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2024.11.27鉄道観光列車「べるもんた」の乗り方!予約方法や絶品富山グルメの情報をご紹介

ベル・モンターニュ・エ・メール、通称「べるもんた」は、氷見線と城端線をそれぞれ結ぶ1両編成の観光列車です。

雨晴海岸や富山湾越しに展望できる立山連峰、風光明媚な砺波(となみ)エリアなどを車窓からの景色を眺めながら、車内に散りばめられた富山県の伝統工芸や地元産の食材をふんだんに使用したお食事を楽しめます。富山県の絶景やグルメを思う存分に満喫できる列車旅を考えている方の中には、ぜひ乗ってみたいと思う方も多いでしょう。                                      

べるもんたは土日祝日・月曜日に運転している観光列車です。全席が指定席となっており、車内にはカウンター席とボックス席が配置されています。    

予約するかどうか判断する前に、べるもんたの特徴や運転ルート、運転日・時刻表、乗車料金、予約方法、列車の楽しみ方についてくわしく知っておきたいですよね。

この記事を読めば、べるもんたの乗り方や楽しみ方を理解したうえで座席を予約することができます。また、べるもんたの絶品グルメについても紹介しているので、べるもんたの乗り方をリサーチしていて、自分に合った座席の予約を検討している方は必見です。  

1.富山の絶景とグルメの観光列車ベル・モンターニュ・エ・メール〜べるもんた〜

富山県の絶景とグルメを楽しめる観光列車「べるもんた」は、土曜日は山に向かう城端線、日曜日は海へと続く氷見線で運転する1両編成の列車です。

世界遺産に登録されている高度な伝統技術を含む工芸品が散りばめられた和風の車内・食器が特徴で、富山県の伝統や立山連峰が後ろにそびえたつ風光明媚な景観が楽しめます。

車内は4人がけボックス席と幅約2.52メートルの車窓をひとり占めできる窓際席の2種類です。

ここでは、伝統・グルメ・絶景が楽しめるべるもんたの特徴・魅力に迫っていきます。

1-1.日本・富山県が世界に誇る伝統工芸品に触れられる


べるもんたの特徴は、何といっても日本・富山県の伝統工芸品に触れられる点です。
車内には世界遺産に登録された合掌造りや花々をテーマに作られた伝統工芸品の「井波彫刻」が8作品、「庄川挽物木地」の茶碗や「越中三助焼」の湯飲みなども展示されています。

和を感じる美しい車内で、日本・富山県がほこる伝統工芸品に間近で触れてみてはいかがでしょうか?

1-2.【氷見線】富山湾と立山連峰がそびえたつ絶景が楽しめる

氷見線ルートでは砺波駅・新高岡駅・高岡駅~氷見駅間を結びます。
海の幸・山の幸で有名な氷見から城下町の高岡駅を結ぶこのルートでは、富山湾越しに見える3,000メートル級の立山連峰が魅力です。

沿線の藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーでは、ドラえもんなどの展示が楽しめます。

1-3.【城端線】富山の雄大な散居村と合掌造り集落が見られる

城端線ルートでは高岡駅・新高岡駅~城端駅間を結びます。
城下町の高岡駅から雄大に広がる散居村の風景が楽しめる城端駅を結ぶこのルートでは、昔ながらの農村や合掌造りの集落が見られます。

毎年春には「となみチューリップフェア」が開催され、多くの観光客でにぎわいます。

1-4.富山の海鮮と地酒でグルメな列車旅を満喫できる

べるもんたは絶景や伝統工芸だけでなく、富山グルメを堪能できる列車としても有名です。
氷見線や城端線の車窓からの風景を眺めながら、寿司や日本酒を楽しみましょう。

べるもんたには、寿司職人が乗車しており、握りたての絶品の寿司が食べられます。
車内で食べられるくわしいお食事メニューについては、記事後半で紹介しています。

2.べるもんたの予約に必要な4つの情報

べるもんたを予約するには、以下の4つの情報を押さえておきましょう。

ここでは、べるもんたに必要な情報についてチェックしましょう。

2-1.主な運転区間


べるもんたは城端線と氷見線をそれぞれ運転しますが、曜日によって運転区間が変わります。
ここでは、曜日ごとの運転区間についてご紹介します。

2-1-1.城端線の路線

土曜日は城端線の高岡駅・新高岡駅〜城端駅間を運転しています。
こちらは城端線オンリーなので、合掌造りの集落や散居村の風景を楽しみたい方におすすめです。

2-1-2.氷見線の路線

日曜日は氷見線の砺波駅・新高岡駅・高岡駅~氷見駅間を運転しています。
氷見線・城端線沿いの観光スポットやイベントに参加したい方は、日曜日運転のべるもんたを利用しましょう。

2-2.運転日・時刻表

2024年11月時点で判明しているべるもんたの運転スケジュールは以下のとおりです。

【土曜運転便】

高岡駅・新高岡駅〜城端駅 べるもんた51号 べるもんた53号
高岡駅 9:38発 13:08発
新高岡駅 9:43発 13:12発
砺波駅 9:59発 13:31発
福野駅 10:07発 13:41発
福光駅 10:15発 13:49発
城端駅 10:22着 13:56着

  

城端駅〜新高岡駅・高岡駅 べるもんた52号 べるもんた54号
城端駅 10:43発 14:10発
福光駅 10:53発 14:17発
福野駅 11:00発 14:27発
砺波駅 11:08発 14:35発
新高岡駅 11:25発 14:55発
高岡駅 11:29着 14:59着

【日曜運転便】

砺波駅・新高岡駅・高岡駅〜氷見駅 べるもんた1号 べるもんた3号
砺波駅 9:45発 -
新高岡駅 10:01発 13:58発
高岡駅 10:04着
10:24発
14:01着
14:25発
伏木駅 10:38発 14:40発
雨晴駅 10:48発 14:51発
氷見駅 10:55着 14:59着
氷見駅〜高岡駅・新高岡駅 べるもんた2号 べるもんた4号
氷見駅 11:06発 15:15発
雨晴駅 11:13発 15:22発
伏木駅 11:26発 15:35発
高岡駅 11:37着
12:07発
15:48着
新高岡駅 12:10着 -

【運転日】

また、2025年2月までの運転日に関しては以下のとおりとなっています。

 

運転月 運転日
11月 23,24,25,30日
12月 1,2,7,8,9,14,15,16,21,22,23,28日
1月 4,5,11,12,18,19,25,26日
2月 1,2,8,9,15,16,22,23日

2-3.料金体系

べるもんたは全席指定席で、乗車券のほかに座席指定券が必要です。

高岡駅・新高岡駅〜城端駅 乗車券 座席指定券 合計金額
高岡駅~城端駅 大人  590円
こども 290円
大人  530円
こども 260円
大人     1,120円
こども  550円
新高岡駅~城端駅 大人  590円
こども 290円
大人  530円
こども 260円
大人     1,120円
こども  550円

 

砺波駅・新高岡駅・高岡駅~氷見駅 乗車券 座席指定券 合計金額
砺波駅~氷見駅 大人  590円
こども 290円
大人  530円
こども 260円
大人  1,120円
こども  550円
新高岡駅~氷見駅 大人  330円
こども 160円
大人  530円
こども 260円
大人  860円
こども 420円
高岡駅~氷見駅 大人  330円
こども 160円
大人  530円
こども 260円
大人  860円
こども 420円

 

2-4.予約方法

べるもんたの座席指定席券を購入するためには、JR西日本の予約システム「e5489」やJRのみどりの窓口、主な旅行会社で乗車日1カ月前の午前10時から予約できます。

3.べるもんたに乗るなら知っておきたいグルメ情報

べるもんたに乗るなら知っておきたいグルメ情報は以下の3点です。

ここでは、べるもんたでの列車旅をもっと楽しむためのグルメ情報をチェックしましょう。

3-1.乗車1カ月前から3日前までに予約する

べるもんたで食べられるお食事は、乗車日1カ月前から3日前の17時までに「VISIT富山」で予約可能です。
ただし、在庫があればお食事メニューは当日も販売されている可能性があります。

べるもんたに乗車しながら食べたいお食事メニューを、忘れずに予約しましょう。

3-2.富山の海鮮を楽しむなら寿司セット

べるもんたのおすすめのお食事メニューは「ぷち富山湾鮨と富山の逸品セット(税込2,500円)」です。
富山湾で獲れた新鮮な海鮮を使った富山湾鮨5貫と富山の逸品、はとむぎ茶が付いたセットで、プロの寿司職人が列車内で握った寿司をいただけます。

富山の海鮮を使ったメニューには「ぷち富山湾丼セット(税込3,500円)」も。鮮度ばつぐんの地魚とお米、はとむぎ茶のセットで、富山の海と山の幸を堪能できますよ。

3-3.地酒を楽しむなら飲み比べセット

べるもんたで日本酒を楽しむなら「飲み比べセット(税込1,800円)」がおすすめ。沿線でおすすめの日本酒3種の飲み比べを楽しめます。
また、沿線の4種のおつまみと地酒1種がついた「ほろ酔いセット(税込1,800円)」もあり、日本酒好きにはたまりません。

富山の絶景を眺めながら、地酒やおつまみを食べるぜいたくな時間を過ごしてみては?

4.まとめ


この記事では、べるもんたの特徴や予約に必要な4つの情報、もっと列車旅を楽しむためのグルメ情報についてご紹介しました。

べるもんたは土曜日に城端線、日曜日に氷見線を走る1両編成の観光列車です。車両内には世界遺産の伝統技術や富山県を代表する工芸品が飾られ、富山湾越しに見られる立山連峰を筆頭に沿線の風光明媚な景観が楽しめます。

べるもんたの指定席に乗車する場合には、乗車日1カ月前の午前10時から予約システムの「e5489」やJRのみどりの窓口、主な旅行会社などで予約できます。また、気になるお食事メニューは、乗車日1カ月前から3日前の17時までに「VISIT富山」で予約しましょう。

べるもんたを楽しむためには、車両の特徴や予約に必要な情報、富山の絶品グルメ情報について知ることがおすすめです。普通の列車旅とは一味違った旅が楽しめます。

べるもんたの予約情報や楽しみ方を押さえて、伝統工芸・絶景・グルメを満喫しましょう。


べるもんたの公式サイトはこちら


「べるもんた」の車両についてはこちらもチェック!

ベル・モンターニュ・エ・メールー通称は「べるもんた」。その名のとおり、美しい山と海を探検しよう(THE列車)

自然豊かな車窓を楽しめる観光列車として登場したのが、「美しい山と海」を意味するフランス語から名付けられた「ベル・モンターニュ・エ・メール」、通称「べるもんた」です。富山県西部の高岡駅を起点に土曜日は山に向かう城端線、日曜日は海へとつづく氷見線で運転されており、季節や時間によって刻々と変化する美しい車窓をアート感覚で眺めることができます。
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