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2022.04.28鉄道JR東日本 「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」まちづくり 文化創造棟外装デザインに隈研吾氏など【今週の交通新聞より】

2022年4月25日~4月28日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東日本 「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」まちづくり 文化創造棟外装デザインに隈研吾氏
・JR九州 「小倉工場鉃道ランド」がオープン
・JR北海道 「花たび そうや」 5、6月に8日間運転
・JR四国 地域観光チャレンジ・香川大学生によるオンラインツアー

4月25日 月曜日

JR東日本 「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」まちづくり 文化創造棟外装デザインに隈研吾氏


交通新聞

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 ホテルなどパートナー発表

 JR東日本は21日、品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)として推進する「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりで、まちのシンボル施設で文化育成・交流・発信の拠点を担う「文化創造棟」の外装デザインアーキテクトに建築家の隈研吾氏を迎えるとともに、入居するホテルなどのパートナーを発表した。「100年先の心豊かなくらしのための実験場」となる街を目指し、国史跡に指定された「高輪築堤」を現地で保存した上でまちづくりに活用。SouthとNorthの2棟からなる複合棟Ⅰと高輪ゲートウェイ駅周辺は2025年3月、このほかの複合棟Ⅱと文化創造棟、住宅棟、各棟周辺エリアは25年度中の開業を目指す。

 同プロジェクト(Ⅰ期)は、田町方から住宅棟(地上44階・地下2階)、文化創造棟(地上6階・地下3階)、複合棟Ⅱ(地上31階・地下5階)、複合棟Ⅰ(North地上29階・地下3階、South地上30階・地下3階)で構成する。

 同社では、新たな文化やビジネスが生まれ続ける国際交流拠点「Global Gateway」を開発コンセプトに、パートナーや地域の人々との共創によるまちづくりを推進。SDGs(持続可能な開発目標)などの社会課題の解決に向けた施策に取り組んでいる。

 文化創造棟は、「文化を生み出す」「未来をつくる」「伝統をつなぐ」をキーワードに、外装デザインアーキテクトを隈研吾氏が担当。約1200席のライブホール、約100畳の畳空間、屋上庭園などを備える。施設内部のダイナミックな活動が躍動感を持って外部にしみ出す象徴的なデザイン。緑と木によって形作られたスパイラルにより、建物全体で四季を表現する。

 同棟の企画・運営準備組織として、「一般財団法人 JR東日本文化創造財団」を今月1日付で設立。準備室長に国内外で活躍する内田まほろ氏を迎えた。全館を同社関連組織の直営として企画・運営する。

 パートナーは、複合棟Ⅰの宿泊施設にマリオット・インターナショナル(米国)の「JWマリオット・ホテル東京」。同ブランドは首都圏初進出。住宅棟のインターナショナルスクールは「東京インターナショナルスクール」(東京都目黒区)、複合棟Ⅰのコンベンション・カンファレンスは国際会議誘致と施設運営パートナーとして「コングレ」(同中央区)と連携する。

 このほか、オフィスはジェイアール東日本ビルディング、商業がルミネ、住宅がジェイアール東日本都市開発、フィットネスはJR東日本スポーツが運営、開業準備を行う。また、エリアマネジメント推進のため、「一般社団法人 高輪ゲートウェイエリアマネジメント」を今月1日付で設立した。

 高輪築堤については、景観を体験できる展示など、まちづくりとの両立を図る。現地保存による計画変更に伴い、複合棟Ⅱと文化創造棟、住宅棟、各棟周辺エリアは25年度中の開業を目指す。

 同日は同社本社のJRホールで記者発表会が行われ、深澤祐二社長と内田氏のほか、オンラインで隈氏とマリオット・インターナショナルのカール・ハドソン日本・グアム担当エリアヴァイスプレジデントが出席した。

 深澤社長は「これまでの150年は鉄道事業を中心に移動や地域の生活を支えてきたが、これからの100年は鉄道文化を発展させながら、未来のくらしづくりへ挑戦していきたい」と述べ、まちづくりの内容についてプレゼンテーションを行った。

 最後に「このまちは『やってみよう』がかなうまち。100年先の心豊かな暮らしづくりのための実験場である。2025年3月のまちびらきを楽しみにしてほしい」と締めくくった。


4月26日 火曜日

JR九州 「小倉工場鉃道ランド」がオープン


交通新聞

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 水戸岡ワールド一堂に 当面は団体ツアー客のみ

 JR九州は23日、日本の鉄道開業150年を記念し、小倉総合車両センター(北九州市小倉北区)に「小倉工場鉃道ランド」をオープンした。同社の列車デザインを数多く手掛ける水戸岡鋭治ドーンデザイン研究所代表の作品を一堂に展示。同日は博多駅で同ランドへ向かう団体専用列車の出発式、現地で歓迎セレモニーが開かれた。

 同ランドは、センター正門付近の講堂や食堂が入る2階建ての建物のうち、1階の一部と2階の計2400平方㍍のスペースを活用。1階はイラストのギャラリーやショップがあり、2階は歴代車両の座席群やデザインパネルを展示。1周約150㍍のミニ電車や三輪車など幼児向けの遊具をそろえる。

 2階の一角には「ドーンデザイン研究室」があり、水戸岡氏のこれまでのデザイン画や試作品を自由に閲覧可能。イラストを描くための道具を備えたデスクも用意され、デザイナーの仕事を学ぶこともできる。

 当面は一般公開せず、博多発着の団体ツアー参加者のみ来場可能。鹿児島線西小倉までの往復はD&S列車「かわせみ やませみ」「いさぶろう・しんぺい」編成の貸切列車に乗車。同センターまでは貸切バスを利用する。同ランド滞在時間は約4時間、定員80人。6月までの発売分は完売している。

 同日に博多駅2番線ホームで開かれた出発式で、古宮洋二社長は「水戸岡先生が手掛けてきたJR九州のほぼ全てのデザインの集大成が詰まっており、まさに〝水戸岡ランド〟と言える。鉄道を愛する方に親しまれ、将来の鉄道ファンづくりに寄与することを祈念する」とあいさつ。

 続いて水戸岡氏が「鉃道ランドのために膨大なスペースと空間を提供していただき、感謝申し上げたい。本日はスタートで、10月中ごろにグランドオープンを迎えようと思うが、それまでに来場された方々から意見をいただき、JR九州と一緒に少しずつ成長、進化させていきたい」と述べた。

 この後、水戸岡氏が団体専用列車に掲出する「小倉工場章」のヘッドマークを披露。古宮社長、鐘ケ江理恵駅長が出発合図を行い、満席のツアー参加者を乗せた専用列車を見送った。

 現地での歓迎セレモニーでは、同ランド入り口前で古宮社長、坂本浩同センター所長、水戸岡氏、ツアー参加者の代表がテープカットを行い、新たな鉃道ランドのオープンを祝った。


4月27日 水曜日

JR北海道 「花たび そうや」 5、6月に8日間運転


交通新聞

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 JR北海道は、5、6月に8日間、宗谷線観光列車「花たび そうや」(旭川―稚内間、全車指定席)を走らせる。今年は「ウィズコロナ」の密回避策として、フリースペース車1両を増結した3両編成で設定。コロナ禍の影響で2年連続中止を余儀なくされてきた、沿線も待望の地域連携企画。「今年こそ、行けSOYA」のキャッチコピーでPRしている。

 JR東日本のジョイフルトレインを借りて2019年夏に走らせた「風っこ そうや」を継承する観光列車の位置付け。編成は自社車両で構成し、今年はキハ40形改造車・山紫水明シリーズの「山明号」「紫水号」に加えて、同じくキハ40形改造の「道北 流氷の恵み」を両車両間に増結することにした。

 定員と種別は昨年同様80人、急行。車内ボックスシートには着脱式テーブルを設置。車体には沿線の景色や花をイメージした行先表示板とヘッドマークを掲出する。

 5月14日~6月5日の土曜日に下り、日曜日に上りを各日1本運転。下りは旭川発10時41分(稚内着16時43分)、上りは稚内発8時34分(旭川着14時46分)。途中停車駅は12駅。それぞれ1~29分停車。名寄駅ではオリジナル弁当を事前予約制で販売(1個1200円)するなど、各駅や車内ではおもてなしコンテンツを準備する。

 新たな取り組みとして、最北の路線ならではの「物語」を秘めた沿線鉄道土木施設に着目した「宗谷線鉄道施設PRデー」の開催を検討中。列車専用ホームページでは、対象土木施設の物語を見どころと合わせて紹介する試みを実施している。


4月28日 木曜日

JR四国 地域観光チャレンジ・香川大学生によるオンラインツアー


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 JR四国と香川大学は16日、同大学生が考案した「オンライン遠足~家ごもりしか勝たん~」(日帰り)を開催した。同社と四国の国立4大学(徳島、香川、愛媛、高知大学)の連携事業「地域観光チャレンジ2021」に基づくもので、同社旅行商品でオンライン形式での催行は初めて。参加者はそれぞれの画面を通じ、学生のガイドで、高松駅から高徳線沿線の神社や動物園を訪ねるツアーを楽しんだ。

 地域観光チャレンジは、同社と4大学が四国の地域・観光振興、人材育成について連携協力する協定(17年9月締結)の中核事業。地域創生や観光による活性化を学ぶ学生がチームを組んで地域資源を調査・発掘し、観光素材として付加価値を付けたものを、同社がツアー商品として市場展開する。取り組みはこれまで3回行われているが、コロナ禍の影響でツアーとして催行されたのは1回のみ。

 今回は各校2チーム、合計8本の商品化が決まったが、コロナ禍などで3本が中止となり、催行は3月31日の「香川县西赞地区 自然・文化之旅」(リアル〈対面〉形式)に続く2本目。香川県を中心に東京都、大阪府、愛媛県、高知県から20組(回線接続数)が参加した。参加者には事前に旅のしおり、訪問先の白鳥神社(香川県東かがわ市)の「ハマチみくじ」、パンフレットなどが送付された。

 ツアーは学生がガイドとなり、事前収録した高松駅でのきっぷ購入場面、高徳線の車窓などを映しながら、沿線の見どころを紹介。讃岐白鳥駅最寄りの白鳥神社では宮司から神社やおみくじの解説を聞き、ポニーの背中に乗ってしろとり動物園へ。

 ここからはライブ中継で、学生が飼育員と共に園内を回り、カワウソ、ホワイトタイガー、キリンなどを間近に観察。ミーアキャット、ハイエナ、ゾウへの餌やりも行った。

 行程中適宜、香川大学内に設けられた本部で司会を担当する学生が解説やクイズで盛り上げ、参加者はチャットを通じて、クイズの解答、おみくじの報告、飼育員への質問などのやり取りを楽しんだ。

 動物園を後に、讃岐白鳥駅の列車発着シーン(収録)が流され、参加した親子が各家庭で手紙を読み合い、ツアーは終了。参加者からは「実際に行った気持ちになり楽しめた」「子どもたちも大満足。(現地に)行きたくなった」「オンラインツアーならではの面白さがあった」といった感想が寄せられた。

 今後のツアーは、「和紙から感じる古き良き内子」(5月14日、愛媛大学)、「古民家restaurant~空き家wo見る知る 空き家de感じる~」(6月5日、徳島大学)、「出羽島生活体験ツアー」(6月11~12日〈1泊2日〉、同)が、いずれもリアル形式で開催予定。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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