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2025.03.07鉄道JR東海 「#東京ゾクゾク」キャンペーンを展開 東京への旅行促進 第1弾は高層夜景、没入体験、歴史街歩き など【今週の交通新聞より】

2025年3月3日~3月7日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR高崎支社 EL・DLラストイベント「EL・DLぐんま感謝祭」開催
・JR西日本・JR東日本 「北陸新幹線 長野~金沢開業10周年・金沢~敦賀開業1周年キャンペーン」
・JR九州 第15回駅弁グランプリに嘉例川駅「百年の旅物語 かれい川」
・JR東日本 東北新幹線に新型「E10系」 30年度営業運転へ
・JR東海 「#東京ゾクゾク」キャンペーンを展開 東京への旅行促進 第1弾は高層夜景、没入体験、歴史街歩き

3月3日 月曜日

JR高崎支社 EL・DLラストイベント「EL・DLぐんま感謝祭」開催


交通新聞

JR東日本高崎支社は29日、昨年11月に旅客列車としての営業運転を終了した電気機関車(EL)、ディーゼル機関車(DL)のラストイベント「EL・DLぐんま感謝祭~EL・DLぐんま0fin Curtain Call~」を高崎駅留置線で開催する。参加券(無料)はきょう3日12時30分から通販ウェブサイト「JRE MALL」チケットの同支社店で取り扱う。

当日はEF64形1001号機、EF65形501号機、DD51形842号機と、後継機の電気式気動車GV―E197系、C6120号機を展示。社員による解説を聞きながら車両を間近に見学できる。9時40分~14時50分の間で全10部制。各回先着100人、見学は20分間。第1部は群馬県民限定枠。

このほか、体験ブースでは限定ヘッドマークのフォトスポットやヘッドマークデザインの缶バッジ作成コーナーを用意。物販ブースでは、限定オリジナル掛け紙仕様の駅弁「峠の釜めし」やEL・DL関連グッズなどを販売する。いずれも10時~15時30分。


3月4日 火曜日

JR西日本・JR東日本 「北陸新幹線 長野~金沢開業10周年・金沢~敦賀開業1周年キャンペーン」


交通新聞

特別列車や記念イベント

JR西日本とJR東日本が共同で展開する「北陸新幹線 長野~金沢開業10周年・金沢~敦賀開業1周年キャンペーン」が1日から始まった。10歳と1歳の子どもたちが描いた作品を車内に展示した特別な新幹線「みらいの北陸 ミュージアムしんかんせん」を16日に富山―敦賀間で運転するほか、1周年の延伸区間の各駅で開業記念イベントを開催。長野、新潟、富山、石川、福井の各県内の沿線エリアを舞台にしたデジタルスタンプラリーも実施するなど、これまでの利用に謝意を示すとともに、信越・北陸の旅にいざなう。9月30日まで。

同キャンペーンでは、同新幹線の利用促進や沿線エリアへの誘客を図るため、北陸3県の旬のおすすめ情報を満載した観光情報誌「北陸春物語」を発行。今月中旬から6月ごろまで首都圏や関西エリア、同新幹線沿線の主な駅や旅行会社などで配布する。

ミュージアムしんかんせんは、2月に富山、石川、福井の各県で開催したワークショップで「みらいの北陸」をテーマに計114人が描いた作品を車内に展示。運転当日は参加した子どもとその家族を招待し、富山―敦賀間を往復する車内を楽しんでもらう。

富山、金沢、福井の各駅では16日、各県知事らが出席して記念セレモニーを開催。「みらいの北陸 ミュージアムしんかんせん」に各駅長が出発合図を送る。

そのほかの各駅でも、同日を中心に地元自治体などが主催して記念イベントを開催する。このうち、上越妙高駅では14日からJR東日本新潟支社が特製の駅弁やエキタグ、駅カードを用意。富山駅では「富山チアリーディングチーム Puppys」による公演(16日)、福井駅では「シンカリオン E7かがやきドリルフォーム」との撮影会やダイヤ作成体験(同)が楽しめる。

デジタルスタンプラリーは、長野、新潟、富山、石川、福井各県内の沿線エリアを対象に、スタンプ獲得数に応じて「沿線ゆかりの賞品」が抽選で当たる。JR西日本の移動生活ナビアプリ「WESTER」をダウンロードして参加する。4月1日~9月30日。

このほか、団体臨時列車「つながる北陸~開業10周年・1周年~」号を8日に上野から敦賀まで運転。北陸三県の魅力を伝える大型パネルを14日まで大阪ステーションシティ1階・旅立ちの広場に設置している。KITTE大阪2階の富山・石川・福井情報発信拠点「HOKURIKU+(ホクリクプラス)」では12~18日に周年記念イベントを開催する。

ジェイアール西日本商事、ジェイアールサービスネット金沢が記念グッズを発売するほか、JR西日本の観光ナビ「tabiwa」からの観光チケット購入や「WESTER会員専用プラン」から宿泊予約などをすると、周年記念のオリジナルグッズがもらえる。


3月5日 水曜日

JR九州 第15回駅弁グランプリに嘉例川駅「百年の旅物語 かれい川」


交通新聞


交通新聞

JR九州が主催する第15回「九州駅弁グランプリ」の結果発表が3日に本社ビルで行われ、肥薩線嘉例川駅「百年の旅物語 かれい川」(1500円、森の弁当 やまだ屋)がグランプリに輝いた。やまだ屋は「花の待つ駅 かれい川」で受賞した13、14回大会に続いて3年連続トップの栄冠に輝いた。

今回は、初登場やD&S(観光)列車限定の弁当など、九州各県から厳選された駅弁48種類がエントリーした。昨年9月から今年1月まで購入者に投票してもらい、味、こだわり・郷土感、盛り付け、パッケージ、価格の各項目を5段階で評価。4258件の投票結果から上位10種類を選出し、古宮洋二社長ら特別審査員5人の点数を加点して最終順位を決めた。

「百年の旅物語 かれい川」は第6回大会以来4度目の第1位。地元で原木栽培されたシイタケとタケノコを炊き込んだご飯や、サツマイモを使った「がね」や味噌(みそ)田楽など手作りのおかずを竹皮製の弁当箱にぎっしりと詰めた。

同日は表彰式が行われ、古宮社長は「列車の旅にはやはり駅弁がつきもの。これからも良いもの、おいしいものを作っていただき、鉄道の旅の盛り上げに協力をお願いしたい」とあいさつ。特別審査員から各受賞者に賞状とトロフィーが贈られた。

このほかの受賞駅弁は次の通り。

【準グランプリ】

ふたつ星4047車内「特製ふたつ星弁当」(2800円、カイロ堂)
西都城駅「都城郷土料理 かしわめし」(850円、せとやま弁当)

【特別審査員賞】

佐賀駅「さがのべんとう 佐賀県産黒毛和牛すき焼き牛しぐれと牛肉チャーシュー弁当」(1000円、佐賀セントラル)
島原鉄道島原駅「火山弁当」(600円、島原むすびす)

【優秀賞】

鳥栖駅・新鳥栖駅「かしわめし」(830円、中央軒)
長崎駅「坂本屋 角煮めし」(980円、坂本屋)
博多駅・熊本駅・人吉駅「栗めし」(1300円、人吉駅弁やまぐち)
嘉例川駅「花の待つ駅 かれい川」(1500円、森の弁当 やまだ屋)
博多駅・鹿児島中央駅「わっぜぇうまか!!薩摩黒膳弁当でごわす。」(1100円など、城山ストアー)


3月6日 木曜日

JR東日本 東北新幹線に新型「E10系」 30年度営業運転へ


交通新聞


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安全性、快適性さらに向上

JR東日本の喜㔟陽一社長は4日の定例会見で、E2系、E5系の後継となる次期東北新幹線車両「E10系」(10両編成)の設計に着手すると発表した。地震対策をはじめとした安全機能の強化や「TRAIN DESK」を発展させたサービスの提供、スムーズな積み降ろしを可能にする荷物輸送専用ドアの設置などを通じて、さらなる安全性の向上と快適な移動空間の創出を図る。2027年秋以降に落成、走行試験などを経て30年度に営業運転を開始する予定。

外観デザインは、同社の車両として初めて海外のデザインファームとなる英国のtangerineが担当。東北の山々をイメージした緑色を基調に、E10系がつなぐ各地の自然から想起したカラーリングとして、明るい緑の「Tsugaru green(津軽グリーン)」、濃い緑の「Evening elm(イブニングエルム)」を採用した。車体側面のラインは「桜の花弁」を模した曲線で、日本らしさを表現している。

安全性では、19年5月から実施している次世代新幹線の試験車両・E956形式新幹線電車「ALFA―X(アルファエックス)」の走行試験で検証した技術を、地震対策面で活用。逸脱防止用の「L型車両ガイド」に加え、ブレーキ距離をE5系と比べて15%短縮(初速320㌔の場合)。揺れを吸収し、車両の損傷や脱線を防止する左右動ダンパを営業車として初めて採用する。

快適な移動空間に向けては、現在各新幹線に設置しているワーク&スタディー優先車両「TRAIN DESK」を一段と使いやすく改良。シートは2列+2列の配列で、座席間にパーテーションを設置し、ひじ掛け幅を約10㌢拡張するなど、従来よりも遮音性、プライベート感を高める。Wi―Fiルータの増設やテーブルの拡幅なども行う。

さらに、車内では電源コンセントの全席設置や授乳室の新設、荷物置き場の拡幅に加え、車いすスペースは普通車4席、グリーン車1席を確保し、バリアフリー化の推進も図る。

環境負荷やコストの低減に向けては、「スマートメンテナンス」に対応可能な車両システムを導入。冷却モーターが不要となるブロアレス誘導電動機(自己通風型誘導電動機)や車両駆動インバーターに高効率なSiC(シリコンカーバイド)素子も採用し、より省エネな主回路システムを構築する。

このほか、5号車には従来よりも横幅を20㌢広くした荷物輸送用ドアを設置し、列車荷物輸送サービス「はこビュン」の積み降ろしを途中駅でも可能にするほか、自動運転導入を目指した機能搭載の準備も行う。なお、札幌延伸開業で運用する車両は、今回の設計をベースに厳しい気候条件なども踏まえた車両を別途検討するという。

喜㔟社長は今後の取り組みについて、「移動の時間をより快適に、より価値あるものにしていきたいと考えている。これから設計、走行試験を繰り返す中で、お客さまの期待に応えられるような車両を多面的に検討したい」とコメントした。


3月7日 金曜日

JR東海 「#東京ゾクゾク」キャンペーンを展開 東京への旅行促進 第1弾は高層夜景、没入体験、歴史街歩き


交通新聞


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JR東海の丹羽俊介社長は5日の定例会見(名古屋)で、東京エリアへの旅行促進を図る「#東京ゾクゾク」キャンペーンを同日から開始したと発表した。第1弾として「高層夜景」「没入体験」「歴史街歩き」の三つをテーマに据えて、東京エリアの多様な魅力を楽しめる観光プランや特別企画を用意。中京圏、関西圏を中心に、俳優の池松壮亮さんが出演するテレビCMを放映するなど、さまざまな媒体で宣伝展開を行う。

同キャンペーンは、歴史ある伝統文化から美しい夜景、エンターテインメント、最先端技術を駆使したアミューズメント施設まで、〝ゾクゾク〟させる多様な魅力が存在する東京エリアの楽しみ方を続々と紹介していく。日常生活にどこかマンネリや物足りなさを感じている人に、刺激的で非日常を味わうことができる東京エリアを訪れてほしいという思いを込めて、コラボレーション企画や体験型の旅行商品を展開する。

高層夜景をテーマに展開する「TOKYO NIGHT HORIZON」では、「知られざる夜景スポット」「グルメ×夜景の贅沢(ぜいたく)旅」「王道夜景の感動旅」「夜景の中で極上宿泊体験」の四つの切り口で商品を用意。レストラン予約サービス「グルカレ by 東京カレンダー」とのコラボ企画では、高層夜景が楽しめる対象レストランで、東海道新幹線小田原以西を出発駅、東京、品川、新横浜を降車駅とする「EXご利用票(座席のご案内)」を提示するとプレゼントがもらえる。

このほか、東京の夜景を楽しめるレストランの食事券が抽選で当たるX(旧ツイッター)キャンペーンも実施する。

没入体験をテーマに展開する「東京で味わう近未来・最先端 没入体験旅」では、体験型演劇「イマーシブシアター」を楽しめる「イマーシブ・フォート東京」(東京都江東区)、デジタルアート体験施設「チームラボプラネッツ」(同)、XR(クロスリアリティー)エンタメ施設「IMMERSIVE JOURNEY」(イマーシブジャーニー、横浜市西区)の体験チケットを用意した。

歴史街歩きをテーマに展開する「古地図で巡る!ぶらり東京街散歩」では、TOPPANホールディングスの「ストリートミュージアムアプリ」とタイアップ。現地スポットで古地図と現在の地図を見比べながら、著名人が解説する動画を閲覧できる。ミュージカル「刀剣乱舞」に出演の黒羽麻璃央さんがナビゲーターを務める「蔦屋重三郎編」に加え、劇団EXILEメンバーの前田拳太郎さんがナビゲートする「新選組編」を設定。テーマの世界観を楽しむ現地体験プランも多彩にそろえた。

旅行商品や各種プランは、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス「EXサービス」(エクスプレス予約、スマートEX)の「EX旅パック」「EX旅先予約」を中心に、一部は主な旅行会社で販売する。

丹羽社長は「東海道新幹線の利用状況を見ると、東京から関西・山陽方面はコロナ禍前と比べて回復が進んでいる一方、その逆方向は比較的遅れている。そこで、観光地として魅力ある東京へ中京圏、関西圏の方々に訪れていただこうと考えた。ポテンシャルの高いマーケットを開拓して、息の長い取り組みにしていきたい」と述べた。

第1弾テーマ 「高層夜景」など三つ
俳優・池松壮亮さんテレビCMに起用

同日はイマーシブ・フォート東京でCM発表会も行われ、榊原篤執行役員・営業本部長、池松さんらが出席した。

CMでは、どこかマンネリを感じながら日常生活を送る池松さんが、東京を訪れることで〝ゾクッ〟とするような刺激や感動で心動かされる様子を表現する。

第1弾は、日常にはない東京ならではの〝ゾクゾク〟として、渋谷スクランブルスクエア(東京都渋谷区)の屋上展望施設「SHIBUYA SKY」の夜景にスポットを当てる。あす8日から中京圏や関西圏を中心に放映される。

12日からは主な駅、中京圏、関西圏でポスターを順次掲出。ウェブサイトやSNSなどの媒体でも宣伝展開する。

榊原本部長は「東京には美しい夜景やエンタメなど新しい刺激がある一方で、長く日本の中心として栄えてきた歴史や伝統文化など、古さゆえの魅力もある。時代を超えて多岐にわたり、人々を引き付けるゾクゾクがあふれている。多くの方に東京へお越しいただきたい」とあいさつ。

池松さんは「今回の撮影を通じて、変わりゆく東京の風景を再発見したくなるきっかけをもらいました。このCMと一緒に東京を新たに発見して、ゾクゾクしていただけたらとてもうれしいです」と話した。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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