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2025.02.28鉄道JRグループ旅客6社 大阪DC 4月1日から6月30日まで開催 など【今週の交通新聞より】

2025年2月25日~2月28日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR九州 特別デザインSUGOCA発売 佐賀、長崎エリア拡大を記念
・JRグループ旅客6社 大阪DC 4月1日から6月30日まで開催
・JR東海 東海道新幹線 ディズニー特別編成の運行開始
・JR東日本・福島県、ふくしまプレDC開催を発表

2月25日 火曜日

JR九州 特別デザインSUGOCA発売 佐賀、長崎エリア拡大を記念


交通新聞

JR九州はあす26日から、佐賀、長崎両県と連携し、ICカード乗車券「SUGOCA」の特別デザイン2種類を数量限定発売する。SUGOCAサービスが昨年10月から両県内の長崎線鍋島―江北間(臨時駅のバルーンさがを含む)、佐世保線江北―佐世保間、大村線早岐~ハウステンボス間の計19駅で始まったことを記念して製作した。

それぞれ沿線の観光スポットなどを描いたデザインで、佐賀県版は有田焼の窯元の煙突、武雄温泉楼門、バルーン、長崎県版は特急「ハウステンボス」やハウステンボスの景観、九十九島などをモチーフとした。

いずれも無記名式大人用、2000円(デポジット500円を含む)。佐賀県版は佐賀、江北、武雄温泉、有田の各駅で計1000枚、長崎県版は佐世保、早岐、ハウステンボスの各駅で計2000枚発売する。1人2枚まで。


2月26日 水曜日

JRグループ旅客6社 大阪DC 4月1日から6月30日まで開催


交通新聞

万博機運醸成し府内観光促進
歴史、文化、食など魅力発信

JRグループ旅客6社と大阪デスティネーションキャンペーン推進協議会(事務局=大阪府、大阪市、堺市、大阪観光局)は21日、大阪府内全域への誘客促進を目的に4月1日から6月30日まで観光キャンペーン「大阪デスティネーションキャンペーン」(大阪DC)を開催すると発表した。大阪の歴史、文化、食、エンターテインメントなど豊富な観光資源を生かした観光素材を多数用意し、大阪の魅力を発信。4月13日に開幕する「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)の機運醸成とともに、国内外から訪れる観光客による大阪府内の周遊・滞在観光につなげる。

大阪DCは、1990年7~9月以来35年ぶり2回目。実施主体となる同協議会は、事務局を担当する4者とJR西日本、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)、近畿日本鉄道、南海電気鉄道、京阪ホールディングス、阪急電鉄、阪神電気鉄道、大阪バス協会、旅行や宿泊業界の団体、大阪商工会議所など20団体で構成する。

DCのキャッチフレーズは「来てな!オモロイがいっぱい大阪旅」。ロゴマークは大阪・関西万博をイメージした赤と青の色で、大阪の歴史、文化、食、エンターテインメントな「オモロイ」観光資源が豊富にあることを表現している。

キャンペーンの見どころでは、大阪城の地下に眠る豊臣秀吉が築いた初代大坂城の石垣が公開される「大阪城 豊臣石垣館」が4月1日にオープン。また、大阪・関西万博開催記念として、大阪市立美術館でリニューアル記念特別展「日本国宝展」を4月26日~6月15日に開催。約130件の国宝が一堂に集まる。

さらに、普段は立ち入り制限のある収塚古墳(堺市)の上部へガイドが案内する「ゆっくり古墳散策~古墳に登れるDC特別版~」や、西日本で現存最古のワイナリー「カタシモワイナリー」(柏原市)の見学ツアーなど、多彩な観光素材が用意されている。

JR西日本などが展開するおトクなきっぷでは、大阪環状線やJRゆめ咲線などの普通列車(新快速・快速を含む)と大阪メトロ全線(いまざとライナーを除く)が1日乗り放題となる「大阪スマートアクセスパス」や、JR線と南海電鉄の自由周遊区間と、南海バス(堺市内の指定エリア)、阪堺電車(全線)が1日乗り放題の「堺おもてなしチケット(阪堺拡大版)」をセットした「堺おでかけフリーパス」などを設定。リアル謎解きゲーム「城之内レイコのめっちゃおもろい大阪なぞガイド2025」も開催する。

JR西日本ホテルズは「大阪・関西万博へ行こう!ごっつ旨(うま)い大阪グルメフェア」を開催し、大阪産食材を使った料理や地酒を提供する。

3月30日には、大阪駅・大阪ステーションシティ2階「アトリウム広場」などでオープニングイベントを実施。ステージイベントや大阪の特産品販売、体験・PRコーナー、巨大ガチャ抽選コーナーなどを設け、DC開催を盛り上げる。


2月27日 木曜日

JR東海 東海道新幹線 ディズニー特別編成の運行開始


交通新聞

JR東海とオリエンタルランド(千葉県浦安市)は21日、東京ディズニーシー(TDS)のテーマポート「ファンタジースプリングス」の世界を表現した東海道新幹線の特別編成「Wonderful Dreams Shinkansen」(N700A1編成16両)の運行を開始した。

車体には、同テーマポートを構成する三つのディズニー映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」のキャラクターを装飾。魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界を表現している。

車内は、グリーン車など一部の号車を除いて、座席ヘッドカバーを特別仕様のデザインであしらい、発着時の車内メロディーに「塔の上のラプンツェル」の楽曲「輝く未来」を採用している。

同新幹線では初の特別塗装を施した車両で、東京―新大阪間の主に「ひかり」「こだま」で1日1~2往復、9月中旬ごろまで期間限定で運行。通常の列車と同様に乗車できるほか、オリジナルデザインのアクリルスタンドなどの特典付き運行記念旅行商品を主な旅行会社が発売している。

初列車となった名古屋発6時43分、東京行きの「ひかり632号」には、早朝にもかかわらず乗客やカメラを構えた人々が名古屋駅14番線に詰めかけた。岐阜県大垣市から1泊2日で東京ディズニーリゾートに向かうという家族連れの女性は「子どもが乗りたいと言っていたので、この列車に合わせて早起きした。楽しみにしている」と話し、車両に乗り込んだ。発車時は、駅社員らがホームで手を振って乗客を見送った。


2月28日 金曜日

JR東日本・福島県、ふくしまプレDC開催を発表


交通新聞

福島県、JR東日本東北本部、同水戸支社は26日、同県内全域への観光誘客の促進を目的に、4月1日から6月30日まで「ふくしまプレデスティネーションキャンペーン」(ふくしまプレDC)を開催すると発表した。JRグループ旅客6社や同県などが来年4~6月に展開する「ふくしまデスティネーションキャンペーン」に先駆けて実施するもので、「しあわせの風ふくしま」をキャッチコピーに、自然や食、文化など多彩な魅力を発信し、春の福島の旅を提案する。

キャンペーンでは、「自然・絶景・温泉」「食・酒・発酵」「歴史・伝統・文化」「アート・体験・復興」の四つのテーマを設定。各種プロモーションを行うほか、地域の魅力を味わえる特別企画や旅行商品、特別な団体臨時列車などを用意する。

同DCのロゴマークは、たくさんの旗が心地よい風にたなびき、福島を訪れる人を温かく迎える様子を、流れる雲と鳥のさえずりと共に表現している。

期間中、JR東日本グループでは、列車を活用した特別企画として、浜通りエリアで酒と食を楽しむ「復興浜通り酒巡り号」をボリュームアップした「浜のおいしい風ふく 復興浜通り酒巡り号」(SAKIGAKE車両、6月14日)、「只見線ナイトトレイン」をパワーアップさせた「只見線星空ナイトトレイン」ツアー(SATONO車両、同24日)を企画。

このほか旅行商品として、「上野発のE655系『なごみ(和)』で会津地方へ」(4月5日)、「只見線霧幻峡列車(仮称)」(同23日)、「POKÉMON with YOUトレイン浜通り号」(6月7、8日)、「ふくしま横断SATONO」(同28日)などを走らせる。

体験企画は、「秘められた常磐線の歴史を歩く!常磐線旧線隧道(ずいどう)探検ツアー」(4月26日)、「ビッグロモ乗車体験及び乗務員体験in会津若松駅」(5月4日)、「新アプローチ線見学・乗務員体験in福島」(6月21日)などを設定。JR東日本地域ネットワーク福島会員とともに、「発酵」をテーマにしたオリジナル商品の開発やメニューの展開も行う。

プロモーション関係では、特設ウェブサイトの開設やSNSを活用した情報発信を行う。PRイベントは、3月19~23日に大宮駅西口イベントスペースで「福島産直市」、同22日にはJR桜木町駅南改札前でキャラバンを実施。4月1~6日に仙台駅で「ふくしまプレDCフェア」、同5日には郡山駅西口駅前広場でプレDCのオープニングセレモニーを開催する。

この日は、福島市内でプレDC記者発表会が開かれ、内堀雅雄同県知事、同社の高岡崇執行役員・東北本部長・同本部鉄道事業部長、下山貴史執行役員・水戸支社長・同支社鉄道事業部長がキャンペーンの概要や各種取り組みについて説明した後、フォトセッションを行った。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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