トレたび JRグループ協力

2021.10.01鉄道JR九州 「或る列車」スイーツ改めコース料理に 運行ルートも博多―由布院間に変更など【今週の交通新聞より】

2021年9月27日~10月1日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東日本 横浜支社 相模線茅ヶ崎―寒川間100周年 記念イベントなど展開
・JR北海道 ニセコ号で「トレインマルシェ」、沿線自治体と連携、地域の魅力PR
・JR東海 新幹線電車の全般検査4万両を達成 浜松工場で記念式典
・JRグループ旅客6社など 岡山DC 全国宣伝販売促進会議 オンラインで開催
・JR九州 「或る列車」スイーツ改めコース料理に 運行ルートも博多―由布院間に変更

9月27日 月曜日

JR東日本 横浜支社 相模線茅ヶ崎―寒川間100周年 記念イベントなど展開


交通新聞

 JR東日本横浜支社は、あす28日に相模線茅ケ崎―寒川間が開業100周年を迎えることから、利用者や地域へ感謝の気持ちを伝えようと、同日から相模線開業100周年記念イベントを展開する。茅ケ崎駅同線ホームの発車メロディーを、歌手・加山雄三氏の楽曲に変更するほか、記念ヘッドマーク列車の運転やスタンプラリー、同線乗務員訓練用シミュレーター体験・撮影会など、多彩な企画で100周年を盛り上げる。

 同線は1921年9月28日、相模鉄道(当時)茅ケ崎―寒川間が開業したのが始まり。31年に橋本まで開通、44年に国有化された。JR東日本発足後の91年には全線を電化、今年11月18日からは新型車両E131系500番代が走り始める。

 茅ケ崎駅同線ホームの発車メロディーは、地元の茅ケ崎商工会議所青年部からの要望を受け、加山雄三さんの楽曲「海 その愛」に変更。1番線は歌い出し、2番線はサビ部分のメロディーが流れる。併せて同日から3カ月間、AI(人工知能)で再現された加山さんの声による100周年のお祝いメッセージとマナー啓発放送も構内に流す。

 記念ヘッドマークは、橋本駅社員が考案したものを1編成の前後に掲出する。運行期間は当面の間。

 スタンプラリーは同日から11月30日まで。スマートフォンで無料アプリ「SpotTour」をダウンロードし、検索画面にツアーコード「82941」を入力して参加。スマホとGPSを利用し非接触で楽しめるラリーで、同線全駅と、同線の駅社員や乗務員が自ら歩いて探した沿線の名所など、計47スポットを巡る。

 25カ所以上のスタンプを集め、駅ビル「ラスカ茅ケ崎」または沿線のニューデイズ(茅ケ崎、上溝、橋本)で300円以上の買い物をすると、先着2000人に「オリジナルコットンバッグ」を進呈する。

 また、ラスカ茅ケ崎では28日~10月3日、館内に点在する「アニマル駅長」を探すクイズラリーや、「相模線100周年記念弁当」(崎陽軒、1080円)などの販売を行う。ニューデイズ茅ケ崎などでも10月1日から、サボプレート(2000円)やクリアファイル(300円)などの開業記念鉄道グッズを販売する。

 乗務員訓練用シミュレーター体験・撮影会は、10月31日、11月3、6、7日に開催。茅ケ崎駅に隣接する茅ケ崎運輸区で205系乗務員訓練用シミュレーターの体験と、E131系や205系の撮影が楽しめる。1組最大3人まで参加可能で、20組募集。料金は1組3万円。10月15日から順次、同社の通販サイト「JRE MALL」内の同支社ページで発売を予定している。


9月28日 火曜日

JR北海道 ニセコ号で「トレインマルシェ」、沿線自治体と連携、地域の魅力PR


交通新聞

 JR北海道は23日、臨時特急「ニセコ号」(函館線札幌―倶知安―函館間)の車内や各停車駅でイベント「ニセコトレインマルシェ」を開催した。4日から営業開始した同号の今シーズン運転最終日に合わせた地域との連携企画。「自治体PRデー」と位置付け、各種おもてなし企画を地元関係者らと共に多彩に展開。沿線の魅力を乗客らに発信した。

 ニセコ号は、蝦夷富士・羊蹄山やニセコ連山といった雄大な自然あふれる車窓が楽しめる臨時列車。例年秋に設定してきた中で、今年はリゾート車両「ノースレインボーエクスプレス」(5両編成)を初めて使用。23日まで計16日間、1日1往復走らせてきた。

 この間、地元の協力を得て、一部の駅などで特産品販売やお出迎えを行ってきたが、23日はその規模を拡大した。新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底し、接触機会を減らす追加策として、乗車証明書の配布は中止した。

 この日のトレインマルシェには、沿線の自治体や観光協会、地元商店など約20者が協力。停車駅や走行中の車内で観光PRや特産品販売、プレゼント配布などを展開。多彩な企画で大いに盛り上げた。

 このうち、上りの札幌―小樽間では小樽観光協会のPRとして「ミスおたる」が乗り込み、パンフレットや記念ポストカードを乗客一人一人に配り、車内放送を使った小樽の観光スポット紹介も行った。余市駅では停車時間を生かし、北後志5町村ご当地キャラクターお出迎えとして、余市町の「ソーラン武士‼」をはじめ、「ニキボー」(仁木町)、「あかりん」(赤井川村)、「うにどん」(積丹町)、「ふるっぴー」(古平町)がホームに勢ぞろいして乗客を盛大に歓迎。観光協会の特産品販売もあり、特に人気のアップルパイは瞬く間に完売した。

 リゾート車両かつ最終日ということもあってか、この日の乗車率は函館行きの往路上り列車が約75%(小樽―倶知安間)、札幌行きの復路下り列車が約60%(同)といずれも好調だった。


9月29日 水曜日

JR東海 新幹線電車の全般検査4万両を達成 浜松工場で記念式典


交通新聞

 JR東海が浜松工場で実施している東海道新幹線電車の全般検査が27日、1964年10月の同新幹線開業以来4万両に到達し、同日に同工場で記念式典が開かれた。同工場では、新幹線開業翌年の65年5月25日に0系の全般検査を開始。以降、81年11月19日に1万両、96年4月19日に2万両、2008年11月10日に3万両を達成した。対象の営業車両は0系のほか、100系、300系、700系と続き、現在はN700Aが中心。来年にはN700Sが検査周期を迎える見込み。

 同新幹線の車両検査は、検査周期ごとに仕業検査、交番検査、台車検査、全般検査を実施。浜松工場では、36カ月以内または走行距離120万㌔以内の全般検査を担当する。実際には約2年半で同検査の周期を迎え、年間約50編成(約800両)が同工場で検査を受けている。

 全般検査では16両編成での入場後、1両ごとに分割され、車体、台車、床下機器やパンタグラフといった部品を取り外し、各検修場で細部まで分解して検査する。車両は自走可能な仮台車を装着して各ラインを移動。塗装、整備の後、台車、部品を再度取り付け、1両の車両として完成する。

 完成した車両は出場検査線に送られ、16両での編成試験、工場内試運転、名古屋までの試運転を行い、営業運転に復帰する。入場から出場までは、工場の稼働日ベースで14日間。

 記念式典には、田中守副社長、大山隆幸取締役・常務執行役員・新幹線鉄道事業本部長、臼井俊一執行役員・同本部副本部長・車両部長、畑田整吾執行役員・関西支社長、坂上啓浜松工場長、神津正明東海交通機械浜松事業所長らが出席。

 坂上工場長は工場社員を前に「56年間、毎日先輩方が努力し積み上げてきた重みを感じている。われわれはそれに応えて、これからも努力していこうと心を新たにした。安全、技術を日々積み重ねていくことが使命であり、将来に向かって新しい技術を勉強して腕を上げ、変革、チャレンジしていこう」とあいさつ。

 田中副社長は「国鉄時代に1万3000両、JR東海になって2万7000両の全般検査を完遂した。技術力、探求心、改善力で高度かつ適切に対応し、安全で安定した新幹線車両を提供してきた。先人たちの苦労もあり、協力会社を含めた全ての関係者にお礼を申し上げたい。品質にこだわりながら新技術を採り入れ、さらに安全で効率的な工場を目指して、これからも故障のない車両を提供し続けてほしい」と祝辞を述べた。

 続いて、同工場の関谷健太郎車両センター長が出発合図を送ると、4万両目となった車両を含むN700AのG2編成が拍手の中で検修庫から出場した。


9月30日 木曜日

JRグループ旅客6社など 岡山DC 全国宣伝販売促進会議 オンラインで開催


交通新聞

 JRグループ旅客6社と岡山県などが来年7~9月に展開する「岡山デスティネーションキャンペーン」(岡山DC)の全国宣伝販売促進会議が28日、岡山市のホテルグランヴィア岡山の会場からオンライン方式で開催された。JR西日本と岡山県、県内各市町村、観光関係団体などで構成する「岡山デスティネーションキャンペーン推進協議会」の主催で、JR6社や旅行会社の関係者らに地元の多彩な魅力を紹介し、旅行商品の造成など送客への協力を要請した。

 岡山DCは「こころ晴ればれ おかやまの旅」をキャッチフレーズに展開。同県全域でDCが開催されるのは6回目で、2016年4~6月以来およそ6年ぶり。

 会議では冒頭、伊原木隆太県知事が「全国からお越しになる方に喜んでいただけるよう、テンション高く準備を進めている。岡山には観光資源がいろいろあるが、それをどう組み合わせてアピールするかなど、工夫が非常に大事になる。プレゼンテーションをご覧いただいた皆さまからのリアクションも生かして、改善していければと思っている」とあいさつした。

 続いて、JRグループを代表してJR西日本の長谷川一明社長のビデオメッセージが流され、「コロナ禍の影響を依然受けている状況だが、来年の夏にはきっと多くの出会いと笑顔が生まれると信じている。関係各者、地元の方々にご協力いただき、岡山DCを成功させ、わが国の観光が一層盛り上がっていくように力を合わせて取り組んでいきたい」と述べた。

 この後、「ヒストリー」「アート」「ビュー」「テイスト」「リラックス」の五つをキーワードにした地元観光素材のプレゼンテーションを実施。JR側の取り組みについては、福島純JR西日本理事・鉄道本部営業本部長(オンラインによる参加)、平島道孝同理事・岡山支社長が説明した。


10月1日 金曜日

JR九州 「或る列車」スイーツ改めコース料理に 運行ルートも博多―由布院間に変更


交通新聞

 JR九州の青柳俊彦社長は9月29日の定例会見で、D&S(観光)列車「JRKYUSHU SWEET TRAIN『或(あ)る列車』」について、11月13日から運行ルートを博多―久大線由布院間に変更し、車内で提供する食事もスイーツコースからコース料理に改めると発表した。これに合わせて、列車名も「或る列車」とし、新たなコンセプトを設ける。

 「或る列車」はキハ47形気動車を改造した2両編成で、2015年8月8日にデビュー。主に長崎コース(佐世保―長崎間、大村線経由)と大分コース(久大線大分―日田間)を期間を分けて運行してきた。

 車内では、東京・南青山のレストラン「NARISAWA」のオーナーシェフ・成澤由浩氏がプロデュースしたスイーツコースを提供。組子細工などをあしらったぜいたくな空間で極上のスイーツが味わえると女性を中心に支持され、これまで約4万人が乗車した。

 今回のリニューアルでは、新コンセプトを「極上の〝食・時・おもてなし〟を味わう幻の列車」と設定。料理監修は、引き続き成澤氏が担当し、九州の旬の厳選食材を使った本格的なコース料理を提供する。

 

 成澤シェフが旬の食材厳選

 コース料理は、前菜、スープ、メイン、スイーツ、ミニャルディーズで構成し、季節に応じて変更する予定。ドリンクのラインアップも一新し、福岡、大分両県ゆかりのメニューを中心とする。

 列車は、金―月曜日と祝日に同区間を1日1往復運転。ダイヤは博多発が金・月曜日11時12分ごろ、土曜日・祝日11時6分ごろ、日曜日9時ごろ、由布院発が日曜日13時47分ごろ、その他14時44分ごろ。

 博多―由布院間では「ゆふいんの森」が運行するため、同社は片道を「或る列車」、もう片道を「ゆふいんの森」に乗車する新たな旅行スタイルを提案する。

 11月から来年2月まで同社主催分は年末年始を除き48日間計96本を設定し、全て旅行商品として販売。旅行代金は片道乗車とコース料理、フリードリンクがセットで、1号車テーブル席2~4人利用、または2号車個室2人利用で大人2万9000円。1人利用もある。

 申し込みは専用ウェブサイト、同社トラベルデスク、駅旅行の窓口などで受け付ける。同社以外にも主な旅行会社主催の運行もある。

 青柳社長は「お客さまからのご意見もあり、成澤さんの料理そのものを味わってほしいと思い、企画をリニューアルすることにした。季節ごとにメニューも変わっていくので、四季を通してお楽しみいただければと思う」と期待を述べた。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

さらに外出先や出張先でも読める『交通新聞電子版』も配信中。
記事写真もカラーで掲載。いつでもどこでも読めて、PDFでの閲覧も可能。多彩な検索方法で最新情報から過去記事の検索もできます。

発売日/日刊(土・日・祝日休刊)


詳細・購読のお申込みはこちらから

  • 画像の改変・複製利用等を禁じます
トレたび公式SNS
  • twiiter
  • Fasebook