2025.09.19鉄道JR西日本 N700系16両編成の8両編成化 第1編成、10月1日から営業運転開始 など 【今週の交通新聞より】
2025年9月16日~9月19日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!
交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。
【今週注目のニュースはこちら】
・JR北海道 中古部品オークション開催 方向幕など10種類
・JR西日本 N700系16両編成の8両編成化 第1編成、10月1日から営業運転開始
・JR新潟支社 「SLばんえつ物語」乗車100万人達成記念イベント
・JR九州・JR西日本・京都鉄道博物館 「かわせみ やませみ」を特別展示
9月16日 火曜日
JR北海道 中古部品オークション開催 方向幕など10種類
JR北海道は10月14日の「鉄道の日」に合わせ、鉄道部品のオークション販売を実施する。方向幕など全10種類が出品され、「JRE MALL」内の同社ショップで1日13時から14日13時(一部15日13時)まで入札を受け付ける。
出品される主な商品は、近郊型電車721系の方向幕(入札開始価格8万円)や、2024年に廃止された根室線富良野―新得間の落合駅駅名標(同3万5000円)などで、駅名標は蝶番を付けて半分に折りたためるように加工されている。
このほか、特急型電車785系の座席種別標(同2万5000円)、各種サボ(同2万円から)などもある。入札にはJRE MALLアカウントなどが必要。
9月17日 水曜日
JR西日本 N700系16両編成の8両編成化 第1編成、10月1日から営業運転開始
JR西日本は11日、山陽新幹線の安全性と快適性向上を目的に進めているN700系16両編成の8両編成化改造工事について、第1編成の営業運転を10月1日から開始すると発表した。第2編成以降も改造工事完了後、順次営業運転を開始する予定。
今回の改造工事は、新車投入に比べてコストを抑えつつ、車両品質の向上を図るもの。新たに8両編成車両を購入する場合と比べて、50億円以上のコスト削減が見込まれている。さらに同社の車両改造技術やノウハウの継承、技術レベル向上にもつなげるのが狙い。
安全性の向上では、8両編成化されたN700系は地震時のブレーキ距離の短縮を図るほか、車両の状態監視機能を強化。快適性では4~6号車をグリーン車の座席で2列×2列の配置とすることで、ゆったりとした空間を提供する。
また、1編成当たりの車いすスペースを従来の1席から4席に増設し、バリアフリーを強化。7号車には車いす対応座席、多目的室、オストメイト対応トイレ、AED(自動体外式除細動器)など多様な利用者に配慮した。
同社は、26年度にかけて東海道・山陽新幹線のN700S(16両編成)を4編成追加投入。これに伴い、同期間で500系6編成(1編成8両)のうち4編成をN700系8両編成に置き換える計画。
9月18日 木曜日
JR新潟支社 「SLばんえつ物語」乗車100万人達成記念イベント
JR東日本新潟支社は13日、「SLばんえつ物語」の累計乗車100万人達成を記念し、磐越西線新津駅で太鼓のパフォーマンスや見送りなどのイベントを開催した。
「SLばんえつ物語」は、1999年運行開始。〝貴婦人〟の愛称で親しまれ、来年で製造から80年を迎えるC57180号機が、12系客車7両をけん引する。現在は土曜日・休日を中心に新津―会津若松間を1日1往復運転している。運行開始から27年目の8月末に乗車100万人に達した。
新津駅3番線ホームで行われたイベントでは、オリジナルキャラクターのオコジロウ、オコミなどが登場。地元の秋葉太鼓によるパフォーマンスが繰り広げられるとともに、100万人達成を祝う横断幕が用意された。
この日は同線の愛称である「森と水とロマンの鉄道」をイメージした新ヘッドマークが「SLばんえつ物語」に掲出された。田畑美奈子新潟統括センター副所長・新津駅長、前田正実磐越西線SL定期運行推進協議会長、長崎忍新潟市秋葉区長による出発合図で、列車は会津若松に向けて出発した。
9月19日 金曜日
JR九州・JR西日本・京都鉄道博物館 「かわせみ やませみ」を特別展示
JR九州とJR西日本、京都市の京都鉄道博物館は18日から、同館本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアで、JR九州のD&S(観光)列車「かわせみ やませみ」を特別展示している。9月末まで実施中の「熊本デスティネーションキャンペーン2026・プレキャンペーン」(熊本プレDC)に合わせて、同列車が初めて九州外に遠征する特別企画。展示は23日まで。
初日は展示記念セレモニーが実施され、JR九州の鷹野恵一鉄道事業本部営業部長、中野公彦熊本DC実行委員会事務局長、岡田学JR西日本理事・マーケティング本部鉄道マーケティング部長、松岡俊宏館長が出席。熊本県営業部長兼しあわせ部長「くまモン」、同館公式キャラクター「ウメテツ」も登場した。
岡田部長は「JR九州の人気観光列車が西日本エリアを走り、非常に話題となっている。特別展示を通じて、熊本に乗りに行こうという方が増えることを期待する」、鷹野部長は「ぜひ多くの方に熊本に来ていただき、熊本の観光地や自然、食など豊富な魅力を堪能してもらいたい」とあいさつ。
この後、鉄道ファンや家族連れらが見守る中、「かわせみ やませみ」が展示エリアに入線した。
交通新聞
- ※画像の改変・複製利用等を禁じます