トレたび JRグループ協力

2022.03.22鉄道秘境駅じゃないけど秘境感を醸し出す、静岡県の「ちょっぴり秘境駅」巡りへ

駅の数ほど物語がある? 知れば知るほどおもしろい駅めぐりの旅にご招待

全国を結ぶ鉄道は、人々の生活に欠かせない存在となっています。乗り鉄、撮り鉄、音鉄など、楽しみ方は人それぞれな時代。

そして鉄道といえば、車両もさることながら、負けず劣らず個性豊かな駅も魅力の一つです。不思議な駅名、不思議な形の駅舎、一見変わっては見えないけれど驚きの秘密がある駅…。全国のちょっと変わった駅を集めていきます。

今回は静岡編。
静岡県といえば、富士山ですよね。富士山は遠くからも見えるほどの存在感を放ちますが、もちろんそれだけじゃないのが静岡県! 

たとえば「秘境駅」。
周辺にまったく民家が見当たらない、列車本数も少なく、下車してどこへ行けというの…? そんな謎めく非現実を味わえる「秘境駅」が静岡県にはたくさんあります。
秘境駅が多いとされるJR飯田線のメジャーどころは、「小和田(こわだ)駅」や「大嵐(おおぞれ)駅」。ですが、今回は敢えて「秘境駅とは言い難いけど秘境感ある…!」という、「ちょっぴり秘境駅」を三つピックアップ。
さあ、駅めぐりの旅、スタートです!

富士山をはじめとする豊かな自然でいっぱいの「静岡県」


静岡県のシンボルと言ってもいい「富士山」は、標高3,776mある日本の最高峰で2013年6月22日に世界文化遺産に登録されました。そのほか、自然を感じられる伊豆半島や、富士山と動物を間近で眺められる「富士サファリパーク」など、見どころ満載。

また、生産量日本一の「お茶」や、「炭焼きレストランさわやか」のげんこつハンバーグも静岡の名物。特にさわやかのハンバーグは、遠方からはるばる静岡に訪れる人も多いくらい大人気! 静岡の魅力はこぼれんばかりです。

秘境じゃなくて“秘境感”がある、 静岡県の「ちょっぴり秘境駅」

静岡県は、周囲が山に囲まれ古い歴史を感じる「秘境駅」がいくつかあります。そこで今回は、「秘境駅とは言えないけど秘境駅っぽい!」といった、「ちょっぴり秘境駅」に注目! 三つに厳選してご紹介します。

図書館×駅?! 毎日通いたくなる「佐久間駅」


静岡県のちょっぴり秘境駅「佐久間駅」

一つ目の駅は、JR飯田線「佐久間駅」。駅舎の外観は「可愛らしいおしゃれな駅だな~」という印象で終わりそうですが、見どころは中身にあり! なんと、「市立図書館」が待合室に併設…というよりも一体化されている「駅の図書館」なんです。


佐久間図書館


「これって駅?」と思ってしまうほど、立派な図書館。1989年に建てられたこちらは、「無人駅を利用する子どもたちを見守ってほしい」という想いも込められており、子どもたちへのおはなし会などの企画も開催されています。

ここを通る電車(JR飯田線)を窓越しに間近で見ることも可能。電車が来るまで本を読んで時間をつぶせるのはもちろん、読書をしながら電車の発着を眺められるのも、佐久間駅での楽しみ。ゆっくりしたい時に訪れたい「ちょっぴり秘境駅」ですね。

トンネルとトンネルの間にある「相月駅」

二つ目に紹介するのは、「相月(あいづき)駅」。こちらの駅は少し曲者で、国道152号線沿いにあるから見つけやすいと思いきや見当たらない…。そうして通り過ぎてしまう人が多いそう。でも、相月駅はすぐ側にあるんです…!


静岡県のちょっぴり秘境駅「相月駅」前


そう、この階段を上ったところに「相月駅」があります。「国道沿いにある」という先入観があると、通り過ぎてしまってもおかしくありません。もちろん、他の駅から飯田線に乗って来るのなら心配いりませんが、トンネルに挟まっている場所なのに対して結構高いところにあるのでびっくりです。


静岡県のちょっぴり秘境駅「相月駅」

ホームに立つと、右を見ても左を見てもトンネルが見えます。そんなトンネルに囲まれた相月駅は秘境感が漂います。相月駅がなければ、トンネルは一本に繋がっていたかもしれないと思うと、相月駅にロマンさえ感じてしまいます。

まるで森の中を走ってきたかのように、緑のトンネルからひょこっと顔を出す飯田線は撮り鉄の心をくすぐること必至!

唯一浜名湖に浮かぶ駅「弁天島駅」


静岡県のちょっぴり秘境駅「弁天島駅」

三つ目に紹介するのは弁天島にある、クリーンな雰囲気の「弁天島(べんてんじま)駅」。一見秘境感なんてどこにも無さそうに見えますが、弁天島駅は“場所に秘境感”あり。

どういうことかと言うと、唯一「浜名湖に浮かぶ駅」なんです!

湖に浮かぶ駅といえば、秘境駅の「奥大井湖上駅(大井川鐵道)」が有名ですが、弁天島駅にもここだけの魅力があるんです。

まず、駅のホームがとにかく広く、車2台が通れそうなほど開放的。東海道新幹線が通過する駅なので、ホームから間近で見ることもできます。


静岡県のちょっぴり秘境駅「弁天島駅」のホーム

駅から徒歩1~2分ほどで到着する「弁天島海浜公園」に行けば、弁天島のシンボルタワーである朱色の鳥居と青い浜名湖のコントラストの美しい絶景に出会えます。

日が落ちてくると、潮が満ちて鳥居が浜名湖に浮かんでいるように見え、とても幻想的に。その鳥居の間を通って沈む夕暮れ時も、また絶景。夕日が沈んだ夜にはライトアップもされるので、時間帯によって三つの絶景を見ることができます。静岡県に訪れる際は、メジャーの富士山や秘境駅だけでなく、「ちょっぴり秘境駅」にも降り立って楽しんでみてください。


弁天島観光シンボルタワー「赤鳥居」

  • トレたび編集室/編
  • 写真/pixta、photolibrary、交通新聞クリエイト
  • 掲載されているデータは2022年3月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
トレたび公式SNS
  • twiiter
  • Fasebook