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2022.03.25鉄道JR九州 小倉総合車両センターに「小倉工場鉃道ランド」4月23日オープンなど【今週の交通新聞より】

2022年3月22日~3月25日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR北海道 新幹線札幌駅の外観デザイン案・計画概要を発表
・鉄道・運輸機構・JR九州 西九州新幹線「大村車両基地」の完成記念式典
・JR米子支社 「やくも」運転開始50周年 国鉄色「リバイバルやくも」を運転
・JR九州 小倉総合車両センターに「小倉工場鉃道ランド」4月23日オープン

3月22日 火曜日

JR北海道 新幹線札幌駅の外観デザイン案・計画概要を発表


交通新聞

 コンセプトは「大地の架け橋」

 動く歩道など整備

 JR北海道は16日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構から委託を受けて進めている北海道新幹線札幌駅の設計について、外観デザイン案と計画概要を発表した。駅舎のデザインコンセプトは「大地の架け橋」。再開発ビルのアトリウム空間と接続した新幹線改札口、新幹線東改札口、動く歩道などの整備を計画する。

 新幹線駅は、現・札幌駅東隣の在来線高架橋南側に整備を進める。道路・河川(創成川通)を挟んで2街区にまたがる高架駅で、西側は再開発ビルとの一体化、東側は札幌市により新たな公共交通システムの整備が検討されるなどさまざまな再開発が想定されており、結果、唯一周辺から目視できる、創成川通上空部を駅舎の「顔」として想定している。

 デザインコンセプトには、「雄大なランドスケープが札幌と日本を、そして札幌と世界をつなぐ『架け橋』となるような新幹線札幌駅を創り出します」との意を込めた。外観は、北海道の山並みをイメージした曲線状の屋根を配置し、ホームからは創成川通が一望できるガラス張り駅舎。北海道や札幌市にゆかりある素材の活用も検討する。設計者はJR東日本建築設計。デザイン案は地元札幌市へ提案済みで、同市による検討が今後進められる。

 計画では、駅西側を再開発ビルのアトリウム空間と接続させる。新幹線改札口のあるコンコースは3階、地下鉄・バスへのアクセスは2階、タクシー乗り場(交通広場)は1階の施設構造で、吹き抜けのアトリウム空間が縦動線となって各交通モードを結ぶ。2階からはホームに止まる新幹線が視認できるよう工夫。駅西側3階部には、在来線の各ホームと新幹線をつなぐ南北乗換こ線橋も設ける。

 新幹線東口については、札幌市の要望により開設を判断した。東側街区1階部分に設けるもので、駅業務施設も併せて整備する。動く歩道については、地元経済界の要望を受けて設置する。設置箇所は2階のホーム階(全長約100㍍)の東側に55㍍程度、3階コンコース階(約190㍍)に乗換こ線橋部分も含め約130㍍程度。

 今後の関連工事スケジュールは在来線の機能補償として10月ごろの使用開始を目指す11番線ホーム関係の信号工事を4、5月に4日間計画。新幹線高架建設工事は6月ごろから本格化する。これに合わせ、西5丁目高架下商業施設「サツエキBridge」(運営・北海道ジェイ・アール都市開発)は工事に支障するため6月末で閉館する。

 同日の定例会見で島田修社長は「いよいよ目に見えた札幌駅新幹線工事が始まる。現状、コロナ禍にウクライナ情勢なども加わり、当面の国際情勢は先が見通せない状況にあるが、一日も早く世界に平和が戻り、北海道新幹線札幌開業時には世界から多くの人々が訪れる国際都市札幌の顔として、この新しい駅が道都発展の中心となっていくことを祈念したい」と述べた。


3月23日 水曜日

鉄道・運輸機構・JR九州 西九州新幹線「大村車両基地」の完成記念式典


交通新聞

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構とJR九州は19日、9月23日開業予定の西九州新幹線(武雄温泉―長崎間)で車両メンテナンスを担う大村車両基地(長崎県大村市)の完成記念式典を現地で開催した。式典には沿線自治体の関係者らも多数参列し、半年後の開通に向けて地域の機運が高まった。

 同基地は、同新幹線新大村駅から起点方(武雄温泉方面)へ約2・6㌔の位置に建設。延長約1・0㌔、最大幅員約170㍍、総面積約10万9000平方㍍(保守基地を含む)。建設工事は2015年1月から盛土工事に着手し、約7年の工期を要した。

 基地内には、仕交検線、留置線各2線、全検整備線、車体検修線、台振線各1線、車両洗浄装置などを備える。開業後は、N700S「かもめ」車両(6両、4編成)の検査・修繕を行う。

 同新幹線の建設工事は一部電気工事などを残すのみで、4月から全線における施設の監査・検査が実施される。その後、5月の大型連休明けから実車を使った施設の検査が始まり、6月中にも施設の管理が同機構からJR九州に移る予定。

 この日、台振庫前で行われた式典には、河内隆同機構理事長、青柳俊彦JR九州社長、来賓の河原畑徹国土交通省九州運輸局長、大石賢吾長崎県知事、園田裕史大村市長をはじめ沿線自治体の代表ら34人が出席。

 初めに、河内理事長が「今日まで地域住民の皆さま方のご協力をいただきながら、建設を進めてきた。今後は車両基地が西九州新幹線の要の施設として、その役割をしっかりと果たし、地域の発展に寄与することを期待する」とあいさつ。

 続いて、青柳社長が「西九州新幹線開業後は博多―長崎間が1時間20分で結ばれるようになり、長崎、佐賀両県の皆さまの期待も高いと感じている。開業まで残り数カ月あるが、乗務員や駅社員などの訓練をしっかり行い、質の高いサービスを提供できるよう努めたい」と述べた。

 次いで、大石知事が「この地で、西九州新幹線の全車両の安全、安心が確保されることを大変心強く思う」、園田市長が「車両基地を新たな観光スポット、地域の皆さまに愛される施設になるよう取り組みたい」とそれぞれ語った。

 この後、河内理事長、青柳社長ら関係者がテープカットし、出席者全員で記念撮影を行った。

 なお、20日は同基地の一般公開イベントが開かれ、全国から募集した約2600人が真新しい検修設備や「かもめ」車内を見学した。


3月24日 木曜日

JR米子支社 「やくも」運転開始50周年 国鉄色「リバイバルやくも」を運転


交通新聞

 JR西日本米子支社は19日、特急「やくも」(岡山―出雲市間)の運転開始50周年と、車体をクリーム色と赤の国鉄色に塗り替えた「リバイバルやくも」(381系1編成6両)の運転開始を記念して、山陰線出雲市駅と米子駅のホームでセレモニーを開いた。

 「やくも」は、山陽新幹線の岡山開業に合わせて1972年3月15日にデビュー。現在は臨時を含めて1日15往復運転され、コロナ禍前の2019年度の1日当たり利用者数は約4000人。24年には、国内初となる「車上型制御付き自然振り子方式」を採用した新型車両273系の投入も計画されている。

 国鉄時代の特急色に変更した「リバイバルやくも」は、50周年の節目を記念して19日から投入されたもので、「やくも」8、9、24、25号として走る(変更となる場合がある)。車内放送の際には、国鉄時代と同様に「鉄道唱歌」のチャイムを流して、往時の旅を懐かしんでもらう。

 出雲市駅ホームで「やくも8号」の出発に合わせて開かれたセレモニーには、佐伯祥一理事・米子支社長、山田勲駅長、来賓の丸山達也島根県知事、飯塚俊之出雲市長が出席。

 冒頭、佐伯支社長は新型車両の投入計画などに言及した上で、「リバイバルやくもは、当時を知る方には懐かしく、当時を知らない世代の方には新鮮に感じていただけるのではないかと思う。引き続きやくもを通じて、観光振興を軸とした沿線地域の活性化に貢献できるよう努めていきたい」と述べた。

 次いで、丸山知事が「昔がよみがえったような車両に乗り、夕日が映える宍道湖や風の渡る水田といった島根の美しい景色を車窓から味わってほしい」、飯塚市長が「やくもなどの列車を利用して多くの方に出雲にお越しいただけるよう、JRや県と連携して今後も多彩な魅力発信に取り組んでいきたい」とあいさつした後、テープカットを行った。8号の出発時には、山田駅長、丸山知事、飯塚市長が発車合図を送った。

 一方、米子駅でのセレモニーには、和田昇司同支社副支社長、陰山健二駅長、同駅の国鉄最後の駅長とJR初代駅長を務めた山口眞佐実さん、平井伸治鳥取県知事、伊木隆司米子市長が出席。

 平井知事、伊木市長が乗務員に花束を手渡し、山口さんが陰山駅長に国鉄時代の制帽を贈呈した後、8号への発車合図を行った。


3月25日 金曜日

JR九州 小倉総合車両センターに「小倉工場鉃道ランド」4月23日オープン


交通新聞

 JR九州の青柳俊彦社長は23日の定例会見で、日本の鉄道開業150年を記念し、4月23日に小倉総合車両センター(北九州市小倉北区)に「小倉工場鉃道ランド」をオープンすると発表した。同社の列車デザインを手掛ける水戸岡鋭治ドーンデザイン研究所代表の作品を一堂に集めたミュージアムやショップなどで構成し、社員食堂での昼食も楽しめる。

 同ランドは、D&S(観光)列車や工場見学などを組み込んだ専用の団体ツアー参加者のみ来場可能。家族やグループを対象に、鉄道の魅力を1日かけて楽しく学べる、これまでにない〝鉄道ワンダーランド〟体験を提供する。

 新施設は、講堂や食堂が入る2階建ての建物のうち、1階の一部と2階全体の計約2400平方㍍のスペースを活用。1階の常設展示は、水戸岡氏が30年以上前から描き続けてきた貴重なイラスト原画などを紹介する。

 2階は、水戸岡氏が制作した200点以上のデザインパネルや試作家具、歴代の列車シートなどを展示。幼児向けの木の玉プールやブランコを整備し、1周150㍍のミニトレインや三輪車に乗って遊ぶこともできる。

 1階にはグッズや鉄道部品を販売するショップがオープン。ツアー参加者は社員食堂で名物メニューのカレーやうどんを味わえるほか、構内を走る「ミニSL」乗車体験、検修設備や作業の見学もできる。

 また、同ランド開設に伴い、水戸岡氏が考案したウサギの公式キャラクター「コーちゃん」が誕生。駅員や乗務員などさまざまな服装で登場し、シンボルマークやオリジナル商品に活用される。

 ツアーは博多発着で、鹿児島線西小倉までの往復はD&S列車「かわせみ やませみ」「いさぶろう・しんぺい」編成の貸切列車に乗車。同センターまでは貸切バスを利用する。博多9時ごろ出発、17時30分ごろ到着。同ランド滞在時間は約4時間。

 実施日は4月23、30日、5月4、5、21、28日、6月4、18日の計8日間(7月以降は未定)。各日80人募集。旅行代金は大人8600円、子ども4600円(昼食代などを含む)。STORES予約サイトで発売。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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