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2022.01.20鉄道225系(JR西日本)―新快速など近畿エリアで大活躍のスピードスター、安全配慮も十分なニクいやつ

近畿圏はおまかせ! 5兄弟の特徴も知っておこう

鉄道ファンといえば新幹線、観光列車に特急列車が好き……。それはもちろんその通り。
しかし日々の通勤や通学を支える普通・快速列車にも、たまらない魅力が隠されています。さながら実家のような安心感と最先端の技術を兼ね備える不思議な存在、それが普通・快速列車なのです。

今回は、JR西日本の「225系」を紹介します。
225系は、2010年12月にデビューした、京阪神エリアの主力を担う車両です。

「あ~、あのすごい速いやつね」が第一印象かもしれませんが、実は5種類ある車両や、安全への工夫にも目を向けてみましょう。

安全に配慮したグッドデザイン

この車両でまず言及すべきなのが、徹底した安全性への配慮。


225系0番代の車内 オレンジが目を引く

車内の吊り手や手すりにオレンジ色を使うことで、分かりやすく、それでいて目障りにならないアクセント色としてデザイン性を高めています。さらに、それまでの車両よりしっかり握れるように太いグリップを採用。これなら、急ブレーキの際にもさっと掴むことができそうです。
このことが、2011年度のグッドデザイン賞受賞にもつながっています。


同じく0番代の車内 液晶式表示器で、多言語での案内も

車内デザインだけではありません。車体でも安全性を向上しています。
この225系では、それ以前よりも前面衝突対策や衝突時の客室内の空間確保が強化されています。

さまざまな路線で活躍する5兄弟

225系 0番代・100番代・6000番代

2010年にまずデビューしたのが0番代。次いで、福知山線での使用を想定して0番代の性能を変更した6000番代が2012年に登場しました。
2016年には、0番代の改良型の100番代もデビューしています。


JR神戸線(東海道本線)を走る0番代

この3種類の車体には、白・ブラウン・青のラインが引かれています。
新快速によく乗る人なら、「これこれ~!」と思うカラーリングではないでしょうか。
6000番代のみ、前面にオレンジのアクセントが入っているので、出合ったときはぜひチェックを!


JR京都線(東海道本線)を走る0番代

0番代・100番代は、最高速度130km/hと、特急並みの速度を誇ります(6000番代は120km/h)。
その性能を存分に発揮して、新快速として毎日怒涛の運行を繰り広げているのです。


おもな運行線区

【0番代・100番代】
JR京都線・JR神戸線・琵琶湖線・湖西線・北陸本線など

【6000番代】
福知山線

225系 5000番代・5100番代

0番代と同時に、2010年にデビューしたのが5000番代です。
5000番代の改良型として5100番代が登場したのは、100番代と同じく2016年でした。


紀勢本線を走る5000番代

この2種類は、ラインが青のグラデーションになっていて、さわやかさと疾走感を醸し出しています。

0番代・100番代・6000番代は2列+2列の転換クロスシートですが、5000番代・5100番代は、ご覧のように1列+2列の配置になっています。


5000番代(2次車)の車内

これは、関空快速(阪和線)に乗車する、荷物の多い空港利用者に配慮してのこと。
路線に合った車内空間になっているのです。


関空・紀州路快速 5000番代


おもな運行線区

阪和線・関西空港線・紀勢本線・大阪環状線

速さに身を任せ、225系を堪能しよう

琵琶湖に行くのも、神戸牛を食べに行くのも、関空から旅立つときも、225系にお任せなのです。
安全面にしっかり配慮した225系だから、その速さでも安心して乗れますね。

  • トレたび編集室/編
  • 写真/交通新聞クリエイト
  • 掲載されているデータは2022年1月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
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