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2021.11.19鉄道JR九州 D&S(観光)列車「或る列車」 新ルート博多-由布院間で運転開始 など【今週の交通新聞より】

2021年11月15日~11月19日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東日本 JRE MALLでアート作品の取り扱い開始
・JR九州 D&S(観光)列車「或る列車」 新ルート博多-由布院間で運転開始
・JR東海 東海道線で「テーマトレイン」身延線・山梨峡南をPR
・JR四国・いすみ鉄道 ローカル鉄道座談会
・JR西日本 「可動スロープ」試作機が完成 21日から桜島駅で現地検証

11月15日 月曜日

JR東日本 JRE MALLでアート作品の取り扱い開始


交通新聞

 上野、高田馬場駅にギャラリー
 
 JR東日本は13日から、通販サイト「JRE MALL」でアート作品の取り扱いを開始した。サイト内に特設ページを公開したほか、山手線上野、高田馬場駅構内ではアートギャラリーを展開し、静岡・熱海のアートイベントとも連携する。「Beyond Stations構想」の一環として、駅や街でアート作品に触れ、オンラインで購入する〝アートとつながる日常〟を提案する。

 13日開設の特集ページ「JRE MALL ART COLLECTION」では、アート作品を販売するショップの案内 とともに、アートにかかわる取り組みやプロジェクトなどを順次紹介。JRE M ALLのトップページには専用バナーを常 時掲出する。

 上野、高田馬場駅のギャラリーは、山手線を起点に心豊かな都市生活空間を創造する「東京感動線」の取り組みの一環で、若手アーティストを応援する機会を提供する。上野駅では同日から「YAMANOTE LINE MUSEUM」と題し、公園口改札内の連絡通路約45㍍にアート作品8点を広告フレームで展示。高田馬場駅は25日に改札外にリニューアルオープンする「ベックスコーヒーショップ」内に「ToMoRrow Gallery」を開設する。展示作品やアート関連グッズは、JRE MALL内の「東京感動線」ショップで購入できる。

 熱海のイベントと連携

 熱海のアートイベント「ATAMI ART GRANT」はあす16日から12月12日まで開催。「PROJECT ATAMI」が主催してアーティストを公募、作品を熱海市内各所に展示する。この参加作品の一部を「TRAINIART JRE MALL店」で販売。イベント終了後も連携し、関連アート作品などの販売を継続する予定。


11月16日 火曜日

JR九州 D&S(観光)列車「或る列車」 新ルート博多-由布院間で運転開始


交通新聞

 仏料理フルコース提供 湯布院観光回復の起爆剤に

 JR九州のD&S(観光)列車「或る列車」が13日から、博多―久大線由布院間の新しいルートで運転開始した。車内で提供する食事も従来のスイーツコースから、本格フレンチのフルコースに変更。コロナ禍や豪雨災害の影響で落ち込んだ大分県湯布院エリアの観光需要回復の起爆剤として期待される。

 列車は、金―月曜日と祝日に同区間を1日1往復運転。ダイヤは博多発が金・月曜日11時12分ごろ、土曜日・祝日11時6分ごろ、日曜日9時ごろ、由布院発が日曜日13時47分ごろ、その他14時44分ごろ。

 今回のリニューアルでは、新コンセプトを「極上の〝食・時・おもてなし〟を味わう幻の列車」と設定。料理監修は東京・南青山のレストラン「NARISAWA」のオーナーシェフ・成澤由浩氏が引き続き担当し、九州の旬の厳選食材を使った本格的なコース料理を提供する。

 コースは前菜、スープ、メイン、スイーツ、ミニャルディーズで構成し、季 節に応じて内容を変更する。ドリンクのラインアップも一新し、福岡、大 分両県ゆかりのものを中心にそろえた。

 来年2月まで同社主催分は年末年始を除き48日間計96本を設定し、全て旅行商品として販売。旅行代金は片道乗車とコース料理、フリードリンクがセットで、1号車テーブル席2~4人利用、または2号車個室2人利用で大人2万9000円。1人利用もある。

 13日は博多駅7番線ホームで、青柳俊彦社長、鐘ケ江理恵駅長、ドーンデザイン研究所代表の水戸 岡鋭治氏、大分県内の久大線沿 線3地区のキャンペーンレディが出席して出発式が行われた。

 冒頭、青柳社長が「2015年8月の運行開始から6年間で4万人の方にご乗車いただいた。これまで博多から定期運行してほしいとの声があり、社員が知恵を絞って今回実現した。お客さまにはとっておきの食事と時間、おもてなしを楽しんでいただきたい」とあいさつ。

 成澤氏のビデオメッセージに続いて、水戸岡氏が「きょうこの列車に乗って料理やサービス、車両の整備状況などを確認したい。乗客の皆さん、一緒に旅を楽しみましょう」と述べた。

 この後、「或る列車」が入線。満席の乗客約30人が乗り込み、鐘ケ江駅長と3人のキャンペーンレディの出発合図で、11時6分に列車が由布院に向けて動き出した。


11月17日 水曜日

JR東海 東海道線で「テーマトレイン」身延線・山梨峡南をPR


交通新聞

 JR東海はきょう17日から、山梨県峡南地域の観光を紹介するポスターで列車内の全ての広告枠を占有するテーマトレインを東海道線で運行する。同地域を走る身延線を利用した観光を促進する狙い。12月中旬まで。

 ポスターは「『こころ整う』旅、身延線で山梨へ」というキャッチコピーで、市川三郷、富士川、早川、身延、南部の同地域5町の食、自然、温泉をはじめとした観光スポットを多数紹介する。掲出は、東海道線熱海―豊橋間と御殿場線の一部区間で、1編成(3両)の列車内広告枠の全て。観光スポットは同社特設サイトでも公開中。


11月18日 木曜日

JR四国・いすみ鉄道 ローカル鉄道座談会


交通新聞

 JR四国と千葉県の第三セクター・いすみ鉄道は13日、同鉄道国吉駅構内で座談会「『いすみも四国も繋(つな)がっているから』~ローカル鉄道の未来って~」を開催した。同鉄道の古竹孝一社長、須田寬JR東海顧問、長戸正二JR四国常務・鉄道事業本部長、鉄道写真家の広田尚敬さんが出席し、四国の急行全盛期の話題などに花を咲かせた。座談会の模様は動画サイト「ユーチューブ」の同鉄道公式チャンネルで配信中。

 座談会は、現在開催中の「四国デスティネーションキャンペーン」(四国DC)の番外編企画として、同鉄道がJR四国からかつての急行「いよ」「うわじま」のヘッドマークを借用し、急行に掲出している機会に合わせた。対象車両の急行形キハ28は故障により7日から運休中だが、13日から一般形キハ52に掲出している。

 会場は国吉駅構内に留置中のキハ30の車内。須田顧問は昭和30年代半ば、国鉄四国支社勤務時代に予讃線「青」、土讃線「赤」、高徳線「緑」のラインカラーを導入したこと、それが後の急行ヘッドマークの方面別カラーにつながったことなどを紹介。また、徳島地区で短編成の気動車による等時隔ダイヤを導入したものの、輸送力の問題などで長く続かなかったこと、JR四国が近年、バスと連携しながら再び導入していることに触れ、「成功すると確信している」と述べた。

 古竹社長が、コロナ禍で旅客需要が大幅に減少したローカル鉄道の今後について意見を求めたのに対し、広田さんは長期的・短期的両方の視点に立った対策の必要性を指摘。長戸常務は「他の交通機関と連携しながら使いやすくし、(利便性や魅力を)発信していきたい」と述べた。

 須田顧問は「駅を面白くする」ことの重要性を強調。飲食店、病院、郵便局など駅に人が集まる施設を併設し、生活の場として街の人が自然と足を向ける場とすること、駅を中心としたまちづくりを鉄道側から提案し、鉄道と地域のつながりが面的に広がることで「(ローカル鉄道は)永遠に不滅だと思う」と述べた。

 古竹社長は「地域にできることは無限にある。それを一つずつかみ砕いて形にしていくことは、鉄道会社として大事だと思う。ご縁を大事に、気持ちを同じくして頑張っていきたい」とまとめた。


11月19日 金曜日

JR西日本 「可動スロープ」試作機が完成 21日から桜島駅で現地検証


交通新聞

 JR西日本の長谷川一明社長は17日の定例会見で、車いす利用者の列車乗降支援に向けて開発を進めているホームの「可動スロープ」について、実用を見据えた試作機が完成したと発表した。21日から来年2月中旬まで、JRゆめ咲線(桜島線)桜島駅2番線ホームで現地検証を行う。同スロープは、ホームと車両乗降口の段差と隙間の両方を全自動で埋めるもので、完成すれば鉄道事業者で初の事例となる。

 同スロープは2019年から、JR西日本テクシア、小松製作所(長野県松本市)と共同で開発を進めている。スロープの先端にあるセンサが、車両の乗降口とホームとの距離を計測し、高さと長さを自動的に調整しながら張り出し、隙間を埋める。

 乗降完了後、列車のドアが閉まると、スロープは自動で収納される。スロープ板の大きさは幅3・6㍍×奥行き1・5㍍。

 安全面では、スロープの稼動中に周囲の人や物体を検知したり、スロープ先端が杖などの物体との接触を検知すると、音声で注意喚起し、同時にスロープの動作を一時停止し、転倒や挟まれを防ぐ。

 開発初期段階では、スロープの稼動に15秒程度を要していたが、今回の試作機では5秒と大幅な時間短縮に成功しており、現地検証に至った。

 検証では、主に実際の駅ホーム環境での動作安定性や、利用者の利便性などを確認。利用者の声も集める。現地には係員が常駐する。

 会見で長谷川社長は「早ければ数年後の導入を目指したい。車いすやベビーカーなどをご利用のお客さまのシームレスな移動の一助になればと考えている」と述べた。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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