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2021.05.21鉄道JR東海 315系 インテリアデザインを発表 など【今週の交通新聞より】

2021年5月17日~21日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR秋田支社 地域の酒造会社と連携、五能線オリジナルラベルの地酒販売
・JR四国 元多度津駅構内食堂 善通寺市内にオープン
・JR四国 「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」 ごめん・なはり線で運転へ
・JR東日本東京支社 常磐線の魅力発信 「常磐線の――!」展開
・JR東海 315系 インテリアデザインを発表

5月17日 月曜日

JR秋田支社 地域の酒造会社と連携、五能線オリジナルラベルの地酒販売


 JR東日本秋田支社は、地域の酒造会社と連携した五能線オリジナルラベルの地酒を、東能代、能代両駅のコンビニエンスストア「ニューデイズ」で販売している。

 現在開催中の「東北デスティネーションキャンペーン」(東北DC)を盛り上げるため、東能代駅の社員が〝地場産品の魅力を駅から発信して、地域を元気に〟を合言葉に、同線を走る観光列車「リゾートしらかみ」のオリジナルラベルを仕上げた。

 商品は「純米吟醸 喜三郎の酒」(300ミリリットル入り、880円)、「特別純米酒 喜一郎の酒」(同、550円)の2種類。製造はどちらも喜久水酒造(秋田県能代市)が手掛け、地元能代の酒米 をふんだんに使う。数量限定でなくなり次第終了。


5月18日 火曜日

JR四国 元多度津駅構内食堂 善通寺市内にオープン


 JR予讃線・土讃線多度津駅構内で今年3月末まで営業していた「多度津駅構内食堂」が今月10日、香川県善通寺市内に移転オープンした。新店舗は駅から離れているが、店長の髙田芳紀さん(63)は全国の鉄道ファンらの再訪を待ち望んでいる。

 同食堂は同駅改札外の建物で長年営業し、同駅、多度津運転区などJR四国現業機関の社員をはじめ一般の人にも親しまれてきたが、築90年以上の建物の耐震補強が困難なことから閉店した。髙田店長が営業継続を希望していることを知った同市関係者から空き店舗の紹介があり、移転して営業を再開することになった。

 新店舗は、弘法大師空海の生誕地として知られる総本山善通寺(土讃線善通寺駅から徒歩約20分)の裏手にある駐車場の近く。店内はいす席20人、畳席16人で以前より広くなり、壁に鉄道写真や列車愛称板(サボ)、記念きっぷ、かつてののれんなどを掲出。新店舗ののれんは、友人らの協力で新調した。

 当面のメニューは、曜日ごとに「トンカツ」または「から揚げ」(月・木曜日)、「オムライス」(火曜日)、「カレーライス」(水・土曜日)、「魚料理」(金曜日)の各定食。価格は以前と同様、一律500円。

 営業時間は昼のみで10時30分~14時30分。日曜日、祝日は休業。営業日の夜はJR社員らの要望に応え、多度津の現業機関に弁当を届ける予定だ。

 髙田店長は同市出身。「地元でワンコインの食堂 を再び開くことができ、本当にありがたい。皆さんに喜んでいただくことで、お大師さま(弘法大師)への恩返しにもつながれば……。コロナ禍が落ち着いたら、お世話になったJR社員や全国の鉄道ファンに、食べに来ていただきたい」と話している。


5月19日 水曜日

JR四国 「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」 ごめん・なはり線で運転へ


 JR四国と土佐くろしお鉄道は今年10月8日~12月24日の毎週金曜日と10月31日に、JR四国の本格的観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」を土讃線高知―同鉄道ごめん・なはり線奈半利間で運転する。JRグループ旅客6社と四国各県などが10~12月に共同で展開する「四国デスティネーションキャンペーン」(四国DC)に合わせたもので、同列車の同線への乗り入れは初となる。乗車旅行商品は8月ごろに発売予定。

 ごめん・なはり線が走る高知県東部地域は、太平洋の絶景をはじめとする豊かな自然と山海の産物に恵まれ、幕末の志士で坂本龍馬の盟友中岡慎太郎、三菱の祖・岩崎弥太郎らを育んだ地。同列車の運転により、豊富な魅力の全国発信を図る。

 ダイヤは往路高知発12時、奈半利着14時28分、復路奈半利発15時17分、高知着17時57分。途中の夜須、安芸では停車時間を設け、駅併設施設で買い物ができるようにする。景色の良い区間では徐行するほか、復路便では太平洋に沈む夕日が楽しめる。

 車内では高知の食材にこだわった食事が提供され、東部地域の名産品も進呈。列車にはアテンダントが乗務して各種サービスに当たるほか、沿線では同県やごめん・なはり線活性化協議会などとの協力による、地域一体となったおもてなしが予定されている。

 列車は、JR四国や旅行会社が8月ごろに発売する四国DC限定商品で乗車できる。詳細は決まり次第発表する。

 なお、期間中の土休日(10月31日を除く)と月曜日は通常通り、土讃線高知―窪川間で運転する。


5月20日 木曜日

JR東日本東京支社 常磐線の魅力発信 「常磐線の――!」展開


 JR東日本東京支社は18日、常磐線松戸―取手間沿線の自治体4市と連携し、同線沿線のまだ知られていない魅力を発信していくと発表した。駅社員を中心とする同社社員が、ウェブサイトやSNS、駅のデジタルサイネージなどを通じて、各自治体と共に選んだ同区間の歴史や自然など魅力あふれる画像を使い、社員制作の映像で沿線の魅力を季節ごとに継続的に発信する。実際に足を運んでもらおうと、今年秋ごろには自治体と駅社員が共同でコースを作成した「駅からハイキング」などのイベントも展開する。 

 同支社では、魅力を統一的に発信するため、タイトルやロゴ、キャッチコピーを作成。タイトルは、沿線の魅力を点から線につなげるため、「常磐線の――!」という形の下、常磐線「の」ことを英語表記「know」(知る)にかけ、「JOBANSEN KNOW(ジョウバンセンノウ)」という名称で発信する。例えば、「――」には「花火」や「暮らし」「景色」の単語を入れる。

 ロゴは、車両のアイコンに、タイトル「常磐線の――!」を組み込んだデザインに。キャッチコピーは「知らない、だからおもしろい」とし、開業から130年以上の歴史があり、文化や自然などさまざまな魅力があるにもかかわらず、まだ知られていない魅力があることを前向きに捉え、伸びしろがある点に着目した。

 情報発信は、沿線4市(千葉県松戸、柏、我孫子市、茨城県取手市)と意見交換を行い、ウェブサイト「JOBANSEN KNOW」では社員によるイベントやお出かけ情報、ツイッター「@jobansen_know」とインスタグラム「jobansen_know」、フェイスブック「常磐線の――!」のSNSは社員撮影の鉄道の風景を中心とした沿線情報をそれぞれ発信。駅のデジタルサイネージでも、自治体と選んだ画像を元にタイトルやPR文を添え、季節ごとに周知する。

 このほか、駅からハイキング(4コース)、産直市(上野駅)などのイベントを通して、誘客を図る。ともに今秋ごろの予定。


5月21日 金曜日

JR東海 315系 インテリアデザインを発表


 JR東海の金子慎社長は18日の定例会見(名古屋)で、本年度から順次投入する在来線の新型通勤電車315系について、インテリアデザインを発表した。コンセプトは「優しく安心感のある快適な移動空間」。全車両に車いすスペースを備えるなどバリアフリー設備を充実させるとともに、冷房能力の約3割向上(211系比)、1人当たりの座席幅の1㌢拡大(同)による座り心地の向上など快適な移動空間を提供する 

 315系は、既存の211系、213系、311系が更新期を迎えることから新たに製造するもので、新型通勤電車の投入は1999年度の313系以来となる。25年度にかけて計352両を新製し、在来車両を置き換える。エクステリアデザインは「先進性×親近感」がコンセプト。

 全車両に車いすスペース、全編成に車いす対応トイレを設置するほか、優先席を必要とする利用者、車いす利用者が安心して乗車できるように優先席床面などの色分けや車いすスペース床面表示を行うことでそれぞれのスペースを明確にする。

 また、車両床面の高さを低くし、乗降口の車両端部をホーム側に傾斜させることで車両とホームの段差を縮小する。カラーユニバーサルデザインに対応したフルカラー液晶ディスプレーの車内表示器も設け、駅の階段位置、運行情報などを視覚的に表示する。

 セキュリティー面は、車内防犯カメラを1両につき5カ所、非常通話装置を1両につき3カ所設置し強化する。

 冷房機能の向上では、冷房能力を211系比で約3割向上させ、人工知能(AI)による自動学習・制御最適化機能を国内で初めて導入する。冷房は設定温度に対して自動制御されるほか、313系と同様に乗務員が手動で補正できる機能が搭載される。

 新たに導入する制御最適化機能は、315系全車両の温度、湿度、乗車率などの車上データが地上のサーバへ送信され、サーバ内のAIが乗務員の手動補正などを自動学習し、冷房制御を最適化する。この制御は車両に定期的にフィードバックされ、きめ細かな冷房制御を実現する。

 座り心地の向上では、座席幅を211系比で1㌢拡大する。座席は、腰への負担が少ない理想的な姿勢をサポートする形状とし、背もたれにくぼみを設け、色の濃淡で仕切ることで座席スペースを明確にする。座席については全てロングシートとなる。

 このほか、開放感を感じられるように天井を高くし床面の色を中から外に向かって色を濃くするグラデーションとする。赤外線、紫外線を99%カットする遮熱、遮光ガラスを取り入れることで車両のカーテンをなくす。

 金子社長は「315系の投入で安全性、安定性をさらに高めるとともに、お客さまに優しく、安心感のある快適な移動空間を提供することによって、輸送サービスのさらなる向上を図っていきたい」と述べた。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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