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2021.06.25鉄道JR九州 社員制作の列車ペーパークラフトが人気 など【今週の交通新聞より】

2021年6月21日~6月25日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR九州 社員制作の列車ペーパークラフトが人気
・JR北海道 10月に北海道周遊列車 使用車両は「はまなす編成」「ラベンダー編成」
・JR西日本 岡山DC 7月から「プレキャンペーン」
・JR東海 愛知県を舞台、観光キャンペーン「あいち冷やし旅」7月から展開
・JR新潟支社 上越新幹線「E4系Max」編成 10月1日に定期運行終了

6月21日 月曜日

JR九州 社員制作の列車ペーパークラフトが人気


交通新聞

 JR九州がコロナ禍の早期収束を願って、昨年4月から展開する「その日まで、ともにがんばろう」プロジェクトで、在宅時間を楽しく過ごしてもらおうと企画した社員制作の列車のペーパークラフトが人気を集めている。注目の的は、プロジェクト専用ウェブサイトのコンテンツ「おうちであそぼう!」に掲載している「YC1系 ペーパークラフト」で、ダウンロード数は5月末で約6400件に上る。デザインを手掛けたのは、博多車掌区に勤務する入社3年目の緒方遼さんだ。

 YC1系は、大村線を経由して長崎―佐世保間を結ぶキハ66、67形「シーサイドライナー」の後継車両で、昨年3月から導入が進む蓄電池搭載型ディーゼルエレクトリック車両。先頭部を縁取るLED電飾や、側面に「YC1」のロゴを大胆にあしらうなど特徴的なデザインが目を引く。

 緒方さんは昨年9月まで勤務した長崎駅時代に、新型車両のPRになればと思い、YC1系のペーパークラフトを制作。改札口付近に飾っていたところ、その完成度の高さに目を付けた駅社員が長崎支社に紹介し、公式にコンテンツに採用された。

 ペーパークラフトは2両編成で、自ら撮影した写真などを基に、車体から床下機器まで精細に描写。驚くのは、そのイラストをマイクロソフトの無料グラフィックソフト「ペイント」で全て描いている点だ。

 先頭上部の曲線形状は特に苦労したそうで、出力と修正を何度も繰り返して、屋根と前面がうまく組み合わさるように調整したという。車体のロゴや文字もフォントに頼らず、一から作って忠実に再現するほどのこだわりようだ。

 昨年夏には、キハ66、67形のシーサイドライナーと国鉄色の2編成を制作。今月末で同形式が全て引退することが決まり、ハウステンボス色、九州色を加え、歴代の4種類の塗色をそろえた。この4編成は現在、長崎駅に飾られている。

 緒方さんは、子どもの頃から機械いじりなど細かな作業が好きだったそうで、「自分の作品をたくさんの方に作ってもらえて、とてもうれしいです。時間はかかりますが、楽しみながら作っており、今後は885系など丸みのある列車にもチャレンジしたいです」と意欲を見せる。


6月22日 火曜日

JR北海道 10月に北海道周遊列車 使用車両は「はまなす編成」「ラベンダー編成」


交通新聞

 JR北海道は16日、コロナ禍の先を見越した旅行需要喚起策として、10月の毎週末に4回、管内を3泊4日で巡る北海道周遊列車「HOKKAIDO LOVE! ひとめぐり号」を運転すると発表した。

 車両は多目的特急気動車261系5000番代「はまなす編成」と「ラベンダー編成」を使用。札幌発道東方面を巡る旅行商品の設定で、帯広、釧路、網走、旭川などを経由し札幌まで戻ってくる。

 出発日は10月1、9、15、22日の全4回。車両は実施回で異なり、第1回は「ラベンダー編成」、第2~4回は「はまなす編成」を使用する。

 島田修社長は「旅行会社に企画・買い取りをしてもらい、旅行商品として販売していただく形態で準備を進めている」としている。詳細は今月中に発表する。


6月23日 水曜日

JR西日本 岡山DC 7月から「プレキャンペーン」


交通新聞

 JR西日本と岡山デスティネーションキャンペーン推進協議会は21日、来年7~9月に展開する「岡山デスティネーションキャンペーン」(岡山DC)に先駆けて、今年7月1日~9月30日に開催する「岡山デスティネーションキャンペーン プレキャンペーン」(岡山プレDC)の概要を発表した。期間中は、岡山の豊かな自然、旬のフルーツなど地域の魅力に触れられる多彩な企画を用意し、旅行需要の喚起を図る。

 プレDCの実施主体は、県、観光関係団体や事業者45団体で構成する同協議会。展開エリアは岡山県全域と広島県福山市、尾道市。キャッチフレーズは「こころ晴ればれ おかやまの旅」。

 JR西日本では、同協議会、美作国観光連盟の協力を得て、岡山県北部への企画列車「美作国やまもり号」、2日間で美作エリアを巡る津山線・姫新線津山駅発着の周遊観光バス「美作国 温泉・自然バス」を運行する。

 「美作国やまもり号」は、津山線岡山―津山間で7月24日、8月7、21日、9月4、18日に各日1往復する。使用車両は、国鉄急行色塗装の「ノスタルジー号」(キハ47形2両編成)。乗客には、車内で地元特産の食材をふんだんに使用した特製弁当を楽しんでもらうほか、上り停車駅の亀甲では卵かけご飯、下り停車駅の弓削ではエゴマのお菓子の提供がある。

 料金は片道大人6000円。子ども5000円。運転日1カ月前10時から6日前まで、JR西日本トクトクきっぷダイヤル、JR西日本・JR九州エリアの主な旅行会社で発売する。

 「美作国 温泉・自然バス」は、美作三湯のうち二湯を巡るほか、県北の自然の中で過ごす体験、フルーツ狩りなどを堪能できる。出発日は、「奥津・湯原コース」が7月24日、8月6、21日、9月3、18日、「奥津・湯郷コース」が7月23日、8月7、20日、9月4、17日。津山駅で企画列車「美作国やまもり号」の上りまたは下りに接続している。

 旅行代金は大人・子どもとも1万2000円。宿泊代、昼食代は含まない。出発日の6日前まで、JR西日本、JR九州エリアの主な旅行会社で取り扱う。また、日本旅行と阪急交通社では、一部の日程で同列車と同バスを同時に楽しめる旅行商品を発売する。

 このほか、期間中に主な旅行会社で発売する専用商品を利用して旅行する先着6000人に、「JR PREMIUM SELECT SETOUCHI せとうちのおいしいシリーズ」をプレゼントする。受取場所は県内の3カ所。

 宣伝政策では、県内外のJR主要駅や旅行会社でのガイドブック配布、同協議会制作の5枚組ポスターのJR全国主要駅への掲出、「晴れの国岡山」をイメージさせるビジュアルポスターの同社の駅、車内への掲出や、同社の情報紙「西Navi」、テレビ番組、中四国エリアのタウン誌、「ハローキティ新幹線」車内の沿線PRコーナーを活用した情報発信などに取り組む。


6月24日 木曜日

JR東海 愛知県を舞台、観光キャンペーン「あいち冷やし旅」7月から展開


交通新聞

 JR東海は7月1日から、時間、場所、旅先での移動手段、行動などを定番から〝ずらす〟新しい時代における旅行スタイル「ずらし旅」の一環として、愛知県を舞台にした観光キャンペーン「あいち冷やし旅」を展開する。暑い夏にぴったりのさまざまな〝冷やしコンテンツ〟を用意し、愛知の旅を楽しんでもらう。9月30日まで。 

 期間中は、名古屋市中区のサウナ施設「ウェルビー栄」のアイスサウナや、清流が美しい国の名勝天然記念物の乳岩峡(ちいわきょう、愛知県新城市)、冷凍することでおいしさが増す日間賀島(愛知県南知多町)のタコ、愛知県産の素材を生かしたかき氷「あいちスノーブーケ」、冷やしきしめん「きしころ」などの〝冷やしコンテンツ〟を県全域で取りそろえ、東海道新幹線の各駅や車内、デジタルサイネージなどでPRする。

 ウェルビー栄のアイスサウナは、フィンランドのラップランドを再現した最低室温約マイナス25度、最低水温約3度の世界を楽しめる。入浴後はサウナ愛好家の定番ドリンク・オロポをかき氷にした「オロポかき氷」を用意する。アイスサウナ利用時間は期間中の7~23時。

 乳岩峡では、飯田線湯谷温泉駅からレンタサイクルで風を感じながら、乳岩峡はじめ、阿寺の七滝や鳳来寺、奥三河蒸留所などの周辺散策を楽しんでもらう。三河湾の日間賀島では、いかだ作りやシュノーケリング、シーカヤックを満喫できるアトラクションがある。

 さらに、名古屋城で冷やしモーニングと特別御城印がセットになったプラン、岡崎城下を流れる乙川で涼を感じられる「ボートグランピング」、昨年リニューアルオープンした「中部電力 MIRAI TOWER」(旧名古屋テレビ塔)で行われる「360度プロジェクションマッピングによる夏空遊覧体験」(冷やしドリンク付き)などの特別メニューをラインアップしている。

 ジェイアール東海ツアーズ、JTB、日本旅行などでは、東海道新幹線往復と「冷やし旅 選べる体験」がセットになった旅行商品(首都圏発着、7月1日出発分~9月30日帰着まで)を発売。同ツアーズでは、選べる体験の一部や日間賀島に宿泊し、ゆでタコや冷しゃぶといったタコ料理を堪能する「タコ満喫プラン」を設定する。


6月25日 金曜日

JR新潟支社 上越新幹線「E4系Max」編成 10月1日に定期運行終了


 JR東日本新潟支社は、上越新幹線「E4系Max」編成の定期運行ラストランを10月1日に決定した。これに合わせて、旅行商品専用列車を同月に設定。新潟県内の上越新幹線停車駅では、ラストランオリジナルグッズ第2弾商品を発売している。

 E4系は、同社のオール2階建て新幹線車両「E1系」の後継車両として、上越新幹線では2001年5月から運転開始。「Maxとき」「Maxたにがわ」として運転中。10月1日に定期運行を終了、同17日の旅行商品がラストランとなる。

 専用列車は、「サンキューMaxとき&やまびこ」(10月9、10日)が新潟―盛岡間で各日片道運転、「サンキューMaxとき」(同16、17日)が新潟―東京間を両日とも1往復運転。旅行商品の発売方法や詳細については決まり次第発表する。

 グッズは、第1弾が一時品切れになるほどの人気で、今回はラストランのロゴと車体をプリントしたTシャツ(各サイズ2860円、キッズサイズ2200円)、両先頭部をデザインした「連結キーホルダー」(1430円)、ランチバッグ(1100円)、トートバッグ(Mサイズ1540円、Lサイズ1980円)が新しく加わった。新潟、燕三条、長岡、浦佐、越後湯沢各駅のニューデイズ、ニューデイズキオスクで発売中。

 このほか、専用ホームページでは7月1日からラストラン当日までカウントダウンを開始し、コンテンツも随時バージョンアップしていく。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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