2026.05.15鉄道JR八王子支社・長野支社 中央線・篠ノ井線・信越線にE131系を投入 など 【今週の交通新聞より】

2026年5月11日~5月15日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!
交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。
【今週注目のニュースはこちら】
・JR八王子支社・長野支社 中央線・篠ノ井線・信越線にE131系を投入
・JR北海道 宗谷線「花たび そうや」今年も運転 旭川駅でお見送り
・JR東日本 奥羽線福島―新庄間の新型車両 E723系5000番代を報道公開
・JR九州 熊本地震から10年 九州新幹線の脱線防止ガード整備進む
・JR東海 相模原市の「Fラボ」で子ども向け職業・技術体験イベント
注目のニュースを動画でも!!
5月11日 月曜日
JR八王子支社・長野支社 中央線・篠ノ井線・信越線にE131系を投入
快適性、セキュリティー向上
JR東日本八王子支社と長野支社は7日、中央線高尾―塩尻間、篠ノ井線塩尻―篠ノ井間、信越線篠ノ井―長野間に新型車両E131系を投入すると発表した。1編成3両で、20編成60両を新造。秋ごろから営業運転を開始し、現在同路線で運行している211系(192両)のうち中央線(6両編成)を中心に一部を置き換える。
E131系は、郊外・地方線区向け標準直流電車。山梨県内への普通列車の新型車両投入は、1966年の115系以来60年ぶり、長野県内は98年のE127系以来28年ぶりとなる。
車体はステンレス製で、外観は現行の中央線・篠ノ井線・信越線211系のカラーリングを踏襲し、先頭車の前面にE131系特有のドット柄を山並みのように配した。インテリアもアルプスの水の恵みをイメージしたブルーを基調とした。オールロングシートで、1人当たりの座席幅は211系より20㍉広い460㍉として低座面化し、クッション性を向上させる。
[[ワンマン運転対応機器搭載]] 一部のドア上部にはカラーLED表示器を設置し、多言語による情報提供を行う。車いすやベビーカー利用者向けのフリースペースを各車両に設けるほか、車内防犯カメラを設置。非常通報装置を1両4カ所に増やし、セキュリティー性能を高める。車両側面に乗降確認カメラを設置するなど、ワンマン運転に対応した機器を搭載する。
安全・安定性では、モニタリング技術を活用した車両搭載機器や線路設備の状態監視機能により、故障の予兆を把握して事前に対処する。環境性能は、主回路機器にSiC(炭化ケイ素)半導体素子を採用し、車両の消費電力を抑制する。
5月12日 火曜日
JR北海道 宗谷線「花たび そうや」今年も運転 旭川駅でお見送り
JR北海道は9日、宗谷線で観光列車「花たび そうや」号(旭川―稚内間)の今春の運転を始めた。全車指定席の臨時急行で、停車駅などで沿線各地の出迎えやもてなしを楽しめるのが特徴。運転は31日までの土・日曜日計8日間。
「花たび そうや」号は、新緑と地域の温かな歓迎を味わってもらおうと、毎年5月の週末を中心に運転している。ダイヤは土曜日に下りの旭川発10時13分、日曜日に上りの稚内発9時30分を設定し、片道6時間以上をかけてゆっくりと走る。
今年は、キハ40形「山紫水明」2両と、キハ54形「旧急行礼文用転換クロスシート車両」2両を組み合わせた4両編成(定員128人)。全車指定席で、期間中の座席はほぼ埋まっているという。
初日の9日には、旭川駅2番線ホームで駅社員や自治体関係者、ご当地キャラクター「あさっぴー」らが見送りを実施。発車前には「振鈴(しんれい)」による合図も響いた。帯広市から訪れた家族連れは「独特の音やにおい、車窓の風を感じられるキハ40に乗れる貴重な機会。おいしいものも楽しみ」と笑顔で乗り込んだ。
停車駅では、ご当地キャラクターのグリーティング、弁当や飲み物、特産品の販売、ノベルティー配布など、地域ならではの催しが行われ、乗客をもてなした。
5月13日 水曜日
JR東日本 奥羽線福島―新庄間の新型車両 E723系5000番代を報道公開
座席幅拡大で快適性アップ
JR東日本は8日、奥羽線(山形線)福島―新庄間に今年秋ごろから順次投入予定の新型車両E723系5000番代を、山形新幹線車両センター(山形市)で報道関係者に公開した。座席幅の拡大など車内の快適性を向上。バリアフリー化の推進や消費電力の削減なども図っている。11編成22両を新造し、現行の719系5000番代を置き換える。
車体はステンレス製で、VVVF制御方式の採用により消費電力を削減。座席は、同線米沢―新庄間を走る701系5500番代と同じロングシートで、沿線のベニバナを思わせる赤系統の色味が印象的。1人当たりの幅は2㌢広い47㌢として快適性の向上を図った。定員は245人。
車いすやベビーカー利用者が快適に乗車できるよう、各車両にフリースペースを1カ所設置。バリアフリー推進の観点から、電動車いす対応の洋式トイレを採用している。
安全面では、各車両の客室内に防犯カメラを1両当たり2台、非常通話装置を同3台(トイレ付き車両はトイレにも1台)設けた。また、車体側面のカメラでは乗務員が運転室から利用者の乗降を確認できるようワンマン運転に対応した機器も備えている。
外観は、沿線の自然と調和しながらも次世代を思わせるシャープなデザイン。カラー帯は719系5000番代と701系5500番代の色彩を踏襲し、山並みとベニバナをイメージしたオレンジ、白、緑が目を引く。
JR東日本鉄道事業本部モビリティ・サービス部門車両技術センターの青井修所長は「どなたにも使いやすい車両なので安心して快適に利用していただきたい。車両の性能確認や乗務員の訓練を重ね、営業運転に向けた準備を進めていく」と述べた。
5月14月 木曜日
JR九州 熊本地震から10年 九州新幹線の脱線防止ガード整備進む
本年度中の本稼働を目指す「スラブ穿孔機」
2016年4月の熊本地震から10年。JR九州は、激震により九州新幹線の回送列車が脱線した事象を踏まえ、同新幹線で国と連携して脱線防止ガードの増設を進めてきた。新大牟田―熊本総合車両所間で、活断層の影響を受ける明かり区間の対策を全て完了するなど、優先度に応じて計画的に整備を推進。現在までに上下線合わせて約85㌔で工事を終えた。開業前の機会を生かし、西九州新幹線でも全区間の対策を完了。さらに、残す区間の施工速度向上を図るため新たに「スラブ穿孔(せんこう)機」を開発し、本年度中の実用化への検証が進む。
同社は、九州新幹線への脱線防止ガード整備を震災前の12年度からスタートしており、地震発生確率が高い活断層が走る箇所で、地震の揺れの影響を受けやすい明かり区間の工事を優先的に進めてきた。震災前までに約54㌔で完了していたが16年の脱線は設置していない区間で発生。以後、脱線箇所を含む熊本駅南側計約17㌔を16年度までに整備。続いて同駅北側の計約14㌔で進め、19年度までに極めて優先度の高かった箇所として計約85㌔の対策を終えた。
設置工事は、列車の営業終了から始発までの間合いで進められ、搬入撤収を含めて1日4時間程度に限られる。一方、軌道スラブにガードを固定するボルト穴をうがつ必要があるなど作業は手間を要す。そんな中、20年度からは西九州新幹線での設置に建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構と連携して着手した。敷設時からボルト穴を加工済みの軌道スラブを採用することで工程を短縮し、22年9月の開業までに設置工事を積極的に推進。トンネル区間を含む上下線全区間の設置を25年度末までに完遂した。
対策のスピードアップは安全性評価の見直しからも図られてきた。脱線防止ガード設置間隔は当初、長さ約5㍍の軌道スラブ1基当たり左右レールごとに6個計12個取り付けてきたが、蓄積データの検証を重ねて安全性を再評価。設置間隔を1・5倍に拡大しても期待通りの効果が見込めることが確認でき、16年度以降は1基当たりの取り付け数を計8個に見直し、効率性と施工速度の向上につなげた。
対策の最終目標は九州新幹線のトンネル区間も含む全区間を掲げ、本年度から再び優先度の高い箇所を対象に順次工事に着手。合わせて開発・検証を進めてきた「スラブ穿孔機」の本年度中の本稼働を目指す。
スラブ穿孔機は、トラックをベースとした軌陸車で、荷台部分に搭載した機械を軌道上に下げて使用。ガードは一つ固定するのに四つのボルト穴が必要で、機械では左右レール沿いにガード2個分となる計八つの穴を同時にうがつことができる。これまでは一つ一つ人の手で行ってきたことから、作業の大幅な時間短縮が期待される。
5月15日 金曜日
JR東海 相模原市の「Fラボ」で子ども向け職業・技術体験イベント
相模原市のリニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)付近でJR東海が運営するイノベーション創出促進拠点「FUN+TECH LABO(ファンタステックラボ)」(Fラボ)では、これまでの活動で培ってきた企業などとの関係性を生かし、子ども向けの職業・技術体験イベント「FUN+TECH DAY!」を6月7日に同市内で開催する。子どもたちの楽しさや学びに寄与するイベントを実施することで、同新幹線の沿線都市の価値向上に貢献する。
イベントは、参加企業・団体が子ども向けブースを出展し、小学生を中心とした参加者が多様な職業や技術を体験できる。主な参加企業・団体は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)・相模原市(合同参加)、山梨中央銀行・横浜銀行(同)、NTTドコモビジネス、ソフトバンク、TRIP(Tokyo Railway Innovation Partnership)、双葉鉄道工業、UACJなど。
このうち大成建設は、VRを使った「未来の月での生活」体験に加え、災害時の復旧支援車の乗車体験。大和製罐では缶が作られてから日本中に届けられるまでを学び、オリジナル缶を製作する。カヤバは油圧について学んだ後、ショベルカーの操作を疑似体験できる。
場所は同市中央区の市立産業会館。時間は11~13時、12時30分~14時30分、14時~16時の3部制で、定員は各350人。参加無料だが事前申し込みが必要で、ショッピングウェブサイト「JR東海MARKET」内で受け付け中。6月5日まで、先着順。
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