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2022.06.03鉄道JRグループ旅客6社 7月スタート「岡山DC」概要発表 など【今週の交通新聞より】

2022年5月30日~6月3日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JRグループ旅客6社 7月スタート「岡山DC」概要発表
・JR九州 日田彦山線BRT 2023年夏開業へ ロゴや駅デザインを公表
・JR東日本クロスステーション エキュート上野で「Pandaful Party」
・JR四国 千年ものがたり「あなたの『しあわせものがたり』かなえます。」
・ジェイアール東海パッセンジャーズ 東海道新幹線車内メロディー流れるスマホスタンド限定発売

5月30日 月曜日

JRグループ旅客6社 7月スタート「岡山DC」概要発表


交通新聞

交通新聞

 豊かな自然、フルーツなどテーマ SAKU美SAKU楽 津山線にデビュー

 JRグループ旅客6社と岡山デスティネーションキャンペーン推進協議会は26日、7月1日~9月30日に展開する「岡山デスティネーションキャンペーン」(岡山DC)の概要を発表した。岡山の豊かな自然、朝と夜の楽しみ方、フルーツをテーマにした企画、観光列車の運転などを行い、旅行需要の喚起を図る。

 岡山県でのDC開催は2016年4~6月以来6年ぶり6回目。夏季の開催は初めて。キャッチフレーズは「こころ晴ればれ おかやまの旅」。実施主体は、県、観光関係団体、事業者など44団体で構成する同協議会。展開エリアは同県全域と広島県福山市、尾道市。

 期間中、「アート」「ビュー」「テイスト」「ヒストリー」「リラックス」の五つのテーマに合わせて多彩な観光素材を用意。瀬戸内国際芸術祭の舞台の一つである岡山市の犬島と瀬戸内市の牛窓では、マスキングテープを使ったアートイベントが行われる。フルーツ関連では、白桃とブドウの栽培方法やおいしい食べ方を生産者から学べる「ツウになるフルーツ探訪」などを実施する。

 観光列車は、津山線岡山―津山間に「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」がデビューするほか、「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」を7月の土・日曜日に山陽線岡山―三原間、8月の金―日曜日に宇野みなと線(宇野線)岡山―宇野間、9月の土・日曜日に岡山―赤穂線日生間、7~9月の祝日に同―土讃線琴平間と4方面に走らせる。

 県内施設での夜の星空観賞とセットした「WEST EXPRESS 銀河」、伯備線での「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の運転も計画している(瑞風のツアー商品は発売終了)。

 このほか、キャンペーンを盛り上げる特別企画として、作家の原田マハさんが書き下ろした小説「晴ればれ、岡山ものがたり」の舞台を巡るスタンプラリーや、岡山・備後エリアの駅、ハローキティ新幹線1号車と観光スポットなどをチェックポイントとしたデジタルスタンプラリーなどが開催される。

 JR西日本グループ会社が主体の取り組みでは、ジェイアールサービスネット岡山が開いた「第2回せとうちおみやげグランプリ」の受賞商品の販売を7月から開始。ジェイアール西日本フードサービスネットが担当している山陽新幹線「のぞみ」車内販売のパーサーは、児島ジーンズブランド「ベティスミス」製オリジナルサロン(エプロン)を着用して業務に当たる(早朝・深夜の一部列車を除く)。

 宣伝関係では、キャンペーンのガイドブックを全国のJR主要駅や旅行会社で配布するほか、同協議会、JRグループがそれぞれ制作したポスターの掲出、「岡山観光WEB」、JR西日本「JRおでかけネット」のホームページ、雑誌などのメディアを活用した情報発信などに取り組む。

 同日は、同県、岡山県観光連盟、JR西日本岡山支社の3者主催による記者会見が岡山市の県庁で開かれ、伊原木隆太県知事、石井清裕同連盟会長、平島道孝JR西日本理事・同支社長が出席。

 伊原木知事は「岡山に来て良かったと思っていただけるよう、工夫、知恵を絞って準備を進めてきた。観光のコロナ禍からの回復と、盛り上げにつなげたい」、平島支社長は「岡山DCが地域の皆さまと、お越しくださる全国のお客さまの期待に沿えるものとなるよう全力を尽くす」とそれぞれ述べた。


5月31日 火曜日

JR九州 日田彦山線BRT 2023年夏開業へ ロゴや駅デザインを公表


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 愛称は「ひこぼしライン」

 JR九州の古宮洋二社長は27日の定例会見で、BRT(バス高速輸送システム)で復旧する日田彦山線添田―夜明・日田間(日田彦山線BRT)について、開業時期を2023年夏とし、愛称を「BRTひこぼしライン」に決定したと発表した。同区間は約40㌔で、このうち線路跡地の専用道区間は彦山―宝珠山間の約14㌔。「ひと、地域、みらいにやさしい」をコンセプトに、利用者や地域、さらに環境にもやさしい交通機関であるとともに、緑豊かな沿線の未来をやさしくつなげるBRTを目指す。

 愛称は「日田〝彦〟山線の〝星〟」となる願いを込めて命名。フォレストグリーンを基調に、沿線の山並みやシンボルの「めがね橋」に流れる星を描いたデザインのロゴを作成した。めがね橋の模様には「HIKOBOSHI LINE」の文字をあしらった。

 BRT駅のデザインも公表され、一部の駅に設ける待合ブースは地元の木材を使って地域の特色を表現。その他の駅には、沿線市町村をイメージしたオリジナルの駅サインを設置し、地元との一体感を演出する。

 ロゴや駅、サインなど全てのデザインは、同社の鉄道関連施設の設計、施工・保守管理を行う部署の社員が担当。3チームでコンペを実施し、沿線自治体の関係者も交えて最終決定した。

 古宮社長は「日田彦山線BRTの準備は専門チームをつくり、ダイヤに関しては沿線の方々にアンケートを行うなど地域とのつながりを持ち、ハード面でも足しげく現地に通って地元に根付くものを探りながら進めてきた。BRTに変わることによって、日ごろから利用していただける交通機関にしたい」と述べた。


6月1日 水曜日

JR東日本クロスステーション エキュート上野で「Pandaful Party」


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 JR東日本クロスステーション(JR―Cross)デベロップメントカンパニーは6日から、エキナカ商業施設「エキュート上野」で「Pandaful Party」を開催する。26日まで。

 恩賜上野動物園で人気の双子のジャイアントパンダ「シャオシャオ」「レイレイ」の1歳の誕生日と、姉の「シャンシャン」の5歳の誕生日を祝い、パンダの姿を模したスイーツやデリカテッセン、パンダグッズを取りそろえる。

 1日10個限定の「パンダバーガー」(600円、ラ ブランジュリ キィニョン)や、柔らかいヒレカツを挟んだ「ポケットサンド」(450円、とんかつ まい泉)、双子パンダをあしらったドーナツ「ダブル☆コパンダ」(420円、シレトコファクトリー)などを提供する。

 パンダ商品を購入した先着1万人に、エキュート上野オリジナルマスコット「うえきゅん」を描いたステッカーを進呈。期間中、JRE POINTカードまたはJRE POINTアプリのバーコードを提示し、合計3000円以上購入すると、抽選で30人に「うえきゅんオリジナルミニボトル(200㍉㍑)」をプレゼントする。

 また、きょう1日からアトレなどと共同で、非接触デジタルスタンプラリーアプリ「furari」を使い、アトレ上野など上野・御徒町エリアにある五つの商業施設を巡る「パンダラリー」も開催する。5カ所のスタンプを獲得するとシャンシャンのスマートフォン用壁紙などがもらえる。30日まで。


6月2日 木曜日

JR四国 千年ものがたり「あなたの『しあわせものがたり』かなえます。」


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 米寿の祝い&撮影会 グランプリ企画を実施

 JR四国は5月29日、観光列車「四国まんなか千年ものがたり」(土讃線多度津―大歩危間)で行いたいことを一般募集し、同社の費用負担で実現させる「あなたの『しあわせものがたり』かなえます。」を実施した。同列車の運転開始5周年記念企画。写真愛好者団体「写団KEN」(香川県坂出市)指導者で写真家の藤田健さん(88)の米寿を祝う貸切旅行が行われた。

 企画は2018年、19年に続き3回目(20、21年はコロナ禍で中止)。昨年12月―今年1月の募集期間中、18件が寄せられ、3月の最終審査会で古河美弥子さん(香川県丸亀市)の「米寿のお祝いと『千年ものがたり』で撮影会」がグランプリに輝いた。

 応募作品は、長年にわたり後進の指導に当たった藤田さんの「あの列車(四国まんなか千年ものがたり)の中で撮影会ができたら最高だね」という言葉を、生徒からのプレゼントとしてかなえたい思いをつづった。

 貸切旅行は多度津―大歩危間往復で行われ、約50人が参加。往路の琴平駅で行われた出発式で、半井真司会長(審査委員)は「きょうは存分にお撮りいただき、写真だけでなく脳裏にも焼き付けて、記憶に残る旅になることを心から願っています」とあいさつ。審査委員長の鉄道写真家・櫻井寛氏から、同団の会員がこの日撮影する作品などを対象に行うフォトコンテストの賞品(「志国土佐 時代〈トキ〉の夜明けのものがたり」食事付きペアチケットなど)が発表された。コンテスト入賞作品は、JR四国のパンフレット、ポスターなどに使用される場合がある。

 終点の大歩危駅では地域の人たちの歓迎を受け、2番線ホームで「藤田先生米寿お祝いセレモニー」を開催。藤田氏は「長いこと写 真をやってきて、こんな幸せな時を与えてくれて本当に感謝しています」と述べた。

 なお、企画で今回初の特別賞に選ばれた「お母さん、幸せになってね」(徳島市、中野志保さん)については、7月30日の同列車下り便「そらの郷紀行」に3人が招待される予定。


6月3日 金曜日

ジェイアール東海パッセンジャーズ 東海道新幹線車内メロディー流れるスマホスタンド限定発売


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 ジェイアール東海パッセンジャーズ(JRCP)はあす4日から、東海道新幹線「のぞみ」運転開始30周年を記念して「スマホスタンド」を数量限定で販売する。

 付属のUSBケーブルを電源に接続したスタンドにスマートフォンを置くと、初代「のぞみ」と現在の「AMBITIOUS JAPAN!」の車内メロディーが流れる。メロディーは始発駅・終着駅と途中駅のタイプでそれぞれ2種類。ワイヤレス充電対応機種のスマホは、充電も可能。本体の側面には、500系を含む歴代「のぞみ」の量産先行車、量産車をデザインした。

 3800円。同社オンラインショップ(同日10時から)のほか、同新幹線の東京、品川、新横浜、新富士、名古屋、京都、新大阪の各駅、リニア・鉄道館(名古屋市)の弁当売店で取り扱う。オンラインショップ600個、弁当売店400個限定。



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鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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