トレたび JRグループ協力

2021.06.18鉄道JR九州 特急「あそぼーい!」デビュー10周年 記念グッズ販売へ など【今週の交通新聞より】

2021年6月14日~6月18日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR高崎支社 新前橋・渋川駅で100周年イベント
・JR九州 特急「あそぼーい!」デビュー10周年 記念グッズ販売へ
・ジェイアール西日本商事 「大阪環状線60周年グッズ」を発売
・四国家サポーターズクラブ 「四国家 故郷(さと)のものがたり 家吞みお遍路キャンペーン」
・JR東日本 「トロッカ」で新サービス JREポイント連携など

6月14日 月曜日

JR高崎支社 新前橋・渋川駅で100周年イベント


交通新聞

 JR東日本高崎支社は7月3日、上越線新前橋―渋川間の開業100周年を記念し、新前橋と渋川の両駅でイベント「100周年メモリアルフェスin新前橋・渋川」を開催する。併せて、SL列車「新前橋~渋川百周年記念号」(高崎―水上間)の運転や、来駅記念券配布などを通じて、地域に感謝の気持ちを伝えるとともに、地域と一体となって駅前のにぎわいなどを創出する。

 上越線新前橋―渋川間は、1921年7月1日に上越南線として開通。新前橋、群馬総社、八木原、渋川の4駅が誕生した。その後、31年9月1日に水上―越後湯沢間が延伸開業し、上越南線が上越北線を編入、上越線に改称された。

 当日は新前橋駅東口で、オリジナル缶バッジやペーパークラフト、小学生向け「鉄道乗り方教室」、鉄道部品販売のほか、地元商工会協力の下、近隣の飲食店が出店する「ロータリー祭」を開催する。前橋市、前橋観光コンベンション協会、新前橋商工会、地元小学校などの協力。10~14時。

 渋川駅前広場では、踏切非常ボタン操作体験や保線レールスター展示、警察車両や消防車両の展示、動物ふれあい体験、地元高校生によるミニコンサートのほか、飲食店などが出店する。渋川市、渋川伊香保温泉観光協会などの協力。10~15時。

 来駅記念券は、条件をクリアした人に配布。両駅でのイベントにそれぞれ一つ以上参加して、ともにアンケートに回答すると、歴史や過去の駅舎が掲載された台紙と一緒にプレゼント。両駅でイベントに参加すると台紙が完成する仕組み。配布枚数は各900枚、先着順。

 記念号は、D51498号機がオリジナルヘッドマークを掲出して12系客車5両をけん引する。全車指定席。ダイヤは高崎発9時56分、水上着12時50分。途中停車駅は新前橋、渋川、沼田、後閑。新前橋、渋川の両駅では、駅長や地元自治体関係者が出席して出発式を行う。


6月15日 火曜日

JR九州 特急「あそぼーい!」デビュー10周年 記念グッズ販売へ


交通新聞

 JR九州の豊肥線熊本―大分・別府間を走るD&S(観光)列車・特急「あそぼーい!」が、今月4日にデビュー10周年を迎えた。10年間の乗車人数は延べ約38万1000人に上り、同社は感謝の意を込めて、19日から車内限定の記念グッズ販売などを実施。同日は熊本駅で10周年を祝う出発式も行われる。

 あそぼーい!はキハ183系の4両編成で、2011年3月の九州新幹線(博多―鹿児島中央間)全線開通に合わせ、熊本から阿蘇方面への二次アクセスとして、同年6月4日に運転開始。両先頭車には阿蘇の雄大な景色を満喫できる3列席のパノラマシートを備える。

 3号車には、常に窓側が子ども用となる親子席のほか、木の玉プールや絵本コーナーなど子どもが自由に遊べるスペースがある。カフェでは列車オリジナルの弁当や菓子、ドリンクを販売している。

 12年7月には豊肥線の豪雨災害に伴い、運転区間を鹿児島線博多―熊本―肥薩線人吉間に変更。13年8月に豊肥線での運転を再開したが、16年4月の熊本地震で長期間にわたり熊本―宮地間が運転見合わせに。この間、鹿児島線博多―門司港間などでの運転を余儀なくされたが、昨年8月の豊肥線全線開通により、約4年4カ月ぶりに同線に復帰した。


交通新聞

 記念グッズは、列車内外の随所に見られるキャラクター「くろちゃん」をあしらったトートバッグで、車体外装に使われている白、黒、黄の3色を基調に、Mサイズ(3500円)とSサイズ(2500円)を各1000個限定で用意する。両サイズを組み合わせた親子2個セットは5500円とお得。

 このほか、くろちゃんを起用した10周年記念の特別デザインのスタンプを3号車に設置。車内で配布する記念乗車証に押して、旅の思い出に持ち帰ってもらう。

 19日は出発式のほかに、沿線8駅では列車の到着(一部通過)に合わせて地元の関係者らが出迎える。当日の車内では沿線自治体から土産品が乗客にプレゼントされる。


6月16日 水曜日

ジェイアール西日本商事 「大阪環状線60周年グッズ」を発売


交通新聞

 ジェイアール西日本商事は、通信販売サイト「トレインボックス」で大阪環状線60周年記念商品を発売している。

 同線で運転されている323系、221系、223系、長く活躍した103系などの姿と、60周年記念ロゴマークをデザインしたクリアファイル(275円)、323系アクリルキーホルダー(550円)などを用意した。

 このほか、カモノハシのイコちゃんグッズ新商品として、ストライプ柄のマスクケース(440円)が登場。京都市の京都鉄道博物館、駅鉄ポップショップエキマルシェ新大阪店、書泉ブックタワー(東京)などでも取り扱っている。


6月17日 木曜日

JR東日本東京支社 車両基地で各種イベント


交通新聞

 JR東日本東京支社は27日から7月末にかけて、車両基地を舞台とした車両撮影会や見学会などの多彩な鉄道イベントを開催する。予約制イベントの参加申し込みはあす18日15時から、「東京感動線×TABICA」特設サイトで先着順に受け付ける。

 27日開催の「おやこで楽しく‼リモート社会科見学」は、「Microsoft Teamsライブイベント」による生中継で、東京総合車両センターのオンライン工場見学会を配信する。11時から45分間の実施。参加無料、事前申し込み不要で、特設ページから視聴する。

 また、完全予約制の現地イベントでは、7月3日に田端運転所で9、11時からの2回(各回2時間)、「電気機関車の撮影会&所内見学会」を開催。同運転所所属のEF65形電気機関車5両がそろう予定で、撮影会と解説付きの車庫見学を行う。各回30人募集、参加費用1人6000円。

 7月17日は東京総合車両センターで10、13、15時からの3回(各回1時間30分)、「車両メンテナンス体験」を開催。社員と床下機器類などの車両部品に触れてメンテナンス作業を体験できる。各回12人、3500円。

 7月24日は同センターで10、14時からの2回(各回2時間)、「親子向け工場見学ツアー」を実施する。車両修繕場の解説付き見学や、社員教育設備の運転台でパンタグラフやブレーキの操作などを体験できる。親子(子どもは5歳から小学生まで)対象で、各回10組。1組当たり3500円で、各組とも大人1人(2000円)または子ども1人(1500円)の追加参加が可能。

 7月31日は同センターで9、12、15時からの3回(各回2時間)、「事業用電車クモヤ143形撮影会」を開く。基地内の車両入れ換えなどを担う同車両を間近で撮影できる。各回12人、1人5500円。

 申し込みは、事前にプラットフォームサービス「TABICA」への会員登録が必要。参加費用のほか、TABICAのサービス手数料がかかる。


6月18日 金曜日

JR西日本 リアルタイムで混雑状況を配信 大阪環状線など323系対象


交通新聞

 来年春にも他線区展開へ

 JR西日本は17日から、大阪環状線・JRゆめ咲線(桜島線)で使用している323系(22編成)を対象として、列車、号車ごとの混雑状況をリアルタイムで知らせるサービスを開始した。列車に搭載しているモニタ状態監視装置からの伝送データを基に提供するもので、スマートフォンのアプリで確認し、空いている列車、号車を選んで乗車できるようにした。

 同社では時差通勤を促進する取り組みとして、線区ごとに時間帯別の混雑状況の傾向を、前週の実績データを用いて知らせるサービスを提供している。

 今回のサービスは、モニタ状態監視装置から各種データを地上にある処理装置に伝送し、同社が提供する移動生活ナビアプリ「WESTER」に反映させる仕組みとなっている。

 具体的には、同アプリで列車ごと、号車ごとの混雑状況、車内温度、列車の走行位置、遅延状況をリアルタイムで見られるほか、弱冷車、女性専用車、車いす・ベビーカースペースの位置といった車両設備情報を確認できる。

 混雑状況については、台車と車体の間にある空気ばねにかかる圧力から人数換算して提供するものとなっており、表示は7段階(150%までの6段階と151%以上)。

 大阪環状線を走っている関空・紀州路快速や大和路快速などの列車はサービスの対象外。利用状況やシステムの整備状況を踏まえて、来年春ごろを目安にJR京都・神戸線(東海道・山陽線)など他線区への展開も計画する。

 長谷川一明社長は16日の定例会見で「お客さまのさまざまな利用シーンに応じてご活用いただきたい。(時間帯別混雑状況を知らせるサービスとともに利用が広がり)乗車率の平準化につながればと思っている」と述べた。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

さらに外出先や出張先でも読める『交通新聞電子版』も配信中。
記事写真もカラーで掲載。いつでもどこでも読めて、PDFでの閲覧も可能。多彩な検索方法で最新情報から過去記事の検索もできます。

発売日/日刊(土・日・祝日休刊)


詳細・購読のお申込みはこちらから

  • 画像の改変・複製利用等を禁じます
トレたび公式SNS
  • X
  • Fasebook