トレたび JRグループ協力

2026.07.24鉄道JR西日本 山陽新幹線新「こだま」に新デザイン 1編成目は12月 など 【今週の交通新聞より】

2026年7月21日~7月24日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東日本 ゼロカーボンの取り組み加速 「HYBARI」の営業運転開始 川崎発電所で水素1%調達宣言など
・JR九州 くまモンアドベンチャー号800系版デビュー
・JR四国 「伊予灘ものがたり」乗車25万人達成イベント
・JR西日本 山陽新幹線新「こだま」に新デザイン 1編成目は12月

7月21日 火曜日

JR東日本 ゼロカーボンの取り組み加速 「HYBARI」の営業運転開始 川崎発電所で水素1%調達宣言など


交通新聞

JR東日本は14日、2050年度までに二酸化炭素(CO2)排出量「実質ゼロ」を目指す「ゼロカーボン・チャレンジ2050」の取り組みとして、27年度末に日本初の水素ハイブリッド電車「HYBARI(ひばり)」の営業運転を開始すると発表した。さらに、本年度から次世代水素ハイブリッド電車の開発に着手するとともに、川崎発電所(火力)での水素利用拡大を進めるなど、水素を軸とした脱炭素化を加速する。

同社はグループ経営ビジョン「勇翔2034」に基づき、モビリティ(鉄道)、発電、まちづくりの各分野で水素利活用を推進している。

このうち、HYBARIは水素を燃料とする燃料電池装置と蓄電池を搭載したハイブリッド電車。22年3月から実証試験を重ね、車両性能やシステムの安定性を確認できたことから、27年度末をめどに実証試験のエリアでもあった鶴見線と南武線尻手―浜川崎間で営業運転を 開始する。水素充填(じゅうてん)は鎌倉車両ベース(中原)で35㍋パスカルの高圧水素を用いて行い、1回の充填で約70㌔走行できる。

こうしたHYBARIで得た知見を基に、同社は本年度から次世代水素ハイブリッド電車の開発に着手する。世界初となる70㍋パスカルの高圧水素の採用により、ディーゼル車両と 同等の航続距離と勾配線区に対応する走行性能を両立することで、広範囲 な線区で走行可能とし、30年度末の営業運転開始を目指す。

川崎発電所、水素転換へ

発電分野では、自営の川崎発電所で燃料の水素転換に向けた検討を本格化する。水素バリューチェーン推進協議会の「水素1%調達宣言」に参画、新たに小型水素専焼機を導入。30年度から発電を開始し、保有する火力発電設備で使用する燃料の1%以上を水素に置き換えることを目標に掲げる。水素供給については、川崎臨港地区で海外からの輸入を検討している。

まちづくり分野では、軽井沢エリアで「浅間ゼロカーボンコンソーシアム」に参画し、軽井沢駅周辺での水素ステーションの建設とモビリティを核とした水素需要創出を図る。燃料電池(FC)トラックなどを導入しているTAKANAWA GATEWAY CITYでは、モビリティにとどまらずまちを支えるエネルギーの一部に水素の利活用を目指し、持続可能で先進的な都市型エネルギーシステムの創出をけん引する。

このほか、CO2排出量削減につながる設備投資を促進するため、社内炭素価格(ICP)を改定。従来の3倍となる1㌧当たり1万5000円に引き上げた。

同社はHYBARIの営業運転について「基本的な技術は完成しており、このエリアであれば十分に営業運転ができると確証を得られている」としている。


7月22日 水曜日

JR九州 くまモンアドベンチャー号800系版デビュー


交通新聞

JR九州は18日、9月まで開催中の「熊本デスティネーションキャンペーン」(熊本DC)を記念したラッピング列車「くまモンアドベンチャー号」の九州新幹線800系バージョンの運転を開始した。10月中旬までの期間中、博多―熊本・鹿児島中央間で運用。在来線で先行デビューしたキハ200形版とともに、今夏の熊本旅を盛り上げる。

車両は、熊本DCのキャッチコピー「仲間を誘って、さぁ、冒険の旅へ『もっと、もーっと!くまもっと。』」と、熊本県キャラクター「くまモン」をモチーフに採用。1号車は連結器カバー部分を「鼻」とするなど、車両先端をくまモンの顔に見立てた意匠で、側面部の基調カラーには冒険服をイメージしたオリーブ色を採り入れた。2号車は黒、3号車は白を基調色にくまモンを表現。4~6号車も同様にデザインした。

期間中は同区間の「つばめ」「さくら」で運用し、運行スケジュールは特設サイトで随時発信する。

運転に合わせて、JR九州アプリで参加する「くまモンアドベンチャー号デジタルチェックインラリー」も12月末まで展開。くまモンアドベンチャー号の800系版、キハ200形版のほか、熊本電鉄、肥薩おれんじ鉄道の「くまモンのラッピング列車」を巡る特別企画で、達成状況に応じて「記念乗車証」引き換えクーポンなどがもらえる。

18日はデビューに合わせて熊本駅12番のりばでセレモニーが行われ、矢野慎一郎駅長が「ワクワクする車体に仕上がった。博多や鹿児島中央にも行くので、ぜひ熊本県を感じてもらいたい」とあいさつ。応援に駆け付けた「くまモン」と共に出発合図を送った。


7月23月 木曜日

JR四国 「伊予灘ものがたり」乗車25万人達成イベント


交通新聞

JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」(予讃線松山―伊予大洲・八幡浜間)の定期運転の累計乗車人数がこのほど25万人を達成し、各停車駅などで記念イベントが行われた。

同列車は2014年7月にデビュー。週末を中心に「大洲編」「双海編」「八幡浜編」「道後編」の上下計4便が運転され、車内で予約制の食事を味わいながら、美しい伊予灘の眺めや沿線の人たちのおもてなしを楽しむことができ、好評を博している。車両は、当初はキロ47形2両編成が使用され、22年4月からは2代目となるキロ185、186形3両編成が活躍している。

同社では、2代目車両の乗車人員が5月に10万人、初代車両からの累計乗車人員が今月に25万人達成 見込みであることを踏まえ、5月16、17日に2代目車両10万人記念の横断幕掲出、乗客への缶バッジ進呈を実施した。

6月の定期運転日には、「ダブルご乗車人数達成記念イベント」として、同社が愛媛県西条市で取り組む陸上養殖サーモン「サイモン」を使ったメニューの提供や、乗客・地域の人たちそれぞれへのメッセージ募集、記念ヘッドマーク掲出などを行っている。

累計25万人達成記念イベントは今月11、12日、停車5駅のホームを記念横断幕で飾り、各編の乗客に缶バッジをプレゼント。同社おもてなしキャラクター「すまいるえきちゃん・れっちゃくん」や地域の人たちによるおもてなしも行われた。

今月25、26日には、運転開始12周年を記念し、各編の乗客に缶バッジとうちわを進呈する。


7月24日 金曜日

JR西日本 山陽新幹線新「こだま」に新デザイン 1編成目は12月


交通新聞

「山陽ブルー」ベースに

JR西日本の倉坂昇治社長は22日の定例会見で、山陽新幹線「こだま」として運行しているN700系6000番代車両(8両編成)のエクステリアデザインを順次変更すると発表した。瀬戸内海をイメージした「山陽ブルー」をベースに、ゆったりとした景色や時間の移ろいを表現したラインを入れ、沿線の自然と調和し、現代的でありながらも和の情緒を感じさせるデザインとする。1編成目は12月に登場する予定。

N700系6000番代車両は、東海道・山陽新幹線で「のぞみ」として使用していたN700系5000番代を短編成化改造した車両で、昨年9月から山陽新幹線「こだま」に順次投入されている。今回、4編成目の営業運転開始に合わせて新たなデザインを採用。既存の3編成も順次デザインを変更する。


交通新聞

新デザインのコンセプトは「YURARI(ゆらり) ~気ままに移ろいを味わう~」。「こだま」ならではの各駅停車のゆったりとした旅に着目し、観光地に限らず、街並みや工業地帯、田園風景など瀬戸内ならではの風景をゆったりと走る価値観を取り込んだ。

車体の色は「山陽ブルー」と命名した、瀬戸内海をイメージした落ち着いた青色を採用。陽光によってはエメラルドグリーンにも見え、風のない穏やかな海のイメージを反映している。

車体側面には、起伏のあるドット柄による波の形状のラインや、ロゴマークを配置。ロゴマークは、3本の波の形と色の変化でゆったりとした波、移り変わりを表現したデザインと、沿線各府県の形をモチーフとした図柄で構成する。

また、デザイン検討については、京都工芸繊維大学製品デザイン計画研究室の学生と共同で実施。同社の車両外観デザインでは初めて産学連携で共創し実現に至った事例となる。 

倉坂社長は「新デザイン導入をきっかけに、せとうちエリアの魅力向上、山陽新幹線の価値向上につながることを期待する」と述べた。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

さらに外出先や出張先でも読める『交通新聞電子版』も配信中。
記事写真もカラーで掲載。いつでもどこでも読めて、PDFでの閲覧も可能。多彩な検索方法で最新情報から過去記事の検索もできます。

発売日/日刊(土・日・祝日休刊)


詳細・購読のお申込みはこちらから

  • 画像の改変・複製利用等を禁じます
トレたび公式SNS
  • X
  • Facebook
  • Instagram