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2021.11.12鉄道JRグループ旅客6社など 「佐賀・長崎DC」全国宣伝販売促進会議 など【今週の交通新聞より】

2021年11月8日~11月12日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR高崎支社 前橋駅で「駅からサイクリング」「デジタル周遊スタンプラリー」
・JR東海 「EX 旅のコンテンツポータル」 奈良観光プランを紹介
・旅行ガイド「ロンリープラネット」22年推奨旅行先 四国が地域部門6位に
・JRグループ旅客6社など 「佐賀・長崎DC」全国宣伝販売促進会議
・山陰観光連盟 「ノスタルジック山陰」キャンペーン 15日から展開

11月8日 月曜日

JR高崎支社 前橋駅で「駅からサイクリング」「デジタル周遊スタンプラリー」


交通新聞

 JR東日本前橋駅は1日から、前橋市、前橋観光コンベンション協会と連携して「駅からサイクリング」を開始するとともに、デジタル周遊スタンプラリーを実施中。鉄道とシェアサイクルを組み合わせた新しい旅のスタイルを提案する。

 駅からサイクリングは、同市が実施する有料の電動アシスト付き自転車の貸し出し・返却サービス「cogbe(コグベ)」を駅から利用し、時間やルートに縛られない自由な旅を満喫してもらう。

 対象エリアは同市内で、前橋、新前橋、群馬総社の3駅に自転車の貸し出しと返却が可能な拠点(ポート)を設置。ポートは市内各所に設けられており、街中で返却して好きな交通手段で駅まで戻ることもできる。利用にはスマートフォンから会員登録が必要。

 スタンプラリーは、デジタル観光アプリ「Spot Tour」を使用し、スタンプ設置11カ所のうち、5カ所以上のスタンプなどを集めてアンケートに回答すると、先着500人にオリジナルファイルとニューデイズミニのクーポン券をプレゼントする。参加には「Spot Tour」をダウンロードする。

 賞品は、スタンプ5個以上とスタンプ設置の観光スポットを背景に撮影したコグベの写真1枚のほか、アンケート(前橋駅で配布)に記入して同駅改札口でこの三つを提示するともらえる。参加費無料。来年1月31日まで。


11月9日 火曜日

JR東海 「EX 旅のコンテンツポータル」 奈良観光プランを紹介


交通新聞

 JR東海は1日から開設した東海道新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス「EXサービス」(エクスプレス予約、スマートEX)利用者向けポータルサイト「EX 旅のコンテンツポータル」で、奈良の観光プランを紹介している。限定プランなど特別感のあるコンテンツを用意し、奈良の魅力を伝えている。

 同ポータルは、出張や旅行で利用するホテル、観光プラン、二次交通、ビジネス向けサービスなどのコンテンツをカテゴリー別に一覧で紹介。EX予約サイトのトップページ、または予約完了画面のバナーからアクセスできる。

 奈良の観光プランは、社寺の拝観と特別御朱印の授与を組み合わせたものが中心。安倍文殊院(奈良県桜井市)のプランは、一般参拝では立ち入ることができない本堂奥内陣で、仏師・快慶の代表作として知られる国宝・渡海文殊群像御宝前で祈禱(きとう)を受け、限定の特別御朱印、特製魔除念珠が授与される。12月1日―来年3月31日(1月1~3日を除く)。6000円。

 奈良のシンボルである国宝・興福寺五重塔(奈良市)のプランは、来年度からの大修理を前に実施される特別御開帳にて、通常非公開の初層で三尊像を拝観。日本酒「八海山」で知られる八海醸造(新潟県南魚沼市)と興福寺がコラボレーションして2000本限定で生産した特別酒「樹閒(このま)」に加え、特別護符、五重塔特別御朱印、中金堂の余材を使用した「にほひ袋」が付く。100人限定。今月20~23日。4800円。

 「医王如来」と称される本尊・薬師如来像を安置し、無病息災を願う世界遺産・薬師寺(奈良市)のプランは、15日に同サイトで公開予定。〝新幹線のお医者さん〟ともいわれるドクターイエロー(新幹線電気軌道総合試験車)とコラボした特別御朱印が付く。今月15日―来年1月16日(12月28日~1月4日を除く)。2200円。

 このほか、かき氷の人気店「ほうせき箱」の客席確約プランには、オリジナルデザインの特製スプーンをセット。今月20日―来年3月30日(木曜日、1月11~17日を除く)。2000円。


11月10日 水曜日

旅行ガイド「ロンリープラネット」22年推奨旅行先 四国が地域部門6位に


交通新聞

 四国ツーリズム創造機構は4日、高松市内で記者会見を開き、世界的な人気を誇る旅行ガイドブック「Lonely Planet」(ロンリープラネット、本部・米国テネシー州)が選ぶ2022年推奨旅行先「Best in Travel 2022」地域部門で「四国」が6位に選ばれたと発表した。同誌による四国の選出は、19年の「BEST IN ASIA PACIFIC」(アジア太平洋地域の訪れるべき目的地)2位に続き2回目。世界全体を対象とした中での選出は初。

 ロンリープラネットは英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語などの多言語で、ガイドブック、雑誌、ウェブサイト、ビデオといったさまざまな媒体を通じて世界の旅の魅力を発信。毎年秋に「Best in Travel」として、〝今、最も旬な世界で訪れるべき上位10の国・地域・都市など〟のランキングを発表している。

 選定理由は明らかにされていないが、同社のプレスリリースでは四国を「あまり知られていない日本の宝」として例示。22年版イヤーブックでは「四国遍路」「祖谷渓」(徳島県)と、物の無駄、浪費、ごみをなくす取り組みを長年続けている「徳島県上勝町」を取り上げている。

 会見で半井真司同機構代表理事(JR四国会長)は「選出は四国ブランドの確立に向けて大きな弾みとなり、大変うれしく思う。絶好の機会と捉え、世界に向けてプロモーションしていきたい」、吉元博文国土交通省四国運輸局長は「インバウンド再開時には、より多くの方が四国を選ぶマインドを強力に後押しすることにつながると思う」、大谷政勝日本政府観光局(JNTO)地域連携部地域プロモーション連携室マネージャーは「四国ツーリズム創造機構をはじめ関係団体と連携を強化しながら、四国の魅力を全世界に発信していく」とそれぞれ述べた。


11月11日 木曜日

JRグループ旅客6社など 「佐賀・長崎DC」全国宣伝販売促進会議


交通新聞

 JRグループ旅客6社と佐賀、長崎両県などが来年10~12月に展開する大型観光キャンペーン「佐賀・長崎デスティネーションキャンペーン」(佐賀・長崎DC)の全国宣伝販売促進会議が9日、佐賀市のホテルで開かれた。JR各社や旅行会社、自治体、メディアなど関係者約250人が出席。両県の観光素材やDC関連イベントなどを紹介し、旅行商品の造成、両県への集中的な送客、情報発信への協力を要請した。

 佐賀・長崎DCは、来年秋の西九州新幹線(武雄温泉―長崎間)開業に合わせて開催。「あなたの旅のコンパスをSとNへ 佐賀と長崎へ 出発進行!」をキャッチコピーに、両県にまたがる西九州エリアへの送客を図る。

 会議では、冒頭、山口祥義佐賀県知事が「佐賀、長崎両県は伝統的な地域であり、そこに住む人々のたたずまいを感じさせる旅、そして新幹線沿線ではスローな旅をぜひつくっていただきたい。来年10月からの佐賀・長崎DCが大成功することを祈念する」とあいさつ。

 続いて、JRグループを代表して青柳俊彦JR九州社長が「佐賀、長崎両県には温泉、食、歴史、文化と観光に必要な全てがそろっており、いろいろな旅が楽しめると思う。出席者の皆さまには旅行のきっかけとなる商品を造成して広く発信していただき、一人でも多くの方に両県を訪れてもらいたい」と協力を呼び掛けた。

 さらに青柳社長は「来年秋に開業する西九州新幹線は、両県のみならず九州全体の元気のもとになる。当社も新たなD&S(観光)列車『ふたつ星4047』を同時期に導入するなど鉄道ネットワークを充実させ、さまざまな列車を組み合わせた自分だけの旅を楽しんでいただけると思う」と期待感を示した。

 この後、両県の旬の観光素材やJR九州のD&S列車、西九州新幹線などに関するプレゼンテーションを実施。同社が10月から佐賀・長崎プレDCとして展開中のキャンペーン「Nao!西九州へGo!」でイメージタレントを務める女優の奈緒さんによるビデオメッセージも披露された。

 閉会のあいさつで平田研長崎県副知事が「本日の観光プロモーションで両県の奥深い魅力を改めて感じ、全国から皆さまをお迎えして必ずや満足していただけると確信した。佐賀・長崎DCは西九州新幹線の開業効果を両県各地へ波及させる絶好の機会であり、両県で緊密に連携して全力で取り組んでいく」と述べて締めくくった。

 また、この日は会議に先立ち出席者向けの試乗会として、博多から佐賀までD&S列車「或る列車」「36ぷらす3」が特別運行された。

 併せて、9日からきょう11日にかけて、会議参加者らに観光スポットを巡ってもらうエクスカーション(視察旅行)が8コースで実施されている。


11月12日 金曜日

山陰観光連盟 「ノスタルジック山陰」キャンペーン 15日から展開


交通新聞

 公式アカウントでプレゼント企画

 山陰観光連盟(事務局・JR西日本鉄道本部営業本部山陰営業部内)は15日から、山陰の観光を盛り上げるため、SNSなどを活用した「JRで行く『ノスタルジック山陰』キャンペーン』を開催する。来年3月31日まで。

 キャンペーンでは、同連盟がインスタグラム公式アカウントと、ツイッター公式アカウントを開設し、各アカウントでプレゼントが当たる企画を実施する。

 インスタグラムのプレゼント企画は、期間中にJRを利用して山陰を旅行した人が対象。アカウントをフォローし、ハッシュタグ「#JRで行くノスタルジック山陰」を付けた上、「JRで行くノスタルジック山陰」から連想する旅の写真または動画にエピソードを加えて投稿すると、抽選で山陰の名産品を100人、鳥取、島根県のJRグループ協定旅館ホテル連盟加盟施設で利用できる宿泊券(2~5万円分)を20人にプレゼントする。

 ツイッターでは、アカウントをフォローし、指定のキャンペーン投稿をリツイートすると、抽選で100人にギフト券をプレゼントする。

 このほか、山陰発着となるJRのきっぷを購入した人は、同連盟ホームページからの予約申し込みにより、駅レンタカーが特別価格で利用できる。JR往復特急券で松江を訪れ、松江国際観光案内所で帰りの特急券を提示すると、周遊バス「ぐるっと松江レイクライン」1日乗車券を進呈する。

 宣伝施策では、両SNSのアカウントで山陰の観光情報を発信。JR西日本の京阪神エリアでの列車内ポスターの掲出、駅へのチラシ設置も行う。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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