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2022.01.27鉄道青い海、青い列車といえば長崎の駅! 波の音が聞こえる“海駅”たち

駅の数ほど物語がある? 知れば知るほどおもしろい駅めぐりの旅にご招待

全国を結ぶ鉄道は、人々の生活に欠かせない存在となっています。乗り鉄、撮り鉄、音鉄など、楽しみ方は人それぞれな時代。

そして鉄道といえば、車両もさることながら、負けず劣らず個性豊かな駅も魅力の一つです。不思議な駅名、不思議な形の駅舎、一見変わっては見えないけれど驚きの秘密がある駅…。全国のちょっと変わった駅を集めていきます。

今回は長崎編。
長崎駅は、2022年秋の新幹線開業に先立って、2020年3月28日に、駅舎が新しく生まれ変わりました。鉄道の高架化に合わせてホームは2階になり、トイレのデザインまで長崎の秋の大祭「長崎くんち」を施すなど、長崎らしさをまとった駅は魅力的です。

そんなリニューアルした長崎駅とはまた一味違った、長崎の絶景と隣り合わせの駅がたくさんあるので、今回ご紹介していきます。
さあ、駅めぐりの旅、スタートです!

日本で最も海外に近い 海に囲まれた「長崎県」


長崎県の夜景 稲佐山(いなさやま)から見える、海に囲まれた長崎の景色

九州の西北部に位置する長崎県の島の数は、971島と日本一。そのうちの一つ「対馬島」は日本で最も海外(韓国)に近い島。ほか、ご存じのとおり長崎は海外交流の拠点として栄えてきた歴史があります。

その他にも、世界文化遺産が二つもあったり、人気の観光スポット「ハウステンボス」があったりと、長崎県は魅力溢れる土地です。

波の音が聞こえる、海と隣り合わせの“海駅”

長崎県は海岸線の長さが北海道に次いで日本第二位であることから、「海と隣り合わせの駅」、いわば“海駅”が多いのが特徴的。海が見える絶景ぞろいの駅たちをご紹介します。

無人駅から有人駅に復活した、絶景&レトロな「千綿駅」

一つ目の駅は、JR大村線「千綿(ちわた)駅」。大村湾沿いに位置し、長崎空港の最寄り駅にあたる「諏訪(すわ)駅」より、列車で30分ほど走ると到着する日本一海に近い駅舎の一つです。


長崎県の 千綿(ちわた)駅 駅舎の先には青い海が広がる

一見、「古民家?」と思わせるような木造レトロな佇まいの、どこか懐かしい気持ちになる外観。今では数少ない丸形郵便ポストも、レトロな雰囲気を一層醸し出しています。

そんな丸形ポストを差し置いて驚きなのは、駅舎前にソフトクリームディスプレイが立っていること! 駅舎でアイスが食べられるってどういうことなのでしょう…。

どうやら、以前は駅務室だったところを「千綿食堂」として2016年12月より営業しており、定休日(火・水曜日)以外はソフトクリームやカレーなどの日替わりメニューまで楽しめるんです。元々無人駅であった千綿駅は有人駅となり、今では観光客も増えて賑わっています。


千綿駅の千綿食堂 レトロな雰囲気の漂う千綿食堂

そんな珍しい駅舎を抜けてホームに出ると、「青春18きっぷ」のポスターにも登場した真っ青な大村湾が広がります。


長崎県の千綿駅のホーム 柵のないホームから眺める開放的な海

夕焼け時も美しく、青とオレンジの二つの景色を狙っていきたくなるほどの美しさ。

映えスポットとしてメディアや若者にも注目されている「千綿駅」は、絶景だけでなく趣のある駅舎も併せて一度は行きたいところです。

雲仙、島原を望む、メルヘン&フルーツな?「小長井駅」

二つ目に紹介するのは、先ほどの千綿駅と打って変わって洋風な見た目のJR長崎本線「小長井駅」。

通常は駅名が看板で大きく掲示されていますが、こちらの駅は洋風の外観に合わせて入口上に刻まれています。それも「小長井駅」ではなく、「ハートフルこながい」と書かれているのがかわいらしいです。

2003年4月以前はレンガ調で「ハウステンボス駅」のような見た目でしたが、改装によりエメラルド色の屋根と白い建物になって、よりメルヘンチックさが際立っています。


長崎県の小長井駅 洋風でかわいらしい「ハートフルこながい」駅舎

小長井駅の素晴らしさは目の前に広がる諫早湾(いさはやわん)だけにあらず、その先に見える景色もセットで良さを堪能できます。

晴れた日は駅のホームから、雲仙普賢岳(うんぜんふげんだけ)や島原半島まで見えるので、海に近い駅の中でも天気の良い日はトップクラスの絶景が見られることでしょう。


長崎県の小長井駅のホーム

また、駅つながりでバス停もメルヘンチック。なんと、小長井駅の近くにはフルーツの形をしたバス停があるんです!

バス停をフルーツにしたきっかけは、1990年の長崎旅博覧会にて、玄関口として旅行客の心を和ませるためだったそう。ちなみにアイデアの元は「シンデレラのカボチャの馬車」で、言われてみればその雰囲気があります。

フルーツの種類はイチゴ、メロン、スイカ、ミカン、トマトと5つあり、小長井駅に訪れた際はバスも一緒に利用してみたいものですね。


小長井駅のフルーツのバス停 フルーツのバス停

カモメを思わせるV字型駅舎が特徴的な「大草駅」

三つ目に紹介するのは、まるで鳥が羽ばたく様子を描いているようなJR長崎本線「大草駅」。真正面から見ると、色合いからか大きなカモメが飛んでいるように見えます。

立派でクリーンな駅舎ですが、こちらも無人駅。駅舎内には大村線の写真が掲載されており、緑と海を感じながらゆっくりとした時を過ごせます。


長崎県の大草駅 まるで鳥が羽ばたいているよう

肝心の海は駅舎からは見えませんが、2番線のりば「諫早方面」ホームの先端から見ることが可能です。また、長与駅~喜々津駅間では唯一の交換可能駅なので、ホームが広々と感じられます。

2番線のりばに行くのには、大村湾を意識した青い跨線橋を渡ります。この時も、美しい海を眺めることができるので、むしろこのまま列車が来るのを眺めていたいほど。



晴れた日は大村湾を越えた先に、無人島の竹島や大村市街、さらには長崎空港を眺めることもできます。遠目に飛行機の離着陸を駅のホームから眺められるのも、なんだかロマンを感じますね。



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  • 写真/(一社)長崎県観光連盟、pixta
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