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2024.11.22鉄道JR四国 土讃線日下-高知間開通100周年 高知駅で記念式典 など【今週の交通新聞より】

2024年11月18日~11月22日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR西日本・中国SC開発 広島駅新ビル「minamoa」屋上広場「ソラモア広場」に
・JR四国 土讃線日下-高知間開通100周年 高知駅で記念式典
・JR東海エージェンシー 鉄道グッズ商品化で支援サイト「レントレ」を開設
・JRグループ旅客6社など 「京の冬の旅」キャンペーン 25年1月から展開
・JR大宮、秋田支社 「烏山線×男鹿線エキタグスタンプラリー」

11月18日 月曜日

JR西日本・中国SC開発 広島駅新ビル「minamoa」屋上広場「ソラモア広場」に


交通新聞

JR西日本と中国SC開発が来年春開業に向けて、広島駅で建設を進めている広島新駅ビルの商業施設「minamoa(ミナモア)」について、中国SC開発は14日、ビル9階の屋上スペースをはじめとする共用空間の概要を発表した。屋上は「ソラモア広場」と名付け、多彩なイベントの場としても活用。7~8階の屋外に「大階段」「ウッドデッキ広場」、路面電車が乗り入れる低層階にはアトリウムを中心とした共用エリアを設ける。

新駅ビルは鉄骨造り地上20階・地下1階建て、建築面積約1万4000平方㍍、延べ床面積約11万1000平方㍍。商業施設、ホテル、シネマコンプレックスが入り、2階中央には広島電鉄の路面電車が乗り入れる。

ソラモア広場の名称は、最も空に近い場や、施設名の「モア」に込められた〝もっと〟多くの人が集い、〝もっと〟好きになる屋上になってほしいとの意。テニスコート約20面分に相当する広さ約4120平方㍍。人工芝の多目的コート(約870平方㍍)、芝生スペース(約1050平方㍍)、緑と憩いのスペース(約725平方㍍)、テラススペース(約290平方㍍)で構成する。

多目的コートと芝生スペースがシームレスにつながり、定例的に各種イベントやマルシェなどを開催する予定。芝生スペースはキッチンカーも出店可能で、テラススペースや緑と憩いのスペースで飲食しながら過ごせる環境を提供する。

7~8階の「大階段」は、広島市内の繁華街へと続く駅前通りを眺望できる抜群のロケーションスポット。階段を客席にして、音楽やダンスなどのステージイベントも開催できる。

7階のホテル前にウッドデッキ広場(約840平方㍍)を設けるほか、旧広島駅ビル「ASSE(アッセ)」屋上に祭られていた出雲大社の分祀(ぶんし)も再度祭る予定。

アトリウムはビルの象徴的な空間として、カフェのようなゆったり落ち着いた雰囲気や広島のぬくもりを感じられる場を提供。2階は路面電車の乗り場を挟んで東西にカフェテラス、3階のアトリウムを見下ろせるエリアは、水の都・広島ならではの雁木(がんぎ)を表現したテラスを設ける。4階には県内外から訪れる人々に気軽に訪れてもらえるアイスブレイクゾーンを整備する。

4階と6階の共用空間では、県内の大学生によるコンペで選ばれた空間デザインを開業後に展開する予定。ミナモア開業を記念し、来年4月下旬からソラモア広場で、庭園デザイナーの石原和幸氏のプロデュースによるガーデンコンテストが開催される。

この日は、工事中のソラモア広場が報道関係者に公開され、竹中靖中国SC開発社長、石原氏が同広場や共用空間の展開について発表した。

竹中社長は「まちのコミュニティーの場を目指して、みんなで駅ビルをつくっていけるような取り組みをどんどんやっていきたい」、石原氏は「この屋上から広島を花でいっぱいにしたい。たくさんの観光のお客さまにこの場所からいろいろな観光地を巡っていただき、広島の活性化につながれば」とそれぞれ述べた。


11月19日 火曜日

JR四国 土讃線日下-高知間開通100周年 高知駅で記念式典


交通新聞

JR四国は15日、土讃線高知駅で同線日下―高知間開通100周年記念式典を開催した。同社関係者と沿線の高知県、高知市、いの町、日高村の首長らが出席し、記念列車の須崎行き普通列車(1000型1両)に出発合図して、節目の年を祝った。

高知県内の同線は、鉄道建設資材の陸揚げ港となる須崎から高知方面に向けて建設が進められ、須崎―日下間が1924年3月30日に開業。同年11月15日に高知まで延伸した。琴平・高松方面とは35年11月に結ばれた。

同社では100周年を記念して来年11月30日まで、沿線自治体を代表する景観をあしらったヘッドマーク型ステッカーを掲出した普通列車を運転。高知、伊野、日下駅には来年4月上旬まで、各駅の開通当時と現在の駅舎写真を使用した記念看板を設置している。

また、駅スタンプアプリ「エキタグ」を活用したスタンプラリーを来年3月31日まで実施。沿線自治体との連携による「四国家のお宝」ツアーも開催する。

改札外コンコースで開催された記念式典には、寺川隆裕取締役・鉄道事業本部営業部長、太田正駅長、来賓の濵田省司高知県知事、桑名龍吾高知市長、水田正孝いの町副町長、藤田浩日高村副村長らが出席。

寺川部長は「皆さまに支えられて100周年を迎え、ご愛顧に御礼申し上げる。JR四国グループはこれからも基幹的公共輸送機関として、地域の皆さまと一緒に取り組んでいきたい」とあいさつ。濵田知事は「土讃線が本県の発展に大いに寄与してきたことを本当にありがたいと思っている。JR四国と土讃線沿線の今後ますますの発展を祈念する」と述べた。

続いて、寺川部長から「開通100周年記念入場券」が沿線自治体の首長らに贈呈され、関係者がくす玉を開花した。この後、2番線ホームで関係者が記念列車に出発合図を行った。


11月20日 水曜日

JR東海エージェンシー 鉄道グッズ商品化で支援サイト「レントレ」を開設


交通新聞

ライセンシー向けに

JR東海エージェンシー(JTA)は15日、ライセンス事業の一環として、鉄道グッズを製作するライセンシー向けに商品化支援サービス「レントレ」のティザーウェブサイトを開設した。

同社は、JR東海の東海道新幹線や在来線を題材にした商品化の問い合わせ窓口となっており、写真、動画、イラスト、3Dデータなどのさまざまな素材を所有。サイトの開設により、商品化に活用できる素材などの提供を求めるライセンシーの声に応えるとともに、商品化の拡大を促進する。

サイトには、玩具や文具、広告物といった商品製作に適した季節感ある写真、動画、イラストなどの素材をラインアップ。車両形式との組み合わせで素材を検索できる。

ライセンシングジャパンに出展

きょう20日から22日まで千葉市の幕張メッセで開催される「コンテンツ東京 ライセンシングジャパン」にブースを出展。所有する鉄道の写真や動画、レントレ、商品化実績などを紹介する。

今後は来年3月末をめどに、ライセンシーの商品化申請をオンラインで行える機能を実装。素材の検索から商品化申請までをワンストップで支援するサービスサイトにバージョンアップするという。


11月21日 木曜日

JRグループ旅客6社など 「京の冬の旅」キャンペーン 25年1月から展開


交通新聞

世界遺産登録30周年テーマ 非公開文化財15件特別公開

JRグループ旅客6社と京都市、京都市観光協会は来年1月1日から3月20日まで、京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅」を開催する。59回目の今回は、「世界遺産登録30周年」「洛陽三十三所観音霊場再興20周年」をテーマに、15件の貴重な非公開文化財を特別公開する。京都ならではの歴史や文化を深く堪能できる特別な体験プランなど、多彩な企画を用意。奥深い京都の魅力を駅・列車内などで積極的にPRし、誘客を図る。

平安建都1200年にあたる1994年12月、17件の神社・寺院・城からなる「古都京都の文化財」が日本で5件目の世界遺産として登録された。洛陽三十三所観音霊場は、広域で巡礼が難しい「西国三十三所」に代わるものとして、平安時代に後白河法皇が定めたとされている。明治期の廃仏毀釈(きしゃく)の影響で途絶えていたが、2005年に再興。「洛陽」は京都の異称で、札所はすべて京都市内に位置している。

キャンペーンでは、期間中、JRグループの主な駅や車内ポスターに華道家・写真家の池坊専宗氏、彫刻家の名和晃平氏が登場し、京の文化の魅力を紹介する。また、定期観光バスやタクシーで文化財を巡る特別コース、京都ならではの歴史や文化を深く堪能できる特別な体験プランも用意する。

キャンペーンの目玉となる非公開文化財の特別公開は、1月10日~3月18日に実施。主な公開箇所は、清水寺随求堂(キャンペーン初公開)や天龍寺祥雲閣・甘雨亭(同)、鹿苑寺(金閣寺)方丈(20年ぶり)、慈照寺(銀閣寺)本堂・弄清亭(本堂は26年ぶり、弄清亭は初公開)など。公開時間10時~16時30分、料金は各所800円。公開期間や時間、料金は箇所により異なる場合がある。一部は完全予約制または予約優先制。

併せて、「『ちょっと一服』スタンプラリー」と題し、特別公開する文化財3カ所を拝観してスタンプを集めると、指定の店舗でお茶と菓子などが楽しめる特典が受けられる。JR西日本の公式アプリ「WESTER」で、非公開文化財特別公開箇所をはじめとした、京都市内の観光スポットなどを公共交通機関で周遊するデジタルスタンプラリーも実施する。

このほか、特別公開寺院や老舗料亭(昼食)などを巡る定期観光バス「おこしバス」特別コース、京都駅発着のタクシープラン、京都を満喫できる少人数・事前予約制の体験プランなどを用意。連動企画として、「京都観光モラル宣言」を順守する観光客には、料金割引や記念品プレゼントなどの特典が提供される。

旅行商品関連は、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス・EXサービスの「EX旅先予約」「EX旅パック」で、非公開文化財特別公開の拝観引換券3枚とガイドブックを組み合わせたスペシャルセットを販売する。


11月22日 金曜日

JR大宮、秋田支社 「烏山線×男鹿線エキタグスタンプラリー」


交通新聞

JR東日本大宮支社と秋田支社はきょう22日から、蓄電池駆動電車「ACCUM」車両を運行している烏山線(EV―E301系)と男鹿線(EV―E801系)で、ジェイアール東日本企画(jeki)の駅のデジタルスタンプ収集アプリ「エキタグ」を活用したスタンプラリー「烏山線×男鹿線エキタグスタンプラリー」を開催する。来年2月28日まで。

対象は烏山線3駅(烏山、宝積寺、宇都宮)、男鹿線3駅(男鹿、追分、秋田)。両線区を含む3駅達成時と、全6駅達成時に限定スタンプを付与。全6駅達成で「オリジナルデザインNFT」を取得するための抽選に自動エントリーする。

このほか、12月から来年2月に展開する秋田県冬の大型観光キャンペーン「誰と行く?冬の秋田」に合わせ、1月12、13日に宇都宮駅西口イベントスペースで秋田県観光キャラバンを開催する。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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