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2022.01.28鉄道JR四国 予土線で「しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号」運転 29日からなど【今週の交通新聞より】

2022年1月24日~1月28日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR北海道 マリオットと提携へ、札駅再開発のホテルで
・JR西日本網干総合車両所 兵庫県太子町と「災害時における施設利用等の支援協力に関する協定」
・JR四国 予土線で「しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号」運転 29日から
・JR東海 新たなショッピングサイト「JR東海MARKET」オープン
・JR東日本 台湾・台北MRT中山駅近くに「コワーキングスペース」

1月24日 月曜日

JR北海道 マリオットと提携へ、札駅再開発のホテルで


交通新聞

 国内外富裕層ターゲット

 JR北海道の島田修社長は19日の定例会見で、札幌市と共同で進める「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発」で計画するホテルについて、グループ会社のJR北海道ホテルズが世界最大の米国ホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルとパートナーシップを結ぶと発表した。国内外の富裕層をターゲットとし、グレードは「広い意味で国際水準のホテルにふさわしいラグジュアリーホテル」を目指す。

 札幌駅前の2街区を敷地とする再開発は、2030年度末を予定する北海道新幹線の札幌延伸に合わせ、29年秋の開業へ向けてまちづくりの一環として推進。地権者の札幌市、JR北海道、同社グループ3社(札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズ)で構成する準備組合により、22年度中に予定する都市計画決定、23年度秋の本体工事着手へ各種検討が進行している。

 現構想では、道内で最も高い建物となる高さ約250㍍、地上46階・地下4階建ての高層複合ビルを想定しており、今回のホテルは構成施設の一つ。

 発表では、ビル高層部6フロアを用い、客室数約200室、付帯施設としてターゲットのニーズに応えるレストランやスパ、フィットネスを整備する施設規模も明らかにされた。運営はJR北海道ホテルズ。開業時期はビル同様29年秋で、早期開業も視野に入れる。

 提携先はコンペティションで決定。同ホテルチェーンとの提携は、ラグジュアリーブランド14軒を含め日本国内で73軒のホテルを運営する実績、国内外からの集客に大きな期待ができる世界最大規模の会員ネットワーク(1億5000万人)などから総合的に判断した。世界各国で実績あるホテル運営システムや、国際水準のサービスノウハウの提供も決め手となった。

 今後は、計画地隣で運営しているシティーホテル・JRタワーホテル日航札幌(JR北海道ホテルズ運営)とのすみ分け方を含め、アフターコロナの時代に合わせた顧客ニーズの取り込みなど、具体的な計画内容の検討を進めていく。

 島田社長は「高層階に設置するので、いわゆるトップオブ札幌として特色あるホテルを目指していきたい。札幌にはまだない国際水準のホテルをぜひ実現したい」と述べた。


1月25日 火曜日

JR西日本網干総合車両所 兵庫県太子町と「災害時における施設利用等の支援協力に関する協定」


交通新聞

 JR西日本近畿統括本部網干総合車両所と兵庫県太子町は18日、「災害時における施設利用等の支援協力に関する協定」を締結した。

 協定に基づき、同車両所では大規模な浸水、地震災害発生時に、避難者の収容や食事場所の提供などを行う。同町側では、林田川が氾濫した場合、山陽線以南の石海地区のほぼ全域で0・5~3・0㍍(一部の地域では3・0~5・0㍍)の浸水深になることが想定されており、近隣での避難場所の確保につながる。

 この日は、同町役場で協定書の調印式が行われ、関谷賢二同車両所長、服部千秋町長が協定書に署名した。


1月26日 水曜日

JR四国 予土線で「しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号」運転 29日から


交通新聞

 JR四国は29日から、予土線で新ラッピング列車「しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号」を運転する。キハ54形気動車(1両)に、同社おもてなしキャラクター「すまいるえきちゃん・れっちゃくん」と四万十エリアの生き物などをデザイン。2月20日までの土・日曜日(合計8日間)は、車内にこたつテーブルをセットして日帰りツアー「しまんと開運街道」専用車両とし、ツアー期間終了後は同線と予讃線松山―宇和島間(伊予長浜、内子経由)の普通列車に使用する。

 ラッピングとツアーは、観光庁の2020年度3次補正予算事業「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業 交通連携型」で、実証実験モニターツアーとして採択された。地元バス会社の四万十交通と連携して、交通を軸とした四万十エリアの誘客促進、付加価値向上、地域経済活性化を図る。

 デザインは、土讃線窪川駅最寄りの四国霊場第37番岩本寺や、周辺の商店街をカラフルに彩る「窪川ポップアートプロジェクト」とコラボレーション。同プロジェクトのアート作品を手掛けたSHETA(シータ)氏が担当し、えきちゃん・れっちゃくんとともに、四万十エリアの豊かな自然に息づく多様な生き物を「希望」の意味を持つ黄色で描いた。〝人それぞれの幸せ色に輝く〟ことを表す「ラッキーセブンリーフ」もある。

 ツアーは「窪川」「宇和島」の両プランがあり、同号乗車区間は、「窪川」は江川崎―窪川間、「宇和島」は宇和島―江川崎間と窪川―宇和島間。車両は普通列車に連結して運転する。列車以外の区間は、シータさんの作品が描かれた「しまんと開運バス」で、四万十川や岩本寺、星神社などの開運スポットを巡る。

 募集人員は各日・各コース20人。旅行代金は、四国各駅発着窪川プラン6000円、宇和島プラン4500円。いずれも「JR四国全線1日間フリーきっぷ」(特急自由席利用)付き。申し込みは同社ワープ支店、インターネット「JR四国ツアー」などへ。

 同号は、今月29、30日は予土線「しまんトロッコ」けん引車両の黄色いキハ54と連結した2両編成で運転予定。ツアー期間終了後はこたつテーブルを取り外す。


1月27日 木曜日

JR東海 新たなショッピングサイト「JR東海MARKET」オープン


交通新聞

 オンラインショップが10店

 店舗受け取り可能に

 「のぞみ」30周年特設ページも

 JR東海は、新たなショッピングサイト「JR東海MARKET」をオープンした。駅やホテルの人気商品、オリジナル鉄道グッズなどを取りそろえたオンラインショップ10店が出店。一部商品は事前購入で店舗受け取りを可能とするなど、通販サイトと実店舗を連携させたサービスを展開していく。同サイトのみで予約できるイベントも企画した。販売開始は2月7日10時。併せてサイト内に東海道新幹線「のぞみ」30周年特設ページを開設した。

 同サイトに出店するのは、同社運営の「JR東海鉄道倶楽部」など2店のほか、グループ7社が運営する8店、計10店のオンラインショップ。駅やホテルで人気の商品やご当地の土産物、オリジナル鉄道グッズを自宅に取り寄せできるほか、一部商品はサイトで事前購入し店舗で受け取ることができ、希望の手土産を確実かつスムーズに入手できる。

 さらに、同サイトのみで予約できるイベントを随時企画していく。第1弾として、名古屋駅直結の名古屋マリオットアソシアホテルで「ホテル館内ツアー&食育セミナー」を3月29日に開催する。小学生と保護者の1組2人を対象に20組限定で、厨房(ちゅうぼう)やスイートルームを巡る館内ツアーやテーブルマナー説明付きのランチコースを用意。食育セミナーでは日比野逸朗総料理長が味覚と地元の食材をテーマに語る。1組8000円。

 また、サイトのオープンを記念したポイントプレゼントキャンペーンを2月28日10時まで実施。同サイトまたは同社運営の通販サイト「いいもの探訪」に新規で会員登録すると、全員に500ポイントを進呈する。既に「いいもの探訪」の会員は対象外。ポイントは両サイトで利用できる。

 「のぞみ」30周年特設ページでは、記念きっぷや商品を販売する。記念きっぷは歴代車両の写真を使用したデザインで、3月に5000セットを発売予定。グループ各社が企画した記念商品を順次追加していく。

 今後はグループ以外の企業とも連携して、ショップや商品の数を増やしていく予定。


1月28日 金曜日

JR東日本 台湾・台北MRT中山駅近くに「コワーキングスペース」


交通新聞

 今夏開設へ 「One&Co」2拠点目

 JR東日本と同社グループの台灣捷爾東事業開發股份有限公司は26日、台湾・台北市の台北MRT中山駅近くにコワーキングスペース「One&Co Taipei」を今年夏(予定)に開設すると発表した。日本企業の海外進出や海外企業の日本進出をサポートするとともに、ビジネスイノベーション創発の場を目指していく。「One&Co」ブランドの同スペースは、2019年8月開設のシンガポールに続き2拠点目となる。

 同スペースは、日系企業が集積する台北MRT中山駅から徒歩4分の立地にあり、地上23階・地下6階建て複合ビルの2階の一部(約462平方㍍)と3階(936平方㍍)の計約1400平方㍍(共用部を除く)。年中無休で、平日9~18時は日本語、中国語、英語対応のスタッフも常駐する。

 施設内には、個室タイプのプライベートオフィス26室(2~12人用)と、コミュニティーラウンジ内のホットデスク約110席のほか、会議室、フリードリンクコーナーなども設ける。

 利用料金は、月額でプライベートオフィスの2人用部屋が4万6000台湾㌦、12人用が24万台湾㌦など。ホットデスク(月額会員、年中無休)は一般1万台湾㌦、ドロップイン(随時利用、平日9~18時)が1時間200台湾㌦、1日1000台湾㌦など。

 このほか、会社登記や住所提供などのバーチャルオフィス、会社設立支援、会計業務サポートなどのサービスも提供する。運営は、シンガポールの拠点同様にCO&CO(札幌市)。

 One&Coの役割は、①日本企業の海外進出と海外企業の日本進出のサポート②有機的なコミュニティーの形成③ビジネスイノベーションの創発――の三つ。「Platform for Innovative Business」をコンセプトに、日本企業に現地企業などとの交流の場を提供し、現地企業には情報提供する。利用者間のコミュニティー形成を促して、新たなビジネス機会も創出する。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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