2026.06.26鉄道 JR西日本 500系とドクターイエローの引退時期発表 など 【今週の交通新聞より】

2026年6月22日~6月26日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!
交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。
【今週注目のニュースはこちら】
・名古屋ステーション開発など 名古屋・中川運河沿いに複合施設「NAKAGAWA CANAL DOORS」オープン
・JR東日本など グランクラスリフレッシュメントの夏メニュー提供
・JR西日本 500系とドクターイエローの引退時期発表
・JR北海道 「赤い星」「青い星」運転区間別列車名称きまる
・JR東日本 「JR東日本おみやげグランプリ2026」開催
6月22日 月曜日
名古屋ステーション開発など 名古屋・中川運河沿いに複合施設「NAKAGAWA CANAL DOORS」オープン
JR東海グループの名古屋ステーション開発(SK)、中部土木(名古屋市名東区)、名鉄都市開発グループのエイトデザイン(同中川区)の3社は18日、名古屋市中川区の中川運河堀止地区に複合施設「NAKAGAWA CANAL DOORS(ナカガワ キャナル ドアーズ)」をオープンした。
ホテル、飲食、スポーツ施設を集積
新施設は、同地区のにぎわい創出を目指して開発提案募集を行う名古屋市が名古屋SKの提案事業を採択し、同市から土地を借り受け、建物を所有する3社が事業主体となって建設を進めてきた。
名古屋SKは東側の敷地面積約2390平方㍍に、3階建てのホテル棟と平屋のカフェ棟(延べ床面積約2040平方㍍)を建設。中部土木とエイトデザインが敷地面積約3490平方㍍に建設した3階建ての建物(同約1070平方㍍)にはレストラン、オフィスなどが入り、ピックルボールとビーチバレーボールのコート計2面を併設する。
ホテルは、ホロニック(神戸市東灘区)が手がける「セトレ」ブランドの東海地区初出店となる「セトレ キャナル名古屋」。植物をテーマにしたコンセプトルーム6室を含む全24室からは視界が開けた運河が一望できる。2、3階のテラスは東海道新幹線を走る列車を見ながらくつろげる空間に。愛知県産木材を使用したサウナも備える。
カフェ棟には、15年ぶりの名古屋出店となる人気のフレンチベーカリー「PAUL(ポール)」が店を構え、初日から大勢の人々が詰めかけた。
北側のエイトデザインの建物は、建築デザイン会社らしい創造性豊かなテイストにまとめ、2階はコミュニティーラウンジ、3階はシェアオフィスとして、地域との交流拠点を目指す。1、2階のイタリアンレストラン・カフェ「CANALIA(カナリア)」では、地元食材を使った料理を提供する。
スポーツ施設は、JTBが屋外常設型のピックルボールコートを整備。駐車場の一部はビーチバレーボールのコートとしても活用できる。
同日の開業セレモニーには、名古屋SKの伊藤裕次社長、来賓の広沢一郎名古屋市長、中村明彦JR東海副社長・事業推進本部長らが出席。伊藤社長は「さまざまな魅力のある施設が誕生し、中川運河の水辺に新たな憩いとにぎわいの場を提供していく。この施設が地域に愛され、運河の水辺と名古屋駅南側のにぎわい創出に貢献していけるよう努めていきたい」とあいさつした。
巨大ぴよりんバルーン登場
新施設のメインエントランスには巨大ぴよりんバルーンが登場し、来場者を迎えている。施設開業とジェイアール東海フードサービスが製造・販売する新名古屋名物のひよこ形スイーツ「ぴよりん」の誕生15周年を記念し、JR東海、名古屋SKとの3社によるクラウドファンディングで制作が決まったもの。
バルーンは、スイーツのぴよりん約100万個分に相当する高さ約7㍍。世代を問わず幅広い人気で、初日から多くの来場者が記念撮影などを楽しんでいる。
設置時間は10時~17時30分。9月17日まで。
6月23日 火曜日
JR東日本など グランクラスリフレッシュメントの夏メニュー提供
JR東日本とJR東日本サービスクリエーション(J―Creation)は7~9月ごろに、東北・北海道新幹線と北陸新幹線の「グランクラス(飲料・軽食あり)」で、リフレッシュメント(軽い食事)の夏メニューを提供する。
洋食と和食から選ぶことができる。洋食は食のセレクトショップ「DEAN&DELUCA」がプロデュース。「香りひらく夏」をコンセプトに、笹(ささ)かまと枝豆のジェノベーゼや、山形県産「えごま豚」とトウモロコシのポルペッティーニレモンソース、サバとチリトマトのソース煮スパイスリゾットなど夏の彩りを採り入れた4品をラインアップ。
和食は、「庄内の味覚」をコンセプトに和食料理人の野﨑洋光氏が監修。蒸し鶏と湯葉生姜(しょうが)煮や、山形の郷土料理の「だし」、イカの黄金焼き、だだちゃ豆のケークサレなど、庄内地方の恵みの味をそろえる。
6月24日 水曜日
JR西日本 500系とドクターイエローの引退時期発表
JR西日本の倉坂昇治社長は22日の定例会見(東京)で、500系新幹線と、「ドクターイエロー(T5編成)」の具体的な引退時期を発表した。500系は2027年1月13日で定期運転を終了し、同7月に営業運転を終える。ドクターイエローは同1月に検測運転を終了し、新幹線の開業以来続いてきた検測車の歴史に幕を閉じる。同社ではこれまでの感謝の気持ちを込めて、残りの期間をさらに楽しんでもらえる多彩な記念企画を実施する。
500系
500系新幹線は、1997年3月に「のぞみ」(16両編成)としてデビュー。営業速度では日本で初めて時速300㌔を達成し、新大阪―博多間を最速2時間17分で結んだ。始発駅から終着駅までの平均速度(新大阪―博多間・時速242・5㌔)と、隣接する停車駅間の平均速度(広島ー小倉間・同261・8㌔)の二つでギネス世界記録(当時)を樹立した。
設計段階から同社が単独で開発した車両で、スピード感とスマートさを兼ね備えた近未来的な形状から非常に高い人気を誇る。
2008年12月からは8両編成に順次改造され、「こだま」としての営業運転を開始し、10年2月に「のぞみ」としての運用を終了。15年以降は1編成が「500 TYPE EVA」や「ハローキティ新幹線」の特別列車として運転されるなど、山陽新幹線を盛り上げた。
現在、4編成が活躍しているが、順次その役割を終え、来年1月13日をもって定期列車の運転を終了する。その後も臨時列車などとして走るが、27年7月には全ての運転を終える予定。
ドクターイエロー
新幹線の線路や架線、信号設備の状態を測定するドクターイエローは、姿を見る機会が限られていることから「幸せの黄色い新幹線」としても親しまれているが、JR東海のT4編成が昨年1月に引退したことから、JR西日本所有のT5編成のみとなっている。
T5編成は、2005年のデビュー以来、20年以上にわたって東海道・山陽新幹線の安全・安定輸送を支えてきた。来年1月の検測運転終了後は、山陽新幹線区間においてもJR東海保有の営業用車両に搭載された検測機器で実施予定。
記念ロゴや旅行商品展開
引退記念に向けたプロモーションでは、各車両の鮮やかなカラーリングを生かしたキービジュアル、記念ロゴを制作。宣伝物や記念グッズなどで展開していく。記念ロゴは、7月以降に一部500系の1、7号車の車体側面、ドクターイエローの1、7号車の先頭部扉窓に掲出する。
記念旅行商品のうち、500系関係では、新大阪を博多行き最終列車の後に発車し、博多には新大阪発の始発列車より早く到着する「V編成で一夜を過ごす 500系新幹線特別運行」(7月31日発、今月30日抽選受け付け開始予定)、博多総合車両所に列車で直接入線し、車内から所内を見学できる「500系大満喫の旅」(8月2日、あす25日先着受け付け開始予定)、V4編成の営業運転ラストランを楽しむ「ありがとう500系V4編成ラストラン 上り無待避運行! 博多~新大阪往復乗車」(8月30日、7月22日先着受け付け開始予定)などを発売する。同社の観光ナビアプリ「tabiwa トラベル」で取り扱う。
ドクターイエロー関係では、実際に検測する様子を車内から見学する「ありがとうドクターイエロー 夢の検測走行車内見学」(7月26、27日、あす25日先着受け付け開始予定)や、JR東海との連携により、東京から博多までの約6時間乗車できる「東海道・山陽新幹線直通!ドクターイエロー体験乗車」(10月9日)、最後の乗車機会となる「さよならT5編成(仮称)」(来年1月10日)などを用意する。
記念商品は、7月以降順次、ロゴやキービジュアルのデザインを使用したピンバッジセット(2420円)、クッション(3960円)などのグッズをJR西日本エリアの一部駅ナカ店舗や、同社公式産直オンラインショップ「DISCOVER WEST mall」で取り扱う。500系新幹線廃車発生品もジェイアール西日本商事のサイトで数量限定で販売する。
この日の会見で倉坂社長は「500系新幹線とドクターイエローはその活躍と貢献から、私どもとしても非常に思い入れの深い車両。さまざまな企画、イベントを通じてたくさんの方々に引退を見送っていただけるようにしたい」と述べた。
6月25月 木曜日
JR北海道 「赤い星」「青い星」運転区間別列車名称きまる
JR北海道の綿貫泰之社長は23日の定例会見で、来年デビューする観光列車「赤い星」「青い星」について、運転区間ごとの列車名称を発表した。初の運転となる札幌発網走行きはオホーツク海から吹き込むいてつく風と北の旅への高揚感を乗せた「赤い星 オホーツクの風」、網走発札幌行きは冬景色と旅路を彩る上質空間をイメージした「赤い星 雪華(せっか)の風」とし、来年2月3日から片道7時間前後かけて運転を開始する。発表に合わせ、ティザーサイトも公開した。
走行する景色イメージ
「赤い星」はキハ143形改造の4両編成で、来年は2、3月に札幌―網走間、4~7月に釧路―知床斜里間を走り、7月から11月にかけては旅行会社主催の道内クルーズ列車となる。列車 名称は、4月からの釧路発が釧路湿原にちなみ「赤い星 湿原のいぶき」、知床斜里発が斜里岳の芽吹きの季節から「赤い星 山麓のめぶき」とした。
「青い星」もキハ143形改造の4両で6月上旬に運転開始。6~9月の旭川―富良野間が沿線の丘からの風や色とりどりの景色にちなみ「青い星 丘のいろどり」、2028年1~3月の網走―知床斜里間は同区間を同時期に運行されてきた人気列車の名称を継承し「青い星 流氷物語」とした。いずれも1日4本の運転を計画する。
「赤い星」運転計画・料金
「赤い星」の札幌―網走間については運転計画と料金も発表。
運転は2月3日から3月7日までの間で24本(札幌発12本、網走発12本)。「オホーツクの風」は主に月・水・土曜日に札幌を9時7分ごろ出発、旭川、愛別、遠軽、北見、女満別に停車し、15時59分ごろ網走に到着。「雪華の風」は主に火・木・日曜日に網走を10時ごろ出発、美幌、北見、遠軽、上川、当麻、旭川に停車し、17時22分ごろ札幌に到着する。
食事(ランチ)は、札幌発を旭川市の老舗料亭「花月会館」の山下王信料理長、網走発を北見市の「寿司割烹 粋里」店主の遠藤均さんが担当。メニューは今後決定する。
発売は乗車と食事セットのランチプランが11月上旬から、乗車のみは来年1月上旬(運行日1カ月前)から。ランチプランの一部は旅行会社の商品として扱う。全区間通しで乗車する場合、ランチプランは最上級の2人用個室が2人利用で1人10万円。5人用・6人用個室は定員利用で1人5万円、ボックス席やセミコンパートメントは1人3万9000円、乗車のみは2万3340円。いずれもグリーン料金を含む。
綿貫社長は「北海道内や日本国内、海外のお客さまも含めて、北海道の自然や食を豪華で上質なサービスとともに楽しんでもらえる観光列車にしていく」と語った。
6月26日 金曜日
JR東日本 「JR東日本おみやげグランプリ2026」開催
「ご当地魅力賞」新設
JR東日本は23日から、贈りたくなる東日本エリアのお土産を選ぶ人気企画「みんなが贈りたい。JR東日本おみやげグランプリ2026」を開催している。
特設サイトで投票受付中
9回目となる今回は、地域素材を使ったスイーツや食品、酒など、管内1都15県から計60商品がエントリー。「ご当地らしさ」を最も感じるお土産に贈られる「ご当地魅力賞」も新設した。7月14日まで、特設サイトでウェブ投票を受け付ける。
同グランプリは、地域の特色を生かした土産を通じて各地域の魅力発信や地域活性化を推進することを目的に、2017年から開催。エントリー商品は駅構内や駅ビルなどの土産品取扱店舗で販売している。
ウェブ投票の結果を基に、「総合グランプリ」「総合準グランプリ」「JRE MALL賞」「新人賞」「ご当地魅力賞」と、各エリア賞を決定する。投票は1日1回まで(同じ商品は期間中1人1回まで)。結果発表は7月下旬ごろを予定している。
参加特典として、投票後に応募した人の中から抽選で300人にグループ共通ポイント「JRE POINT」1000ポイント、30人に特製折りたたみネックUSBファンを進呈。通販サイト「JRE MALL」では特集ページを開設し、ノミネート商品や過去の受賞商品を紹介している。
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