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2021.10.08鉄道JRグループ旅客6社など 「四国DC」が開幕 4駅で観光列車の出発式など【今週の交通新聞より】

2021年10月4日~10月8日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JRグループ旅客6社 「会いたいをのせて」キャンペーンを展開 8日から
・JRグループ旅客6社など 「四国DC」が開幕 4駅で観光列車の出発式
・JR西日本・JR九州・佐川急便 山陽・九州新幹線で「活車エビ」輸送
・JR北海道・むかわ町 「カムイサウルス復興トレイン」運転開始
・JR東日本 11月6日から「『かにを食べに北陸へ。』キャンペーン」

10月4日 月曜日

JRグループ旅客6社 「会いたいをのせて」キャンペーンを展開 8日から


交通新聞

 JRグループ旅客6社は8日から、コロナ禍の中で大切な人に〝会いたい想い〟や〝会う喜び〟を思い出してもらうプロモーション「会いたいをのせて」キャンペーンを展開する。全国の各社の駅でポスターやスペシャルムービーを展開するほか、自作のオリジナルポスターを投稿するツイッターキャンペーンなど各種企画を通して、人に会いたい感情や会う喜びの輪を広げ、将来、鉄道を利用して大切な人に会いに行ってもらうための機運の醸成につなげる。来年3月31日まで。

 キャッチコピーは「会いたいをのせて ~想いをつないで走る~」。会うことが力になり、気持ちが温まることで笑顔が広がっていく――。〝会いたい想い〟をつなごうとするJRグループの願いを表現した。コピーと列車のイラストをあしらったロゴマークも制作している。

 期間中、大切な人に会いたい思いや会う喜びを表現したポスター「帰省篇」と「友達篇」を各駅に掲出。同様のコンセプトのスペシャルムービーをデジタルサイネージなどで放映する。

 期間中に開設する特設サイト上に、公式ポスター風のオリジナルポスターを手軽に作成できるポスターメーカーを用意。自身の写真などを使ってコンセプトに沿った自分だけのポスターを作り、SNSなどを通じて再会を楽しみに待っている人たちと共有する機会を提供する。

 11月1日から来年1月31日までの間、同グループのツイッター公式アカウント(@JRgroup_cp)を開設。グループ各社の担当者のお薦め情報などを随時発信するほか、2種類のキャンペーンを実施する。

 「あなただけの『オリジナルポスター投稿キャンペーン』」は、公式アカウントをフォローし、楽しかった思い出や久しぶりに会えた喜び、再会を待つ様子など、ポスターメーカーで作成したオリジナルポスターにハッシュタグ「#会いたいをのせて」を付けて投稿する。

 選考後、優秀作品の作成者30人にはアマゾンギフト券(3000円分)をプレゼントする。特に優れた10作品は全国の駅のデジタルサイネージなどで紹介され、作成者には「JRグループオリジナルグッズ詰め合わせ」が贈られる。

 「フォロー&リツイートキャンペーン」は、公式アカウントの指定のキャンペーン投稿をリツイートすると、抽選で100人に同ギフト券(1000円分)が当たる。

 ■「トレたび」に特設ページ
 キャンペーンの開始に合わせ、交通新聞社が運営する鉄道・旅行情報サイト「トレたび」に特設ページを開設。キャンペーンのお知らせや、今後の鉄道旅行の参考になる情報を発信していく。


10月5日 火曜日

JRグループ旅客6社など 「四国DC」が開幕 4駅で観光列車の出発式


交通新聞

 JRグループ旅客6社と四国4県(徳島、香川、愛媛、高知)などが共同で展開する「四国デスティネーションキャンペーン」(四国DC)が1日開幕し、徳島線徳島、土讃線琴平、高知、予讃線松山の各駅で観光列車出発式が開催された。12月31日までの期間中、四国の魅力ある観光素材を五つのテーマで提案。コロナ禍に伴う緊急事態宣言などが同日から全国的に解除されたことを受け、各関係者が安全安心なサービスを提供し、四国観光復活・活性化の起爆剤となることを目指す。

 四国DCの開催は、前回の2017年4~6月以来4年ぶり6回目。タイトル「しあわせぐるり、しこくるり。」、五つのテーマ「学(まなび)くるり」「観(ながめ)くるり」「遊(あそび)くるり」「心(こころ)くるり」「食(ぐるめ)くるり」、ロゴマークは前回と同じ。今回、新たにサブタイトル「~四国の風・水・色を感じて~」が設定された。

 各交通機関、観光施設などでは、スタッフのマスク着用、利用者が触れる箇所の消毒、施設の入場制限などを徹底するとともに、来訪者にも体温測定やマスク着用、手洗いの励行、ソーシャルディスタンスの確保などを求め、感染症予防策の徹底を図る。

 期間中、JR四国では予讃線「伊予灘ものがたり」、土讃線「四国まんなか千年ものがたり」「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」、徳島線「藍よしのがわトロッコ」など多彩な列車を走らせ、四国の鉄道旅行の魅力を発信。デジタル版もあるトクトクきっぷ発売、観光列車や観光施設(計24カ所)を巡る「くるりめぐろう四国旅モバイルスタンプラリー」実施などで、周遊観光を促進する。

 四国ツーリズム創造機構では、デジタルチケット機能を持たせたスマートフォンの四国旅行アプリ「しこくるり」の提供で、旅行者の利便性向上を図る。

 JR6社では「グッデイ(いい一日を)」をキャッチフレーズにしたポスターと列車内広告(計15種類)を製作し、主要駅や列車内に掲出。主要駅や各旅行会社では、四国DC推進委員会製作のガイドブック(42万部)を配布し、交通新聞社では「別冊 旅の手帖 四国」発行などを通じて四国の魅力紹介に努める。

 徳島駅1番線ホームで開催された出発式で、半井真司JR四国会長(四国ツーリズム創造機構代表理事)は「コロナ禍の状況を見ながら四国を巡り、この機会に魅力を再発見していただきたい。四国DCを機に、ウィズコロナ・アフターコロナにおける新しい旅のスタイルが定着し、四国の観光復興につながることを祈念する」とあいさつ。半井会長、三谷道弘徳島駅長、勝川雅史徳島県商工労働観光部副部長らが阿波池田行き「藍よしのがわトロッコ」に出発合図し、列車を送り出した。

 また、琴平駅の出発式には西牧世博JR四国社長が出席し、「持続的な観光振興につなげ、四国の観光業界の回復への推進力になれるよう、力を注ぎたい」とあいさつ。中尾貴紀琴平駅長、藤澤友晴国土交通省四国運輸局観光部長らが大歩危行き「四国まんなか千年ものがたり」に出発合図した。

 このほか、「伊予灘ものがたり」(八幡浜編)に合わせた松山駅の出発式には、JR四国の長戸正二常務・鉄道事業本部長、野本明人松山駅長、金子浩一愛媛県観光スポーツ文化部長、「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」高知駅出発式には、JR四国の藤本聡常務・鉄道事業本部副本部長兼営業部長、太田正高知駅長、小西繁雄高知県観光振興部副部長らが出席し、関係者の出発合図で四国DCのスタートを祝った。


10月6日 水曜日

JR西日本・JR九州・佐川急便 山陽・九州新幹線で「活車エビ」輸送


交通新聞

 JR西日本とJR九州、佐川急便は1日、山陽・九州新幹線で「活車エビ」を鹿児島中央駅から新大阪駅まで輸送する実証実験を行った。3社では、新幹線の優れた定時性、速達性やネットワーク性を生かした新たな輸送サービスを創出し、社会課題の解決につなげる取り組みとして、山陽・九州新幹線による貨客混載輸送の事業化に向けた検討を行っている。

 検討中のスキームは、佐川急便の荷物を山陽・九州新幹線の車内販売準備スペースに積載して輸送。駅間の輸送は、鹿児島中央―博多間はJR九州グループ、博多―新大阪間はJR西日本グループが請け負い、集荷先から駅、駅から配達先までの輸送は佐川急便が当たる。

 この日の実証実験では、生鮮品の活車エビが入った幅48㌢×奥行き32㌢×高さ39㌢の段ボール10箱を輸送。起点の鹿児島県いちき串木野市の串木野港を6時ごろに出発、届け先の大阪市内のレストランには14時ごろ到着した。新幹線は、鹿児島中央8時50分発、新大阪着12時38分着の「みずほ604号」を使用した。

 博多―鹿児島中央間の貨客混載輸送は、JR九州と佐川急便の2社で既に事業化されている。


10月7日 木曜日

JR北海道・むかわ町 「カムイサウルス復興トレイン」運転開始


交通新聞

 JR北海道と北海道むかわ町は2日から、日高線苫小牧―鵡川間で「カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン」を運転している。キハ40形気動車1両のラッピング列車で、北海道胆振東部地震発生から3年たったことを機に、地震で被災した同町の「創造的復興・創生」の機運醸成と、さらなる鉄道利用促進を目的に企画した。主に同区間の定期列車として運用する。

 デザインのモチーフには、この震災を無傷で乗り越えた、町が誇る国内最大の恐竜全身骨格化石「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称・むかわ竜)を復興のシンボルとして用い、白地をベースとした車体に全身復元骨格や生態復元図を描いた。

 同日は、鵡川駅で列車到着・出発に合わせた「お出迎え・出発式」が行われ、JR北海道の萩原国彦取締役・総合企画本部副本部長、竹中喜之むかわ町長のほか、岩倉博文苫小牧市長、むかわ竜の発掘に尽力した恐竜学者の小林快次北海道大学総合博物館教授らが出席。地元住民らと共に列車の出迎え、見送りを行った。

 席上、萩原副本部長は、2023年度までの期間で沿線地域と一体となって推進する「第2期アクションプラン」に触れた上で「むかわ町の皆さまには高校生のJR定期券助成をしていただいている中、今回はさらに復興トレインとして、観光利用で列車に乗車する可能性を引き出していただいた」と謝意を述べ、引き続きの安全安定輸送を地元に誓った。


10月8日 金曜日

JR東日本 11月6日から「『かにを食べに北陸へ。』キャンペーン」


交通新聞

 JR東日本は11月6日から、北陸のカニの魅力をPRする「『かにを食べに北陸へ。』キャンペーン」を展開する。今年で5回目で、期間中、旅行各社や地元と連携して旅行商品を提案するとともに、「新幹線eチケット」サービスによる特典、「トクだ値スペシャル」などを設定し、送客を図っていく。来年3月31日まで。

 キャンペーンは、同社管内の駅やびゅうプラザ、首都圏の列車内、特設サイトを通じて、インパクトのあるポスターの掲出などで宣伝し、今年は美味自慢メッセージを加えることで誘客。同社グループのびゅうトラベルサービスをはじめ、首都圏の主な旅行会社と連携し、北陸のカニが堪能できるプランを多彩に設定する。

 また、新幹線eチケット利用者の特典として、昨年に続き、富山、石川、福井3県の各施設で入館料割引やオリジナルプレゼントなどの特典を用意する。詳細は特設サイトに掲載する予定。

 えきねっと会員対象の割引きっぷも設定。運賃と料金が50%引きの「お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」は、北陸新幹線「はくたか」「かがやき」の普通車指定席を対象に11月の1カ月間、東京―金沢間が7090円などになる。「お先にトクだ値」も来年3月末まで同30%引き。列車、席数、区間限定。

 併せて、同社通販サイト「JRE MALL」では、JR東日本商事が福井県の「越前がに」を販売。サイト内「ふるさと納税」では新しく返礼品として登録する



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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