参加証明書のデザイン。特典は現地でもらえる記念カード1枚(全5種類)と、中古部品の「721系方向幕」(機械付き、1点)のデジタル入札権。入札(最低3万円)は7日12時まで受け付け、落札額は当日発表する。
交通新聞
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