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2022.05.20鉄道JR北海道 「花たび そうや」運転開始 など【今週の交通新聞より】

2022年5月16日~5月20日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR九州ビルマネジメント 佐賀駅高架下西側 商業ゾーンにリニューアルへ
・JR北海道 「花たび そうや」運転開始
・JR東海 「いざいざ奈良」キャンペーン 第1弾は「東大寺・ならまち」
・JR東日本 次世代新幹線試験車両「ALFA―X」の走行試験 「フェーズⅡ」スタート
・ホテルアソシア静岡 静岡県産食材を使用 「うちっち ぴよりん」販売

5月16日 月曜日

JR九州ビルマネジメント 佐賀駅高架下西側 商業ゾーンにリニューアルへ


交通新聞

 「さが発・初」で魅力発信 20店舗程度想定

 JR九州ビルマネジメントは、JR長崎線佐賀駅高架下西側を商業ゾーンにリニューアルする。9月23日の西九州新幹線(武雄温泉―長崎間)開業を起爆剤とした西九州エリアのまちづくり推進につなげる。今夏着工、2023年春開業予定。

 リニューアルは約2800平方㍍が対象で、テナントは飲食・食物販など20店舗程度を想定。「さが発・さが初」を開発コンセプトに、佐賀の魅力発信、オープンスペース、イベント性を備える施設を目指す。

 飲食ゾーンは、佐賀ならではの店舗を中心に初出店も誘致し、テラス席やイベントスペースを設け、にぎやかな空間を創出する。一方、食物販ゾーンは、地元の食材や名物、日々の暮らしを彩るバラエティー豊かなショップもそろえる。


5月17日 火曜日

JR北海道 「花たび そうや」運転開始


交通新聞

 地域連携企画でおもてなし 指定席は完売

 JR北海道は14日、宗谷線旭川―稚内間で観光列車「花たび そうや」(急行、定員80人、全車指定席)の運転を開始した。「今年こそ、行けSOYA」のキャッチコピーでPRしてきた3年越しのデビュー。2020年に「地域の魅力を生かした鉄道活性化のシンボル」を目指して初めて設定したが、コロナ禍で2年連続の運転中止となっていた。運転日は6月5日までの計8日間で、注目度も高く、指定席は全て完売している。

 19年にJR東日本のジョイフルトレインを借りて、同線を走らせ好評を得た観光列車「風っこ そうや」の後継の位置付け。2年前と昨年の構想では、キハ40形改造車・山紫水明シリーズの「山明号」と「紫水号」の2両編成だったが、今回は「ウィズコロナ」の密回避の観点で、同じくキハ40形改造車の「道北 流氷の恵み」をフリースペース車として増結。3両編成で設定した。

 定員80人と列車種別は昨年同様。14、15日を手始めに6月5日までの土曜日に下り、日曜日に上りを各日1本走らせる。

 途中下車しなければ片道6時間の長旅となる中、ビューポイントでの減速運転や車掌のガイドアナウンス、記念撮影スペースの設置、乗車証明書・全区間走破証の配布などの「おもてなし」企画で車内を盛り上げる。

 中でも、沿線地域と連携した取り組みを豊富にラインアップ。三浦綾子記念文学館スタッフによる塩狩峠の案内(比布―和寒間)、稚内市民観光ボランティアガイドによる見どころ紹介(南稚内―豊富間、上りのみ)のほか、各停車駅ではご当地キャラクターが出迎え・見送りを実施。名寄ではオリジナル弁当(事前予約制、1200円)、士別と天塩中川では特産品の販売も設定。全日本空輸と連携のプレゼント企画も用意した。

 運転初日の14日、旭川駅7番線ホームでは出発に合わせて見送りが行われ、川戸俊美取締役・旭川支社長、田村哲也駅長をはじめ、同社社員、旭川市や観光関係者ら約80人が旗振りや横断幕を掲げて列車を送り出した。

 同企画を担当する同支社営業グループの永谷渉さんは「『花たび そうや』の運転を一つのきっかけとして、道北の観光エリアへの誘客を沿線地域の皆さまと一緒に盛り上げていきたい」と話した。


5月18日 水曜日

JR東海 「いざいざ奈良」キャンペーン 第1弾は「東大寺・ならまち」


交通新聞

 イメージキャラ 鈴木亮平さん起用

 JR東海は、「奈良」にスポットを当てた新たな観光キャンペーン「いざいざ奈良」をスタートした。首都圏を中心に奈良への観光需要創出を図ろうと、2005年から展開してきた「うまし うるわし 奈良」キャンペーンをリニューアル。1300年以上の時を超えて受け継がれる歴史の魅力と、今を生きる人たちが新たに発信する魅力の融合を伝え、知るほどに面白く、触れるほどに新たな好奇心をかき立てられる旅を提案する。

 キャンペーン名の「いざいざ」は、万葉集や古事記で人をいざなう意味として用いられた「いざ」を繰り返した表現で、奈良の旅へいざなう思いを込めた。

 第1弾は「東大寺・ならまち」エリア。東大寺の大仏造立や二月堂からの眺望といった感動を届け、奈良市中心部の歴史ある町並み「ならまち」でのかき氷やバーなど新しい文化を深掘りする。

 イメージキャラクターには、世界遺産検定保持者で俳優の鈴木亮平さんを起用。同エリアを訪ね、「大人になって訪れる奈良旅」の魅力をテレビCM、ポスターなどで紹介している。CMは首都圏、静岡各地区を中心に放映し、ユーチューブでも配信。特設サイトでは、インタビュー映像を含むメーキングムービーや、鈴木さんの音声ガイドで撮影スポットを紹介したCMロケ地マップを公開している。

[[SNSで情報発信]] ポスターは主な駅や東海道新幹線、在来線車内などに掲出。さらに、ツイッターとインスタグラムの公式SNSを開設し、お薦め情報を随時発信している。

 また、東海道・山陽新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス「EXサービス」利用者向けサイト「EX 旅のコンテンツポータル」の旅行プランや旅行商品「ずらし旅」の「選べる体験」コンテンツを多彩に用意した。

[[いろいろな「体験」]] 同ポータルでは、春日大社での鹿寄せと工芸品を扱う老舗、中川政七商店での朝の茶道体験(6月5、12日)、唐招提寺御影堂と東大寺戒壇堂、大仏殿の特別参拝(同18、25日)、人気かき氷店「ほうせき箱」の記念品付き席確約(9月30日まで)など特別プランを発売中。

 「ずらし旅」では、東大寺写経体験(今月27日、6月4、11日)、東大寺大仏殿拝観と東大寺ミュージアム入館(お盆期間を除く9月30日まで)など体験コンテンツが楽しめる。


5月19日 木曜日

JR東日本 次世代新幹線試験車両「ALFA―X」の走行試験 「フェーズⅡ」スタート


交通新聞

 日中時間帯に走行試験 各種開発品の耐久性検証

 JR東日本は、2019年5月から走行試験を行っている次世代新幹線の試験車両・E956形式新幹線電車「ALFA―X(アルファエックス)」(10両編成)について、第2ステップとなる「フェーズⅡ」の走行試験を18日から開始した。営業列車が走行する日中時間帯を中心に、各種開発品の耐久性の検証や利用者サービスの研究開発などを進め、〝ポストE5系〟の開発につなげる。

 同社はグループ経営ビジョン「変革2027」で、「さらなる安全性・安定性の追求」「快適性の向上」「環境性能の向上」「メンテナンスの革新」の4項目のコンセプトに基づいて次世代新幹線の開発を進めている。

 ALFA―Xは、「Advanced Labs for Frontline Activity in rail eXperimentation」(=最先端の実験を行うための先進的な試験室〈車〉)からの命名で、ポストE5系の開発などを目指して走行試験を行っている。

 今年3月までの約3年間の走行試験は「フェーズⅠ」として、主に仙台―新青森間で札幌延伸開業時に目指す営業運転の最高時速360㌔を中心に、営業終了後の夜間時間帯に平均週2回、計182日にわたって実施。走行距離は約14万5000㌔に及んだ。

 走行試験では安全性・安定性や快適性、環境性能、メンテナンス性の向上を目的に、台車装置の安全性・安定性、加速・ブレーキ性能、パンタグラフの集電性能、車内の静粛性といった基本性能を確認。同社は「各開発品の性能や車両としての安全性を確認できた」としている。

 フェーズⅡは約2年間の予定で、引き続きこれまでの検証項目を確認しつつ、地震対策をはじめ、走り込みによる各種開発品の耐久性を確認。併せて車内の利用者サービスの研究開発や、将来の自動運転を実現するための基礎的な研究開発などを目的とした検証も行う。

 日中時間帯を中心として、主に仙台―新青森間で平均週5回の走行試験を行う予定。同社はALFA―Xの完成から走行距離80万㌔の走行試験を行う計画のため、フェーズⅡでは約65万5000㌔を走る予定だ。

 当面の間、最高速度を営業列車と同じ時速320㌔で行う。日中時間帯の走行は沿線の騒音が現状より悪化しないよう配慮した速度とする。


5月20日 金曜日

ホテルアソシア静岡 静岡県産食材を使用 「うちっち ぴよりん」販売


交通新聞

 ジェイアール東海ホテルズが運営するホテルアソシア静岡の「ロビーラウンジ シーナリー」はきょう20日から、ジェイアール東海フードサービスが製造・販売する名古屋名物のひよこ型スイーツ「ぴよりん」とコラボレーションし、特製の「うちっち ぴよりん」を販売する。同ホテルの古田信隆製菓料理長が、名古屋マリオットアソシアホテルで昨年6月に「ぴよりんアイス」を誕生させた縁で実現した。

 新商品は、静岡産の抹茶、ミカン、卵を使用。抹茶のスポンジとムースの中には、あさぎり高原ファーム(静岡県富士宮市)の卵を使ったミカンのムースとジュレが入っている。「うちっち」は静岡の方言で自分の家、私たちという意味で、地元で愛されるスイーツにしたいという願いを込めて名付けた。

 22日までは、通常の「ぴよりん」とセットしたテイクアウトのみの販売。1200円。各日150セットを用意し、10時から整理券配布、11時から販売開始。購入は1人2セットまで。

 23日からは、カップのふちに乗せる「ぴよりんシュガー」付きの「うちっち ぴよりん」ケーキセット(1600円)をイートインで提供。テイクアウトは「うちっち ぴよりん」単品(700円)を用意する。6月17日まで。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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