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2025.02.14鉄道JR北海道 「冬のラベンダー号」運転 旭川、富良野駅でお見送り など【今週の交通新聞より】

2025年2月10日~2月14日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東海「推し旅」 映画「ヒプノシスマイク」公開でコラボ企画 新幹線で大阪・名古屋へ
・JRグループ旅客6社 大阪で「新幹線でつながる旬食フェア」
・JR西日本グループ 大阪・関西万博に向け 弁天町駅新駅舎 3月1日使用開始
・JR北海道 「冬のラベンダー号」運転 旭川、富良野駅でお見送り

2月10日 月曜日

JR東海「推し旅」 映画「ヒプノシスマイク」公開でコラボ企画 新幹線で大阪・名古屋へ


交通新聞

JR東海は、自身の「推し」に会いに行く「推し旅」と、アニメ映画「ヒプノシスマイク ―Division Rap Battle―」の21日公開を記念したコラボレーション企画「オレ達と行こうぜ!大阪・名古屋OSHI旅」を実施している。大阪編は3月31日まで、名古屋編は4月1日~5月30日。

走行中の東海道新幹線車内では、特設ウェブサイトでアンケートに答えると、両期間中にキャラクター2人のオリジナルボイスドラマを聴くことができる。ドラマを聴くと、全国のセブン―イレブン店内のマルチコピー機で発行できるオリジナルブロマイドを進呈。デザインは両期間で各3種類が登場し、1回の乗車で3種類の中から1枚選ぶ。1日1枚まで、期間中何度でも参加可能。

さらに、ドラマを聴いた人は、この企画限定の観光マップを電子ブックで閲覧できる。併せて、大阪と名古屋の現地のみで聴けるオリジナルボイスも設定した。

このほか、期間中に大阪、名古屋の各スポットを訪問し、特設サイトでアンケートに答えると、コラボ限定のAR(拡張現実)フォトが楽しめる。オリジナルスマートフォン壁紙もプレゼントする。

オリジナルグッズは、今回のために描き起こしたミニキャラを使用。「アニメイト」の大阪3店舗、名古屋2店舗で各期間に販売するほか、「セブンネットショッピング」で予約販売を実施中。


2月12日 水曜日

JRグループ旅客6社 大阪で「新幹線でつながる旬食フェア」


交通新聞

全国の特産品新幹線で輸送
速達性生かし即日販売
日本各地の魅力を発信

JRグループ旅客6社は7、8日、大阪駅西口の商業施設「KITTE大阪」2階の「@JP Cafe」で、「新幹線でつながる旬食フェア」を開催した。日本各地の魅力のさらなる発信を目的に、新幹線の速達性とネットワークを生かし、全国各地から魚介類や駅弁、菓子類などの特産品を各社の新幹線で新大阪駅に輸送して即日販売した。会場では入手しづらいご当地グルメなどを求める人たちでにぎわいを見せた。

グループ6社では、物流の「2024問題」や二酸化炭素(CO2)排出量削減、地方創生など社会的な課題解決の一助を担うため、新幹線などによる荷物輸送サービスを展開している。フェアは昨年5月の東京駅開催に次ぐ第2弾。

7日は、岡山から山陽新幹線「みずほ600号」(新大阪10時21分着)で朝に水揚げされたカワハギやサザエなど瀬戸内海の天然魚介類など、東京、名古屋からは東海道新幹線「こだま703号」(10時51分着)で愛知県のスイーツ「ぴよりん」2個が入った「ぴよりんおでかけセット」、東京都内の「新幹線E7系弁当」「チキン弁当」をはじめとする人気駅弁などを運んだ。

このほか、東北・北海道新幹線では北海道の「函館みかどのいかめし」、山陽・九州新幹線では福岡県の「梅ケ枝餅」などを新大阪まで輸送。同駅ではジェイアール西日本マルニックスの社員がそれぞれの商品を車両から運び出し、会場まで運搬した。

中でもババロアとプリン、スポンジケーキの3層構造で繊細な仕上がりが特徴のぴよりんは、緩衝材が敷かれた台車なども用いて、慎重かつ丁寧に運ばれた。

商品は到着時間帯ごとに順次販売を開始。ぴよりんや梅ケ枝餅など一部の人気商品は、当日配布の整理券を求める人が列をなした。

JR西日本の南條兼人地域まちづくり本部地域共生部次長は「新幹線輸送のメリットは速達性や定時性、さらには振動に強いことなどが挙げられる。今回は各社の垣根を越えた取り組みであり、これからも連携を密にしながら、新幹線荷物輸送をどんどん盛り上げていきたい」と述べた。



同日、JR九州では、山陽・九州新幹線の新大阪行き鹿児島中央8時43分発「さくら546号」と同9時41分発「同550号」で、鹿児島、熊本、福岡、長崎の各県から全16品を輸送した。

途中の新鳥栖駅では、「同550号」が到着すると、西九州新幹線「かもめ12号」と在来線特急「リレーかもめ12号」で運んできた長崎の2品の積み替えと併せ、まだ温かさが残る焼きたてで駅に搬入された福岡県太宰府市の名物「梅ケ枝餅」(かさの家)を、角谷隆次駅長らが手際よく車内へと運び入れた。

同社鉄道事業本部営業部営業課の中山泰輔さんは「作ったその日のうちに大阪で食べられるというのは新幹線輸送ならでは。ぜひこの機会に九州のおいしい食べ物を大阪の皆さんに体験してもらって、次は九州に遊びに行こうと思ってもらえるとうれしい」と話していた。


2月13日 木曜日

JR西日本グループ 大阪・関西万博に向け 弁天町駅新駅舎 3月1日使用開始


交通新聞

段差なし乗り換え通路新設
会場内公式ストア概要も発表

JR西日本グループは10日、4月13日に開幕する大阪・関西万博へのアクセス輸送改善に向けて改良工事を進める大阪環状線弁天町駅について、3月1日に新駅舎を使用開始すると発表した。また、万博会場内に同グループが出店するオフィシャルストアの内装デザインや商品ラインアップなども発表した。

弁天町駅は、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)中央線と接続し、万博会場への乗り換え駅となる。JR西日本とJR西日本大阪開発が進める改良工事では、既存の南北改札の間に新駅舎を建設し、新たに中央南口改札と中央北口改札を設ける。さらに、新設するエレベーターは既存の11人乗りから17人乗りに増強、上り・下りエスカレーターも新駅舎内に整備する。

併せて、大阪メトロ弁天町駅東口改札との乗り換えを段差なくフラットに行える連絡通路をJR西日本と大阪メトロが共同で新設。連絡通路と接続するJR弁天町駅内回り口改札も設け、多くの来場者が安全かつ快適に会場へアクセスできるようにする。

新駅舎使用開始に合わせて、中央南口改札前にコンビニエンスストア、カフェ、ドラッグストアの3店舗が順次開業する。このほか、同駅では同グループの未来社会の実験場「JR WEST LABO」の展開も計画している。

また、同駅改良工事と同時に、万博会場に向かうシャトルバスとの乗り換え駅となるJRゆめ咲線(桜島線)桜島駅で整備を進める「万博臨時出場口」は3月24日に使用開始。混雑緩和を図るために、ホーム終端部に新たな通路と同出場口(出口専用4通路)を設け、通路内では万博をイメージした空間演出が行われる。



JR西日本とジェイアール西日本デイリーサービスネットが万博会場内に出店するオフィシャルストア「2025大阪・関西万博 会場内オフィシャルストア西ゲート店 JR西日本グループ」は、広さ約500平方㍍で、桜島駅などからのシャトルバスが発着する「交通ターミナル」にほど近い、西ゲートマーケットプレイスに位置。営業時間は10月13日までの万博期間中の全日9時~21時30分。

店内は近未来的な雰囲気の中に、駅のサインや標識をモチーフにしたデザインを採用。店舗入口の柱には巨大カプセルトイの什器(じゅうき)を配し、出口壁面には実際に駅や車両で使われていたヘッドマーク、つり革などを使ったアートを展開して、鉄道らしさを演出する。

店内中央の天井部には直径約3㍍の半球体シンボルディスプレーを設置。球体を生かしたユニークな映像やキャラクターのアニメーション、西日本エリアの風景などを映し、来店者の目を楽しませる。

同店では、万博ロゴマークや公式キャラクター「ミャクミャク」などを使用した公式ライセンス商品のみを販売。ICOCAキャラクター「カモノハシのイコちゃん」とミャクミャクを組み合わせた数量限定「カードケース付き駅員さんぬいぐるみセット」(記念ICOCA付き、7600円)など、万博と鉄道がコラボレーションした、ここでしか買えない商品を取り扱う。

企業やアーティストとのコラボ商品では、ファミリアのバッグ(2万9700円)、ポーチ(1万4300円)、金鳥のペットボトルホルダー(2090円)、マグカップ(2750円)など。西日本エリアの職人の技が光る工芸品とのコラボでは、「ミャクミャク伏見人形」(8800円)や「天満切子ぐいのみセット」(9万9000円)などをそろえる。

全国各地のメーカーと協力し、ミャクミャクをあしらった「日本銘菓詰め合わせ」(2700円)、「ミャクミャクポップコーンバケツ」(4950円)など、新たなオリジナル土産品も用意する。

また、店内にはAR(拡張現実)フォトスポットとして、壁面にARマーカーを設置。スマートフォンで読み込むと、新幹線車両N700Sとミャクミャク、イコちゃんと一緒に記念フレームで撮影が楽しめる。


2月14日 金曜日

JR北海道 「冬のラベンダー号」運転 旭川、富良野駅でお見送り


交通新聞

JR北海道は8、9日、札幌―富良野間を直通する臨時特急「冬のラベンダー号」を運転した。旭川、富良野駅ではご当地キャラクターによるお出迎えも行われた。

同列車は、同社と富良野 線沿線自治体で構成する「JR富良野線連絡会議」が主体となり、富良野線の調査・実証事業として企画。夏などの臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」(札幌―富良野間)は滝川から根室線経由で富良野に向かうが、今 回は富良野線経由で設定した。車両はラベンダー編成(261系5000番代4両)を使用し、指定席2両は両日ともほぼ満席だった。

初日の旭川駅ホームには、旭川市のシンボルキャラクターの「あさっびー」が登場。のぼりや市内の旭山動物園をイメージしたペンギンなどのぬいぐるみを持った駅社員、同市職員と共に、富良野へ向かう列車を見送った。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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