2026.03.06鉄道JR九州・JR西日本 6月まで鹿児島観光キャンペーン、九州新幹線全線開業・山陽直通15周年で など 【今週の交通新聞より】

2026年3月2日~3月6日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!
交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。
【今週注目のニュースはこちら】
・JR東北本部など 4月に福島・宮城県で「Shu*Kura」特別運行
・JR東海 リニア神奈川県駅(仮称) 進む本体の構築工事
・JR九州・JR西日本 6月まで鹿児島観光キャンペーン、九州新幹線全線開業・山陽直通15周年で
・JR九州 九州新幹線全通15周年記念プロジェクト 「つばめの大冒険」各種イベント参加者を募集
・JR西日本 「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」 新たな「びわ湖周遊・せとうちコース」運行へ
3月2日 月曜日
JR東北本部など 4月に福島・宮城県で「Shu*Kura」特別運行
会津以東に初乗り入れJR東北本部など 郡山・福島―仙台間などに団臨4本 福島の酒と食材メニュー用意
JR東日本東北本部とJR東日本びゅうツーリズム&セールス(VTS)、会津若松観光ビューローは4月13~15日、通常新潟県内を走る〝のってたのしい列車〟「越乃Shu*Kura」を使用した団体臨時列車4本(全車指定席)を郡山・福島―仙台間などで特別運行する。宮城県を含め会津以東に同車両が乗り入れるのは初めて。
ふくしまDC特別企画
JRグループ旅客6社などが4~6月に展開する「ふくしまデスティネーションキャンペーン」(ふくしまDC)の特別企画。車内では、福島の厳選した日本酒や食材を堪能できるメニューを用意し、車窓に広がる自然豊かな景色とともに、福島の魅力を楽しんでもらう。
「会津紀行Shu*Kura」(13、15日、喜多方―会津若松―郡山間)は、同県喜多方市の土産店が厳選した日本酒3種の飲み比べのほか、「元祖輪箱飯割烹・会津料理田季野」による地元食材を使った発酵弁当を提供。日本酒や会津塗に関する講座などもある。20歳以上限定、大人1人1万4700円から。
「彩酒家Shu*Kura」(13日、郡山・福島―仙台間)は、同県中通りエリアの地酒2種類とつまみにぴったりの豪華2段弁当、オリジナルおちょこが付く。白石川堤(宮城県大河原町・柴田町)の夜桜ライトアップに合わせた減速運転も行う。20歳以上限定、同1万4000円から。
「福島あづまShu*Kura」(14日、仙台―郡山間)では、同本部社員と福島市の酒造が連携して製造した限定日本酒「福風音(ふくかざね)」をはじめ、地ビール、ワインなど多彩な酒を用意。 「JR福島駅新幹線連結湯庵プリン」などが付くノンアルコールコースも選択できる。同1万3000円から。
いずれも各列車68人募集(最少催行50人)。参加商品は、会津紀行を同ビューローの予約サイト「会津ツアー体験・予約(赤べこ会津トリップツアー)」で、彩酒家、福島あづまをVTSのウェブサイト「日本の旅、鉄道の旅」で発売している。
3月3日 火曜日
JR東海 リニア神奈川県駅(仮称) 進む本体の構築工事
第二首都圏トンネル シールドマシン組立完了
JR東海は2月27日、リニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)と第二首都圏トンネル(延長約3・6㌔)の新設工事現場(相模原市)、同トンネルのシールドマシン「ススムさん」などを報道公開した。地下駅の同駅は開削工法で工事が進められており、島式ホーム2面と本線・副本線の位置などが外から見ても分かるほど建設が進んでいる。シールドマシンは2月24日に完成し、今後名古屋方に向かって掘削していく。リニア建設工事で、組み立て完了のタイミングでシールドマシンを報道公開したのは初めて。
同駅は、建設を進めている同新幹線品川―名古屋間(約286㌔)の中間駅4駅のうち唯一の地下駅で、2019年11月に着工した。
現場はJR横浜線・相模線・京王電鉄相模原線橋本駅前。駅部は延長約680㍍、最大幅約50㍍、深さ約30㍍に島式ホーム2面4線を設ける。東端部の品川方は第一首都圏トンネル、西端部の名古屋方は第二首都圏トンネルに接続する。
駅部約680㍍のうち、約610㍍については開削工法で駅函体(かんたい)を構築する。名古屋方の約70㍍については、国道16号との交差部で分岐設置のため、非開削のURT工法で大断面トンネルを構築する。
開削工法の工事については、建物や鉄塔、道路などが近接している部分は地上からの連壁打設、周囲に建物がなく広いヤードを活用できる部分では法面で掘削後、地下で連壁打設を行う手法をそれぞれ採用。最深部付近の掘削作業は終えており、現在は駅本体の構築工事が進められている。
第二首都圏トンネルを掘削するシールドマシン「ススムさん」は、昨年6月から組み立てられ、今年2月24日に完成した。外径約14㍍、機長約14・2㍍、重さは約2800㌧。名称は、「工事の安全」「環境の保全」「地域との連携」の3本柱を軸に、事業を前に進めるという意味を込めた。
全562枚の刃(カッタービット)が取り付けられた前面(カッターヘッド)を回転させ掘削する。掘進速度は1日平均約20㍍、1カ月当たり平均約400㍍。今後、名古屋方の発進位置まで約60㍍移動し、掘削していく。掘削開始時期は未定。
現地で取材対応した吉川太郎JR東海中央新幹線推進本部中央新幹線建設部土木工事部担当部長は「地域の方々に安心いただけるように丁寧な工事計画の説明を行い、一日も早く工事が進められるよう計画を立てていきたい」と話した。
3月4日 水曜日
JR九州・JR西日本 6月まで鹿児島観光キャンペーン、九州新幹線全線開業・山陽直通15周年で
県内周遊「重ね押し」ラリー
JR九州とJR西日本は、12日に迎える九州新幹線(博多―鹿児島中央間)全線開業と山陽・九州新幹線直通運転開始の15周年に合わせて、同日から新幹線の終着地である鹿児島県への送客キャンペーン「感動!ふたたび!かごんまーベラス」を展開する。九州内はもとより、直通効果で多くの流動が生まれた関西・大阪方面から改めて新幹線で訪れてもらえるよう、同県、同県観光連盟の協力も得て鹿児島の魅力を発信する。6月30日まで。
キャンペーンタイトルは〝鹿児島〟を意味する方言「かごんま」と、〝素晴らしい・驚き〟を意味する英語「マーベラス」を組み合わせた造語。15年前の開業ブーム以来の鹿児島旅行になる人や、何度も鹿児島を訪れたことのある人を含め、全ての人に鹿児島観光の素晴らしさを改めて感じてもらいたいとの思いも込めた。
プロモーションでは、両社の主要駅でキャンペーンポスターを掲出。鹿児島、指宿・枕崎、霧島、出水・川内の各エリアの観光スポットやグルメを紹介するパンフレットを配布し、専用サイトでは最新情報を随時更新していく。各宣伝物のデザインは鹿児島市内で人気のローカル雑貨店「カゴマニア」が協力し、ユーモアあるイラストをふんだんに用いた。
メインコンテンツは、県内を周遊しながら楽しんでもらう「重ね押しスタンプラリー」。エリア別に4カ所設置するスタンプを重ね押しすると、イラストが完成する仕様で、全4種のデザインを用意する。1エリア達成でオリジナルデザインステッカー(エリア別全4種)を進呈し、全4エリア達成者には抽選で10人に「800系ラベル マルス津貫ウイスキー」、30人に「カゴマニアグッズセット」が当たる。
ラリー参加に便利な「かごんまーベラスフリーきっぷ」(大人3500円、子ども1500円)も設定する。鹿児島線川内―鹿児島間、日豊線霧島神宮―鹿児島間、指宿枕崎線鹿児島中央―枕崎間の在来線特急・普通列車の普通車自由席が2日間乗り放題。乗車前日まで購入可能。6月28日まで同社インターネット列車予約で取り扱う。
このほか期間中、新水俣駅以北の九州新幹線各駅から出水、川内、鹿児島中央駅までインターネット列車予約で対象きっぷを利用すると、抽選で1000人にJRキューポ1500ポイントをプレゼント。県特産品を博多駅で販売するマルシェ開催(日程未定)、ウオーキングイベント連動企画なども行う。
3月5日 木曜日
JR九州 九州新幹線全通15周年記念プロジェクト 「つばめの大冒険」各種イベント参加者を募集
JR九州は、九州新幹線(博多―鹿児島中央間)全線開業15周年記念プロジェクト「つばめの大冒険」で今月から4月にかけて実施する各種イベントの参加者募集を始めた。
同プロジェクトは、熊本総合車両所で保管されてきた800系「つばめ」の引退車両(1号車)をシンボルに再活用し、海路を巡る〝感謝の冒険旅〟として展開する大型企画。熊本を出港した車両は大牟田、八代、鹿児島など各地の湾や港を巡航し、博多港からは陸送で博多駅前広場へ。最終的にはライトアップ展示される予定だ。
29日(10~13時ごろ)に熊本港で行う「つばめ、出航」見送りイベントでは、台船に載せられた車両の出発を見届ける「つばめ 見送り係」を約1000人募集。応募はJR九州のLINE公式アカウントで8日まで受け付ける。
4月9日(10~18時)には、博多駅前に到着した車両に桜の木や花の絵を描く「つばめ、満開」新幹線車両ペインティングイベントを開催し、約200人の「つばめ おえかき係」を募る。申込期間は今月12~20日。同アカウントで受け付ける。
また、全12駅で参加できる「つばめ よせがき係」では、冒険に出る「つばめ」へのエールを寄せ書きする「応援旗」を用意。約1・6㍍×約2・3㍍の旗に、桜の枝や幹をあしらった下地を施し、来場者にピンク色などのインクでメッセージを書き込んでもらうことで〝満開の桜〟に仕上げる。完成した12枚は台船に大漁旗のように掲げられる。募集は今月22日まで(メッセージが埋まり次第終了)。
3月6日 金曜日
JR西日本 「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」 新たな「びわ湖周遊・せとうちコース」運行へ
JR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が、今月下旬から琵琶湖をめぐる新たな「びわ湖周遊・せとうちコース」の運行を開始する。日本最大の湖・琵琶湖が育んだ風景と、滋賀に息づく歴史・文化を、瑞風ならではの優雅な時間の流れの中で味わえるのが魅力だ。運行開始に先立ち、3日には報道関係者向けの試乗会が行われた。
瑞風は2017年6月のデビュー以来、西日本各地を巡る五つのコースで特別な旅を提供してきた。今回このうち「山陽下り・上り」(各1泊2日)を大幅に見直し、新たに「びわ湖周遊・せとうちコース」を設定。下りは21日、上りは23日から運転を開始する。
試乗会は、下関発の2日目に琵琶湖周遊が組み込まれる上り行程に合わせて実施され、参加者は京都駅から10両編成の瑞風に乗車。東海道線、北陸線、湖西線を巡り、琵琶湖を抱くように走りながら京都へ戻るルートを体験した。
車内では、上りコースの昼食で提供されるイタリアンの一部メニューや、1号車の展示スペースに新たに加わった滋賀ゆかりの工芸品が披露された。5号車のバーカウンターでは、琵琶湖周遊の旅に合わせて考案されたオリジナルカクテルも紹介され、瑞風らしい洗練された〝おもてなし〟が随所に感じられた。
報道陣には、財剛啓理事・近畿統括本部副本部長・京滋支社長、林田広司鉄道本部CS戦略部CS推進室瑞風事業ユニット長、瑞風クルーが応対。昼食監修を務める市山技Biwa collageエグゼクティブシェフのほか、立ち寄り観光地からは長浜市・高月観音の里歴史民俗資料館の佐々木悦也学芸員、近江八幡市・ヴォーリズ記念館の藪秀実館長も取材に応じた。
林田ユニット長は「新コースでは、車両、車窓、食、沿線それぞれの魅力に、滋賀ならではの価値を新たに加えた。お客さまに最大限満足していただける旅を届けるとともに、地域の活性化にもつながれば」と語り、瑞風の新たな行路への期待をにじませた。
交通新聞
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