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2025.01.10鉄道JR東海 「わく鉄スタンプラリー」第3弾 など【今週の交通新聞より】

2025年1月7日~1月10日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR西日本 「花嫁のれん」3月7、8日から運転再開
・JR横浜湘南シティクリエイト 神奈川の酒で魅力発信 第1弾 3酒蔵の一合缶発売
・JR西日本 500系最後の全検終了、博多総合車両所で記念セレモニー
・JR東海 「わく鉄スタンプラリー」第3弾

1月7日 火曜日

JR西日本 「花嫁のれん」3月7、8日から運転再開


交通新聞

JR西日本は6日、令和6年能登半島地震、奥能登豪雨で運転を見合わせている観光列車「花嫁のれん」について、3月7、8日から運転再開すると発表した。7日は日本旅行による関西発の旅行商品、8日は上野発の団体臨時列車「つながる北陸 ~開業10周年・1周年~」号に合わせたJR東日本びゅうツーリズム&セールスの貸切乗車ツアーとなる。


1月8日 水曜日

JR横浜湘南シティクリエイト 神奈川の酒で魅力発信 第1弾 3酒蔵の一合缶発売


交通新聞

地域の力 結集

JR東日本グループのJR横浜湘南シティクリエイト(YSCC)は17日から、神奈川県内3酒蔵のオリジナルラベル日本酒一合缶を、運営する「ラスカ茅ケ崎」などで限定発売する。3酒蔵の社長の顔を大胆にデフォルメしたイラストが目を引く缶は、日本酒ブランド「ICHI―GO―CAN」を展開するAgnavi(同県茅ケ崎市)などと連携し、地域の力を結集して完成。企画した「日本酒プロジェクト」チームのメンバーは「神奈川の日本酒の魅力を発信し、地域活性化につなげたい」と意気込んでいる。

YSCCは、JR東日本グループの経営戦略の一環として、神奈川エリアで商業施設などの運営や開発を手掛ける湘南ステーションビルと横浜ステーシヨンビルが昨年4月1日に合併して発足した。主な運営施設は、ラスカ(茅ケ崎、平塚、小田原、熱海)、シァル(鶴見、横浜、桜木町、鎌倉など)。

田村社長が発案 合併で新たな視点

プロジェクトは、合併により新たな視点で地域活性化に取り組もうと田村修社長が発案。日本酒を活用するアイデアは当初からあり、細井年春執行役員・ラスカ茅ケ崎店長がAgnaviや茅ケ崎市内にある熊澤酒造とつながりがあったことから、とんとん拍子で話が進んだ。

まず、相模線沿線の熊澤酒造(茅ケ崎市)、黄金井酒造(厚木市)、泉橋酒造(海老名市)の3酒蔵の一合缶を製作することに。ラベルのイラストは、〝湘南のバンクシー〟とも呼ばれ、ラスカ茅ケ崎の館内にもキュートでポップなイラストを描いている茅ケ崎のアーティスト、RYU AMBEさんに依頼。酒造りに携わる人にフォーカスを当てたら面白いものができるのではと、各酒蔵の社長の顔を描くことになった。

湘南のバンクシー制作のラベル

ラベルにはこのほか、銘柄の紹介や、日本酒に普段なじみがない女性にも手に取ってもらいたいと、味の特徴を「辛口/甘口」「軽快/濃厚」「穏やか/華やか」のチャートで表示するなど工夫を凝らした。

プロジェクトチームは昨年10月に発足し、事業企画本部事業ユニットのメンバーを中心に構成された。毎日のようにミーティングを重ね、チーム以外の人も巻き込んで各所との調整やプロモーション、デザイン、製作に奔走。3カ月余りで発売にこぎ着けた

ラスカ茅ケ崎などで

販売は催事形式。3種類セット(2000円)を17~19日にラスカ茅ケ崎3階入り口前で売り出す(10~20時)。17日9時30分からはオープニングセレモニーを行う。通販ウェブサイト「JRE MALL」内に同社が出店する「伊湘箱」でも17日10時から取り扱う。続いて、2月12~14日に新宿サザンテラス、2月27日~3月2日にJR桜木町駅南改札外で販売する。

目標は全13酒蔵

今後は足柄エリア、相模原エリアの酒蔵を中心に第2弾、第3弾と取り上げる予定で、最終的に神奈川県酒造組合加盟の全13酒蔵をそろえるのが目標。プロジェクトチームのリーダーを務める吉田直樹同ユニットリーダーは「13人の社長の顔が並ぶのは壮観だと思う。日本酒をはじめ地域の魅力を発掘し、神奈川県内全体の活性化に寄与したい」と話す。


1月9日 木曜日

JR西日本 500系最後の全検終了、博多総合車両所で記念セレモニー


交通新聞

JR西日本は7日、2027年をめどに営業運転を終了する山陽新幹線500系車両の最後の全般検査出場を記念したセレモニーを博多総合車両所で開催した。車両所内で働く社員をはじめ、構内で車両メンテナンスを支えるJR西日本新幹線テクノス、JR西日本新幹線テクノサービス、JR西日本中国メンテックの社員ら約100人が出席し、再び輝きを取り戻した同系の最終章への門出を祝った。

500系は、山陽新幹線のスピードアップを目指して同社が独自開発した車両で、1997年3月にデビュー。当時、世界最速の営業運転時速300㌔を達成し、新大阪―博多間を最速2時間17分で結んだ。

高速走行時の空気抵抗を和らげるロングノーズや、騒音を抑える翼型パンタグラフなど当時の最新技術を結集した形状が長らく人気を博したが、安全性・快適性向上の取り組みとして、現在活躍する山陽新幹線「こだま」にN700系を投入する計画としたことから、27年をめどとした営業終了の方針が決まった。

セレモニーは、現在運用する全6編成(1編成8両)の中で最後の全般検査となった「V8編成」の出場に合わせて行われた。

開会に当たり、濵田亮輔山陽新幹線統括本部博多総合車両所長が「V8編成はこれで13回目の全般検査となり、500系全体では博多総合車両所において106回の全般検査を行ってきたことになるが、これが最後の出場になる。これまで関わってきた多くの皆さまに感謝を申し上げたい。27年をめどに運転を終了するまでの間、日々お客さまに安全で安定した快適な旅を提供することを改めてお誓いしたい」と述べた。

続いて、田中德和鉄道本部新幹線本部新幹線車両部長が「皆さんにとっては一番古い車両ということになり、最新車両に比べてメンテナンスに手を煩わせていると思うが、あと2年、しっかりと面倒を見てほしい。まだまだ500系には活躍してもらいたいので引き続きよろしくお願いしたい」、JR西日本新幹線テクノスの牧原弘社長が「当社にとって500系は技術力を高めていく良い教材でもあった。本日が最終全検ということで寂しいところはあるが、学ばせてもらった技術を今後も生かして、日々のメンテナンスにまい進していきたい」とそれぞれあいさつした。

この後、職場、会社ごとに分かれた記念撮影、汽笛吹鳴に合わせて小倉までの本線試運転へと出場するV8編成の見送りが行われた。


1月10日 金曜日

JR東海 「わく鉄スタンプラリー」第3弾


交通新聞

東海道新幹線60周年記念 静岡の鉄道施設など舞台

JR東海は9日から、東海道新幹線開業60周年を記念して、鉄道にゆかりのある沿線施設を巡り、同新幹線の歴史や地域の魅力を楽しみながら学ぶデジタルスタンプラリー「わく鉄スタンプラリー」を開催している。第3弾となる今回は、静岡県が主な舞台。獲得したスタンプの種類や数に応じた特典として、同社総合研修センター(同県三島市)での体験イベントやオリジナルグッズへの応募資格を用意した。3月30日まで。

鉄道系ユーチューバー 西園寺 さん とコラボ

ラリーの参加は、特設ウェブサイトから会員登録して始める。スタンプは、同新幹線の乗車中に獲得する「新幹線スタンプ」と、同県内の対象施設を訪れて獲得する「在来線スタンプ」のほか、鉄道系ユーチューバー・西園寺さんのお気に入りの場所を訪れて獲得する「西園寺スタンプ」の3種類。

新幹線スタンプは東京―新大阪間の車内でのクイズに正解し、1日に上下線各1個、最大2個、期間中に最大6個まで獲得できる。在来線スタンプは、富士宮本宮浅間神社(富士宮市)、SL機関車D51図書館(富士市)、富士見台・御殿場線富士岡駅高堤防(御殿場市)、山北鉄道公園(神奈川県山北町)の4施設で挑戦するクイズに正解すると獲得可能。西園寺スタンプは東海道線興津駅、富士川駅で限定動画を視聴すると獲得できる。

スタンプ数に応じて特典 総合研セ見学など

特典のうち、「総合研修センター 館内見学&おしごと体験ツアー」(2月22日実施)は、新幹線スタンプ3個以上と在来線スタンプ2個以上が必要。18組、最大36人を抽選で招待する。見学のほか、駅係員や乗務員の育成に実際に使用する設備を使い、同社の業務の一部を体験するツアーを行う。

また、新幹線スタンプ4個以上と西園寺スタンプ2個を獲得すると、参加者が社員となって西園寺社長と交流できる特別イベント「株式会社トラベーション 社員研修会」(同日、同センターで開催)に抽選で50組、最大100人を招待する。

二つの特典は、国内在住の18歳以上が対象。小学1年生以上1人も同伴できる。応募は2月9日まで。

このほかの特典は、西園寺スタンプ2個を獲得して応募すると、西園寺さんと同社がコラボレーションしたオリジナルハンドタオルを抽選で600人にプレゼント。新幹線スタンプまたは在来線スタンプを各2個獲得して応募すると、同新幹線開業60周年オリジナルアクリルキーホルダー(全12種類)を抽選で各600人、計1200人に進呈する。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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