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2021.10.22鉄道2021年度グッドデザイン賞が決定など【今週の交通新聞より】

2021年10月18日~10月22日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR北海道 「SL冬の湿原号」客車リニューアルの詳細発表 第1弾「たんちょうカー」 
・JR九州 博多駅で「或る列車」が1日限定カフェに
・JR四国 「伊予灘ものがたり」新車両の概要発表 「上質な非日常空間」を提供
・JR東海鉄道倶楽部 マスク、そうめん新商品発売
・2021年度グッドデザイン賞が決定

10月18日 月曜日

JR北海道 「SL冬の湿原号」客車リニューアルの詳細発表 第1弾「たんちょうカー」


交通新聞

 JR北海道の島田修社長は14日の定例会見で、釧網線観光列車「SL冬の湿原号」の客車で進めているリニューアルについて、詳細を発表した。来年1~3月の本年度運転を挟み、2年かけて段階的に実施。本年度については、車内サービス用発電機を交換するとともに、発電機を積載する1、5号車(スハフ14形)を、雄大な釧路湿原やタンチョウを間近に感じることのできる車両「たんちょうカー」として一新する。

 年内に完了するけん引機C11171号機の全般検査と合わせて実施しているリニューアルで、5両編成の客車(2号車はカフェカー)更新に約3億円を投じる。1億円は老朽機器の取り換え、残り2億円を車内工事に充てる。

 リニューアルコンセプトは、「ノスタルジー」「レトロ」感をベースに北海道ならではのSLの旅を楽しめる内装。

 本年度手掛ける1、5号車は「たんちょうカー」(定員各36人)として生まれ変わる。空間は木材を使用した温かみと高級感ある室内に変更。アクセントとなる座席の色調は、「丹頂の赤」をヒントにしたえんじ色。シート生地にはタンチョウやエゾシカのシルエットをあしらい、抗菌・抗ウイルス素材を用いる。壁面は雪原に点在する木々をイメージした木目調とする。

 座席レイアウトは、眺望を意識して釧路川側に窓向きカウンター席、山側に一段高床化したボックス席を配置。発電機については、現状の床下タイプの形式が古く代替品がないため、積載場所を床上に変更し、車両の一部に新たな発電機を入れる機器室を新設。機器室隣接の通路には、眺めの良い大型窓を設置する。

 本年度の運転を挟み、来年度は残る2~4号車のリニューアルを実施する。名称は「ストーブカー」と改め、現車両でも人気の高いストーブを生かした空間にリフレッシュ。内装は現イメージを踏襲しつつ、腰掛け生地、カーテン、壁面などの変更を計画。要望が多かったトイレの洋式化と大 型荷物置き場の設置を1、3、5号車で行う。

 この日は本年度運転計画も公表された。運転区間と時刻は例年通りで、釧路発11時5分(標茶着12時35分)、標茶発14時(釧路着15時42分)の1日1往復。運転日は来年1月22日~3月21日の金・土曜日・休日を中心とした33日間(前年度比12日増)。座席指定料金は従来の840円から1680円に見直す。

 島田社長は「今まで5両の客車はカフェカーを除いてほぼ同じ造りだったが、せっかく直すならばお客さまの要望にお応えしたいと挑戦を決めた。『たんちょうカー』『ストーブカー』ともに親しんでもらいたい」と述べた。


10月19日 火曜日

JR九州 博多駅で「或る列車」が1日限定カフェに


交通新聞

 JR九州は11月3日、D&S(観光)列車「或る列車」が同13日から新ルート(博多―由布院間)を運行することを記念し、博多駅ホームに停車中の列車内を1日限定のカフェとしてオープンする。

 同列車の豪華な車内空間を気軽に体験してもらおうと初めて企画。1号車はテークアウト専用で、11時、13時、15時から各1時間ずつ3回実施。時間内は誰でも自由に乗車でき、同列車で提供するドリンクや焼き菓子を購入できる。

 2号車は個室席で飲食ができ、開始時間11時~15時35分の間で30分ずつの全6回。事前予約制。メニューは、ドリンク1杯とミニャルディーズ、または焼き菓子のセット(各2000円)など。利用には駅入場券(150円)が別途必要。


10月20日 水曜日

JR四国 「伊予灘ものがたり」新車両の概要発表 「上質な非日常空間」を提供


交通新聞

 JR四国は18日、予讃線の観光列車「伊予灘ものがたり」(松山―伊予大洲・八幡浜間)に来春投入する新車両の概要を発表した。列車はキハ185系の改造によるキロ185系3両編成(全車グリーン車指定席、特急)となり、3号車に「ラグジュアリールーム」(個室)を新設。現在のコンセプトに新たな「レトロモダンな車内で大切な人と過ごす、上質な非日常空間」を加え、これまでの利用者や沿線の人たちに引き続き愛されつつ、ワンランク上となる車両を目指す。

 伊予灘ものがたりは2014年7月にデビュー。現行車両はキハ47形を改造したキロ47形2両編成で、列車種別は普通列車。2020年度までの平均乗車率は約90%(コロナ禍前の18年度は約94%)と好評を博している。現行車両は今年12月27日の運転をもって引退する。

 新車両の外観は、伊予灘の夕景をモチーフとしたシンボルマーク、カラーリング、和の趣を打ち出す「ヱ雲(えぐも)」など現行車両のデザインを継承するとともに、車両がより一層夕日の光に映えるよう、同社の車両で初めて全面にメタリック塗装を施す。

 1号車「茜(あかね)の章」、2号車「黄金(こがね)の章」は、名称とデザインを踏襲。開放的な和空間のイメージを打ち出し、洋風のいすは現行より大型化する。座席は2人掛けと4人掛けのボックス席、海向き展望シート、同ペアシートを配置。

 3号車「陽華(はるか)の章」は、車内の半分を貸切のグリーン個室(ラグジュアリールーム)1室とし、海向きの半円形のテーブルと2人掛けソファーシート4席を配置して、2~8人のグループで利用できる。残り半分は車内サービスの拠点となるギャレーとカウンターで、ギャレー新設により温かい食事の提供が可能となる。1号車にはサテライトカウンターを設ける。

 各号車には観光映像や前面展望ライブ映像を配信できるモニターを設置。無料Wi―Fiが利用でき、各座席に電源コンセントを設ける。照明は各号車に愛媛県特産のミカンをモチーフにした電球型を設置。天井間接照明などで、夕景に合わせた演出が計画されている。

 感染症防止対策として、座席に抗菌モケットを使用し、車内全体に抗菌・抗ウイルスコートを施すほか、各座席間には飛沫(ひまつ)防止パネルを設置。乗車前の検温と手指消毒も行う。

 車内では従来同様、愛媛県の伝統工芸「砥部焼」を活用し、洗面台やトイレ内の手洗い鉢、コーヒーカップなどの食器、ディスプレーコーナーなどで女性作家グループ「とべりて」の作品を使用・展示する。車内の食事は現行同様、松山市や愛媛県内子町のレストランが担当する。

 ダイヤは現行とほぼ同様で、1日4便設定。各便が下灘駅で約10分間停車する。運賃・料金(予定)は、松山―伊予大洲間3670円、同―八幡浜間4000円。3号車のグリーン個室は2人以上で利用でき、別途個室料金として2万8000円が必要。

 同日は高松市の本社と松山市のホテルで記者会見が行われ、高松市の会見で藤本聡常務・鉄道事業本部副本部長兼営業部長は「お客さまから『もっと良くなった』『期待以上だ』といった声をいただけるように、満足度をさらに上げていきたい」と述べた。


10月21日 木曜日

JR東海鉄道倶楽部 マスク、そうめん新商品発売


交通新聞

 JR東海は、鉄道用品などの販売サイト「JR東海鉄道俱楽部」で、鉄道をモチーフにしたオリジナル商品2種類を販売している。
 
 新商品は、オリジナルデザインマスク「Zexeed(ゼクシード) 超電導リニアver.」と「そうめん機関車 C62」。

 マスクは、昨年10月に発売して人気の東海道新幹線N700S版に続く第2弾で、表に超電導リニアL0系のデザインをあしらった。N700S、N700Aの空調機器フィルターの製造会社をグループに持つヤマシンフィルタ製。

 1パック3枚入り、3パックセットで送料込み3500円。同サイトのほか、同新幹線主要駅などのキヨスクでも販売中。「N700S新幹線 フィルタマスク」の小さめサイズも新たに販売する。

 そうめんは、観光キャンペーン「うまし うるわし 奈良」に合わせて昨年4月に発売した「そうめん新幹線」「そうめんドクターイエロー」のシリーズ新商品。C62は、かつて東海道線特急「つばめ」などをけん引した国内最大・最速のSLで、17号機を名古屋市のリニア・鉄道館で展示している。

 三 輪そうめんの老舗「池利」(奈良県桜井市)とのコラボレーション企 画で、黒色の麺は竹 炭を使い、SLの車体をイメージした。C62のイラストを描 いた木箱入り、1 箱9束(450㌘)で 1728円。


10月22日 金曜日

2021年度グッドデザイン賞が決定


交通新聞

 日本デザイン振興会は20日、2021年度グッドデザイン賞を発表した。審査対象5835件の中から1608件が受賞した。審査対象、受賞件数とも過去最多。このうち鉄道関係では、JR西日本の長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」が「グッドデザイン・ベスト100」とさらにその中の特別賞の「グッドフォーカス賞[地域社会デザイン]」に選ばれた。
 
 交通関係

 ベスト100にはこのほか、リノベーションによる多世代居住の場づくり「リエットガーデン三鷹」(ジェイアール東日本都市開発、リビタ、成瀬・猪熊建築設計事務所、長谷工リフォーム)、鉄道車両「交通部臺灣鐵路管理局 都市間特急車両 EMU3000」(Taiwan Railways Administration, MOTC (TRA)、日立製作所、Taiwan Hitachi Asia Pacific Co., Ltd.)、商店街「ボーナストラック」(小田急電鉄など)が選ばれている。

 また、長年にわたってユーザーから親しまれ、支持され続けているものを顕彰するグッドデザイン・ロングライフデザイン賞は22件が選ばれ、鉄道関係では「鉄道の運行異常時における旅客案内/異常時案内用ディスプレイ」(JR東日本、日立製作所)が受賞した。

 交通関係企業の受賞件名

 路線バス「ポートループ」(神姫バス、GK設計、GKインダストリアルデザイン、GK京都)▽新交通システム車両「アストラムライン7000系」(広島高速交通、三菱重工エンジニアリング)▽鉄道車両「東京地下鉄18000系車両」(東京地下鉄〈東京メトロ〉、日立製作所)▽新幹線車両「N700S」(JR東海、日本車輌製造、日立製作所、エイアンドエフ)▽鉄道車両用シート「N700Sグリーン車用シート」(JR東海、コイト電工、エイアンドエフ)

 踏切警報灯「踏切警報灯(全方向形)ecoK」(東邦電機工業)▽鉄道事業者向けソリューション「時刻表生成システム」(ナビタイムジャパン)▽回生電力貯蔵システム「SCiB搭載 鉄道用回生電力貯蔵システム」(東芝、東芝インフラシステムズ)▽共同住宅「THE HIGH HORIE」(京阪電鉄不動産など)▽集合住宅「ファインシティ新越谷」(京阪電鉄不動産)▽同「ローレルアイあべの」(近鉄不動産)▽同「ジオ北千里藤白台」(阪急阪神不動産)

 集合住宅「ジオ文京春日」(阪急阪神不動産)▽同「プレミスト船橋塚田 ―船橋グランオアシス―」(大和ハウス工業、東武鉄道)▽介護付有料老人ホーム「光が丘パークヴィラ」(東急イーライフデザイン)▽共有部を活用したエリアマネジメント「まちのツールボックスとまち保育」(相鉄不動産、伊藤忠都市開発)▽集合住宅における新しい収納空間の提案「ライフスタイルに応える収納空間[ストレージア]」(阪急阪神不動産)▽研修施設「東急コミュニティー技術研修センター NOTIA」(東急コミュニティー、清水建設)▽会員制クラブ「東京アメリカンクラブ日本橋」(UDSなど)

 駅ビル「JR熊本駅ビル」(JR九州、熊本シティ、日建設計)▽商業施設「東京ギフトパレット」(東京ステーション開発、cmyk)▽鉄道高架下の商業空間「日比谷OKUROJI」(ジェイアール東日本都市開発)▽ホテル「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」(UDSなど)▽ホテル「由縁別邸 代田」(UDS)▽減築耐震補強による廃校舎の利活用「―学び舎から結び舎へ― 文教福祉複合施設『モトガッコ』」(ワークヴィジョンズ、福島県石川町、小西泰孝建築構造設計、梓設計、鉄建建設東北支店、レイデックス)

 地下鉄駅「銀座駅リニューアル」(東京地下鉄、日建設計)▽駅施設「東急池上線旗の台駅」(東急電鉄、アトリエユニゾン、09.design)▽エキナカ「cu-mo箱根」(UDS)▽ホテル・事務所・店・劇場・広場の複合施設「ウォーターズ竹芝」(JR東日本建築設計、JR東日本)▽活動「あべのハルカス近鉄本店『縁活』プロジェクト」(近鉄百貨店、studio-L)▽コンポストで始まる循環の生活実装デザイン「都市で生ごみを捨てないコンポストのある暮らし」(オレンジページ)



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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