トレたび JRグループ協力

2025.01.31鉄道JR東海 山梨リニア実験線 夏頃に新たな中間車両を投入 など【今週の交通新聞より】

2025年1月27日~1月31日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR北海道 小樽駅「ワインテイスティングバー@小樽」開設 期間限定、地元産ワインバー提供
・JR西日本など 「バーチャル広島駅」「バーチャル大阪駅4・u」順次オープン
・JR東海 山梨リニア実験線 夏頃に新たな中間車両を投入
・JR東日本など 上野駅で「リサとガスパール」のコラボレーションイベント
・JR九州 二つの九州周遊企画 「寺社めぐり」「鉄道めぐり」

1月27日 月曜日

JR北海道 小樽駅「ワインテイスティングバー@小樽」開設 期間限定、地元産ワインバー提供


交通新聞


交通新聞

JR北海道は2月1日、函館線小樽駅の改札内「小樽ステーションギャラリー」(4番線ホーム石原裕次郎メモリアルオブジェ横)で、北海道・後志産のワインとおつまみを楽しめる「Wine Tasting Bar@Otaru」(ワインテイスティングバー@小樽)をオープンする。小樽市、小樽商工会議所、小樽観光協会の後援。運営はたるしぇ(同市)。同28日までの期間限定。

同市や余市町、仁木町など後志エリアのワイナリーの協力を得て、赤、白、ロゼ、オレンジワインなど「後志産ワイン」12種類をワインサーバーで提供する。1杯(35㍉㍑)600円、飲み比べできる3杯セットは1500円。決済はキャッシュレス限定。

ワインに合う後志産のおつまみとして、クリスピーチーズやドライフルーツなどを用意。ノンアルコールの後志産ブドウジュースもある。一部のワインはボトルでも販売する。

営業時間11~20時。改札内のため、会場へは入場券や乗車券が必要。天候や列車の運行状況により、営業時間などを変更する場合がある。地元の小樽商科大学の社会連携実践プロジェクトと連携し、学生がボランティアスタッフとして運営に協力する。

このほか、特別イベントとして、ワイン生産者や有識者によるミニセミナーを2月11、16日に各日2回開催し、後志産ワインの魅力を発信する。事前申し込み制、各回10人、参加費4400円(試飲ワイン、試食おつまみ付き)。


1月28日 火曜日

JR西日本など 「バーチャル広島駅」「バーチャル大阪駅4・u」順次オープン


交通新聞

交通新聞

広島 新駅ビル「ミナモア」が舞台
大阪 発信・交流活動さらに促進

JR西日本とJR西日本コミュニケーションズ、JR西日本イノベーションズは、3月中旬に「バーチャル広島駅」、4月に「バーチャル大阪駅4・u(フォーユー)」を開業する。JR西日本グループが2022年8月から大阪駅を舞台に取り組むXR(クロスリアリティー)施策として、これまで積み重ねてきた実績と経験を生かし、バーチャルステーションを2拠点体制に拡大。3月に新駅ビルが誕生する広島駅では、大阪駅とは異なるプラットフォームで展開するなど、多様なユーザーや出展企業・団体のニーズに応える。

同グループでは、22年8月に初のXR施策として、大阪駅をバーチャル上に再現・拡張した「バーチャル大阪駅」を開業し、これまで3回実施。昨年3月に開業した「バーチャル大阪駅3・0」は、スマートフォン向けメタバースプラットフォーム「REALITY」を採用し、ユーザーの自律的な発信活動を可能にするさまざまな仕掛けを構築している。

さらに、幅広い分野から出展する企業・団体とユーザーがコラボレーションするバーチャルならではの価値創出空間が誕生し、開業から約半年間で世界中から延べ2000万人を超えるユーザーが来場する人気ぶりを見せている。

PC、VR機器幅広く対応

今回新たに開業するバーチャル広島駅は、広島新駅ビル「minamoa(ミナモア)」が舞台のバーチャル空間。スマホのほかパソコンやVR(仮想現実)機器にも対応するメタバースプラットフォーム「cluster」を採用し、3月24日のリアル開業に先駆けて3月中旬から公開する。

路面電車が乗り入れるミナモアの玄関口「アトリウム空間」や、ステージイベントが開催可能な「ソラモア広場」、ユーザー同士で楽しめる「メインフロア」をバーチャルならではの表現で再現する。

さらに、リアルのミナモアと連動し、リアルでは実現が困難なエンターテインメント性の高いさまざまな施策を展開。鉄道の乗降場だけにとどまらない多様な機能性を持つ「駅」と、広島エリアの多彩な魅力、自由で拡張性の高いメタバースならではの機能を組み合わせた、もう一つの「ミナモア」を体感してもらう。

ユーザーと企業コラボ機会提供

一方、バーチャル大阪駅4・uは、4回目の取り組みとなるバーチャル大阪駅の進化版。ユーザーの自律的な発信活動やコミュニケーションをさらに促進する仕掛けが施されるほか、出展企業・団体にもより活用しやすい工夫を凝らす。

具体的には、ユーザーと出展企業・団体がバーチャル空間上に〝同居〟するバーチャル大阪駅の特長を生かし、ユーザーと企業・団体がコラボする機会を数多く提供。投稿された画像や動画のうち優れた作品は、リアルの大阪駅で放映・掲出されるなど、バーチャル上で活躍するユーザーの夢や希望がリアルでかなう、他にはない空間を実現していく。


1月29日 水曜日

JR東海 山梨リニア実験線 夏頃に新たな中間車両を投入


交通新聞

環境負荷低減など成果反映

JR東海は、山梨リニア実験線(総延長42・8㌔)で走行試験を行っている超電導リニアの試験車両として、新たな中間車両を今年夏ごろに投入する。リニア新型車両の投入は、2020年8月に走行試験を開始したL0系改良型試験車以来5年ぶりとなる。

現在の試験車両は、L0系改良型のほか、13年8月から走行試験を行うL0系を使用している。改良型は、リニア営業車両の仕様策定に向け、L0系をさらにブラッシュアップ。車内用の電気を発電するガスタービン発電装置を非搭載として誘導集電方式を全面採用することで、先頭形状を最適化して空気抵抗を抑え、消費電力や車外騒音の低減を図った。

既に17年には、国土交通省の技術評価委員会が、営業線に必要な技術開発は完了していると評価。営業車両の仕様策定には、今後さらに走行試験から得られるデータ、営業のニーズ、サービス水準などを反映して決める。1997年から走行試験を開始した山梨実験線での累計走行距離は、昨年11月末時点で地球約126周分に相当する約505万㌔に達している。

新型中間車両は、L0系改良型試験車をさらにブラッシュアップしたもので、環境負荷低減などに関する開発成果を反映。改良型からの変更点や投入両数などの詳細は、2月ごろに発表する。

現在の車両編成は、L0系5両編成とともに、L0系の先頭車1両、中間車2両と改良型の先頭車、中間車各1両を連結した5両編成の計2編成を運用している。


1月30日 木曜日

JR東日本など 上野駅で「リサとガスパール」のコラボレーションイベント


交通新聞

31日から 絵本出版25周年記念してイベント

JR東日本はあす31日から、同社グループのアトレ、JR東日本クロスステーション(JR―Cross)デベロップメントカンパニーと連携し、上野駅で今年日本語版出版25周年を迎えた人気絵本キャラクター「リサとガスパール」のコラボレーションイベントを開催する。スペシャルムービー放映やコラボ装飾、スタンプラリーなどを通じて上野駅全体をジャックする。2月16日まで。

スペシャルムービー放映は、同駅がコンセプトに掲げる「文化創造HUB」の取り組みの一環。昨年8月に全体開業した13番線ホーム壁面の映像投影環境「PLATFORM13」で、10のテーマの特集アートや絵本の一コマなど、100点以上の油彩画アートを活用した内容を、高さ約2・4㍍×全長約100㍍の巨大な壁面に圧倒的臨場感で投影する。放映時間8時~21時30分(一部停止時間帯あり)。2月24日まで。

コラボ装飾は、原作者が特別に描き下ろしたパンダアートを中心に、駅各所の壁面を「リサとガスパール」の油彩画アートの装飾が彩る。

スタンプラリーは、同駅とアトレ上野、エキュート上野に設置されたスタンプ4個を集め、アトレ上野かエキュート上野の対象店舗で購入条件を達成すると、オリジナルアクリルキーホルダーを進呈する。

このほか、アトレ上野、エキュート上野、シュガーバターの木JR上野店の各対象店舗で、購入条件達成者にそれぞれ異なるデザインのオリジナルステッカーを進呈。三省堂書店アトレ上野店では特設コーナーを設け、対象商品購入者にパンダアートの特典ペーパーをプレゼントする。ニューデイズ上野中央口店でも「リサとガスパール」の関連商品を販売する。


1月31日 金曜日

JR九州 二つの九州周遊企画 「寺社めぐり」「鉄道めぐり」


交通新聞


交通新聞

早春コース多彩に 梅、早咲きの桜…「春爛漫」など

JR九州はあす2月1日から、九州内の旅をさらに楽しんでもらおうと、「九州寺社めぐり」と「九州鉄道めぐり」の二つの周遊企画を初めて展開する。寺社めぐりでは、各駅長お薦めの寺社を紹介するとともに、同企画きっぷ用の特別御朱印を66寺社で頒布(はんぷ)する。10月31日まで。鉄道めぐりは、JR九州アプリを使ったチェックインラリーで、対象駅などを巡って賞品をもらう全4ミッションを設定している。7月31日まで。

駅長お薦め「寺社めぐり」

寺社めぐりは、駅周辺のにぎわいづくりや地域の魅力発信も狙いに、管内62駅の駅長がお薦めする73寺社を、専用ホームページなどを通して紹介。このうち66寺社では、各駅長のアイデアも交えて特別御朱印を作成し、鉄道車両や駅舎、地元の風景などを交えたオリジナル意匠に仕上げた。

特別御朱印は、企画に合わせて設定する商品「ぐるっと九州寺社めぐりきっぷ」(大人1万4300円、子ども同額)に付随する頒布券(5枚付き)と初穂料を納めて入手する。きっぷは管内の普通・快速列車の普通車自由席が3日間乗り放題で、必要な料金券の購入により九州・西九州新幹線や特急も利用可。JR九州インターネット列車予約で発売する。利用期間は2月1日~10月31日、発売は10月29日利用開始分まで。

また、特別御朱印帳付きバージョンも設定した。同列車予約で1万5500円、みどりの窓口で1万7000円。御朱印帳のデザインは、九州新幹線800系「つばめ」版、D&S(観光)列車版の2種類。御朱印帳は小倉、博多、佐賀、長崎、大分、熊本、鹿児島中央、宮崎各駅構内の観光案内所で受け取る。御朱印帳はJR九州商事の通販ウェブサイトでも3500円(送料込み)で発売する予定。

「鉄道めぐり」 チェックイン ラリー

鉄道めぐりは鉄道に関する4ミッションに挑んでもらい、達成者に賞品をプレゼントする。JR九州アプリから対象駅の改札口でチェックインして参加する。

ミッションA「九州ブルートレインチェックインラリー」は、9駅(門司、博多、鳥栖、長崎、佐世保、熊本、鹿児島中央、南宮崎、大分)にチェックイン。プレゼントは限定スマートフォン壁紙(達成者全員)。

同B「JR九州秘境駅めぐり」は、5駅(日豊線宗太郎、青井岳、肥薩線表木山、三角線赤瀬、指宿枕崎線薩摩塩屋)のチェックインで、限定クリアファイル3種セットを贈呈(先着500人)。

同C「クイズ!この駅はどこでしょう?」は、「この時刻表はどこの駅?」といった五つの問いに対する回答駅でそれぞれチェックイン。達成者には限定デザインキーホルダー(先着500人)を贈る。

同D「特定編成乗車チャレンジ」は、対象編成(783系Cm35編成、787系Bo107~111編成、415系Fo1501編成など)の車内にあるキーワードを五つ集めて、専用フォームから応募する。賞品は限定デザイントートバッグ(先着300人)。

さらに、全ミッションを達成すると、抽選でJR九州社員研修センターの限定イベントに招待する。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

さらに外出先や出張先でも読める『交通新聞電子版』も配信中。
記事写真もカラーで掲載。いつでもどこでも読めて、PDFでの閲覧も可能。多彩な検索方法で最新情報から過去記事の検索もできます。

発売日/日刊(土・日・祝日休刊)


詳細・購読のお申込みはこちらから

  • 画像の改変・複製利用等を禁じます
トレたび公式SNS
  • X
  • Facebook
  • Instagram