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2021.07.30鉄道JR九州 西九州新幹線 N700S「かもめ」車両デザイン発表【今週の交通新聞より】

2021年7月26日~7月30日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR四国 「多度津工場」近代化に着手へ
・JR東日本「E4系Max編成」 越後湯沢駅「切り離し」が人気に
・JR四国 「海洋堂ホビートレイン『ウルトラトレイン号』」の出発式
・JR東海 「千利休」テーマに歴史文化講座・現地散策 10月開催
・JR九州 西九州新幹線 N700S「かもめ」車両デザイン発表

7月26日 月曜日

JR四国 「多度津工場」近代化に着手へ


交通新聞

 JR四国は本年度から、多度津工場(香川県多度津町)の近代化に着手する。今後10年程度を4期に分け、国の支援も活用しつつ、建物の建て替え、補強、機器更新を実施。省力化・省人化による生産性向上や、作業環境改善に伴う働きがいの創出を目指す。当面、本年度から3年間を第1期とし、一部設備の撤去、改良、新設などを行う。

 多度津工場は1889年に、当時の讃岐鉄道の車両修繕工場として発足し、国鉄時代を経てJR四国に継承。同社唯一の車両整備工場として、合計421両(土佐くろしお鉄道所有車両2両を含む)の定期検査、修繕、改造などを受け持ち、年間130両程度の検査を行っている。

 敷地面積約8万6000平方メートル。対象車種がSL、客車、貨車からディーゼル機関車、気動車、電車と増えるに従って検修設備や建物が追加されたため、作業動線が複雑化し、検査が非効率となっていた。建物は大小約100棟あり、このうち約7割が経年50年以上、検修機械は約5割が25年以上と老朽化が進んでいる。

 同社では、今年3月発表の「中期経営計画2025」「長期経営ビジョン2030」「2021年度事業計画」に同工場の近代化を掲げており、今回は具体的な計画の一部を初めて公表した。

 第1期(21~23年度)は、▽車両の入場前処理(清掃)場新設▽ゲート改良▽工事車両出入り用の北門新設▽新たな総合事務所建設▽エンジン作業場改良――などに取り組む。このうち本年度の工事にかかる費用は約10億円。今後は23年度までに第2期の工事内容をまとめ、全体の計画も明らかになる見通し。

 第1期工事に伴い、構内に7棟ある登録有形文化財・近代化産業遺産の建物のうち、西条海軍航空隊の格納庫を1948年に移設した「会食所1号」が9月以降、撤去される。他の6棟も順次解体予定。

 なお、現在「諸舎1号」(35年築)のPR室にある鉄道資料は、新たな総合事務所に開設する同様の施設に展示。構内に保存されているC58333号機も同事務所付近に移設する予定。


7月27日 火曜日

JR東日本「E4系Max編成」 越後湯沢駅「切り離し」が人気に


交通新聞

 子どもたちの夏休みがスタート、最初の連休となった22~25日の4日間は、各地で鉄道などを利用した多くの家族連れの姿が目立ったようだ。

 現在は上越新幹線東京―新潟間で活躍する2階建て新幹線「E4系Max編成」に人気が集まっている。実は同編成は今年10月1日で定期運用を終了するからだ。

 列車名が「Maxとき・Maxたにがわ」は8両+8両の併結編成のため、下りは越後湯沢で東京方の「たにがわ」8両を切り離すことになる。東京を発車した列車がホームに到着すると、越後湯沢で下車した家族連れらが連結器部分に自然に集まり、写真に収めていた。

 JR東日本新潟支社では、定期運用終了を記念した各種キャンペーンを管内主要駅などで展開している。


7月28日 水曜日

JR四国 「海洋堂ホビートレイン『ウルトラトレイン号』」の出発式


交通新聞

 JR四国と高知県予土線利用促進対策協議会、海洋堂(大阪府門真市)は22日、予土線で「海洋堂ホビートレイン『ウルトラトレイン号』」(キハ32形1両)の運転を開始した。沿線の高知県四万十町にある海洋堂ホビー館四万十(最寄り駅・打井川)で同日から始まった「海洋堂ウルトラマンフィギュア展」と連携したもので、車体にウルトラマンシリーズのキャラクターなどをデザイン。同展のPRとともに予土線の利用促進を図る。来年5月ごろまで運転予定。

 同トレインは「四国における鉄道ネットワークのあり方に関する懇談会Ⅱ」中間整理に基づく県別会議「高知県鉄道ネットワークあり方懇談会」で議論され、JR四国の「5カ年推進計画2021~2025」に明記された利用促進策の一環。車体は赤とグレー基調のラッピングに、ウルトラマン、ウルトラセブンなどのキャラクターをあしらった。車内は従来通り。

 ダイヤは、宇和島発12時18分、窪川着14時23分、同発17時40分、宇和島着20時15分の1往復と、宇和島―近永間の朝1往復、夜の上り1本(土休日の朝1往復は一般車両で運転)。

 同トレイン登場に合わせ、同社は従来の「予土線三兄弟」(しまんトロッコ、かっぱうようよ号、鉄道ホビートレイン)の紹介ホームページを一新し、「Yodosen Fun Fun Trains」と命名。同トレイン、7月4日に運転開始した「鬼列車」を加え、各列車の特徴やダイヤを紹介している。

 22日は窪川発江川崎行きの臨時列車(一般乗車不可)と夜の宇和島発近永行き上り列車のみ運転。窪川駅では出発式が開催され、長戸正二JR四国常務・鉄道事業本部長、中尾博憲同協議会会長(四万十町長)ら関係者が出席した。

 長戸常務は「フィギュア展へ向かう予土線の旅路をウルトラトレイン号で楽しんでいただき、より一層フィギュア展を盛り上げるとともに、今年10月から開催される『四国デスティネーションキャンペーン』とも合わせ、鉄道の利用促進につながることを期待している」とあいさつ。続いてテープカットが行われ、小原守生駅長の出発合図で臨時列車を送り出した。


7月29日 木曜日

JR東海 「千利休」テーマに歴史文化講座・現地散策 10月開催


交通新聞

 JR東海と京都府、京都府観光連盟が主催、JR東海生涯学習財団が後援する歴史文化講座「利休の夢、秀吉の夢――戦国から拓かれる茶の湯の世界」が10月6日に東京・有楽町のよみうりホールで、現地散策「宇治・平等院の至宝と、お茶を知る旅」が同30日に京都府宇治市で開催される。

 戦国武将らがこよなく愛した「茶の湯」。その第一人者として茶人・千利休の存在があった。豊臣秀吉の側近まで上りつめながら悲運の最期を遂げた利休にスポットを当て、歴史文化講座では熊倉功夫氏(MIHO MUSEUM館長)、ロバート・キャンベル氏(日本文学研究者)、小堀宗実氏(遠州茶道宗家十三世家元)のトークセッションなどを通じて、「利休から拓かれていく『茶の湯』が日本人の生活と精神に与えたものについて」解き明かしていく。

 開場11時30分、開演13時(15時55分終了予定)。募集人員1100人(新型コロナウイルスの感染状況により550人にする場合もある)。参加費1500円(当日払い)。

 現地散策「宇治・平等院の至宝と、お茶を知る旅」は、当日午後に平等院に集合し境内の茶房「藤花」で日本茶インストラクターによる「五感で楽しむ宇治茶ワークショップ」、伏見城の遺構では狩野派一門の障壁画と茶室の残される重要文化財・養林庵書院(非公開)の特別拝観、宝冠釈迦如来坐像を本尊とする江戸初期創建の羅漢堂を拝観。国宝・雲中供養菩薩像を間近で見られるミュージアム鳳翔館を自由鑑賞する。17時以降は、お茶と宇治のまち歴史交流館「茶づな」の貸切ナイトミュージアムにも参加。現地集合・現地解散。雨天決行。

 企画・運営に当たるジェイアール東海エージェンシーでは参加者を募集。申し込みは「そうだ 京都、行こう。」ホームページ、または郵便はがき。「東京講座」「現地散策」のいずれか、または「両方」、郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、電話番号を明記(2人まで申し込み可能。その場合は必要事項を2人分明記)して、(〒344―8799)春日部郵便局郵便私書箱第5号「利休の夢、秀吉の夢」講座事務局係へ。8月20日必着。募集人数を超えた場合は抽選。結果は応募者全員に通知。現地散策の参加者には参加案内と振込用紙を送付し、参加費振り込み確認後、確定旅程表を送付する。

 問い合わせは「利休の夢、秀吉の夢」講座事務局=電話048(731)0037=へ(平日9~12時、13~17時)。


7月30日 金曜日

JR九州 西九州新幹線 N700S「かもめ」車両デザイン発表


交通新聞

 JR九州の青柳俊彦社長は28日の定例会見で、来年秋ごろ開業予定の西九州新幹線に投入する新型車両N700S(6両編成)の車両デザインを決定したと発表した。コーポレートカラーの赤をあしらった外観には、列車愛称の「かもめ」の文字を大胆に配し、車内も一部座席に木製シートを採用するなど、車両デザインに定評のある同社らしさを表現している。

 デザインは、九州新幹線800系などを手掛けたドーンデザイン研究所代表の水戸岡鋭治氏が担当。「九州らしいオンリーワンの車両」をコンセプトに、800系「つばめ」のDNAを継承しつつ、変化かつ進化させた、現在の在来線特急885系とは異なる新幹線「かもめ」を表現した。

 外観は、車体下部を赤で統一し、純白の上部には青柳社長が揮毫(きごう)した「かもめ」の巨大な文字のほか、特急「かもめ」のエンブレムをモチーフにした三つの輪が連なる新しいシンボルマークなどを配置。先頭車の運転席やヘッドライトの周辺と先端部は黒でアクセントを付けている。

 車内は、「優しい、明るい、楽しい、心地良い、美しい」をテーマに、色や形、素材をセレクト。和洋折衷やクラシックとモダンが組み合わされた懐かしくて新しい空間を表現したのが特徴。

 1~3号車の指定席車両の座席は2列+2列で、800系と同じ木製シートを採用。シート柄は号車ごとに異なり、1号車は濃いグレーの「菊大柄」、2号車はグリーンの「獅子柄」、3号車はベージュの「唐草」とした。

 4~6号車の自由席車両は従来のN700Sのシートを2列+3列に設け、張り布は秋の実りをイメージした鮮やかな山吹色で統一。客室床面もこだわり、1~3号車は植物のパネル柄、4~6号車は格子や組子柄で瀟洒(しょうしゃ)な雰囲気を演出している。

 このほか、3号車デッキ部には壁の一部にグラデーション柄を設けて、彩りのある空間に。今後D&S(観光)列車「36ぷらす3」などに見られるような小さな絵画の展示も検討する。

 この日の会見には水戸岡氏も同席。会場には指定席と自由席シートのモックアップが用意され、青柳社長や報道陣らが座り心地を確認した。

 青柳社長はデザインの特徴を紹介した後、「N700Sをベースに、われわれが変更できる部分だけを変えて、お客さまに印象に残るデザインにした。水戸岡さんにおいては、800系や885系の秀逸なデザインと比較しながら、また血を受け継ぐ車両として難しかったと思う。ぜひとも皆さまにご利用いただきたい」と述べた。

 水戸岡氏は「制限のある中でオリジナリティーが出せるかをテーマに一つ一つをデザインし、それらを集めてオンリーワンを作っていった。西九州の経済、文化、人を結ぶという多様なコミュニケーションが生まれるような楽しい車両を追求し、JR九州の気がこもった、日本らしい車両が出来上がったと思う」と語った。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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