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2022.04.22鉄道JR東日本東京・横浜支社 鉄道開業150年 トリックアートやホーム駅名標特別装飾など【今週の交通新聞より】

2022年4月18日~4月22日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR秋田支社 秋田新幹線「こまち」開業25周年 秋田駅で記念出発式
・JR九州 古民家宿泊施設の第2弾「茜さす 飫肥(おび)」 4月21日オープン
・JR北海道 29日から「ヘルシーウォーキング2022」
・JR東日本東京・横浜支社 鉄道開業150年 トリックアートやホーム駅名標特別装飾
・JR北海道 「JR北海道 謎解き」 第1弾は新幹線

4月18日 月曜日

JR秋田支社 秋田新幹線「こまち」開業25周年 秋田駅で記念出発式


交通新聞

 JR東日本秋田支社は14日、秋田新幹線「こまち」開業25周年記念出発式を秋田駅の新幹線ホームで開催した。当初、開業日の3月22日に行う予定だったが、同16日に発生した福島県沖地震の影響で延期していた。東北新幹線福島―仙台間の復旧を受けて約1カ月ぶりに全線で運転を再開した日に、秋田と首都圏を結ぶ大動脈としての役割を担う「こまち」の節目を祝った。

 秋田新幹線「こまち」は1997年3月22日、東京―秋田間13往復(E3系5両編成)で運転を開始。東京―盛岡間の東北新幹線区間は200系またはE2系車両に併結して走り、盛岡で分割・併合を行う運転形態で、当時は同区間を最速3時間49分、平均4時間20分で結んだ。

 翌98年に14往復、6両編成に増強後、次々と増発や到達時分の短縮などが図られ、2001年に乗客累計1000万人、10年に同3000万人を達成。秋田の交流人口拡大を進める存在として順調に利用者数を伸ばしている。今年1月末の累計利用者は約5200万人。

 13年3月には「スーパーこまち」として現在のE6系車両(7両編成)が登場し、最高時速300㌔で運転を開始。14年3月からは全車両をE6系、列車名を「こまち」に統一した。現在(通常運転時)は最高時速320㌔で、東京―秋田間を最速3時間37分、平均3時間47分で結んでいる。

 出発式には、木村英明執行役員・秋田支社長、橋本渉秋田駅長、来賓の佐竹敬久秋田県知事、穂積志秋田市長、齋藤善一秋田観光連盟会長らが出席。

 木村支社長は「地域の皆さまの支援を得て開業を迎え、四半世紀にわたって多くの方にご利用いただいた。今後も安全・安心の輸送サービスを提供して、観光振興や地域創生に貢献したい」とあいさつ。続いて佐竹知事が「これからも『こまち』が県 民の夢と希望を乗せて走ることを願っている」と祝辞を述べた。

 その後、くす玉開披を行い、橋本駅長の出発合図で14時14分発の「こまち254号」を送り出した。開業25周年のおもてなしとして、秋田、大曲、角館、田沢湖の各駅では同日、ノベルティー配布や横断幕の掲出などを実施。4駅では来年3月21日まで、記念のスタンプラリーも展開している。


4月19日 火曜日

JR九州 古民家宿泊施設の第2弾「茜さす 飫肥(おび)」 4月21日オープン


交通新聞

 JR九州は21日、宮崎県日南市指定文化財の「旧伊東伝左衛門家」を改修した宿泊施設「茜さす 飫肥(おび)」をオープンする。歴史的建造物を活用した古民家再生事業で、今年1月に開業した「茜さす 肥前浜宿」(佐賀県鹿島市)に次ぐ2例目。

 所在地は同市飫肥4ノ4ノ1。敷 地面積約752平方㍍、江戸時代後期の木 造平屋建て、延べ床面積約146平方㍍。飫肥エリアでは最も古い武家住宅とされ、庭園や石垣は往 時の姿をとどめ、庭園は国 登録記念物に登録されている。

 間取りは、玄関を入ると玄 関の間があり、左隣にソファセットを備える畳 敷きの居間、正面奥には畳敷きと板張りの寝室2室が広がり、その先にダイニングルーム、土間、キッチンを配置。土 間からつながる離れの浴室を新たに整備した。

 庭園に面した建物南側に沿って縁側があり、庭の造形美を眺めるのに最適。浴室は構造材や床に地元の飫肥杉、内壁にヒノキを使い、高級感あふれる黒御影石の浴槽を設けた。

 施設は1棟貸しで、定員6人。宿泊料金は9万9000円から。常駐スタッフは置かず、セルフ式のチェックイン・アウトを採用。朝食は近くの「ギャラリーこだま」で県内各地の食材を使ったメニューを提供する(1人2000円)。予約は公式ウェブサイトで受け付ける。


4月20日 水曜日

JR北海道 29日から「ヘルシーウォーキング2022」


交通新聞

 初開催コースやコラボ企画 2種類で45コース設定

 JR北海道は29日から、「JRヘルシーウォーキング2022」をスタートする。今シーズンは、現時点で計45コースをラインアップし、新青森など3駅での初開催や、「炭鉄港」「ジャパンエコトラック」とのコラボレーションコースなどを設定。「選べるプレゼント」では、アウトドア用品のmont―bell(モンベル)とコラボしたオリジナルグッズを用意している。

 マップを手に地域の見どころをたどりつつ、思い思いのペースで歩いてもらう、今年で25年目を迎えるウオーキングイベント。スタート駅で地図を受け取って参加する「イベントウォーク」(土曜日・休日の指定日開催)と、専用ホームページなどからマップを入手して好きな日に参加する「いつでもウォーク」の2種類で展開する。

 イベントウォークは、8月28日までに全15コースを設定(秋コースは夏に発表)。目玉コースは、新千歳空港駅開業30周年を記念した、千歳線千歳・新千歳空港(7月2日)、日本遺産「炭鉄港」コラボ企画の室蘭線室蘭・母恋(同10日)、世界文化遺産に触れる「縄文探検ウォーキング」として初開催する北海道新幹線新青森(同17日)など。

 いつでもウォークは、シーズン終了となる秋の11月13日まで全30コースを設定。初開催は、根室線浦幌と日高線鵡川。自然を体感する旅として提案される「ジャパンエコトラック」(事務局・モンベル)とのコラボでは、北見、女満別、網走などオホーツクエリア駅で4コースを設定する。

 参加ポイントを集めて交換するオリジナルグッズも充実。10ポイントでもらえる定番のオリジナルタオルをはじめ、モンベルコラボのポーチ(40ポイント)、ボトル(30ポイント)などをそろえた。通常は1回参加で1ポイント付与。ポイントアップコースもあり、6月26日開催の釧網線釧路のイベントウォークは、会員組織・大人の休日倶楽部とコラボし、会員きっぷ利用者は2ポイントを付与する。

 また、「炭鉄港」コラボコースの中から、3コースに参加してスタンプを集めて応募すると、抽選で800人にオリジナル記念冊子とノベルティーをプレゼントする。

 各コースとも感染拡大防止策を講じて実施。参加者にはソーシャルディスタンス確保などの協力を呼び掛ける。


4月21日 木曜日

JR東日本東京・横浜支社 鉄道開業150年 トリックアートやホーム駅名標特別装飾


交通新聞

交通新聞

 JR東日本東京支社と横浜支社は19日、「鉄道開業150年キャンペーン」の一環として、鉄道開業の起点となった新橋駅と桜木町駅(当時の横浜駅)にトリックアートのフォトスポットを設置するとともに、開業当初に開設された沿線5駅のホーム駅名標に特別装飾を実施すると発表した。さらに、首都圏主要駅のデジタルサイネージなどでは記念動画も放映し、盛り上げを図っていく。

 トリックアートは27日から、両駅の南改札外に設置。開業当時のSL(1号機関車)とともに、新橋は旧仮名遣いの駅名標などが、桜木町は上空から見たランドマークタワーなどがデザインされている。フラッシュ撮影すると隠れた絵が浮かび上がる仕掛けも。設置期間は来年3月下旬まで。

 特別装飾のホーム駅名標は5月19日から、新橋、品川、川崎、鶴見、桜木町各駅の京浜東北・根岸線ホームに設置。5駅共通のデザインは、新橋駅社員の発案によるもので、旧新橋停車場や1号機関車が細かい部分まで描かれている。来年3月下旬まで。

 また、山手線、常磐線、中央線、東海道線、東北線の懐かしい車両が登場する「車両の歴史1950~2022編」と題した30秒の記念動画を19日から、首都圏主要駅のデジタルサイネージなどで放映中。

 「さんたつ」で鉄道遺産紹介

 このほか、交通新聞社運営のウェブサイト「さんたつ by 散歩の達人」では、桜木町や新橋などに残る鉄道遺産を紹介している。


4月22日 金曜日

JR北海道 「JR北海道 謎解き」 第1弾は新幹線


交通新聞

 来年3月まで 全4回実施

 JR北海道は、管内駅で手に入れる「ゲームシート」を手掛かりに、スマートフォン専用サイトから謎解きに挑む無料イベント「JR北海道 謎解き」の第1弾「桜迷宮に眠る北海道新幹線の秘宝を見つけ出せ!」を開催している。第1弾は同新幹線が舞台で、5月31日まで。東北新幹線の全線運転再開を受けて、北海道新幹線の〝秘宝〟入手への挑戦を呼び掛けている。イベントは来年3月までに全4回を計画している。

 イベントは、対象駅改札内で配るゲームシートの「QRコード」をスマホから読み取って参加する。サイトで次々と出題されるクイズや謎を順次解き明かし、全てクリアすると、所定施設で達成カードと交換できる電子チケットがもらえる。達成カードは開催回ごとに用意。全4枚を集めてカード裏面を組み合わせると、一つの画像が完成するという。

 第1弾では、北海道新幹線や青函エリアをテーマにした「謎解きファンも思わずうなる難問」を用意した。ゲームシートは新函館北斗、木古内、奥津軽いまべつ、新青森の4駅で配布(各駅共通)。「初級」「上級」「スペシャル」の全3コースあり、プレゼントゲットには全てのクリアが必要となる。推定所要時間は45分から1時間程度。

 達成カードは、北斗市観光交流センター(新函館北斗駅2階)、道の駅みそぎの郷きこない(木古内駅すぐ)、道の駅いまべつ半島プラザアスクル(奥津軽いまべつ駅すぐ)のいずれかで交換できる。3カ所計500人限定、なくなり次第終了。

 地域の協力を得て、達成カード交換場所や近隣店舗でプレゼントなどがもらえる特典「まんきつチケット」も設けた。同チケットは謎をクリアすると「引き換えチケット」と一緒に表示され、対象箇所で提示することで使用できる。

 企画は、シート配布や告知でJR東日本の協力を得た。JR北海道は「東北新幹線が14日から全線運転再開となりました。桜めぐりやゴールデンウイークのお出掛けに合わせて、皆さまの挑戦をお待ちしています」とPRしている。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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