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2022.03.18鉄道JR西日本 山陽新幹線岡山開業50周年 岡山駅新幹線24番線ホームで記念式典など【今週の交通新聞より】

2022年3月14日~3月18日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東海 リニア・鉄道館 春のイベント開催中 「のぞみ」30周年多彩なイベント
・JR北海道 「ロイズタウン駅」開業
・JR西日本 山陽新幹線岡山開業50周年 岡山駅新幹線24番線ホームで記念式典
・JR東日本東京支社 「東京感動線御朱印帳」発売、オリジナル台紙配布、「鉄製」印も
・JR九州 「桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~」とコラボキャンペーン 25日から

3月14日 月曜日

JR東海 リニア・鉄道館 春のイベント開催中 「のぞみ」30周年多彩なイベント


交通新聞

 300系に焦点 企画展やガイドツアー

 JR東海のリニア・鉄道館(名古屋市)は、東海道新幹線「のぞみ」30周年を記念した春のイベントを開催している。「のぞみ」に投入された300系新幹線電車に関する企画展のほか、家族連れで楽しめるイベントなどを用意した。

 16日からは第11回企画展「東海道新幹線の進化~300系新幹線電車のデビューと果たした役割~」を開催。同新幹線の高速化の変遷と、300系の開発から引退までの活躍を紹介する。来年1月30日まで。

 イベントやガイドツアーは五つが初開催。車両展示エリアの300系では、30周年記念ロゴの装飾(16日~12月26日)のほか、「前頭オオイ」の内側を特別公開(19~21日、4月2、3日)する。

 16日からは、入館者への特別記念ノベルティーとして大人に「300系コースター」、幼児と小・中・高校生に「組み立てプルバックカー新幹線300系」を配布する。先着各1万人、なくなり次第終了。さらに同日から、苗字を含む名前に「のぞみ」「ひかり」「こだま」が入る人は、名前を証明できるものを提示すれば無料で入館できる。5月8日まで。

 また、300系の特徴と活躍について実物車両を見ながら解説するガイドツアーも初開催。4月16~23日の土・日曜日と同29日~5月8日の13時30分から。各回先着15人程度。

 体験イベントでは、小さなロールペーパーを敷き詰めて新幹線の模様のオリジナル時計を製作する親子向けワークショップを行う。4月17日、5月1、22日の各日2回、各回先着5組程度、1組1500円。このほか、「スギテツ&JR東海音楽クラブコンサート」(4月24日)や親子向けワークショップ(同29日など)も実施する。

 ミュージアムショップでは、のぞみ30周年限定パッケージのパイ「coneri」(10本入り1512円)や、16日からは同館限定の300系グッズを販売する。デリカステーションでは、特別パッケージの「東海道新幹線弁当」(1000円)を販売中。

 16日からは、好評の「こどもパスポート」を10月3日まで発売する。4月1日から来年3月31日まで何度でも入館でき、同伴者の入館料も割り引く。価格は小・中・高校生用1000円、幼児用(3歳以上未就学児)400円。

 同館は火曜日(祝日の場合は翌日)休館。今月22、29日と5月3日は開館。


3月15日 火曜日

JR北海道 「ロイズタウン駅」開業


交通新聞

 JR北海道は12日のダイヤ改正に合わせて、札沼線あいの里公園―太美(石狩太美から同日改称)間に新駅「ロイズタウン」を開業した。定住人口や交流人口の拡大を図る地元北海道当別町、同駅から約300㍍の距離で見学施設を備えた工場の拡張を進める菓子メーカー「ロイズコンフェクト」(札幌市)の要望で開設。工場従業員や見学者の利用を見込む。

 新駅はホーム1面1線の無人駅で、駅舎デザインは同工場との統一感を追求。青と白が基調色のガラス張りの外観とし、各自動ドアの衝突防止マークにはロイズの代表商品「ピュアチョコレート」の意匠を取り入れている。駅舎内にはスロープや待合室、簡易改札、券売機を整備した。

 同線は単線区間が多く、特に列車本数の多い朝夕に全列車を新駅にとめることは、従来の本数を確保する観点から難しいため、同駅を通る上下84本のうち約9割の75本の停車としている。

 開業に先立つ10日には同町主催の完成記念式典が町内の施設で開かれ、後藤正洋町長、島田修JR北海道社長、山崎泰博ロイズコンフェクト社長ら関係者が出席。

 後藤町長、山崎社長のあいさつに続き、島田社長は「本駅が当別町に新たな人流を生み出す拠点として始動し、地域交流を活性化させていくことを多いに期待する。多くの方々に末永く愛され、新しい街の発展につながることを祈念している」と述べた。続いて、駅現地で記念のテープカットが行われた。

 今回のダイヤ改正ではこのほか、函館方面特急「北斗」の新幹線との接続改善、釧路方面特急「おおぞら」のオール261系化、根室線新得―釧路間普通列車の全列車新型電気式気動車H100形化などを実施。宗谷線では名寄―風連間の東風連駅の移設も実施し、名寄方へ1・5㌔(営業キロ)移すとともに、駅名を「名寄高校」に改称している。


3月16日 水曜日

JR西日本 山陽新幹線岡山開業50周年 岡山駅新幹線24番線ホームで記念式典


交通新聞

 山陽新幹線新大阪―岡山間が15日に開業50周年を迎え、JR西日本は同日、岡山駅新幹線24番線ホームで記念式典を開催した。同区間は1972年3月15日に開業。3年後の75年3月10日には岡山―博多間が開業して山陽新幹線新大阪―博多間全線が開通。西日本エリアの交通の大動脈としての役割を果たしている。

 式典には、森川国昭常務理事・鉄道本部新幹線鉄道事業本部長、平島道孝理事・岡山支社長、斉藤丈二同駅長、来賓の伊原木隆太岡山県知事、大森雅夫岡山市長が出席。

 冒頭、あいさつに立った森川本部長は、現在、山陽・東海道新幹線岡山―東京間は最速3時間9分で結ばれ、多くの人に利用されていることなどに言及した上で、「地域の活性化のお役に立てることが、鉄道事業者にとってこの上ない喜び。7月には『岡山デスティネーションキャンペーン』も始まる。岡山エリアに興味・関心を持っていただき、実際に足を運んでいただきたいと思っている。50年、山陽新幹線を支えご愛顧いただいた皆さまに心より感謝申し上げるとともに、岡山エリアと山陽新幹線が次の50年もさらに輝き、発展することを祈念している」と述べた。

 次いで、伊原木知事は「新幹線のおかげで地域が変わり、人々の意識が変わった。新幹線を活用して、岡山を盛り上げていきたい」、大森市長は「多くの人が思い入れのある新幹線とともに、街が発展していくことを確信している」とあいさつした。

 この後、5人でテープカットを行い、半世紀の節目を祝福。斉藤駅長、伊原木知事、大森市長の出発合図で、9時27分発の上り「ひかり504号」を送り出した。


3月17日 木曜日

JR東日本東京支社 「東京感動線御朱印帳」発売、オリジナル台紙配布、「鉄製」印も


交通新聞

 社員がデザイン・作製 沿線の寺社も随時紹介

 JR東日本東京支社はあす18日10時から、山手線を起点に心豊かな都市生活空間を創造する「東京感動線」の取り組みの一環として、同線の座席シート柄の「東京感動線御朱印帳」を、同社通販サイト「JRE MALL」内「東京感動線ショップ」で発売する。発売を記念して、大崎、神田、巣鴨、田端、原宿の5駅では、限定オリジナル台紙の配布や、歴代山手線車両を模した「鉄製」印の押印も実施し、併せて楽しんでもらう。

 御朱印帳は縦約16㌢×横約11㌢。表紙は西陣織による緑を基調とした市松模様の柄で、「東京感動線」のロゴマークが刺しゅうされている。価格は3500円(送料込み)。なくなり次第発売終了。

 オリジナル台紙は、御朱印帳の購入者に対象5駅の有人改札で配布。神田は商売繁盛から金運、巣鴨は健康など、開運祈願の思いを込めた駅ごとに異なるデザインのイラストが、田端駅営業係の杉野佳耶音さんにより描かれている。配布期間は4月11日~5月31日の始発から終電までで、なくなり次第終了。

 「鉄製」印はE235系、E231系、205系、103系、101系の5種類。廃車となった横須賀・総武快速線用E217系の2階建てグリーン車側面の鋼板を活用し、東京総合車両センター装置科車両技術係の田村一磨さんと車両係の鶴見拓也さんが作製した。縦約7・5㌢×横約6㌢×厚さ約1・5㍉。精巧な作りで、「ライト部分などのつなぎ目を細くして、インクが載らないように工夫した」(鶴見さん)という。

 オリジナル台紙配布期間中、E235系を大崎、E231系を神田、205系を巣鴨、103系を田端、101系を原宿の各駅の駅スタンプ設置場所に設置する。台紙がなくても押印可能。

 また、「東京感動線」公式ウェブサイトやSNSアカウントなどでは沿線巡りに役立ててもらおうと、山手線沿線で御朱印を受けられる寺社を随時紹介していく。


3月18日 金曜日

JR九州 「桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~」とコラボキャンペーン 25日から


交通新聞 Ⓒさくまあきら ⒸKonami Digital Entertainment

 SL運転、車内でイベント デジタルスタンプラリーも

 JR九州は25日から、ニンテンドースイッチ用ゲームソフト「桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~」とのコラボレーションキャンペーンを展開する。「SL桃鉄号」の運転や車内イベント、デジタルスタンプラリーなどを企画。6月24日まで。

 SL桃鉄号は、26、27日、4月2、3、9日の5日間、D&S(観光)列車「SL人吉」を名称変更し、鹿児島線熊本―鳥栖間を1日1往復運転。SL58654号機に「桃鉄」プレートと桃の図柄のヘッドマークを装着する。往路はSLが先頭、復路はディーゼル機関車が先頭となる。

 同列車の車内イベントでは、乗客にサイコロ3個を振ってもらい、出た目の合計でコラボデザインのステッカー(2種類)を1枚進呈。ゾロ目が出ると、メモ帳とステッカー2種類がセットでもらえる。

 デジタルスタンプラリーは、JR九州アプリを使い、SL桃鉄号車内や対象の駅、観光施設でチェックインして、ゲームキャラクターのスタンプを獲得。スタンプの数によって、九州各県の特産品やニンテンドースイッチなどが抽選で当たる。

 対象駅は博多、門司港、佐賀、有田、長崎、大村、熊本、三角、大分、中津、宮崎、都城、鹿児島中央、隼人。施設は、九州鉄道記念館、ハウステンボス、鹿児島市維新ふるさと館など7カ所。

 博多、熊本、鹿児島中央各駅は、一部期間中に駅構内に「うんち」のオブジェが登場し、うんちのスタンプが獲得可能。ほかにも、ある期間(非公開)に対象駅のどこかに「スリの銀次」「ミカエル」「キングボンビー」が出現し、各スタンプを集めることができる。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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