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2022.05.13鉄道JR北海道 キハ183系復刻色編成デビュー など【今週の交通新聞より】

2022年5月9日~5月13日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR九州・西鉄 「第61回博多どんたく港まつり」 3年ぶりのパレード参加
・JR北海道 キハ183系復刻色編成デビュー
・JR東日本など グランクラス「軽食・茶菓子セット」 東京駅「駅弁屋 祭」などで販売
・JR東日本 「鉄道開業150年」事業で多彩な企画
・JR岡山支社 新型車両(227系近郊形直流電車)のデザイン発表

5月9日 月曜日

JR九州・西鉄 「第61回博多どんたく港まつり」 3年ぶりのパレード参加


交通新聞

 福岡市中心街でゴールデンウイーク恒例の「第61回博多どんたく港まつり」が3、4日に開かれ、3年ぶりに復活したパレードにはJR九州や西日本鉄道などが参加し、祭りを盛り上げた。

 例年200万人が訪れるまつりは、コロナ禍の影響で2020年から2年連続でパレードや演舞台行事が中止に。今年は参加団体や人数を半分以下に抑えるなど感染対策を講じて実施された。

 3日のパレードに登場したJR九州は、社員や地元高校吹奏楽部、九州各地の鉄道少年団、JR博多シティから総勢約150人が通りを練り歩き、9月23日に開業を迎える西九州新幹線をPR。西鉄も電車のかぶり物を着用するなど鉄道会社らしい演出で沿道の観客を沸かせた。


5月10日 火曜日

JR北海道 キハ183系復刻色編成デビュー


交通新聞

 JR北海道が網走方面の特急に使用しているキハ183系の先頭車1両(キハ183―8565)で往年の塗色が復刻され、3日から運転が始まった。

 「いまこそ輝け!北のキハ183系」キャンペーンの企画。現塗色・HET色を塗り替えて、現在運用する車両が登場した1986年当時の白地にオレンジと朱色のストライプの外観を再現した。

 復刻色先頭車の運転開始に合わせた3~5日は、4月に先行デビューした復刻色グリーン車1両(キロ182―504)を連結した復刻色編成を特別設定。「オホーツク」「大雪」計8列車に運用され、駅や沿線はカメラを持つファンでにぎわった。


5月11日 水曜日

JR東日本など グランクラス「軽食・茶菓子セット」 東京駅「駅弁屋 祭」などで販売


交通新聞

 JR東日本とJR東日本クロスステーション(JR―Cross)、日本ばし大増はきょう11日から、家庭でも旅の味わいを楽しんでもらおうと、新幹線「グランクラス」で提供している軽食・茶菓子のセットを、「駅弁屋 祭 グランスタ東京店」などで期間限定販売する。昨年7月に軽食のみを同店で販売したのに続き2回目。

 軽食は、日本料理「分とく山」(東京・西麻布)の野﨑洋光総料理長が監修。24日まで販売するのは東北・北海道新幹線下りで提供しているもので、右膳は菜種そぼろなどがのったあさりだし風味の茶飯、左膳は「玉蒟蒻おかか和え」「さわら利休焼き」などが入っている。

 25日~6月7日は北陸新幹線下りで、鮭塩焼きなどがのったあさりだし風味茶飯、「いかいしる焼き」「筍やよもぎ麩の煮物」など、6月8~21日は東北・北海道新幹線上りで、「筍含め煮、こごみ醤油煮」などがのった茶飯や、「鶏肉揚げ煮」「にしんチーズ焼き」などが楽しめる。

 茶菓子は、岩崎均ホテルメトロポリタンエドモント総料理長と井山架展同ホテルシェフパティシエが監修した「東北産よもぎと三温糖のパウンドケーキ」。

 グランクラスおしぼりが付き、オリジナル紙袋入りで1680円。新宿駅「駅弁屋 頂」、大宮駅「駅弁屋 旨囲門 エキュート大宮店」、鉄道博物館内「455ランチトレイン前 駅弁屋」でも取り扱う。


5月12日 木曜日

JR東日本 「鉄道開業150年」事業で多彩な企画


交通新聞

交通新聞

 「移動」がもたらす価値高め未来の「心豊かな生活」実現

 鉄博企画展や記念Suica

 JR東日本の深澤祐二社長は10日の定例会見で、「鉄道開業150年」を記念して、鉄道博物館などでの特別企画展開催をはじめ、記念Suicaや純金製機関車模型、特別企画乗車券、旅行商品の販売など、同社グループで多彩な企画を展開すると発表した。歴史を感じられ、社会全体ににぎわいを創出する一連の事業を通して、「移動」がもたらす価値を高め、未来における「心豊かな生活」の実現につなげていく。

 

 東日本鉄道文化財団が運営する鉄道博物館(さいたま市)では7月23日から来年1月30日まで、企画展「鉄道の作った日本の旅150年(仮称)」を開催。鉄道創業期の古文書や時刻表、錦絵などの貴重な資料を展示し、鉄道の開業、発展で姿を大きく変えた日本人の旅と鉄道との関わりを振り返る。東京ステーションギャラリーでも10月8日から来年1月9日まで、企画展「鉄道と美術の150年(仮称)」を開催する。

 また、「高輪築堤」の価値を次世代に継承する取り組みの一環として、新橋―横浜間の記録史を編さんするほか、鉄道開業150年の記念セミナーなどの開催を予定。

 「鉄道開業150周年 記念Suica」は、「1号機関車」「151系こだま」「JR東日本の新幹線オールラインアップ」の3枚を専用の盾に収納。1万5000円(送料別)。6月上旬に通販サイト「JRE MALL」で1万5000セットを先着順で限定販売する。

 「純金製1号機関車」は、1号機関車と客車の計2両(ケース付き)で、完全オーダー、2両合計の純金重量は約500㌘(台車は純銀製)。鉄道博物館監修、田中貴金属ジュエリー製作。1500万円。今月16日~11月30日にJRE MALL内の「GENERAL STORE RAILYARD」(JR東日本クロスステーション運営)で申し込みを受け付ける。

 JR東日本全線と第三セクター鉄道・民鉄7社の列車(新幹線、特急、急行、快速の普通車自由席)が3日間乗り降り自由の特別企画乗車券「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」は、大人2万2150円、子ども1万150円。あらかじめ座席の指定を受ければ、新幹線・優等列車の普通車指定席を4回乗車可能。利用期間は10月14~27日。利用開始日の1カ月前から「えきねっと」限定で発売する。

 同社の新幹線、特急列車、のってたのしい列車など合計30の列車を8泊9日で乗り継いで巡る旅行商品は、6月18日出発。新宿発着大人1人1室利用は30万円、2人1室利用は1人26万円。JR東日本びゅうツーリズム&セールス(VTS)で申し込みを受け付けている。

 さらに、日帰り旅行イベント「新幹線 どこかに冒険 days」を初秋の計3日間に開催するほか、AR(拡張現実)技術を活用して、リアルな駅空間にかつて走行していた鉄道車両をモチーフとしたAR鉄道車両を展示する企画などを予定。同社の鉄道開業150年スペシャルサイトでは、イベントやキャンペーンなど各種情報を発信している。


5月13日 金曜日

JR岡山支社 新型車両(227系近郊形直流電車)のデザイン発表


交通新聞

 カラーは「豊穏のピンク」 山陽線などに導入

 JR西日本岡山支社は10日、山陽線などに導入する新型車両(227系近郊形直流電車)のデザインを発表した。「豊穏のピンク」をシンボルカラーに、窓下に暖色のグラデーションのラインを入れる。

 新型車両は、広島、和歌山両エリアで運転中の227系で、2023年度以降、岡山・備後エリアに順次導入する。車両数は、2両編成と3両編成の計101両。片側3扉の転換クロスシートで、車内ドア上部の情報表示装置により、2カ国語で行き先を案内する。

 また、岡山エリアの車両としては、安全性を高める衝撃吸収構造、先頭車間転落防止ホロ、戸挟み検知装置、EB―N装置(運転士異常時列車停止装置)が初めて搭載される。

 新型車両のデザインコンセプトは「豊穏の彩」(ほうおんのいろどり)。「豊穏」は、豊饒(ほうじょう)と穏和の二つの言葉から、岡山・備後エリアの豊かで穏やかな気候・風土を表現した造語。

 外装では、岡山の桃、福山のバラ、尾道の桜など、沿線を象徴する豊穏のピンクをシンボルカラーに、太陽の恵みや穏やかさを暖色のグラデーションで表す。デザイン監修はGKデザイン総研広島(広島市)。

 同支社では、新型車両が将来にわたって利用者や沿線の人たちに親しみを持ってもらえるよう、車両愛称を募集する予定。募集の詳細は決まり次第発表する。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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