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2022.06.17鉄道JR高崎支社 多彩な鉄道体験イベント JRE MALLで販売 など【今週の交通新聞より】

2022年6月13日~6月17日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR高崎支社 多彩な鉄道体験イベント JRE MALLで販売
・JR東海「推し旅アップデート」 クイズ王・伊沢拓司さん監修 京都ツアーを販売
・JR北海道 富良野線観光列車 今季の運転開始
・JR九州 西九州新幹線 開業カウントダウンボード 博多など6駅に設置
・JR東日本東京支社 上野駅ホームで「エキマトペ」の実証実験スタート 音情報を視覚化で提供

6月13日 月曜日

JR高崎支社 多彩な鉄道体験イベント JRE MALLで販売


交通新聞

SL・C61、D51も〝参加〟 「高所作業車」「駅業務」など5種

JR東日本高崎支社は7月22日から9月25日にかけて、同支社が保有する2両のSL、C6120号機とD51498号機を活用した多彩な鉄道体験イベントを実施する。家族連れや鉄道ファンに群馬の夏をSLと一緒に楽しんでもらおうと企画した。参加商品は、同社通販サイト「JRE MALL」の同支社ショップで今月23日10時から順次販売する。

同支社では、ゴールデンウイーク期間に285日ぶりにC61による「SLぐんま」の運転を復活させ、各列車はほぼ定員いっぱいになるなど、好評を博した。現在、検査中のD51も8月5日から運転を再開する。今夏は、C61が7月に計6日間、D51が8月に9日間と9月に6日間、SL列車をけん引する予定。

鉄道体験イベントは、新企画の「高所作業車体験&SL撮影」「駅業務体験」と、リニューアルした「出発合図体験」「高崎駅旧信号所見学ツアー&特別な場所からSL撮影」「SL車掌体験」の5種類をラインアップした。

「高所作業車体験&SL撮影」は、高所作業車の作業台に乗って約6㍍の高さからSLを撮影。トランシーバーで機関士と通話でき、時間内に1度限りで作業台の本人に向かって汽笛を鳴らすサービスがある。作業台の乗車時間は25~60分。

場所は信越線横川駅(7月22、24、29日、8月6、11、14、20日、9月18、23、25日の日中各2回と7月30日の夜間)と、上越線水上駅(7月23、31日、8月5、7、13、15、21日、9月17、19、24日の日中各3回)。各回1組(最大2人)、価格は1組1万2800~2万4800円。

「駅業務体験」は、上越線新前橋駅で親子半日駅長体験(点呼参加、出札・改札見学、発車ベル鳴動など、7月23日、8月7、13、21日、9月17、24日)、同線渋川駅でSL出発合図と業務体験(7月23日、8月7、21日、9月19日)を企画。新前橋は各日1組(2人)、渋川は同1組(最大4人)、いずれも3万6800円。

「出発合図体験」(SL、電気機関車)は、横川(7月24日、30日、8月11日、9月25日)、高崎(7月22日、8月13日、9月17日)、沼田(8月15日)、水上(8月15日、9月24日)、安中(8月14日)の各駅で行う。各日各回1組(最大2人)、3万2800~4万7800円。

このほか、「高崎駅旧信号所見学ツアー&特別な場所からSL撮影」は7月23、24日、8月5~7、14、20、21日(各日5人、1万6800円)、「SL車掌体験」は横川駅で7月22、24、29日、8月6、11、14、20日、9月18、23、25日(各日2組、1万9800円)に実施する。

また、「SLぐんま みなかみ」運転日に合わせて、水上駅転車台広場には「エキトマチケット」購入者エリアを設け、SLの転車シーンをより近くで見学できる。


6月14日 火曜日

JR東海「推し旅アップデート」 クイズ王・伊沢拓司さん監修 京都ツアーを販売


交通新聞

記念グッズ販売も

今月23日の東北新幹線大宮―盛岡間開業40周年を記念して、JR東日本盛岡支社、大宮支社は多彩なイベントや記念商品の販売、おもてなしなどを実施する。同新幹線の節目を祝うとともに、「鉄道開業150年」や「新幹線YEAR2022」の盛り上げにつなげる。

JR東海が展開するキャンペーン「推し旅アップデート」では、ツアー「クイズ王 伊沢拓司への挑戦」を販売している。伊沢さんが監修し、歴史を楽しく学びながら京都などを旅する現地体験型コンテンツで、二つのプランを用意した。

ジェイアール東海ツアーズが販売し、東海道・山陽新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス「EXサービス」(エクスプレス予約、スマートEX)会員向けサイト「EX 旅のコンテンツポータル」から出発日3日前までに申し込む。

フリープラン「『変わってる!面白い!何で?』から歴史を学ぼう!京都篇」は、建仁寺で引き換えるオリジナルワークブックを持って京都市内の東寺、京都タワー、金戒光明寺、龍安寺を巡り、スマートフォンに配信される伊沢さん出演の動画で解説やヒントを聞きながら、各スポットにまつわるクイズを解く。3スポット以上を巡ると参加賞のクリアファイルがもらえる。

8月31日出発分まで販売中。京都市地下鉄・バス1日券付きで大人3000円、子ども2500円。

小学生と保護者を対象とした添乗員付きプラン「圧倒的な人気の武将 織田信長 安土・京都統一篇」は、比叡山延暦寺や本能寺など信長ゆかりの地を巡る日帰りバスツアー。貸切バスの車中で伊沢さん出演の動画を見て各スポットを予習し、現地でオリジナルワークブックを見ながら施設関係者の解説を聞いて理解を深める。

出発日は7月16、24日、8月21、27、28日。大人1万2000円、小学生8000円。

両プランとも、現地で気付いたポイントをワークブックに記入し、伊沢さんに挑戦するクイズを作成して応募することができる。伊沢さんが厳選したクイズを後日動画で発表し、対象者には記念品を進呈する。


6月15日 水曜日

JR北海道 富良野線観光列車 今季の運転開始


交通新聞

JR北海道は11日、富良野・美瑛エリアの花の見ごろに合わせ、富良野線観光列車の今季運転を開始した。アクセスを担う特急「フラノラベンダーエクスプレス」(札幌―富良野間)では初日に、エリアの魅力発信を図る「フラノトレインマルシェ」を初開催し、「ふらのワイン」試飲会など車内イベントで花畑観光のシーズン開幕を盛り上げた。

同エクスプレスは、8月28日までの64日間に1日1往復運転する。車両は261系5000番代多目的特急車両「ラベンダー編成」(5両)。期間中の土・日曜日は、往路便限定のおもてなし企画も用意し、ふらの観光協会スタッフがアナウンスやオリジナルグッズ販売を車内で行う。

トレインマルシェは、富良野美瑛広域観光推進協議会との連携で実施した。イベントは1号車のラウンジで行われ、往路便はラベンダーの香り体験、メープルシロップ味比べ体験を開催。復路便はふらのワイン50周年を記念した試飲会が開かれ、富良野市内限定販売のふらのワイン赤・白2種類の提供で乗客を喜ばせた。このほか、富良野駅では地元キャラクター「へそ丸くん」による出迎えが行われた。

「富良野・美瑛ノロッコ」(富良野線旭川・美瑛―富良野間)の運転も同日始まった。設定は同じく8月28日までの64日間で、1日6本設定。初日は「1号」の運 転に合わせて、主要各駅でご当 地キャラクターも交えた出迎え・見送りのおもてなし企画が行われた。

同ノロッコでは今季、DE15形ディーゼル機関車2種類での運転を計画。7月31日までは2019年に新装デビューした「紫色」、8月1日以降はリニューアル前の「緑色」で客車をけん引する。

両観光列車のほか、10月31日まで展開している「富良野・美瑛キャンペーン」では、「今年は〝こども〟が主役!」をテーマに、エリア観光をさらに盛り上げる企画を用意している。

11日からは、「JR北海道 謎解き」の第2弾で特別編の「富良野・美瑛に眠る秘宝と隠された謎」が始まった。エリア内対象駅に掲出した専用ポスターのQRコードをスマートフォンで読み取って参加する無料イベントで、謎をクリアすると達成カードの「引き換えチケット」がプレゼントされる。詳細は専用ホームページへ。


6月16日 木曜日

JR九州 西九州新幹線 開業カウントダウンボード 博多など6駅に設置


交通新聞

西九州新幹線(武雄温泉―長崎間)開業100日前となった15日、JR九州博多駅中央改札内にN700S「かもめ」をあしらった開業までのカウントダウンボードが設置された。この日は鐘ケ江理恵駅長と佐賀県のゆるキャラ「壺侍(つぼざむらい)」、長崎県の「がんばくん」が登場してボードを除幕した。

ボードは高さ2・4㍍×幅1・2㍍で、「かもめ」の赤を基調に祝祭感を演出したデザイン。同日から鹿児島線二日市、鳥栖、長崎線新鳥栖、佐賀、肥前山口の5駅にもボードが設置された。

除幕した鐘ケ江駅長は「JR九州では西九州新幹線開業を記念し、『私たち、かもめ。』プロジェクトを展開している。皆さまとカウントダウンしながら、開業までのドキドキとワクワクを一緒に感じ盛り上げていきたい」と述べた。


6月17日 金曜日

JR東日本東京支社 上野駅ホームで「エキマトペ」の実証実験スタート 音情報を視覚化で提供


交通新聞

JR東日本東京支社、JR東日本クロスステーション(JR―Cross)、富士通、大日本印刷(DNP)は15日、上野駅1番・2番線ホーム(京浜東北線北行、山手線内回り)で、音の視覚化装置「エキマトペ」の実証実験第2弾を開始した。ホームのアナウンスや列車の発着といった音情報を、専用ディスプレーを使って文字や手話などで表現。聴覚に障がいを持つ利用者を含め、快適で安全・安心な鉄道の利用環境を提供することでダイバーシティ(多様性)への理解促進につなげる。12月14日までの予定。

JR東日本、富士通、DNPは昨年7月から、誰もが使いやすく鉄道利用が楽しくなる体験機会の提供を目指し、川崎市立聾(ろう)学校の生徒のアイデアを基にエキマトペの開発プロジェクトをスタート。第1弾として9月に3日間、山手線巣鴨駅ホームに流れる音を視覚化する実証実験を行った。

今回の実証実験に当たり、専用ディスプレー(55㌅)を飲料自動販売機の上に載せた一体型に改善。省スペース化とコスト削減を果たし、視認性も向上させた。

また、駅を地域とのタッチポイントとして機能拡張できるよう、新たに東京都台東区との連携で手話サークルやボランティア団体などの活動情報の掲示機能を追加。ダイバーシティや、多様な人々が一体となって生活する「インクルージョン」に関する地域情報を発信する。

期間中、ホームに流れるアナウンスや電車の発着音、ドアの開閉音などをマイクで集め、AI(人工知能)で分析。文字や手話をはじめ、電車の走行音は「ビュウウウウウウン」など擬音語や擬声語などの「オノマトペ」にリアルタイムで変換して表示する。

ホームの定型アナウンスは、テキスト変換と同時に、事前収録した上野駅社員2人による手話動画と併せてディスプレーに表示。電車の発着音やドアの開閉音などは手書きアニメーションで表現する。

駅社員のアナウンスは、字幕化と同時に、「DNP感情表現フォントシステム」により、内容にマッチした感情豊かなフォントで表現される。

初日の上野駅ホームでは、列車の発着に合わせてディスプレーに行き先や列車種別などの案内が文字と手話、アニメで次々と流れた。スムーズな列車の利用に必要な視覚化された情報が提供され、利用者たちの目を引いていた。

期間中の稼働時間は京浜東北線の始発(4時30分発)から、山手線の終電(0時46分発)まで。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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