2025.10.03鉄道JR東海 「浜名湖サイクリング」秋の特別企画 きょうからキャンペーン など 【今週の交通新聞より】
2025年9月29日~10月3日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!
交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。
【今週注目のニュースはこちら】
・JR東日本商事 埼京線開業40周年記念グッズを発売
・JR旭川支社 遠軽駅110周年記念入場券 10月1日発売
・JR東海 「浜名湖サイクリング」秋の特別企画 きょうからキャンペーン
・JR九州 「ななつ星in九州」 26年3月からコース刷新、四季を体感できる年5コースを提供
・JR東北本部 「『つばさ、つなぐ。』プロジェクト」第2弾
9月29日 月曜日
JR東日本商事 埼京線開業40周年記念グッズを発売
JR東日本商事は、あす30日に開業40周年を迎える埼京線の記念グッズ第1弾として、「埼京線開業40周年記念カードケース」(1100円)を発売している。103系、205系、E233系と同線の歴代車両を描き、 背景は座席の柄をイメージしたデザイン。
第2弾は10月11日から「埼京線×Suicaのペンギン」のステッカーセット(462円)とスライダーポーチ(946円)を発売する。
いずれも鉄道グッズ店「TRAINIART(トレニアート)」の鉄道博物館、TOKYO グランスタ、JRE MALLの各店で取り扱う。
9月30日 水曜日
JR旭川支社 遠軽駅110周年記念入場券 10月1日発売
JR北海道旭川支社はあす1日から、「遠軽駅開駅110周年記念入場券」を同駅で発売する。開駅日の11月1日には同駅で記念イベントを開催予定。
同駅は湧別軽便線の駅として1915年に開業。32年に西側の旭川方面から石北線が遠軽まで開通した際、湧別線は遠軽を境に北側が名寄線、南側が石北線にそれぞれ組み込まれた。名寄線は89年に廃止、現在は石北線の途中駅ながら列車が方向転換するスイッチバック式の駅となっている。
記念入場券は、表面に現在の駅構内の写真をあしらい、裏面は開駅100周年以降の10年間の遠軽町の歩みを紹介。1枚210円。来年3月31日まで同駅(窓口営業時間7時15分~15時)で発売。郵送は不可。券番0001は同町に進呈する。
10月1日 水曜日
JR東海 「浜名湖サイクリング」秋の特別企画 きょうからキャンペーン
弱虫ペダル、SKE48とコラボ ARフォト&スタンプラリーなど
JR東海はきょう1日から、5月に開始した「浜名湖サイクリング」事業の秋のキャンペーンを実施する。同社と舞阪町観光協会が運営するレンタサイクル拠点の弁天島サイクルゲートでは、日帰りプランに加えて「日跨(また)ぎプラン」を設定。スタンプラリーやコラボレーション企画などを通じて、さわやかな秋に浜名湖サイクリングの魅力を満喫してもらう。
同事業は、浜名湖エリアの関係観光協会や浜松・浜名湖ツーリズムビューロー、天竜浜名湖鉄道などの地域事業者と連携。サイクリングを通じて浜名湖の新たな楽しみ方を提案し、その魅力を再発見してもらうのが狙い。
今回のキャンペーンで実施する「ぐるっとハマイチ デジタルスタンプラリー」は、同ゲートや同鉄道気賀駅、海湖館など浜名湖周辺の指定スポット6カ所のうち3カ所以上のスタンプを集めると、JR東海グループ共通ポイントサービス「TOKAI STATION POINT」200ポイントとオリジナルグッズがもらえる。12月28日まで。
また、自転車競技をテーマにしたアニメ「弱虫ペダル LIMIT BREAK」と、名古屋を拠点に活動する女性アイドルグループ「SKE48」とのコラボ企画の第2弾を同19日まで展開。
弱虫ペダルでは、東海道新幹線利用者限定で新幹線乗務員の制服を着たキャラクターたちのAR(拡張現実)フォトフレームやコラボステッカーを進呈。同ゲートで自転車をレンタルすると、別デザインのステッカーがもらえる。
さらに、ARを活用した体験型フォトラリーでは、浜名湖周辺の指定コースを巡って途中のスポットでチェックインすると、同フレームとスタンプを獲得できる。全2コースのいずれかをコンプリートした人にはコラボ缶バッジをプレゼント。
一方、SKE48との企画は、今月10日から同新幹線車内限定で配信するメンバーのスペシャルトークを聴くと、オリジナルスマートフォン壁紙(全6種)をダウンロード可能に。同11日からは名古屋市内のライブ会場や劇場でスマホ壁紙(全2種)を獲得できるほか、同ゲートでチェックインすると、浜名湖おすすめスポット紹介トークを楽しめる。さらに、これら3企画を全て体験すると、限定デザイングッズがもらえる。
11月8日にサイクル列車
このほか、11月8日には東海道線サイクルトレイン「快速はまクル」を三島―弁天島間で1往復運行。313系3両編成、全車指定席。運行ダイヤは三島発6時18分(弁天島着9時8分)、弁天島発18時16分(三島着20時48分)。富士、静岡、用宗に途中停車する。
指定席券(530円)は今月8日10時から全国のJRの主な駅、旅行会社の窓口で発売。自転車を解体せずに持ち込む場合は、11月6日15時までに「JR東海MARKET」静岡支社ホームページで「自転車持ち込みチケット」(550円)の事前購入が必要。
10月2日 木曜日
JR九州 「ななつ星in九州」 26年3月からコース刷新、四季を体感できる年5コースを提供
JR九州は、クルーズトレイン「ななつ星in九州」の全コースについて、2026年3月出発分から一新する。22年10月以来3年半ぶりのリニューアルとなり、九州の表情豊かな四季をより体感できる旅を目指し、コース数をこれまでの年間3コースから、5コース(3泊4日=3コース、1泊2日=2コース)に拡大、新たな宿泊地となる「高千穂コース」や、夏の魅力を提案する新「雲仙コース」、豊かな自然に触れる「くじゅうコース」を設定した。残る2コースは来春詳細を発表する。
3泊4日高千穂コース(3~6月)は、「神話と歴史が交差する九州、いにしえの祈りに心を澄ます旅」と題し、天孫降臨(てんそんこうりん)の神話が息づく宮崎県・高千穂をはじめ、八代焼の窯元(熊本県八代市)や宇佐神宮(大分県宇佐市)を訪ね、伝統芸能の夜神楽など各地の文化に触れる。
鉄道沿線から離れる2日目の宿泊地・高千穂の訪問に向けては列車ダイヤを工夫し、日豊線日向市から専用バスで高千穂まで移動する一行に対し、3日目の発地・豊肥線阿蘇に向けて列車を大分経由で回送させる。
3泊4日雲仙コース(7~10月)は、これまで秋冬設定だったものを夏バージョンに刷新。「~九州の豊かな大地と水の恵みに触れ、自然とともに生きる人々に出逢う旅~」と題して「水」をキーワードに、阿蘇外輪山(熊本県阿蘇市)、雲仙白雲の池(長崎県雲仙市)などを巡り、九州ならではの夏の涼を感じる。
1泊2日くじゅうコース(3~8月)は「~くじゅう連山の移ろいゆく自然、豊後岡藩の古城と訓(おし)えに出逢う旅~」。季節ごとの景色を見せる植生豊かなタデ原湿原(大分県九重町)や、瀧廉太郎作曲「荒城の月」のモデルともいわれる岡城跡(大分県竹田市)を巡る。
魅力の食 新たに料理人8人参加
ななつ星では、コースごとに九州各地の名料理人が列車に乗り込み腕を振るう「食」も大きな魅力だ。今回は、鹿児島の郷土料理に精通するフードコーディネーター・千葉しのぶ氏(高千穂コース2日目朝食)、大分県・臼杵市の地元食材にこだわるフレンチレストラン「ミカングラ」のシェフ・渡邉省司氏(雲仙コース4日目昼食)など8人の料理人が初参画する。
同社企画実施分では、高千穂コース4本、雲仙コース3本、くじゅうコース9本を販売し、申し込みは11月10日まで受け付けている。旅行代金は3泊4日スイートが1室2人利用1人135万~138万円、DXスイートB170万円、同A185万円、1泊2日は同70万円、85万円、95万円など。
近年の予約状況では応募倍率は5倍程度で推移。15~20%がリピーターで、15%をインバウンドが占めている。
10月3日 金曜日
JR東北本部 「『つばさ、つなぐ。』プロジェクト」第2弾
全国の「つばさ」さん大集合 旅行商品専用列車を運転
JR東日本東北本部は、山形新幹線E3系「つばさ」の年内運行終了と新型E8系への継承をPRする「つばさ、つなぐ。」プロジェクトの第2弾企画として、11日に「全国の『つばさ』さん大集合in山形駅」を開催するとともに、11月15日に親子向け旅行商品専用「つばさ」を同新幹線山形―新庄間で1往復運転する。
「つばさ」さん大集合は、名前の読み仮名に「つばさ」が入る人に、山形駅への集合を呼びかける。当日は同駅新幹線ホームで、オリジナルTシャツとマフラータオルを着用し、「つばさ」との記念撮影や見送りを行うほか、代表者1人が出発合図を行う。10時30分~12時。
30人募集。参加無料。希望者は駅たびコンシェルジュ専用ウェブサイトで申し込む。今月10日15時まで、先着順。
旅行商品専用列車は、小学生以下の子どもと保護者の2人1組で乗車。ダイヤは、山形発10時58分(新庄着11時56分)、新庄発13時34分(山形着14時50分)。参加者にはプラレール「E3系新幹線つばさ2000番代」がもれなくプレゼントされる。
募集は、山形県在住、同県外在住の各60組計240人。1組3800円。申し込みはJR東日本びゅうツーリズム&セールス(VTS)「日本の旅、鉄道の旅」ウェブサイトへ。今月26日まで、先着順。
また、今月中旬から、走行するE3系、E8系をデザインしたプロジェクトのポスターを首都圏、東北エリアの主な駅に掲出する。
交通新聞
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