トレたび JRグループ協力

2021.11.24鉄道駅に降り立ち「なんだこれ!」 秋田県の文化を感じる“映え”系駅舎たち

駅の数ほど物語がある? 知れば知るほどおもしろい駅めぐりの旅にご招待

全国を結ぶ鉄道は、人々の生活に欠かせない存在となっています。乗り鉄、撮り鉄、音鉄など、楽しみ方は人それぞれな時代。

そして鉄道といえば、車両もさることながら、負けず劣らず個性豊かな駅も魅力のひとつです。不思議な駅名、不思議な形の駅舎、一見変わっては見えないけれど驚きの秘密がある駅…。全国のちょっと変わった駅を集めていきます。

今回は秋田編。
秋田県の駅舎といえば、とってもかわいくてとっても大きな秋田犬のバルーンがある秋田駅や、「みちのくの小京都」の玄関口でもあり、武家屋敷風の造りが美しい角館駅が有名かもしれません。
特徴的な駅舎がたくさんある秋田県で今回は、秋田県の文化や歴史を色々な形で取り入れた、ユニークな“映え”系駅舎をご紹介します。
さあ、駅めぐりの旅スタートです!

春夏秋冬、どの季節だって魅力的な秋田県


横手のかまくら

秋田県といえば、なまはげや乳頭温泉郷、横手のかまくらなど、秋~冬の寒い時期を楽しく過ごせる名所や文化もありつつ、角館のしだれ桜や大曲の花火大会、竿燈まつりなど、春~夏の暖かい季節もイベントが盛りだくさんで、何度でも行きたくなる素敵なエリア。
もちろんグルメだって充実しており、言わずと知れたブランド米・あきたこまちに郷土料理のきりたんぽ、稲庭うどんに比内地鶏、横手焼きそばなど、地元で長く愛されてきた伝統の味からB級グルメまでなんでも揃います。

行って楽しい、食べておいしい。心もお腹も満たしてくれるエリア、それが秋田県です。

秋田に根付く文化・歴史を取り入れると、駅舎は“こう”なりました

ずっと大切に受け継いでいきたい伝統文化や歴史が、今でも各地に根付く秋田県。
今回はそんな秋田県の、訪れればきっと誰かに話したくなる“映え”系駅舎を紹介します。

あの一途な姿を秋田でも。奥羽本線・花輪線「大館駅」

一つ目の駅は「大館駅」。
奥羽本線・花輪線の2路線が乗り入れており、大館市の玄関口でもあるこちらの駅前には、「なぜここに?!」というものがあります。
それがこちら。


このけなげな姿の銅像、どこかで見たことありませんか?


そう、渋谷駅前にある忠犬ハチ公像です。

渋谷駅前のハチ公像は待ち合わせスポットとして全国的にも知られていますが、実は銅像のモデルとなったハチ公のふるさとが、秋田県大館市の大市内(おおしない)というエリア。ここで生まれた小さな秋田犬がひょんなことから遠く離れた東京へと引き取られることとなり、忠犬ハチ公の有名すぎるエピソードが生まれました。

その後ハチ公の銅像が渋谷駅に建設され、その話を聞いた有志の尽力により生まれ故郷である大館にもハチ公像が誕生したのだとか。
ハチ公の縁がきっかけで、1988年に渋谷駅と大館駅は姉妹駅調停を交わしたこともあったそうです。


1988年・渋谷駅

ちなみに渋谷駅と大館駅の銅像、全く同じものかと思いきや、実は細かいこだわりが。
渋谷駅のハチ公像は、晩年、駅前で飼い主を待ち続ける中で他の犬に嚙みつかれたことがきっかけで左耳が垂れてしまった姿を再現しており、一方の大館駅を見つめるハチ公像は若い頃のハチ公をモデルとしたため耳が立っているんです。
ハチ公への愛とこだわりを、渋谷・大館の駅を見守る二つの像から知ることができます。

こちらの銅像は現在、大館市観光交流施設「秋田犬の里」の前に移設されましたが、施設自体が駅前にあるので大館駅を見つめるハチ公の姿は健在。
大館駅は他にも、上り列車が走る1番線に「ハチ公神社」が設けられ、駅メロディは切ない旋律の「ハチ公物語」となっているので、こちらも要チェックです!

「ドーン!」と大きなアレがこんなところに! 奥羽本線・田沢湖線・秋田新幹線「大曲駅」

二つ目の駅は奥羽本線・田沢湖線・秋田新幹線「大曲駅」。


現在の駅舎開業時(1997年)の大曲駅

1998年にグッドデザイン賞を受賞しているモダンな駅舎は、東京駅の「銀の鈴 待合広場」や、さいたま新都心駅を手掛けた建築家・鈴木エドワード氏によるもの。
一見すると、やや近代的ではありますが、特に変わったところはない駅舎に見えますよね。

でもここは何といっても「大曲」駅。

日本三大花火大会・日本三大競技花火大会の一つとされている「大曲の花火」が行われる町に、何もないわけがありませんでした。
それがこちらです。


駅舎を出てすぐのところに設けられているのは「大曲の花火」と書かれた、直径3メートルほどはあろうかという巨大な花火玉モニュメント。で、でかい…。
玉皮と呼ばれる、花火玉を覆うクラフト紙の色味はもちろん、よく見るときちんと導火線も設けられており、かなり本格的なつくり。
競技大会で使用される花火玉が10号玉(直径30cm程度)なので、駅前の花火玉を直径3メートルとするとその10倍程度の大きさということになります。
かなり特徴的で面白いので、大曲を訪れる機会があれば、ぜひとも写真に収めておきたいシンボルの一つです。

先生、○○がしたいです…! そんなときはこちらの駅へ。五能線「能代駅」

三つ目の駅は五能線「能代駅」。
こちらの駅がある能代市は、日本人初のNBAプレイヤーである田臥選手も輩出したバスケットボールの名門校があることから「バスケの町」と言われています。
その玄関口となる能代駅も「バスケの町」を体現するかのように、駅構内で名門校のユニフォームの展示などが行われているのですが、そのほかにも、なんとこんなものまで駅に設置してあるんです。
それがこちら。


ここ、体育館だったかな?と錯覚してしまいそうになりますが、安心(?)してください。駅のホームのど真ん中です。
ゴールの足元には、丁寧にフリースローラインも描かれているこだわりよう。

当然気になるのが「でもこれって飾りなんじゃないの?」というところですが、なんとこちら、実際に遊ぶことができるんです。

この駅に停車する観光列車「リゾートしらかみ」に乗車すると、ホームに設置されたゴールを使ってフリースローに挑戦することが出来ます。
日本全国を探しても、駅のホームでバスケが出来ちゃう駅は能代駅だけ。
リゾートしらかみが停車するのは数分間ですが、見事シュートを決められた人には、秋田杉で作られたコースターなどの景品があるようなので、ぜひとも挑戦してみたいところです。


リゾートしらかみについて詳しく知りたい方はこちら

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