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2024.12.20鉄道JR西日本 「シン・大阪プロレス」開催 新大阪駅開業60周年記念最後の企画 など【今週の交通新聞より】

2024年12月16日~12月20日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東海 ドクターイエローT4編成 〝最後〟の引退イベント
・JR四国 「四国家のお宝」第100弾超え
・JR東日本 「駅弁味の陣2024」受賞駅弁決定 大将軍は「牛肉どまん中 しお」
・JR西日本 「シン・大阪プロレス」開催 新大阪駅開業60周年記念最後の企画
・JR宮崎支社 「ナッシートレイン宮崎」デビュー 日南線で26年3月まで

12月16日 月曜日

JR東海 ドクターイエローT4編成 〝最後〟の引退イベント


交通新聞


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JR東海の丹羽俊介社長は12日の定例会見(東京)で、新幹線電気軌道総合試験車923形(通称・ドクターイエロー)のうち、同社所属のT4編成が来年1月で検測走行を終了するのに合わせ、同編成の体験乗車や車体清掃のイベント、コラボレーション企画を実施すると発表した。同編成の乗車イベントは今回が最後になる。

「安全を守るおしごとを学ぶ!ドクターイエロー(T4編成)体験乗車イベント」は1月24日に実施。東海道新幹線品川駅に8時45分ごろに集合した後、貸切バスで乗車場所に移動し同編成に乗り込む。

車内ではまず7号車で、2020年に引退した700系ベースの座席に座りながら見学のガイダンスを受ける。走行中には「観測ドーム」に着席して検測作業の雰囲気を体験できるほか、1号車の電気検測室を見学。4号車の軌道検測室では、レールのゆがみを調べる仕組みを社員が説明する。15時に新大阪駅で解散。

旅行代金は1人3万9000円(乳幼児を含む子ども同額)。「東海道新幹線弁当」とお茶、オリジナルグッズが付く。募集50人(1人12組、2人10組、3人6組)で、EXサービス会員1人を含む必要がある。申し込みはジェイアール東海ツアーズのウェブサイトで18日12時まで。

引退後の2月1日に同新幹線大井車両基地で行うのは、「おつかれさま!ドクターイエロー(T4編成)おそうじ体験イベント」。〝おそうじ〟は、用意された用具を使い、車体の側面を清掃。これまでの活躍をねぎらうようにきれいにする。同編成との記念撮影や基地内に並ぶ新幹線車両を写真に収めることができる。

旅行代金は中学生以上2000円、小学生以下(乳幼児を含む)1000円。全6回実施、1回当たりの基地滞在時間約90分。募集は1組1~4人(EX会員1人を含む)の合計200人。申し込みは同ツアーズのウェブサイトで16日15時~22日12時。いずれも応募多数の場合は抽選。

また、サントリーのコーヒーブランド「BOSS」とのコラボレーション企画を1月14日から実施。引退後に同編成の車体を原料に使用した東海道新幹線再生アルミ製ワッペンを付けた「限定ドクターイエローボスジャン」を30着製作し、抽選でプレゼントする。応募は「TOKAI STATION POINT」アプリ内のキャンペーン特設ページからエントリー。2月10日まで。

丹羽社長は「T4編成引退のニュースに対して多くの方々から大きな反響をいただき、愛され親しまれてきたことは感慨深い。いわば裏方、縁の下の力持ちの存在である車両が人気を博し、保守の仕事の一部を広く知っていただいた。そういう意味でも大きな役割を果たしてきた。新幹線60年の歴史を彩る一つとして、長く記憶してもらえれば」と述べた。


12月17日 火曜日

JR四国 「四国家のお宝」第100弾超え


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JR四国が2017年2月から、地元住民や自治体、企業、大学などと協働して展開している「四国家のお宝」ツアーが、今月で第100弾を突破した。地元関係者と共に、四国各地に存在する地域資源・文化資源を掘り起こして観光コンテンツ化。少人数のツアーで現地を訪れ、参加者に地域の隠れた魅力に触れてもらう取り組みで、観光による地域活性化へ向けて着実に成果を上げている。

四国家のお宝は、四国各県の自治体、観光推進団体、四国地区信用金庫協会、地元企業、大学などと連携して、地域の〝お宝〟を観光・文化素材に磨き上げ、複数回のツアーを造成・催行。地域との協働により、観光による地域活性化を目指している。

[[17年2月開始]] 2017年2月に第1弾を実施。各回ごとに謎解き型のテーマが設定され、地域の案内人や、主管する同社四国家連携部社員と少人数で現地を回りながら理解を深めるスタイル。四国の地理、歴史、文化などに関心を持つ人たちに好評を博しており、参加者からは「毎回楽しみにしている」「学ぶことが多い」といった声が寄せられている。

今月から来年3月にかけて高知県須崎市で開催中の第101弾「海と神様に守られるまち 須崎」で大台を超えた。同企画は「須崎市海のまちプロジェクト」の一環として、今月14日、来年2月1、15日、3月8日に実施。いずれも日帰りで、各日12人募集、土讃線須崎駅集合。旅行代金は往復JR券、昼食、観光ガイドの案内付きで高松発着大人1万2200円など。

「須崎が、海のまちと呼ばれる〝理由〟は?」をテーマに、須崎八幡宮や津野神社、須崎の新名所としてオープンした「須﨑大漁堂」、サカナ本舗での特別ランチなどを通じて、太平洋に面した須崎が「海のまち」と呼ばれるようになった理由を、地元のガイドとまち歩きしながら解き明かす。

同部では「100弾を超えられたのは、地域の皆さまの協力があってこそ。今後も継続的に地域と協働し、地域・文化資源を磨き上げ、観光による地域活性化を目指していきたい」としている。

[[続々と開催へ]] 同ツアーではこのほか、第102弾「丸亀の港は、金毘羅さんへの玄関口!」(今月21、22日、20人、予讃線丸亀駅集合、高松発着1万400円)、第103弾「山に囲まれた特有の地 日高村」(1月22~24日、12人、土讃線日下駅集合、同1万8500円)を催行する予定。いずれも日帰り。申し込みは旅の予約センター=電話087(825)1662=、「JR四国ツアー」支店、ウェブサイトへ。


12月18日 水曜日

JR東日本 「駅弁味の陣2024」受賞駅弁決定 大将軍は「牛肉どまん中 しお」


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東京駅「駅弁屋 祭」特別コーナー設置

JR東日本は16日、東日本エリアを中心とした駅弁ナンバーワンを決める「駅弁味の陣2024」の受賞駅弁を発表した。公式ウェブサイトでの投票の結果、総合評価1位の「駅弁大将軍」には山形県の「牛肉どまん中 しお」(新杵屋、1480円)が輝いた。

同企画は2012年から、地域の特色を生かした駅弁の魅力発信を通じて地域活性化を推進することを目的に実施。今回は同社管内の1都16県とエリア外7県から61品がエントリーし、計1万7025票の投票が寄せられた。

各賞は駅弁の味、盛り付け、掛け紙の3項目の評価と投票数を基に決定。駅弁大将軍の「牛肉どまん中 しお」は新作で、ふっくらと炊き上げた山形県産米「どまんなか」の上に、しょうゆ味の牛そぼろと特製塩だれで味付けした牛肉煮を載せ、シンプルながらも肉のおいしさを堪能できると評価が高かった。

受賞駅弁を集めた販売イベント「宴」を、来年1月10日~2月11日に同社各駅で開催予定。東京駅の「駅弁屋 祭」など各店舗では特別コーナーを設置する。

各賞は次の通り。

【駅弁副将軍】
山梨県「小淵沢駅120周年記念弁当」(丸政)

【味覚賞】
秋田県「とても硬い親鳥の鶏めし」(花善)

【盛付賞】
栃木県「(とちぎゆめポーク)のポークソテー弁当」(松廼家)

【掛け紙賞】
青森県「津軽」(つがる惣菜)

【初陣賞】
神奈川県「銀だらの味噌ゆう庵焼弁当」(東華軒)

【エリア賞】
北東北=秋田県「サキホコレ弁当(特上弁当)」(関根屋)
南東北=山形県「山形牛焼肉重 極」(もりべん)
甲信越=新潟県「きざみわさびで食べるにいがた和牛牛めし弁当」(新潟三新軒)
北関東=茨城県「あったか牛・豚 茨城ブランド食べくらべ」(しまだフーズ)
南関東=東京都「東京弁当」(JR東日本クロスステーション〈日本ばし大増〉)

【JRE MALL賞】
山形県「冷凍 牛肉どまん中」(新杵屋)

【「駅弁屋 祭」特別賞】
鹿児島県「熊本あか牛と鹿児島黒牛 牛づくし弁当」(松栄軒)

【旅を彩る秋の駅弁特別賞】
岩手県「平泉うにごはん」(斎藤松月堂)


12月19日 木曜日

JR西日本 「シン・大阪プロレス」開催 新大阪駅開業60周年記念最後の企画


交通新聞

JR西日本は14日、新大阪駅開業60周年記念企画の最後のイベントとして、大阪プロレス(大阪市)と連携し、プロレスイベント「シン・大阪プロレス」を同駅3階千成びょうたん前で開催した。観戦無料。

会場には 特設のリングを設置。オープニングセレモニーでは、大阪プロレスの選手たちと、自身も「プロレス大好き」という藤村一博駅長らが入場した。

藤村駅長は「新大阪駅開業60周年を記念して、さまざまなイベントでお客さまに感謝の気持ちをお伝えしてきた。これからも皆さまに愛される駅であり続けるよう、『チーム新大阪』として心一つに取り組み、来年の大阪・関西万博を盛り上げていきたい」とあいさつ。

第1試合は、タイガースマスク選手と佐野蒼嵐選手が対戦。駅の構内とは思えない激しい技の応酬に、観客らは盛んに声援を送っていた。全3試合が行われた後は、ちびっこプロレス教室やリング体験なども実施され、駅利用者を喜ばせていた。


12月20日 金曜日

JR宮崎支社 「ナッシートレイン宮崎」デビュー 日南線で26年3月まで


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ラッピングトレイン 宮崎―日南線志布志間で

JR九州宮崎支社は18日、宮崎県と連携し、「宮崎だいすきポケモン」としてPRするポケットモンスターのキャラクター「ナッシー」「アローラナッシー」をデザインしたラッピング列車「ナッシートレイン宮崎」(キハ40形気動車1両)の運行を日豊線宮崎―日南線志布志間で開始した。

同県は2020年10月に、ポケモン(東京都港区)と「地域活性化に関する連携・協力協定」を締結。県木のフェニックスに似ている両キャラクターを「宮崎だいすきポケモン」に任命し、地元事業者などと連携しながら、県の認知度向上や観光誘客に取り組んでいる。

今回のラッピング列車もその一環で、26年3月まで走らせる。車体側面にナッシーやアローラナッシー、南国の海岸を描いた。このほか、日南線の7駅(木花、運動公園、小内海、北郷、日南、大堂津、串間)の駅名看板にもナッシーデザインを取り入れている。

同県は車両のデビューを記念して、ナッシートレインや駅名看板の写真をインスタグラムかX(旧ツイッター)にアップする投稿キャンペーンを来年3月23日まで開催。「ナッシーリゾートin宮崎」の公式アカウントをフォローして参加すると、抽選で10人にナッシーコラボレーション賞品が当たる。

同日は宮崎駅2番のりばで出発セレモニーが行われ、吉村一喜宮崎支社長、梶尾孝利駅長、河野俊嗣県知事ら関係者が出席。

吉村支社長は「ナッシーの力を借りて日南線沿線ににぎわいをもたらし、宮崎県全体の魅力をさらに広めていきたい。ポケモンファンをはじめ、多くの方々が訪れるきっかけになれば」、河野知事は「この列車が日南線沿線の美しい景観の中を駆け抜ける様子を想像すると心がワクワクする。列車で日南・串間方面まで足を運んでいただきたい」とあいさつ。テープカットを行い、梶尾駅長と河野知事の出発合図で油津行きの下り列車を送り出した。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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