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2021.09.24鉄道JR北海道・むかわ町 日高線にラッピング列車「カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン」 など【今週の交通新聞より】

2021年9月21日~9月24日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR四国・土佐くろしお鉄道 「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」 ごめん・なはり線で関係者が試乗
・JR九州 宮崎交通 地域輸送サービス連携深度化で覚書
・JR北海道・むかわ町 日高線にラッピング列車「カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン」

9月21日 火曜日

JR四国・土佐くろしお鉄道 「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」 ごめん・なはり線で関係者が試乗


交通新聞

 JR四国と土佐くろしお鉄道は15日、土讃線高知―同鉄道ごめん・なはり線奈半利間で、JR四国の観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」の自治体、報道関係者向け試乗会を行った。同列車のごめん・なはり線での運転は、10~12月の「四国デスティネーションキャンペーン」(四国DC)における目玉企画の一つ。車内では食事提供、記念品販売など営業運転同様のサービスが行われ、途中停車駅では沿線の自治体や観光関係者による歓迎が行われた。
 
 同列車は昨年7月にデビューし、通常は土讃線高知―窪川間を走行。ごめん・なはり線での運転は、四国DCを契機に、豊かな自然と山海の産物に恵まれ、幕末の志士で坂本龍馬の盟友・中岡慎太郎、三菱の祖・岩崎弥太郎の出身地であるなど、高知県東部地域の持つ魅力を全国に発信しようと設定された。

 同線の運転日は10月8日~12月24日の毎週金曜日と10月31日の合計13日間。列車名は高知発が「煌海(こうかい)の抄」、奈半利発が「雄飛(ゆうひ)の抄」。往復とも、途中の夜須、安芸駅で停車時間(20~42分)が設けられ、散策や駅併設・近隣の道の駅での買い物が楽しめる。車内で提供される食事内容は往復で異なり、雄飛の抄は日により食事とスイーツプランがある。

 乗車旅行商品はJR四国(四国発)、阪急交通社(関西、四国発)、クラブツーリズム(九州、関西、名古屋、首都圏発)、JR東日本グループのびゅうトラベルサービス(首都圏発)などで発売している。

 この日の試乗会は往復で分けて行われ、復路の「雄飛の抄」は地元関係者やキャラクターに見送られて奈半利駅を発車。車内では、ホテルなはり(高知県奈半利町)特製のマグロや地元料理を使用した「ゆず香る ひがしこうち旅御膳」が提供され、乗客は太平洋の眺めとともに味わった。

 途中の安芸、夜須、のいち駅では関係者やキャラクターによる歓迎が行われ、夜須―香我美間では地元サイクリングチームが列車と並走した。

 同列車のごめん・なはり線初の営業運転に向け、蔦利次JR四国千年ものがたり企画室長・時代の夜明けのものがたり企画室長は「この列車が四国DCの目玉として多くの皆さまを引き付け、地域経済に貢献できれば」と述べた。


9月22日 水曜日

JR九州 宮崎交通 地域輸送サービス連携深度化で覚書


交通新聞

 JR九州と宮崎交通は17日、宮崎県における地域輸送サービスの連携に関する覚書を今月10日に締結したと発表した。両社は昨年11月からMaaS(マース)などで協力しているが、より利便性が高く持続可能な地域輸送サービスの提供を目的に、会社の枠を超えて連携を深度化させることで合意。第1弾として、日豊線高鍋駅でバスと列車の乗り継ぎ利便を向上させ、利用促進につなげる。
 
 同県における輸送サービスは、少子高齢化や人口減少の影響で、鉄道、バスともに利用者は減少傾向をたどっている。加えて、昨年からのコロナ禍の影響は観光やインバウンドの激減のみならず、リモートワークの拡大で基礎収入となる定期券の利用減にも及んでいる。

 コロナ禍の収束が見通せない状況下で、事業継続に向けた取り組みが急務となる中、地域交通の持続的な維持のため、両社は一事業者にとどまらない地域交通ネットワークの必要性に対する認識を共有している。

 両社はこれまで、昨年11月の宮崎駅ビル「アミュプラザみやざき」開業に合わせて導入したMaaSアプリ「my route」で連携をスタート。さらに、鉄道とバス双方の運行状況を同一モニターで表示するデジタルサイネージを共同開発し、今年3月から日豊線3駅(宮崎、佐土原、高鍋)で運用している。

 今回の合意では、人口減少やコロナ禍により激変する両社の経営環境や、MaaSなどモビリティー関連の新技術を踏まえ、さらなる地域への貢献、地域との共生を目指して両社の輸送サービスの連携を深め、新たな時代のネットワークづくりを目指す。

 第1弾となる高鍋駅では、現在は駅前から少し離れた場所に停車している高鍋町・木城町と宮崎市街を結ぶバス路線について、10月1日から同駅ロータリー内のバス停に全便を停車。バス停も駅舎正面に移設して待合環境を整備し、バスと鉄道のダイヤを見直して乗り継ぎ利便を向上させる。

 バスの高鍋駅前―宮崎市街間が運賃1100円、所要時間約65分に対し、鉄道は高鍋―宮崎間570円、約30分。従来は高鍋駅での乗り換えを考慮しない輸送サービスだったが、鉄道とバスの結節強化により、より安く速い輸送サービスが提供可能となる。

 これに合わせて、同日からmy routeの新たなデジタルチケットとして、鉄道とバスをセットした「高鍋デジタルきっぷ」(大人1300円)と「木城デジタルきっぷ」(同1700円)を発売。鉄道は宮崎―高鍋間、バスは高鍋・木城エリアの路線バスが利用可能。1日間有効。両エリアの飲食店や温浴施設計9カ所などで受けられる特典付き。

 17日は、宮崎市内で青柳俊彦JR九州社長と髙橋光治宮崎交通社長が出席して共同会見が開かれた。

 青柳社長は「鉄道とバスが競争から協調へ転換し、お客さまに選ばれる利便性の高い輸送サービスを提供することが、将来にわたって地域の足を支え続けるための持続可能な交通ネットワークづくりの最初の大きな一歩となる」と期待を述べた。

 髙橋社長は路線バスの厳しい状況を説明した後、「高齢者の免許返納が進み、公共交通機関の重要性は今後高まっていく。その上で重要路線をしっかり守っていく一方で、人流を起こして地域活性化に寄与する使命もある。交通ネットワークの構築にはパートナーを組むことが大切であり、JR九州と連携を深めていきたい」と語った。


9月24日 金曜日

JR東日本 気仙沼線BRT 自動運転バス技術実証を報道公開


交通新聞

 JR北海道と北海道むかわ町は10月2日から、日高線(苫小牧―鵡川間)の定期列車を中心に新ラッピング列車「カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン」を運転する。今月6日で北海道胆振東部地震発生から3年を迎えたことを契機に、同列車の運転で「創造的復興・創生」の機運醸成、さらなる鉄道利用促進を図っていく。

 同地震は2018年9月6日未明に発生。鵡川駅のあるむかわ町、隣接し最大震度7を記録した厚真町、さらに隣の安平町は、震源エリアだったこともあって大きな被害を受け、いまだ復旧作業が続く地区も残っている。

 震源エリアを走る日高線苫小牧―鵡川間も被災し、多数の軌道変異などが発生。特に震源地にほど近い勇払―浜厚真間では、厚真川橋りょう(延長約255㍍)の橋桁がずれる大きな被害を受け、運転再開まで約2カ月を要した。

 復興トレインのモチーフに用いる「むかわ竜」は、国内最大の恐竜全身骨格化石としてむかわ町内で発見されたカムイサウルス・ジャポニクスの通称。この化石も町内の収蔵先で地震に襲われたが奇跡的に無傷で、未曽有の大災害を乗り越えた震災復興のシンボルとして、町民を勇気づけてきた。19年の論文発表以降は新属新種の恐竜として世界的にも注目を集め、町ではむかわの知名度向上や観光誘客にもつながる好材料としてPRに力を入れている。

 今回ラッピングを施す車両はキハ40形気動車1両。白地をベースに、同恐竜の全身化石、生態復元像のイラスト、ヘッドマークなどをデザインする。さらには車体下部に帯を巻いて、「むかわ竜」「カムイサウルス・ジャポニクス」の名称、むかわ町の位置などをPRする。

 運転開始に合わせて、両者では10月31日までの期間、地震からの復興を目指すむかわ、厚真、安平3町の様子を伝える写真やむかわ竜ポスターを車内に展示。デビュー初日については、町民や小学生を招いた無料乗車会も計画している。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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