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2022.02.25鉄道JR四国 2代目「伊予灘ものがたり」 新車両を報道公開など【今週の交通新聞より】

2022年2月21日~2月25日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東日本スタートアップ JR横浜、大宮支社管内8カ所の空き壁活用、壁画の実証実験
・JR東日本 水素をエネルギー源 ハイブリッド電車「HYBARI」3月下旬から実証試験へ
・JR四国 2代目「伊予灘ものがたり」 新車両を報道公開
・JR九州 京都の新ホテル名称「THE BLOSSOM KYOTO」に

2月21日 月曜日

JR東日本スタートアップ JR横浜、大宮支社管内8カ所の空き壁活用、壁画の実証実験


交通新聞

 JR東日本スタートアップは、「ミューラルアート」(壁画)に特化した事業プロデュースを手掛けるWALL SHARE(大阪市北区)と協業して、大宮―横浜間の鉄道沿線を壁画で彩るプロジェクト「MURAL ONE LINE(ミューラルワンライン)」の実証実験を展開している。今月から5月末にかけて、JR東日本横浜支社、大宮支社管内の8カ所で、駅ホームや架道橋など沿線の空き壁を活用して壁画を制作。横浜駅にはきょう21日にギャラリーも開設し、沿線活性化を図る。

 WALL SHAREは「JR東日本スタートアッププログラム2021」に採択。実証実験では、大宮駅埼京線ホーム21番線、与野本町駅1階東口、武蔵浦和駅1階東側(3カ所)、横浜駅高架下第一高島架道橋(2カ所)、第二高島架道橋の計8カ所で、8人のアーティストが「子どもから大人まで心穏やかに落ち着けて未来に希望を持てるアート」をテーマに作品を描く。

 このうち、大宮駅は今月7~12日にKeeenue(キーニュ)さんが高さ約2・5㍍×幅約10㍍の作品を描き上げた。そのほかの箇所についても順次、制作を開始する。

 ギャラリー「ミューラルワンライン」はきょう21日、横浜駅中央通路改札外のイベントスペース「YOKOHAMA SEEDS」に開 設。各拠点のミューラルアートを展示し、プロジェクト概要について発信する。

 さらに、デジタル観光ツアーアプリ「SpotTour(スポットツアー)」を活 用して、JR東日本沿線の回遊を促す期間 限定の企画「ミューラルワンライン」を行う。詳細は後日、ウェブサイトで発表する。


2月22日 火曜日

JR東日本 水素をエネルギー源 ハイブリッド電車「HYBARI」3月下旬から実証試験へ


交通新聞

 2030年の実用化めざす

 JR東日本は18日、水素をエネルギー源としたハイブリッド電車(燃料電池)の試験車両FV―E991系「HYBARI」(ひばり、2両編成)を横浜支社鎌倉車両センター中原支所で報道公開した。水素をエネルギー源とした鉄道車両は国内初で、日立製作所、トヨタ自動車と連携して開発。3社の技術を融合し、自動車で実用化されている燃料電池を鉄道へ応用するもので、70㍋ パスカル の高圧水素を利用できる世界初の燃料電池鉄道車両。3月下旬から南武線や鶴見線などで実証試験をスタートし、2030年の実用化を目指していく。

 試験車両はJR東日本グループの総合車両製作所(J―TREC)が製造。モーター車(1号車)と付随車(2号車)各1両で、モーター車の床下に主回路用蓄電池と電力変換装置、付随車の屋根上に水素貯蔵ユニット(4ユニット)、床下に燃料電池装置などを搭載する。最高時速100㌔、最大航続距離は約140㌔。

 水素と空気中の酸素の化学反応によって燃料電池が発電し、それを昇圧して電力変換装置で交流にしてモーターを回す。燃料電池装置の開発はトヨタ自動車、主回路用蓄電池と電力変換装置は日立が担当した。

 外観は青を基調に、化学反応から生まれる水を、碧(あお)いしぶきと大地を潤すイメージで表現。HYBARIは「HYdrogen-HYBrid Advanced Rail vehicle for Innovation」の略。車内はグリーン系として、シートには山並みにHYBARIのグラフィックをデザインしている。座席はロングシートで、車いすスペースも配置。

 付随車の床下配管ユニットに水素が充塡(じゅうてん)され、屋根上の水素貯蔵ユニットに配管を通してためる。使用する時は、水素を再び床下の燃料電池装置に送り込み、大気中の酸素との化学反応で電力を発生させる。二酸化炭素(CO2)を排出しないクリーンな電車。余った電気は主回路用蓄電池に蓄え、ブレーキ時にモーターから発生した電力も充電する。

 水素の充塡は、扇町駅(70㍋ パスカル )、中原支所と鶴見線営業所(ともに35㍋ パスカル )で実施し、1回の充塡で70㍋ パスカル は約140㌔、35㍋ パスカル は70㌔それぞれ走行可能という。

 実証試験は、南武線川崎―登戸間と同線尻手支線、鶴見線で3月下旬から開始予定。1~2年かけて車両性能や水素燃料電池と蓄電池のハイブリッド制御、水素消費量の測定などを行う。実用化については30年を目指し、ディーゼルエンジンを積んだ車両から置き換えを図っていく。

 JR東日本の大泉正一技術イノベーション推進本部部長兼JR東日本研究開発センター所長は「水素自動車は既に実用化されており、世の中の技術を取り入れることが大事。ただ、コスト面は今の電車より高くなるので、まちづくりや他のモビリティーとの連携などトータルコストが下がるように、他の事業者とも組みながら脱炭素化に向けて取り組んでいきたい」と述べた。


2月24日 木曜日

JR四国 2代目「伊予灘ものがたり」 新車両を報道公開


交通新聞

 JR四国は21日、4月2日にデビューする観光列車「伊予灘ものがたり」2代目となる新車両を多度津工場で報道公開した。特急形キハ185系を改造したキロ185形(1、3号車)、キロ186形(2号車)の3両編成で、全車グリーン車。3号車には貸切専用グリーン個室「Fiore Suite(フィオーレスイート)」を新設。外観は初代車両(キロ47形2両編成)のイメージを踏襲しつつ、伊予灘の夕日に一層映えるメタリック塗装とした。

 伊予灘ものがたりは2014年7月、同社初の本格的観光列車として予讃線松山―伊予大洲・八幡浜間に登場。20年度までの平均乗車率90%超の人気列車となったが初代車両は老朽化により昨年12月27日の運転をもって引退した。現在は京都市の京都鉄道博物館で特別展示中(3月22日まで)。

 新車両は、従来のコンセプト「海を魅せる(伊予灘)」「ゆったりとした時間」「柑橘(かんきつ)」に、新たに「レトロモダンな車内で大切な人と過ごす、上質な非日常空間」を追加し、「ワンランク上」の列車とした。列車種別は従来の普通から特急となる。

 外観は、シンボルマーク、カラーリング、丸形前照灯など初代車両のイメージを踏襲し、同社の車両で初となる全面メタリック塗装を施した。

 内装は、1号車「茜(あかね)の章」、2号車「黄金(こがね)の章」は初代車両同様の開放的な和空間の造りを継承しつつ、いすの大型化による快適性向上を図った。座席は2人掛け、4人掛けのボックス席、海向き展望シート、同ペアシートを配置した。

 3号車「陽華(はるか)の章」は、車内の約半分がグリーン個室「フィオーレスイート」で、海向きの半円形テーブルを囲むように2人掛けソファシートを4組用意した。残り半分は車内サービス用のギャレーとカウンター。

 1、2号車の天井照明、3号車のテーブル照明は、特別運転や貸切列車などのニーズに応じて色調の変更が可能。各車両の座席にはUSBコンセントを設置。車内Wi―Fiを利用すると、スマートフォンで前面展望ライブ映像が楽しめる。

 報道公開に立ち会った西牧世博社長は「初代の基本的なデザインやコンセプトを引き継ぎつつ、シンプルかつ華やかさがあり、丁寧な仕上がりになっている。これからアテンダントの訓練や研修でデビューに備え、自信を持って送り出したい」と述べた。


2月25日 金曜日

JR九州 京都の新ホテル名称「THE BLOSSOM KYOTO」に


交通新聞

 ホテル事業関西初出店 夏ごろ開業へ

 JR九州とJR九州ホテルズは22日、京都市下京区で建設を進めている新しいホテルの名称を「THE BLOSSOM KYOTO(ザ ブラッサム 京都)」に決定し、施設概要と合わせて発表した。同社グループのホテル事業では関西地区初出店となり、今年夏ごろの開業を予定している。

 同ホテルは、京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩2分の立地。敷地面積約1312平方㍍、鉄骨造り地上9階・地下1階建て、延べ床面積約9693平方㍍。1階がエントランス、フロント、ロビーラウンジ、2階以上が客室(180室)。レストラン、大浴場、フィットネスルームなどを備える。

 「やんわり つながる」をキーコンセプトに、「またこの場所に帰りたい」と思わせるような心休まる空間を創出。デザインの特徴に伝統的な京町屋の間取りのイメージを取り入れ、建設地に建っていた蔵の梁(はり)や瓦をロビーラウンジの意匠に活用する。

 客室は、滞在スタイルに対応する全10タイプで構成。モデレートタイプのダブル、キング、ツイン、トリプル計136室(広さ23~33平方㍍)のほか、スーペリア、デラックス、プレミアムタイプの各ツイン計34室(27~49平方㍍)、グループ向けのデラックスフォース8室(55平方㍍)などを設ける。

 このうち、プレミアムツインは、リビングルームとベッドルームを備えるジュニアスイートの客室。五右衛門風呂やヒノキ風呂の個性的な浴槽が楽しめる。

 エントランスは「通り庭」をイメージし、ホテルオリジナルのお香の香りで宿泊客を出迎え、ロビーラウンジへ誘導。心地よいBGMが流れるロビーでは、ソファでくつろぎながらチェックインでき、ウエルカムドリンクでもてなす。

 レストランは、福岡県を中心に全国でレストラン・旅館を運営する「ONO GROUP」(ディー・ディー・カンパニー、福岡市中央区)が出店。福岡と京都の新鮮な食材を採り入れた朝食を提供する。

 宿泊者専用の大浴場は、女湯の「さくら」、男湯の「竹林の道」を表現したタイルモザイクアートをそれぞれ壁一面にデザイン。窓からは植栽豊かな「坪庭」を望むことができ、季節を感じながら旅の疲れを癒やすことができる。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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